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アメリカ ニューヨーク クロイスターズ美術館

更新日:2020年12月28日


こちらは、「メトロポリタン美術館」の別館で、中世美術中心の美術館「クロイスターズ美術館」です!

「クロイスターズ美術館」は、中世ヨーロッパの大修道院で使われていた回廊や設えを移築して構成したミュージアム。美術品が素晴らしいのはもちろんですが、建物や構内の雰囲気は落ち着いていて、大人の隠れ家のような趣です。

別館とは言え「ビザンチン美術」が中心の展示物は見ごたえあり!「ハドソン川」を望む「フォート・トライオン・パーク」内の丘に位置し、「マンハッタン」とは思えない静かな環境がまた浮世離れした雰囲気を作り出しています。

今回はそんな、「クロイスターズ美術館」について詳しくご紹介させていただきます!

【クロイスターズ美術館:基本情報】

〖歴史・概要〗

「クロイスターズ美術館」は1938年開館し、主に中世ヨーロッパの芸術・建築様式を展示する美術館です。タペストリーやステンドグラス、ロマネスク様式とゴシック様式の彫刻など、見ごたえある作品が集まっています。

名前の由来になった回廊は12世紀から15世紀にヨーロッパで実際に使われたものを、アメリカ人彫刻家の「ジョージ・グレイ・バーナード」がフランスで購入し自国に移築したもの。その後、慈善家である「ロックフェラー2世」が購入し、「メトロポリタン美術館」に寄贈。美術館を普請する際に周囲の緑地と建設費を寄付し、美術館を一般に開放しました。

外観は中世ヨーロッパの修道院か砦のような佇まい。決して大きな美術館ではありませんが、のんびり2時間くらいで見て回れる規模感は、MET本館を見て回る時間がない、時間の限られた旅行者に嬉しい美術館です。

〖住所〗

99 Margaret Corbin Dr., Fort Tryon Park, New York

〖電話番号〗

(212)9233700

〖アクセス〗

「クロイスターズ美術館」は、「マンハッタン・ミッドタウン」から地下鉄で約30分ほどのところにある「フォート・トライオン・パーク(Fort Tyron Park)」の中にあります。

「タイムズスクエア」から直行することができ、地下鉄A線「190th St」下車後、エレベーターで出口から表にでると「フォート・トライオン・パーク」が見えます。ここから北へ徒歩10分で「クロイスターズ美術館」に到着します。

〖営業時間〗

10時00分~17時15分(11月~2月は~16時45分)

〖定休日/休業日〗

なし/元旦・感謝祭(11月第4木曜)・クリスマス

〖入場料〗

大人:25USドル・シニア(65歳以上):17USドル・学生(12歳未満無料)12USドル・12歳未満無料

※オーディオガイドあり(英語、日本語、フランス語、スペイン語、ドイツ語)7USドル

※「メトロポリタン美術館」の分館のため、どちらかかの美術館で購入した1日有効のチケット(シール)でどちらへも入館できます。


〖所要時間〗

2時間程度

〖公式サイト〗

https://www.metmuseum.org/visit/plan-your-visit/met-cloisters

【クロイスターズ美術館:魅力・見どころ!】

「クロイスターズ美術館」のコレクションは中世ヨーロッパの美術品5000点以上。特に有名なのは「ユニコーン」の「タペストリー」・「ステンドグラス」・「回廊」と数々の宗教画です。密度の濃いアート体験を得ることができますよ。

中世ヨーロッパの大修道院の建築様式を模しただけあって、建物自体も芸術的。美術品を見るというより教会内を歩いているようで厳かな気分に浸れます。

〖タペストリー〗

「クロイスターズ美術館」でいちばん人気のコレクションが「ユニコーン」の「タペストリー」。族や貴族の館の壁を覆う手織物で、一枚の完成には数年かかる作業だと言われています。作者は不明ですが、1495年から1505年頃、オランダで制作されたと伝えられています。

・森に入る狩人たち

・見つかったユニコーン

・攻撃されるユニコーン

・身を守るユニコーン

・聖母マリアによって捕らえられるユニコーン

・手にかけられ城に連れていかれるユニコーン

・捕らえられたユニコーン

というテーマがあり7枚1組で構成。各作品約4メートルの大きさを誇り、美しい「ユニコーン」が狩人たちに捕らえられる一連の様子は、儚くな神秘的な物語を連想させます。これはキリスト教的な視点から見るに、キリストの受難をモチーフにしていると言われています。

〖回廊と中庭〗

「クロイスターズ美術館」には、その名「クロイスター=回廊」の通り、実際に中世ヨーロッパで使われ、移設された回廊とその時代に造られていた庭園を再現した中庭があり、人々を惹き付けています。

手の行き届いた中庭は、専門のスタッフが日々手入れをしているようで、草花の世話をする様子も絵になります。回廊と庭園の雰囲気はタイムスリップしたかのようで、風に揺れる季節の花々を眺めながらゆっくりとした時間を過ごす人々の姿も多く見受けられます。大きなテラスにある中庭から眺めるハドソン川の雄大な景色も来館者に人気です。

〖ステンドグラス〗

内装の設えに用いられる鮮やかな「ステンドグラス」も見どころのひとつ!「聖母マリア」と「5人の聖人」が描かれた大判の「ステンドグラス」や、繊細な技が利いた小判のもの、「ノア」やノアの父親が描かれたものなどがあります。

また、9世紀から15世紀におよぶ約5000点以上もの作品が随所に展示されており、中には12世紀頃に作られ「カンタベリー大聖堂で使用された」と言われる逸品も展示されています。


〖教会〗

「クロイスターズ美術館」にある「教会(The Fuentiduena Chapel)」は、扉口のレリーフも美しく、正面に十字架に張り付けられたキリスト像が2つある厳粛な雰囲気が漂うチャペルです。

宝物殿に展示されている「クロイスターの十字架(作者不明)」は、92人の人物と98の碑文が刻まれた精巧な十字架。ロマネスク様式の祭壇用で、元「メトロポリタン美術館」の館長の著書にも登場する「謎の十字架」としてもよく知られています。

メトロポリタン美術館について】

「メトロポリタン美術館」は、〖パリ〗の「ルーブル美術館」・〖ロンドン〗の「大英博物館」と並び、世界三大美術館の1つとして有名で、年間来館者数500万人以上・300万点以上のコレクションを保有し、教科書で見たことがあるような超有名美術品がズラリと並んでいます。

「メトロポリタン美術館」・「通称:メット(THE MET)」は1870年に創設され、世界各国5000年以上の歴史に渡るコレクションは非常に広範囲で、古代エジプト・中世ヨーロッパ・ファッション・写真・現代美術など誰でも興味を持てる展示品が必ずあるでしょう。

1日ではとても回りきれないほどの広さ多用さで、何を優先して見学するのかよく計画を練って臨みたいですね。

【基本情報】

メトロポリタン美術館 

住所:1000 Fifth Avenue New York, NY 10028

電話番号:212-535-7710

アクセス:

地下鉄:マンハッタンのイーストサイド方面から4番・5番、または6番の電車で86番街まで進み、徒歩で西へ3ブロック進み5番街へ。

バス:5番街または82番街からM1・M2・M3・M4。

開館時間:日~木10:00–17:30・金~土10:00–21:00。

休館日:感謝祭・12月25日・1月1日・および5月の第一月曜日。

入場料:大人$25、シニア$17、生徒$12、12歳以下$0

公式サイト:https://www.metmuseum.org/

〖メトロポリタン美術館とクロイスターズ美術館は別々の日程で行くのがおすすめ!〗

「メトロポリタン美術館」・「クロイスターズ美術館」、どちらかかの美術館で購入した1日有効のチケット(シール)でどちらへも入館できるため、1日のうちにどちらも回ってしまおうと考える方もいらっしゃると思います。

しかし、「メトロポリタン美術館」は1日で全て見て回るのが難しいほど非常に広く、たくさんの展示物がありますので、両方訪れたいと考えている方には別々の日程に設定することをおすすめします!

時間の都合上、同日に訪れる場合は先に「クロイスターズ」へ行く事をおすすめします!朝から「クロイスターズ」をまわり、午後一番から「MET」へ!この方が効率は良いので疲れにくいです。

「クロイスターズ」~「MET」間は「バス」を利用するのがおすすめです! M4バス「Madison Ave & 83rd Street」から、「Fort Tryon Park - The Cloisters」行きに乗り、終点まで行きます。

いかがでしたでしょうか。

「クロイスターズ美術館」は、「マンハッタン島」北部の閑静な公園と「ハドソン川」を望むロケーションが大都会ニューヨークの喧騒と対照的で、大人の隠れ家のような趣です。

館内には丁寧に手入れされた中庭を囲むカフェ(4月~10月の季節限定カフェもあり)やミュージアムショップも併設していて、観光とアート鑑賞が穏やかに楽しめます。

【基本情報】

クロイスターズ美術館

住所:99 Margaret Corbin Dr., Fort Tryon Park, New York

電話番号:(212)9233700 /

アクセス:地下鉄A線190丁目(190 St)駅から徒歩10分

駐車場:有(無料)

営業時間:10時~17時15分(11~2月は~16時45分)

定休日:なし

休業日:元旦、感謝祭(11月第4木曜)、クリスマス

入場料:

大人:25USドル・シニア(65歳以上):17USドル・学生(12歳未満無料)12USドル・12歳未満無料

※オーディオガイドあり(英語、日本語、フランス語、スペイン語、ドイツ語)7USドル

※「メトロポリタン美術館」の分館のため、どちらかかの美術館で購入した1日有効のチケット(シール)でどちらへも入館できます。

所要時間目安 2時間程度

公式サイト:https://www.metmuseum.org/visit/plan-your-visit/met-cloisters

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