- 私の旅行記
アメリカ アリゾナ モニュメント・バレー
更新日:2020年12月28日

こちらは、アメリカ西部劇の舞台ともなった広大な景色の広がる先住民「ナバホ」の聖地「モニュメント・バレー(Monument Valley)」です!映像や写真で一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
「モニュメントバレー(Monument Valley)」の赤い砂岩にそびえ立つビュートは、まるで神話の女神が彫刻した記念碑のように見えます。この3つの有名な岩層の眺めは、多くの人にとってアメリカ西部を象徴する特別な景観です。
「モニュメント・バレー」は、〖アリゾナ州〗・〖ユタ州〗・〖コロラド州〗・〖ニューメキシコ州〗の州境が一点で交わる「フォーコーナーズ(Four Corners)」地域の一部です。
この地域は、「ナバホ族(Navajo)」・「ホピ族(Hopi)」・「ユテ族(Ute)」・「ズニ族(Zuni)」の「インディアン居留地」で、半自治区となっています。
また、西部劇映画のファンならば、「グールディングスロッジ(Gouldings Lodge)」の「グールディングス・トレーディング・ポスト・ミュージアム(Goulding s Trading Post Museum)」は見逃せません!
「黄色いリボン(She Wore a Yellow Ribbon)」(1949 年)で「ジョン・ウェイン」が宿泊した建物が、この地の映画の歴史を語ります。
今回は、そんな〖アリゾナ州〗に広がる素晴らしい大自然「モニュメント・バレー」についてたっぷりとご紹介します!
【歴史】

「モニュメント・バレー」は、「コロラド高原」に位置し深い渓谷や山間台地の地形は2億7千万年位前の地層が、風化・侵食によって形成されています。風化が進んでいる為、岩山の形は現在進行形で変わっています。
硬い層とやわらかい層が交互になっている地層におき、硬層で侵食が止まり,周囲だけ侵食がすすみます。そこでテーブル状に残っった場所を「メサ(スペイン語でテーブルの意味)」と呼びます。さらにもっと細くなってしまっているのが「ビュート」と言います。
縦が横より長いものを「ビュート」、横が長いものを「メサ」と呼んでいます。また、「ロッキー山脈」からの鉄分を大量に含んだ川の流れは、下流地域一帯に沈泥となって堆積し、当時の酸素濃度は現在よりも高かったため鉄分の酸化が急速に進み茶褐色の色彩に成ったのです。
現在は「ナバホ」の人々の居住地である「モニュメント・バレー」ですが、1200年頃は「ナバホ族」だけではなく、30万人もの先住民族が暮らしていたと言われています。しかし、1300年頃から先住民族の人々はこの地域からいなくなり、1800年頃からは「ナバホ族」が定住するようになりました。
白人の勢力に対抗して戦ってきた先住民族に比べると、「ナバホ族」は非常に温和で、19世紀中ごろに「ロングウォーク」と呼ばれている平和運動を起こし、「ナバホ族」はアメリカの人々に知られるようになりました。
【モニュメント・バレーの見どころ!】
〖ビジターセンター・ミトンズ・ビュー〗

「三トンズ・ビュー」は、「ザ・ビューホテル」の横にある「ビジターセンター」からの圧倒される景色で、「モニュメント・バレー」を代表する景色です!
「メリックビュート」、ミットの形をした「ライトミトン」、「レフトミトン」が見える絶景ポイント!ビュートのふもとの「バレードライブ」には先住民「ナバホ」が馬に乗っていたりと西部劇を思わせるような景色が広がっています。
「ビジターセンター」から見るこの景色は、是非とも朝日と夕日の両方を楽しんでいただきたいです!この神秘的とも幻想的ともいえる素晴らしい景色は、人生観を変えるほどの息をのむ絶景です。
ゆったりとした風を感じながら「ナバホ」の聖地ならではの聖なる時間をゆっくりと感じてみてくださいね。また、各種ツアーの発着地でもあり、レストランやギフトショップもあります。聖なる岩々をより近くで見られる短めのトレイルもありますよ。
〖ジョン・フォード・ポイント〗

「ジョン・フォード・ポイント」は、有名な西部劇映画「駅馬車」の撮影が行われた際に「ジョンフォード監督」が最も好んで指揮をとった場所として知られています。
ここの駐車場から右前方に伸びる半島状の先端まで歩いて行くことができ、絶好の撮影スポットでもあります。また、この辺りには「ナバホ族」が生活しており、半島の先端で馬に乗りポーズをとってくれます。
彼らはこれを観光収入源としているので一緒に撮影をしてくれたらチップ($1~$2)を渡すのを忘れずに。壮大な大自然に圧倒されると同時に心地よい風に当たっていると、アメリカの壮大な自然と一体になった気持ちになります。
「ジョン・フォード・ポイント」は、見どころの多いポイントですので、たっぷり時間を取って観光しましょう!
〖フォレストガンプ・ポイント〗

「フォレストガンプ・ポイント」は、「ナバホ・トライバル公園」の北側、「メキシカンハット」方面にある、映画「フォレストガンプ」で一躍有名になった場所です。
ここは、車を停める場所がないため、写真を撮ることは難しいですが「モニュメント・バレー」を観光する際は、是非通ってみたい道です。
〖スリー・シスターズ〗

「ジョン・フォード・ポイント」の左側には、「スリー・シスターズ」という岩のタワーがあります。この「シスターズ」は「3姉妹」という意味ではなく、「修道女」の方になります。
3つの突き出した岩のタワーが、まるで3人の「修道女」がベールをかぶっているように見える事からそう呼ばれています。
〖ユタ州〗と〖アリゾナ州〗にまたがるこの聖地は「ナバホ」の居留地であるため、この公園はアメリカの国立公園ではなく「ナバホ」の人々が管理、運営をしています。
そのため、「ナバホ」の生活地でもあるので「プライベイト・ロード」という看板がある場合、そこから先は立ち入らないようにしましょう。
〖アーティスト・ポイント〗

「アーティスト・ポイント」は、バレーの奥まったところからビュートや大荒野を一望できるスポットです!大地に広がるビュートはまさしく芸術家のイマジネーションをかきたてる場所です。
「バレードライブ」の奥の方にあるため、通常のツアーではなく2.5時間の「ジープツアー」に参加するのがおすすめ!ここでたっぷりと時間を取りたい方はレンタカーで回るのも良いでしょう。
「ジープツアー」は英語ガイドになりますので、英語が苦手な方は事前に「モニュメントバレー」のことを、調べて行った方がより一層楽しめるはずです。ここが撮影地になった映画を事前に見ておくとより楽しめること間違いなしですよ!
〖トーテムポール・ポイント〗

「トーテムポール」は、高さ約250m近くある細い岩で、一群の「タワーエイビチャイ(ナバホ人の伝説に出てくる踊り子たち)」が踊る姿に似ていると言うことから名づけられました。
こちらは、ビューポイントとの間に「サンド・スプリングス」があるため、近くまでは行くことはできません。
ビューポイントからの景色だけでも十分楽しめますが、こちらも近くまで行きたい方は「ミステリー・バレー」を走る現地の「ジープツアー」に参加しましょう!
【基本情報】
ビジターセンター(Visitor Center)
営業時間:5月~9月 6:00~20:00、10月~4月 8:00~17:00
「バレーツアー」:参加場所。
所要時間:1時間半、2時間半、半日コースなどがあります
出発時刻:ビジターセンターの営業時間内随時(日の出、日没の時間帯がおすすめ)
料金:
「ナバホ」の人々による個人ツアーのため料金は様々。
目安として1時間半($60)、2時間半($70)、半日($85)
また、公園の南にある村「ケイエンタ」から気球とジープを組み合わせたツアーも実施されています。
➡モニュメントバレー・バルーン・カンパニー社(Monument Valley Balloon Company)
所要時間: 1泊2日(実質1日ですが、気球は早朝に出航するためケイエンタでの前泊が必要)
料金:宿泊料金なし$395、宿泊料込シングル$545、ダブル$470、トリプル$445
【バレードライブ】

公園内の約27キロにおよぶ「バレードライブ(Valley Drive)」は、「ビジターセンター」からバレーの中心を走るダートロードです。路面は荒れてデコボコですが、ドライコンディションで慎重に運転すれば、ほとんどの乗用車で問題なく走行できます。
また、この道沿いに10箇所余りある展望スポットでは、「エレファントビュート(Elephant Butte)」や「トーテムポール(Totem Pole)」といった砂岩のモニュメントの壮大な景色を楽しむことができます。写真撮影や休憩に最適なスポットですが、砂漠には足を踏み入れないようにしてください。
一番人気のショップ「ジョン・フォード・ポイント(John Fords Point)」の「ウッドハウス」では、「ナバホ族」のジュエリーや陶器、その他の手工芸品を購入することができます。
この大胆でドラマティックなビューポイントには、「モニュメント・バレー」を「駅馬車(Stagecoach)」などの西部劇作品のロケ地として使用した「ジョン・フォード監督」の名前が付けられています。景色を楽しみながらのんびり走っても、2時間あれば全行程を走破することができます。
【個人トレイル:「ワイルドキャット・ネイチャー・ウォーク」】

「モニュメント・バレー」内には、個人で(ガイド無しで)歩くことが許されている「ウォーキングトレイル」が一つだけあります。
「ワイルドキャット・ネイチャー・ウォーク」と呼ばれるトレイルで、「ビジターセンター」の駐車場から谷の中へと下りて行き、「ウェスト・ミトン・ビュート」と呼ばれる岩山の周りをぐるりと一周して戻ってくるという、全長5.3kmのループ状になったコースです。
所要時間は2.5時間と長いので、水をたっぷり持っていきましょう!夏の正午の気温は最高 32℃ に達するので、この時間帯はなるべく避けてください。
赤茶色の荒野の中を自分の足で歩きながら見る「モニュメント・バレー」の景色は、「ビジターセンター」の展望台や、ホテルのベランダや、「バレードライブ」の展望スポットからみる景色とはまた違った趣があります。時間があったら是非歩いてみることをおすすめします!
また、「ナバホ族」の聖地とも言われる「モニュメント・バレー」では、今でも「ナバホ族」の人たちが居住しています。
そのため、「ウォーキングトラック」を歩いていると、遠方に「ナバホ族」の住居が見えることもありますが、くれぐれも勝手に「ウォーキングトラック」を離れて興味本位で見に行ったりしないようにしましょう。
【モニュメント・バレーの宿泊施設】
〖ザ・ビューホテル〗

「ザ・ビューホテル」は、2008年にオープンした公園内の唯一の宿泊施設です。
ビュート側の部屋からは「モニュメント・バレー」が一望できる人気のホテルで、「ナバホ族」が経営するホテルのため、「ナバホ」の工芸品が飾られていたりと聖地ならではの雰囲気と「ナバホ」のスタッフの温かいおもてなしを受けられる素敵なホテルです。
また、ホテルのロビーの方は吹き抜けで真ん中に大きな暖炉とその煙突が天井まで突き抜けていて、 「ビジターセンター」の横に位置するこのホテルはバルコニーからの眺めが素晴らしく、ここから眺める夕日は格別!
聖地に来たことを実感できる特別な瞬間を味わえる、とても人気のあるホテルなのでピークの時期は予約が取りにくくなっているので早めの予約がおすすめです!
【基本情報】
ザ・ビューホテル
住所:Indian Rte 42, Oljato-Monument Valley, AZ 84536
電話番号:+1 435-727-5555
公式サイト:http://monumentvalleyview.com/
〖グールディングスロッジ〗

「グールディングスロッジ」は、「ザ・ビューホテル」ができるまでは、「モニュメント・バレー」に一番近い唯一の「ナバホ国」にある宿泊施設でした。
「ビジターセンター」より車で10分ほどの距離にあり、現地ツアーの発着地になっているので便利です。また、「ジョン・フォード監督」が撮影時に宿泊していたことも有名で、その小屋も残っていて覗いてみることもできます。
そして、ここに訪れたのなら、是非とも味わってほしいのが名物の「ナバホ・タコス」です。ふんわりもっちりとしたのタコス生地に野菜やチーズ、サルサソースがたっぷり、ボリューム満点でとてもおすすめです!
バルコニーからは壮大な「モニュメント・バレー」全体が見渡せるのがこのホテルの魅力であり、西部劇の時代をより感じられるのはこちらのホテルです。
【基本情報】
グールディングスロッジ
住所:1000 Gouldings Trading Post Rd, Oljato-Monument Valley, UT 84536
電話番号:+1 435-727-3231
※ハイシーズンの夏など、これらのホテルが満室の場合は、近隣のアリゾナ州カヤンタやユタ州メキシカンハットにある格安モーテルを利用しましょう。
【アクセス】
「モニュメント・バレー」は、〖アリゾナ州〗の中でもアクセスが不便なところに位置しています。
そのため、飛行機から降りた後も車かバスでの長距離ドライブが必要となります。
〖ラスベガス~モニュメント・バレー〗

レンタカーの場合は、「ラスベガス空港」でレンタカーを借りて約7時間ほどのドライブを楽しむこととなります。
時間があれば途中に「アンテロープ・キャニオン」や「ホースシューベンド」があるため、こちらの観光も合わると良いでしょう。
ただ、「ラスベガス」から「モニュメント・バレー」まで一気にドライブするのは大変なので、「グランドキャニオン」の近くのモーテルで宿泊し、 「グランドキャニオン」を観光してから「モニュメント・バレー」へと向かうのも1つの楽しみ方です。
また、レンタカーは大きめの4WD車が荷物もたくさん積めて、「バレードライブ」も走りやすいのでおすすめです!車の運転に自信のない方は「ラスベガス」からのツアーを利用しましょう!ラスベガスの主要ホテルから出発しているので、「ラスベガス」で1泊してカジノを楽しむのもいいですね。
旅行会社の観光ツアーでは、〖アリゾナ州〗や〖ユタ州〗にある国立公園を一気に回る「グランドサークルツアー」が人気で、 このような海外旅行ツアーを利用すると、楽に主要な観光地を回ることができます。
行き方は、「ハイウェイ93号線」を利用して、まず「キングマン(Kingman)」へ向かうと、途中で「ルーズベルト大統領」が「ニューディール政策」で建設した「フーバーダム」も見学することができます。
「キングマン」からは、「I-40(インターステイトハイウェイ40号線)」を走る方が近道ですが、有名な「ルート66」が併走しているので、そちらを利用して「ウィリアムズ(Williams)」という小さな町を目指します。
「ウィリアムズ」から「グランドキャニオン」までは約100キロほどの距離で、「州道64号線」を北上するだけで到着です。
ちなみに、「ウィリアムズ」からは「グランドキャニオン」へと続く「グランドキャニオン鉄道(Grand Canyon Railway)」が出ていますので、鉄道ファンならテンションが上がること間違いなしですね!
「州道64号線」はとにかく真っすぐの道で、ついついスピードが出てしまいがちです。 ここではスピードチェックがよく実施されている場所のため、スピードの出しすぎには十分気をつけましょう!
そして、「グランドキャニオン」からは、まず「州道64号線」を使って東へと進みます。しばらく荒れ果てた道を走ると、南北に走る「ハイウェイ89号線」とぶつかるので、左折して北へ向かい、「ハイウェイ160号線」との交差点で「カエンタ(Kayenta)」という「モニュメント・バレー」の近い小さな町があります。
そしてこの「カエンタ(Kayenta)」」から「ハイウェイ163号線」を北上し、「オルジャト=モニュメント・バレー(Oljato-Monument Valley)」で右折、「モニュメント・バレー・ロード」へ入ります。「モニュメント・バレー・ロード」をしばらく走れば、「ビジターセンター」へ到着です!この間、約300キロほど。4~5時間ぐらいのドライブです。
〖フラッグスタッフ~モニュメント・バレー〗
「フラッグスタッフ」から「モニュメント・バレー」は、「ラスベガス」から行くよりも非常シンプルで、距離も半分ほどです。
「フラッグスタッフ」から「US-89」を北上し、「US-160」を右折し「ケイエンタ」で「US-163」を左折して北上します。やがて地平線の彼方から見覚えのある赤い丘が近づいてきます。
〖ユタ州〗に入ったところで右折し、〖アリゾナ州〗に戻るように直進すると「ビジターセンター」に到着します。なお、手前の「ゴールディングス」には博物館やロッジもあります。この公園は「ナバホ族」の居留地内にあるため、サマータイムが適用されます。
【おすすめの回り方!】

「モニュメント・バレー」では、「ラスベガス」発着の人気宿泊施設を含んだツアーに参加するのが一番便利です!現地の「ジープツアー」や公園の入園料も含まれています。
レンタカーに慣れていてアメリカでのドライブを楽しみたい方には、現地での「ジープツアー」のみに参加したり、レンタカーでそのまま「バレードライブ」を楽しむのがおすすめです!「モニュメント・バレー」では、是非とも朝日と夕日の両方を体験してみてください!
そのためには公園内かその近辺で宿泊するのをおすすめします!一日かけてこの〖アリゾナ州〗にある雄大な大自然をゆっくりと楽しんでください。先住民「ナバホ」の聖地での特別な時間の流れを感じることができますよ!
「ラスベガス」から数日間かけて、国立公園や景勝地を訪れながら「モニュメント・バレー」までドライブし、その後「セドナ」経由で「フェニックス」まで南下するコースがおすすめです!
【モニュメント・バレーの気候】

「モニュメント・バレー」は、統計上年間の晴天日が約300日もあり、天候には非常に恵まれている場所です。〖アリゾナ州〗と〖ユタ州〗にまたがるこの地は、非常に空気が乾燥しているため、「バレードライブ」に入る前に飲料水とサングラスは必ず用意しておきましょう。
「バレードライブ」には売店もトイレもないので、「ビジターセンター」ですべて済ませて出発するのをお忘れなく。冬期は雨や雪が降ることも多いですが、雪が積もった風景はまさに荘厳で美しさは格別。
夏の日中は32℃~35℃くらいになりますが朝夕は20℃を下回ることもあります。標高が1500~1600mと高く、しかも乾燥しているので、1日の気温の差がとても大きくなります。
そのため、「バレードライブ」をレンタカーなど自分で運転する予定の方は、天候に注意が必要です。雨が降った後は「バレードライブ」は舗装されていない砂地なので、ぬかるみから抜け出せなくなることもあります。更に、私道につき車両保険もきかないので注意が必要です。
【動植物について】

砂漠に近い気候の「モニュメント・バレー」ですが、数多くの生き物たちがいます。
代表的なものとしては、、、
ジャック・ラビット(オグロウサギ): 尾っぽが黒く、耳が顔の長さと同じくらい長い動物。
ミュール・ディーア(オグロジカ): 尾の先が黒く、耳が大きいのでロバに似ています。
プレリー・ドッグ : 草原にトンネルを掘り、大群をなして生息しています。天敵はコヨーテ。
その他、3~4種類のヘビ(ガラガラヘビなど)、コヨーテ、草原ネズミ、カッコウと鶉(うずら)の仲間の鳥類も生息しています。
また、動物は野生のものですので、日本で見られるような種類とは違います。日中に見かけることは難しいですが、運が良ければ見ることができます。植物に関しては、この地では荒野の厳しさにも負けずに花が咲きます。「ナバホ族」の人達は薬草として植物を医療に役立てることが多いそうです。
サグロア(サボテンの代表格)、ゴールデン・ポピー(けし科の花)、モハベ・ユッカ(糸蘭)、ビーバー・テイル(ビーバーの尻尾の形をしたサボテン)、オルガン・パイプ(オルガンのパイプに似た形のサボテン)等、多くの植物が存在しています。
いかがでしたでしょうか。
「アメリカ合衆国は歴史が浅い」と良く言われますが、ここ「モニュメント・バレー」にはアメリカ合衆国が建国される遥か昔からこの地に住んでいたアメリカ原住民の歴史があります。
そして、ここにはそんな人類の歴史よりも遥か昔に起こった地殻変動という地球の歴史を感じることのできる景色が広がっています。
「モニュメント・バレー」では、「ビジターセンター」横の展望台から景色を眺めるだけではなく、「バレードライブ」や「ワイルドキャット・ネイチャー・ウォーク」で実際に、「モニュメント・バレー」の中に降りて、アメリカ原住民の歴史と地球の歴史を肌で感じてみてください!一生の思い出に残ること間違いなしです!
【基本情報】
モニュメント・バレー
住所:Indn Route 42, Oljato-Monument Valley, AZ 84536
※アメリカ合衆国西南部のユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯の名称。
電話番号:+1 435-727-5870
公式サイト:https://navajonationparks.org/tribal-parks/monument-valley/
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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