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アメリカ ニューヨーク セント・パトリック大聖堂:魅力・見どころ・基本情報まで徹底ナビ!
更新日:2020年12月28日

こちらは、カトリックのニューヨーク大司教区の中心である大司教座および教区教会なる「セント・パトリック大聖堂」です!
「5番街」の中心「ロックフェラーセンター」の向かいにあるアメリカ国内最大のゴシック様式のカトリック教会として知られています。
元々は「マルベリーストリート(Marberry Street)」にあった「セント・パトリック大聖堂」が信者を収容しきれなくなり、1858年に「ヒューズ大司教」によって移転が発表されてから、約50年の歳月をかけて完成した歴史的な建造物の1つです。

ニューヨーク市の宗教の自由と寛容さを支持するものとなった建物の建設資金は、貧しい数千人もの移民に加え、1人1000ドルを収めた103人の著名な市民からの献金によって集められています。
「ジェームズ・レンウィック」によって設計された「セント・パトリック大聖堂」は、小塔までの高さは100.6メートル(330フィート)あり、内部には直径8メートルのバラ窓をはじめとする高い天井・7855パイプの巨大なオルガン・3700枚のステンドグラス・「ミケランジェロ」の「ピエタ」のレプリカの他、世界中の職人によって作られた作品はどれも魅力的です。
2400人を収容できる「セント・パトリック大聖堂」では礼拝が毎日行われおり、観光客も信者と同様に参加することができます。
【セント・パトリック大聖堂:基本情報】
〖歴史〗

「セント・パトリック大聖堂」の設計は「ジェームズ・レンウィック」で、ドイツの「ケルン大聖堂」を模して建築され、「ネオ・ゴシック建築」とも呼ばれています。
「マサチューセッツ州」と「ニューヨーク州」で採石された大理石の煉瓦が使われており、建設は1858年から開始され、1888年に尖塔が完成しました。
総額1億7500万ドルをかけ、2012年から3年かけて大規模な改修が行われ、くすんでいた大理石もすっかり白くなりました。教会の内部もかなり明るくなり、以前にも増して優しい光で包まれています。
〖住所〗
5th Ave, New York, NY 10022
〖電話番号〗
+12127532261
〖アクセス〗
「セント・パトリック大聖堂」へのアクセスは、、、
・地下鉄E/M線:「5番街53丁目駅」を出て、「53丁目(53rd St)」を西へ進み、「5番街」に突き当たったら左へ曲がり、そのまま直進すると左手に現れます。
・地下鉄B/D/F/V線:「47-50丁目ロックフェラーセンター駅」を出て、「48丁目(48rd St)」を東へ進み、「5番街」に突き当たったら左へ曲がり、そのまま直進すると右手に現れます。どちらの行き方でも徒歩約3~5分です。
「セント・パトリック大聖堂」はミッドタウンに位置しているため、ニューヨークの名所である「ロックフェラーセンター」・「セントラル・パーク」・「グランドセントラル・ステーション」・「ニューヨーク近代美術館」など歩いてすぐのところにあります。
〖営業時間〗

月曜日~金曜日:7:00~16:30
土曜日:7:30~19:00
日曜日:7:30~19:30
入場の際には拝廊(入り口)にて手荷物検査があります。また、ガイドツアーも行われており、日程や予約方法は「セント・パトリック大聖堂」のホームページで確認することができます。
他にもボランティアによるツアーもありますので、観光中日程が合えば是非参加してみましょう。また、クリスマス期間中は「セント・パトリック大聖堂」でコンサートが行われ、合唱・キャンドルサービスなどが行われます。
〖入場料金〗
無料
〖公式サイト〗
https://www.saintpatrickscathedral.org/
〖注意事項〗

カトリック教徒の方たちがお祈りをしているので、観光する場合は邪魔にならないよう注意しましょう。写真撮影は一番奥の礼拝室を除きOKとされています。
人気観光地ではあるものの、あくまで教会(信者が神と対話する場)ということを忘れず過度に露出した服装は控えて静かに見学しましょう!
【セント・パトリック大聖堂:魅力・見どころ!】
〖外観〗

セント・パトリック大聖堂の見どころは「ゴシック・リバイバル様式」の外観!18世紀後半から19世紀にかけて興った「ゴシック・リバイバル様式」の建物は、「ネオ・ゴシック様式」とも呼ばれています。
ドイツの「ケルン大聖堂」を模して「ジェームズ・レンウィック」が設計を行い、5番街に面した重さは約9tの扉の上には、聖パトリックの像が置かれています。
ステンドグラスと共にを鑑賞するなら、天気の良い昼間の時間がおすすめです!夜のライトアップも、外装の彫刻が映えて美しく、観光の際には道路の向かいの通りからの撮影がおすすめです!
〖内観〗

「セント・パトリック大聖堂」の内部には、直径8メートルのバラ窓をはじめとする高い天井・7855本ある巨大なパイプオルガン・2800枚のステンドグラス・「ミケランジェロ」の「ピエタ」のレプリカの他、世界中の職人によって作られた作品があります。
【パイプオルガンとバラの窓】

「セント・パトリック大聖堂」入口の上方にある「パイプオルガン」は、3年かけて作られ、パイプの本数はなんと7855本もあります。
日曜日のミサや大聖堂の行事の際には、荘厳な音が奏でられ、その音色に魅せられて大聖堂に通うファンも多いようです。また、「オルガン」の上には直径8mの「バラ窓」がはめこまれており、内側から見上げると「パイプオルガン」で「バラ窓」は少し隠れていますがしっかりと迫力を感じられます。
【小祭壇】

教会内には有名宝石店「ティファニー」のデザインによる主祭壇以外、通路の両側を含め20の祭壇があります。
世界中からアメリカに渡ったカトリックの移民たちは、その国や宗派によって信仰の様式が様々だったことから、それぞれの要望に応える小祭壇を置いています。
その背景として、アメリカ合衆国において、現状プロテスタントが圧倒的に優勢である現状があります。
【ステンドグラス】

「セント・パトリック大聖堂」の天井は高く、360度いたるところに「ステンドグラス」が配置されています。
青を基調に2800枚パネルが使われ、色彩の豊かで繊細なデザインがフレームにも施されています。中でも聖母礼拝堂のロザリオの奇跡を描いたものは必見!
日がある時間に訪れると「ステンドグラス」を通じて光が入ってくる様子が見られますので、是非とも椅子に座りながら見上げることをおすすめします!
【結婚式】

「セント・パトリック大聖堂」では年間150組ものカップルが結婚式を挙げており、式は正面中央の椅子と列を使って行われます。
一般の参拝客や観光客も結婚式の様子を見ることができ、参列者用の入り口以外ならどこからでも入ることができ、周辺の座席にも座ることができます。
また、左右の側廊を自由に行き来することができるので、観覧を続けることも可能です。
【ギフトショップ】

「セント・パトリック大聖堂」の「ギフトショップ」では、宗教的、精神的、教育的贈り物として、多くのキリスト教にまつわる商品が置かれています。
クリスマス、イースター、洗礼のための贈り物などキリスト教徒には欠かせないギフトショップ。訪問の記念に1つ購入してみてはどうでしょうか。
【セント・パトリック大聖堂周辺:おすすめ観光スポット3選!】
〖ロックフェラーセンター(Rockefeller Center)〗

こちらは、日本のメディアやTVでもお馴染みのニューヨークの人気観光スポット「ロックフェラーセンター(Rockefeller Center)」です!
「トップ・オブ・ザ・ロック」は70階にあり、展望台からニューヨークの素晴らしい眺めを観ることができます。エレベーターで70階まで上がったら、3ヶ所あるビューポイントを見つけて360度の景色を楽しんでください!
美しい「セントラル・パーク」や103階建ての壮大な「エンパイア・ステート・ビルディング」などが観えますよ!

【基本情報】
ロックフェラーセンター(Rockefeller Center)
住所:47th-50th Street / 5th-6th Avenue
電話番号:212-332-6868
アクセス:「Rockefeller Center駅」からすぐ。
営業時間:24時間
※ショップなどは各店舗により異なります。
トップ・オブ・ザ・ロック:8:00~24:00
※最終上りエレベーター23:00
〖定休日〗
※ショップなどは各店舗により異なります。
トップ・オブ・ザ・ロック:無休
公式サイト:https://www.rockefellercenter.com/
〖ニューヨーク近代美術館(MoMA)〗

こちらは、世界のモダンアートの最先端をリードするニューヨークらしい、近現代アートの金字塔作品が結集した「ニューヨーク近代美術館」通称「MoMA(モマ)」です!
「ニューヨーク近代美術館」は、全てのモダンアートファン必見の美術館で、ニューヨーク観光の要所としても避けては通れない人気の美術館です。「モネ」や「セザンヌ」などの印象派をはじめ、「ピカソ」・「マチス」・「ウォーホル」など現代美術の代表作が鑑賞できます。
北米でも主要な近代美術館の1つとされており、素晴らしい常設展の他、様々な特別展があります。また、「ニューヨーク近代美術館」の建物は日本人建築家「谷口吉生」氏の設計です。

【基本情報】
住所:11 West 53 Street, New York
電話番号:212-708-9400
アクセス:5th Avenue-53rd Street駅から徒歩すぐ
開館時間:10:30~17:30(金~20:00)
定休日:サンクスギビング、12/25
入館料:大人25ドル、65歳以上18ドル(要身分証)、学生14ドル(要身分証)、16歳以下は無料
入場券には特別展、フィルム上映(ご鑑賞の際には別のフィルム入場券が必要となります)、および別館のMoMA PS1への入場料が含まれます。
公式サイト:https://www.moma.org/tickets/select
〖セントラル・パーク(Central Park)〗

こちらは、アメリカ・ニューヨーク・マンハッタン島の摩天楼のど真ん中に広がる都会のオアシス「セントラル・パーク(Central Park)」です!
誰もが一度は目や耳にしたことがある「セントラル・パーク」は、都市部の公園としては全米一の規模と言われ南北4キロ・東西0.8キロ、地図で示すと南北59丁目から110丁目・東西5番街から8番街までという広さ誇る公園で、地元のニューヨーカーにはもちろん、観光客にも大人気のスポットです。

映画やテレビの舞台としてもよく利用され、毎年3500万人もの人が訪れる「セントラル・パーク」は、まさにマンハッタンの〖心臓〗です。広大な敷地には、約9000個のベンチ・約24000本の木があり、園内には様々な観光スポット・アクティビティ・テイクアウトできるお店があります。
【基本情報】
住所:59-110th St Central Park West & 5th Ave New York City NY
電話番号: +1 212-310-6600
開園時間:6:00~翌日1:00 定休日:無
アクセス:地下鉄N/R線 59th street(59丁目)駅下車後、徒歩1分
※公園入り口は各所にあります。
公式サイト:http://www.centralparknyc.org/

いかがでしたでしょうか。
「セント・パトリック大聖堂」は2012年から3年間に渡り、総額1億7500万ドル(約208億円)をかけた大規模な改修工事が行われました。
荘厳な雰囲気は昔のままで、美しさが増した「セント・パトリック大聖堂」に是非訪れてみてはいかがでしょうか。
【基本情報】
セント・パトリック大聖堂
住所:Saint Patricks Cathedral, 5th Ave, New York, NY 10022
電話番号:212-753-2261
アクセス:
地下鉄E 5番街 ‐ 53丁目(5th Av ‐ 53rd St)駅 徒歩3分 地下鉄M 5番街 ‐ 53丁目(5th Av ‐ 53rd St)駅 徒歩3分 地下鉄6号 51丁目(51st St)駅 徒歩5分
休業日:年中無休
営業時間:〖大聖堂〗6:30 - 20:45〖ギフトショップ〗8:30 - 20:00
公式サイト://www.saintpatrickscathedral.org/
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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