• 私の旅行記

アメリカ シカゴ グラント・パーク

更新日:2020年12月28日


こちらは、 シカゴの「フロントヤード(前庭)」という愛称で呼ばれ、「ミシガン湖」に沿ったシカゴの随一美しく顕著な場所にある「グラント・パーク」です!

この公園は「モンロー通り」から「ランドルフ通り」に広がり、 南北に13ブロック、東西に2ブロック、1.29平方キロメートルあります。

「ミシガン通り」の「シカゴ美術館」・「フィールド自然史博物館」・「シェッド水族館」・「アドラー天文学博物館」などがある「ミュージアム・キャンパス」までも含まれています。

芝生一面に覆われた壮大なこの敷地に散歩や運動が自由にできて、人々の憩いの場として親しまれていますが、 この公園の随一のアトラクションは中心部にある美しい「バッキング・ファウンテン」でしょう。

伝統的なヨーロッパのデザインを取り入れたこの世界で指折りの規模の噴水は多くの観光客を惹きつけます。

また、グラントパークには数々のコンサートやフェスティバルも組まれていて、人気のあるイベントには何千万という人々がこの公園を訪れます。

【歴史】

1844年、現在のグラント・パークがある区域は「レイク・パーク」という名で、公共の公園としてオープンしました。

「グラント・パーク」の歴史は古く、この公園は1835年のシカゴ都市計画の一部として進められました。

「ミシガン湖」に沿った美しい敷地を公共のものとし、一般市民が「ミシガン湖」を楽しめることができるようという趣旨の下に、「ミシガン通り」の西側には建物も建てないという法律を定めました。 

その為、企業や裕福な個人がこの敷地の買収することが出来なくなり、「レイクパーク」という名で1847年に公共公園が開園されたのです。

しかし、1871年のシカゴ大火災には「ダウンタウン」同様、緑豊かな「レイクパーク」も被害に遭い、焼け野原になってしまった公園は火災を受けた建物の残骸の捨て場所になりましたが、その後、その残骸や瓦礫を利用して「ミシガン湖」の埋立地とし公園の敷地を拡大していきました。 

そして、1901年には「南北戦争」の勇士であり18代大統領の「ユリシーズ・S・グラント(Ulysses S. Grant)」を祝してこの公園を改めて「グラント・パーク」と命名しました。

そんな状況の中、20世紀に入るとこの街の発展と比例するように都市改革で名声をあげた「ダニエル・H・バーンハム」が「グラント・パーク」への改善計画に力を注ぎます。

「バーンハム」は建物や博物館を「グラント・パーク」の中心部に取り入れ、公園を近代化するというビジョンを持っていました。しかし、この過程で通信販売で大富豪になった「モンテゴメリー・ワード」が公園内でのビルディング建設に反対しシカゴ市に対して告訴。

「ワード」氏によればシカゴ市の「グラント・パーク」改善の計画は公共でオープンという歴史的な趣旨を根本的に裏返してしまうものだと主張しました。

裁判の結果、「ワード」氏が勝利をおさめ、博物館はシカゴの南方の敷地で建てられることに決断され、「グラント・パーク」はオープンで公共公園というの伝統的アイデアが貫かれたというわけです。

「グラント・パーク」はフランスのジオメトリックなデザインを参考にして公園を構成し、多彩な植物を利用しヨーロッパの伝統的な園芸技術も取り入れました。 

また、歴史上の人物を讃えた記念碑も所々に置かれ、中でもイリノイ州出身の大統領「リンカーン」の記念碑は目を惹きます。

そして、「グラント・パーク」の象徴として、中央部に「バッキング・ファウンテン」が1927年に設けられました。 

この噴水は大富豪「ケイトバッキングハム」の寄付によって創られたもので、他界してしまった弟の記念とされています。2004年には、「グラント・パーク」の北の敷地に「ミレニアム・パーク」が開かれました。

近代芸術を取り入れ多数のアトラクションが企画されている「ミレニアム・パーク」は伝統的な「グラント・パーク」と対照的です。この2つのパークはシカゴのアトラクションとしてこれからもシカゴの人々と観光客を魅了し続けることでしょう。

〖年表〗

1901年10月9日:「レイク・パーク(Lake Park)」から「グラント・パーク(Grant Park)」に改名。

1911年:「Chicago International Aviation Meet」開催。

1927年:「バッキンガム噴水」完成。

1979年:ローマ教皇「ヨハネ・パウロ2世」訪問。

1990年:「シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)」リーグ制覇 祝賀会開催。

1984年:この年から「グラント・パーク」で「シカゴ・ブルース・フェスティバル」が開催。

2008年11月4日:「バラク・オバマ大統領」が「グラント・パーク」で大統領当選演説を行う。

〖フェスティバル開催月〗

6月:シカゴ・ブルース・フェスティバル(Chicago Blues Festival)

7月:テイスト・オブ・シカゴ(Taste of Chicago)世界最大のフードフェスティバル。

8月:ロラパルーザ(Lollapalooza) ロック・フェスティバル。

9月:シカゴ・ジャズ・フェスティバル

10月:シカゴマラソン グラントパークからスタート、シカゴの街中を一周。

【グランド・パーク内の主な施設】

「グランド・パーク」内にある代表的な施設(観光名所)をご紹介します。

ミレニアム・パーク

こちらは、今世紀を代表するアメリカのアーバン・パーク「ミレニアム・パーク」です!

その規模の大きさ、アトラクションの多さ、庭園の美しさ、そして時代の最先端を行く公衆の芸術は、シカゴの壮大さ、豪華さを存分に魅せてくれます。

また、野外劇場や植物園、ギャラリー等がある大きな公園で、6月から9月にかけては、無料の野外コンサートがあり、多くの人で賑わいを魅せてくれます。

このパークはシカゴ・「ダウンタウン」の中心部である「ミシガン通り」、「ランドルフ通り」と「モンロー通り」の間にあります。 

他の大都市に例のない24.5エイカー(約29,376坪)という大規模な敷地を用い、東には「ダウンタウン・スカイスクレイパー」の摩天楼を、西には美しい「ミシガン湖」の景色を一望に見渡すことができます。 

【基本情報】

ミレニアム・パーク

住所:201 E Randolph St, Chicago, IL 60602 アメリカ合衆国

電話番号:+1-312-742-1168

営業時間:6時00分~23時00分

アクセス:メトラ、サウスショアー線「ミレニアム駅(Millennium Station)」から徒歩1~2分。

駐車場:

GRANT PARK SOUTH :$23(平日) $28(土日)

GRANT PARK NORTH :$25(平日) $28(土日)

MILLENNIUM PARK :$27(平日) $27(土日)

MILLENNIUM LAKESIDE :$26(平日)$26(土日)

公式サイト:https://www.chicago.gov/city/en/depts/dca/supp_info/millennium_park.html

フィールド自然史博物館

こちらは、「恐竜の骨」・「希少な宝石」・本物のエジプトのミイラ」など、貴重な資料を擁する博物館「フィールド自然史博物館」です!

2,000万点という膨大な収蔵品を誇る全米屈指の自然史博物館で、「考古学」・「地質学」など歴史を中心に、「科学」・「人類学」・「生物学」・「植物学」に関する豊富な資料を観ることができます。

ゆっくり周れば1日中楽しむことができますが、時間が無いという方は3~4時間ほどの滞在で見どころを見学できます。子ども向けの展示も多くファミリーにもおすすめです!

そして、「フィールド自然史博物館」の目玉は何と言っても「スー」です!最も完全体に近い「ティラノサウルスレックス」の骨格が置かれ、入館者を出迎えてくれます。全長13メートル、腰までの高さが約4メートルある、6500万年以上前の化石です。

【基本情報】

フィールド自然史博物館

住所:1400 S. Lake Shore Drive, Chicago, IL 60605-2496

電話番号:(312) 922-9410

営業時間:9:00~17:00 クリスマスのみ休館

料金:上記参照。

駐車場:有料駐車場(10-25ドルくらい)あり。

公式サイト:http://www.fieldmuseum.org/

シカゴ美術館

こちらは、アメリカ三大美術館の1つ「シカゴ美術館」です!

「シカゴ美術館」は30万点以上の収蔵品数を誇り、古代エジプトから現代まで、様々な文化や歴史を称える芸術作品を豊富に所蔵しています。

合計8つの展示スペースは、およそ9万3千㎡、30万点以上の収蔵品数を誇り、じっくり周ると丸1日かかっても終わらないほど巨大な美術館です。

また、フランス以外の美術館では世界屈指の印象派コレクションを持つと言われています。特に、近代のヨーロッパ・アメリカにおける絵画や彫刻のコレクションで知られており、「クロード・モネ」・「ルノワール」・「ヴィンセント・ファン・ゴッホ」・「メアリー・カサット」を始めとする巨匠の作品が並びます。

その他にも、「古代エジプト」・「ギリシャ」・「ローマ」の美術品やアジア全土で収集した作品や最先端の現代アートが楽しめます。

【基本情報】

シカゴ美術館

住所:111 South Michigan Avenue Chicago, Illinois 60603

開 館:1879年

入館者数:161万人(2017年)

電話番号:(312) 443-3600

営業時間:10時から17時まで。木曜日のみ20時まで。

サンクス・ギビングとクリスマス以外、毎日オープン。

入館料:25ドル(大人・個人・当日)

※毎週木曜日の夕方5時以降の入館は無料。

※その他詳細は上記参照。

公式サイト : http://www.artic.edu/

シェッド水族館

こちらは、アメリカ・イリノイ州の都市シカゴの「ミシガン湖」に沿って建つ世界最大規模の水族館「シェッド水族館(John G. Shedd Aquarium)」です!

シカゴの老舗「デパートーシャル・フィールド社」の2代目社長からシカゴ市に贈られたもので、1930年(昭和5年)5月にオープンしました。

古代ギリシャ風「ボザール様式」の館内には5つの常設ギャラリーがあり、ペンギンやベルーガも人気です。世界中から8千種以上7000匹に及ぶ種類の魚や水生動物を管理し、シカゴでは最も人気のあるの一つです。

「ミシガン湖」に面した57エーカー(約23ヘクタール)の公園地区「ミュージアム・キャンパス(Museum Campus)」に併設された人気スポットで、2005年と2007年には全米の水族館で最多入場者数を記録し、年間通算で200万人を超える人が訪れています。

【基本情報】

シェッド水族館

住所:1200 S. Lake Shore Dr., Chicago

電話番号:(312)9392438

営業時間:

月曜日~土曜日 9時00分~17時00分

日曜日 9:00~18:00

料金:一般$39.95、子ども$29.95

定休日:なし

アクセス:CTAバス146番「Shedd Aquarium」下車。

公式サイト:https://www.sheddaquarium.org/

〖バッキンガム噴水〗

こちらは、「グラント・パーク」のシンボルとなっているクラシックな雰囲気の「バッキンガム噴水(Clarence Buckingham Memorial Fountain)」です!

伝統的なヨーロッパのデザインを取り入れ、全米で最も美しい噴水といわれています。夏になると日没後にライトアップされ、特に46m噴き上がる噴水を何色もの輝きで彩り、音楽が流れるウォーターショーは大人気。

この「バッキンガム噴水」は大富豪の「ケイト・バッキングハム」が、亡くなった弟「クレアランス(シカゴ美術館の館長だった)」の記念碑として、「エドワード・ベネット」にデザイン企画を依頼し、1927年に完成しました。

「ケイト・バッキングハム」がヨーロッパ風の噴水を要望したため、〖フランス〗の「ヴェルサイユ宮殿」の「ラトナの噴水(Le Bassin de Latone)」を参考にデザインされています。「バッキンガム噴水」の全体は直径85mあり、噴水の4方に青銅の「シーホース(ギリシア神話に登場する半馬半魚)」が配置されています。

この噴水の大きなプールは「ミシガン湖」を表し、4体の「シーホース」は「ミシガン湖」に接するイリノイ州、インディアナ州、ミシガ