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アメリカ シカゴ ブルックフィールド動物園
更新日:2020年12月28日

こちらは、アメリカ・シカゴ西の郊外「ダウンタウン」から約1時間半くらいの所にある大きな動物園「ブルックフィールド動物園」です!
正式には「Chicago Zoological Park」と言いますが、通称の「ブルックフィールド動物園」の名で親しまれ、同じ市内の「リンカーンパーク動物園(Lincoln Park Zoological Gardens)」と区別されています。
面積74ヘクタール・年間入園者200万人・年間予算60億円という全米でも屈指の大動物園で、郊外にあるとはいうものの、園内は巨大かつ平坦な、よく区画整理された近代的な公園です。
また、「ブルックフィールド動物園」経営する「シカゴ動物園協会」は、全米でも3本の指に入る大規模動物園協会です(他の2つはニューヨークとサンディエゴ)。
より自然に近い生息環境が整えられ、ハイイログマ、カンガルー、大型のネコ科動物、珍しいオウムなど、たくさんの動物を種類豊富に飼育されています。
「リンカーンパーク動物園(Lincoln Park Zoological Gardens)」の詳細はこちらの記事をご覧ください!➡
【アメリカ シカゴ リンカーンパーク動物園】
【歴史】

「ブルックフィールド動物園」は、1934年6月30日に15年という長い年月の努力を経て開館しました。
この動物園のきっかけは、1919年「エディス・ラカフェラー・マコーミック夫人」が、83エイカーという敷地を、「クックカウンティ」というシカゴ郊外の自治区に動物園を設立するようにと寄附したこと。
「クックカウンティ」は、「マコーミック婦人」のアイデアに共鳴し、新たに98エイカーを加え、1920年にはシカゴで有力な人々が集まって動物園の企画を始め、21年には「シカゴ動物園学の会」を成立しました。
そして、次の年には「ジョージ・F・モーラス・JR」氏が、その会の初代マネージャーになりましたが、税金の問題生じてしまい、建設が始まったのは5年先の1926年になります。しかし建設が始まり次第、この企画はアメリカの大不況に直面してしまい、建設の延期が避けられなくなりました。
1931年に大不況の影響はまだありましたが、動物園の建築は再び始まり、この際に檻がないアイデアもアメリカで最初に起用されました。そしてようやく、1934年に無事開館し、アメリカ中南部の人々がここを訪れます。

当初は「ジギー」という名の象、そして中国からアメリカに最初に贈られてきたジャイアント・パンダの「スー・リン」が人気の的でした。
開館してまもなく、1940年代には動物園は大規模な改善を企画していましたが、第二次世界大戦の為に休止となり、規模を広げるのはその12年後になってしまいました。動物病院、噴水、子供用の動物園などが設立されたのは1950年代のことです。
来訪者が多く、人気も高い「ブルックフィールド動物園」ですが、1960年代には経営の効率が悪く、経済的に苦しくなっていきます。
そんな経営難を救ってくれたのが「フォーレスト・リザーブ会」で、動物園のボンドを発行する他、サービスを修正し教育者である「ジョージ・B・ラッブ」氏を館長に抜擢するなど、「フォーレスト・リザーブ会」は動物園経営の改正に協力をしていきました。
「ラッブ館長」の下、「トロピカル・ワールド、セブンシー」が開かれ、来訪人はさらに増えて経営状態は良くなっていきましたが、それと同時に「ブルックフィールド動物園」の目的は、未来への自然保護と再認識しました。
世界自然保護業界でも、「ラッブ館長」は専務を務め、動物園のスタッフも一体となり、この運動に加わっています。現在では、450種類以上、2000頭に及ぶ動物と、3000個を越す標本、そして毎年200万人を超す入園者と「ブルックフィールド動物園」は大きく発展しています。
【入園料&設備】

「ブルックフィールド動物園」の入園料は、大人$17.85、小人$12.50です。
また、「Build-A-Ticket」など入園料と3種のオプションが選べるチケットなどもあります。こちらは、大人$26.95、小人$18.95です。
オプションは以下の通りになります。
・イルカのショー (Dolphins in Action)
・ふれあい動物園 (Hamill Family Wild Encounters)
・子ども動物園 (Hamill Family Play Zoo)
・サファリカー (Motor Safari)
・メリーゴーランド (The Carousel)
・バラフライ庭園 (Butterflies)
駐車料金は$11になります。
動物園の入り口は、北ゲートと南ゲートの 2カ所あり、どちらの入り口から入ったか覚えておくことと、「チケットブース」でマップを受け取るのもお忘れなく!
足元は、歩きやすいウォーキングシューズがおすすめです!1日中歩くのが大変だと思う方は、園内を定時運行している「モーター サファリ・トラム」のチケットを購入しましょう。
4カ所の停留所で自由に乗り降りすることができますよ。また、この動物園は、障害者や幼児のサービスが行き届いてあり、無料ベービーカート、車椅子用のスロープ、音声での解説、大きな字が写るモニター、など、多彩な工夫が所々に配置してあります。
子供たちへの動物教育にも力を入れていて、興味が持ちやすく解説され、動物の事がより理解できるインターアクティブな展示物も置いています。
【ブルックフィールドの動物たち&見どころ!】

「ブルックフィールド動物園」に来たら見逃せないのが、「ドルフィン・プレゼンテーション(イルカ ショー)」です!1日に2回開催され、入園料とは別に料金がかかりますが、その価値は十分。
経験豊富な飼育員と一緒に、愛らしいイルカがさまざまな芸を披露してくれます。その他にも終日さまざまなショーが開催され、ゴリラのエサやりやペンギンの生態について学べる「ズー・チャット」など、どれも見逃せません。
スケジュールは動物園の【公式サイト】をご覧ください。
また、お子さまとご一緒なら、「チルドレンズ・ズー」や「ハミル・ファミリー・プレイ・ズー」へ行きましょう!

この2つは子ども向けのふれあい動物園で、「アルマジロ」・「ウマ」・「ウシ」・「キツネザル」や虫類などと間近で接することができます。
こちらは、「ブルックフィールド動物園」の南西角に隣り合って設置されています。

そこから北に進むと、大型ネコ科動物やアシカのエリアにたどり着きます。
シマウマ、ラクダ、ロバなどの有蹄 (ゆうてい) 動物の柵は、カンガルー、エミュー、ダチョウのいる「オーストラリア・アウトバック」の隣です。

キリン、イノシシ、ツチブタなどが見られるアフリカのサバンナと、シロクマやハイイログマがいる「グレートベア・ウィルダネス」は園の西側にあります。

更に、「ブルックフィールド動物園」は、屋内で動物の生活をみせる展示に力を入れており、とくに1984年に開園50周年を記念して完成した、熱帯の世界「tropic world」はアフリカ、東南アジア、南アメリカの熱帯の景観を屋内につくり、種々の動物を飼育展示する施設で、その大きさと設備は世界でも他に類をみないものです。
動物を思う存分見たら、今度は動物園の静かな環境に浸ってリラックスしましょう。園内にはフードコートや軽食を売るショップが点在し、お弁当を持ちこむこともできますよ。
【アクセス】
「ブルックフィールド動物園」は、シカゴ・「ダウンタウン」から約1時間半のシカゴ西の郊外にあります。
「ユニオン駅」からメトロで約30分「Hollywood (Zoo Stop)」駅で下車し、そこから徒歩で約10分で正門に到着です。
いかがでしたでしょうか。
「ブルックフィールド動物園」はとても大規模なので、気候が良く時間のある日に訪問するのがおすすめです!
大型室内展示など、日本の動物園とはかなり雰囲気も異なり、「アメリカの動物園」を感じる動物園です。
また、動物園内にはたくさんのピクニックテーブルがあり、ほとんどの方がお弁当を持参して行きますので、ちょっと豪華なお弁当を持っていくことをおすすめします!
更に、トイレもあちこちにあるのでとてもうれしいですね。是非ゆっくりとシカゴを満喫したい方におすすめのスポットです!
【基本情報】
ブルックフィールド動物園
住所:8400 W 31st St, Brookfield, IL 60513
電話番号:+1 708-688-8000
営業時間:10時00分~17時00分
※時期によって異なります。
入園料:大人$17.85、小人$12.50
※オプションは別途料金になります(上記参照)
アクセス:「ユニオン駅」からメトロで約30分「Hollywood (Zoo Stop)」駅で下車し、そこから徒歩で約10分で正門に到着。
公式サイト:https://www.czs.org/Brookfield-ZOO/Home
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。