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  • 私の旅行記

アメリカ アリゾナ サンセット・クレーター火山国定公園

更新日:2020年12月28日


こちらは、〖アリゾナ州〗の「 フラッグスタッフ (Flagstaff) 」の北にある サンフランシスコ火山帯で最も新しいクレーター 「サンセット・クレーター火山国定公園」です!

最後の噴火は西暦1085年、最新の研究では現在は「死火山 (extinct)」とされています。「サンセット・クレーター火山国定公園」では、火山の大きなクレーターと溶岩流の跡を見ることができます。 

分類上は、「噴石丘 (cinder cone)」といい、なだらかな傾斜を持った大きな火口の火山です。 「プロミネンス(比高)」は304メートルと、近くから眺めてもそれほど高い火山には見えませんが、標高は2,451メートルもあります。

また、「サンセット・クレーター」を保護するため、周辺の広い範囲が国定公園に指定されています。

 

【歴史】

 

「サンセット・クレーター」は、知られている限り、サンフランシスコ火山帯で最も新しいクレーターです。

最後の噴火は西暦1085年と、噴火から1,000年ほどしか経っていません。最大の火口は直径10km、ほかの複数の噴火口と一体化し「サンセット・クレーター」となりました。

噴火の際は、まるで「火のカーテン」のようにあちこちから溶岩が噴出し、周囲に流れ出たため、クレーター形成後も噴火は続き、高さ300mの噴石丘がつくられました。

大部分は「スコリア」と呼ばれる多孔質の火山噴出物でできており、壊れやすく溶岩がしみ出ることがあります。また、この「噴石丘」の下部からも2つの長い溶岩流が生じ「ボニート」と「カナ」と名付けられ、それぞれ約2.5km、約9.5kmに達します。

噴火の当時、この地には「プエブロインディアン」の祖先が暮らしていましたが、それほど大きな被害はなかったと言われています。大地が「スコリア」で覆われたため、人々は30km北へと移住したとみられています。

また、一帯には移住を示す考古学的な証拠「コーンロック」と呼ばれる、トウモロコシの軸の跡が存在します。ちなみに、これから東側で噴火する可能性もあると言われていますが、サンフランシスコ火山帯が、今も活動しているかどうかは分かっていません。

しかし、次に噴火があるとしたら、火山帯の東側で起きる可能性が高く、万が一現実になったとしても「サンセット・クレーター」のときのように壮大な景色を楽しめる程度で、命の危険にさらされることはないということです。

 

【シンダー・ヒルズ・オーバールック(Cinder Hills Overlook)】

 

「サンセットクレーター・ボルケイノ国定公園」のエントランスの看板のところから「シンダー・ヒルズ・オーバールック(Cinder Hills Overlook)」という見晴らし台に車でそのまま上がっていくことができます。

ここからは、西暦1085年の最後の噴火の際に活発に活動したエリアを見渡せます。そして、右に90度向きを変えると「サンセットクレーター・ボルケイノ」を目の前に望むことができます。 

夕暮れ時に訪れれば、まさにその名の通り美しい「サンセット」の写真を収めることができますよ!

 

【トレイル】

 

トレイルマップは、「ビジターセンター」内でゲットすることができますので、忘れずに持って行きましょう!

「サンセット・クレーター火山国定公園」は、「ウパトキ国定公園 (Wupatki National Monument)」と同様、ループ道路を回るときは、北側からではなく南側から反時計回りで回る方が効率が良いです!

初めに各国定公園の「ビジターセンター」が設置されており、その後見どころになる場所やトレイルなどを回っていくことができるからです!

「ウパトキ国定公園」の詳細はこちらの記事をご覧ください!➡

アメリカ アリゾナ ウパトキ国定公園

〖ラバ・フロウ・トレイル(Lava Flow Trail) 〗

「ラバ・フロウ・トレイル(Lava Flow Trail)」は、その名の通り溶岩流跡の中に作られた「トレイル」です。最初の400メートルは舗装されていて平坦な道で、車椅子でも大丈夫なようにデザインされています。 

しかし、ゴールから残りの1.6キロメートルのループ状の「トレイル」は舗装はされておらず、少しだけラフなトレイルになります。また、「トレイル」上には、様々な説明板が置いてありますので、説明板を読みながらのんびりとトレイルすることができますよ!

ちなみに、案内板にも書いてありますが、「サンセットクレーター・ボルケイノ」内部のハイキングは禁止されています。更に、「サンセットクレーター・火山国定公園」エリアですが、ここから何かを拾って持ち出す事は一切禁じられています。

特に遺跡のあるエリアで石であっても拾って帰って来てはいけません。罰金が科されてしまいます。これは、遺跡周辺の遺物を守る為にある法律のようです。

 

【ビジターセンター】

 

「サンセット・クレーター火山国定公園」の「ビジターセンター」は、ループ道路の南側のUS-89に近いところにあります。

南からアプローチするときは、最初に「ビジターセンター」で説明を受けてから、見どころを順番に回りましょう!「ウパトキ国定公園」と「サンセットクレーター・火山国定公園」を結ぶループ道路は全長54キロメートルもあります。 

片道1車線、スピードはそれほど出せないので走り抜けるだけでも1時間はかかるでしょう。 途中、両方の国定公園の見どころに立ち寄って景色を楽しみ、トレイルも歩きたい!という方は3時間は欲しいところです。

 

【アクセス】

 

「サンセット・クレーター火山国定公園」は、「フラッグスタッフ」の街からUS-89を北へ少し走り、その東側にある「サンセットクレーター・火山国定公園」と「ウパトキ国定公園」とをつなぐループ状の道路沿いにあります。

「サンセットクレーター」の標識が出てくるのでそこで下り、料金所があるので入場する車一台分($3~$5)の料金を支払います。

料金は、「サンセットクレーター・火山国定公園」か「ウパトキ国定公園」のどちらかで入園料金を支払えばもう片一方では領収書を示せば大丈夫です。料金所の横にはちょっとした博物館とトイレがあるので、必要な方は利用して下さい。

 

いかがでしたでしょうか。

「サンセットクレーター・火山国立公園」を抜けしばらく走ると、砂漠が視界一面に広がり、「ワパキ遺跡」や「ウコキ遺跡」のある遺跡エリアへ突入します。

ここもかなりおすすめのスポットですので、「サンセットクレーター・火山国定公園」を訪れる際には遺跡エリアへ立ち寄る事をおすすめします!

また、「グランドキャニオン」や「セドナ」まで足を延ばすなら、折角の機会ですからこのループ状の道路を走って「サンセットクレーター・火山国定公園」と「ウパトキ国定公園」も旅程に組み込んでみる価値は十分にあります!

更に、「モニュメントバレー」へ南側からアプローチする場合には、通り道のすぐ脇にこのループ状の道路があるため、3時間程度の時間の余裕を作ることができれば是非立ち寄ってみてください!

 

【基本情報】

サンセットクレーター・火山国立公園

住所:6082 Sunset Crater Road, Flagstaff, AZ 86004

電話番号:+1 928-526-0502

営業時間:9時00分~17時00分

公式サイト:https://www.nps.gov/sucr/planyourvisit/index.htm

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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