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アメリカ ニューヨーク テネメント博物館

更新日:2020年12月28日


こちらは、1988年に設立された移民の歴史をテーマにした6件のアパートメントを改装して造られた博物館「テネメント博物館」です!

この地域のリトルジャーマニーなどの移民コミュニティーについて学ぶことができ、「人間のるつぼ」をより深く学びたい方におすすめです!

今回はそんな、「テネメント博物館」について詳しくご紹介させていただきます!

【テナメント博物館:基本情報】

〖歴史・概要〗

「テネメント博物館」は1988年に設立され、6軒のアパートメントをもとの状態に修復したものです。ちなみに、「テナメント」とは「共同住宅」との意味で、このアパートメントの中で何十家族もが共同で暮らしていました。1930年代にできた集合住宅に対する規制に対応するのが面倒だと感じたオーナーが、1階にあったバーだけはそのまま営業させ、上階のアパート全戸を閉鎖することにしました。

階段は木NG!・お手洗いは何世帯にいくつないとダメ!など管理する側からするととても面倒くさい規制だったため、オーナーは住んでいた人々を追い出し、そのまま放置。1980年代に売りに出された時に当時のまま発見されたのが話題になり、アパートの中はタイムカプセル状態で「その当時の様子を一般に公開しよう!」と言い始めたのが「テネメント博物館」の始まりなのです。

また、「テネメント博物館」は、「ロウアーイーストサイド」の「97 Orchard Street」にあるのですが、1863年から1935年の間、20の異なる人種の移民のべ7000人の住宅であったアパートメントの中に位置しています。住民にはひとつの共通点があり、それは極貧の中で数々の大きな課題に直面しているということでした。

彼らは新しいアイデンティティに慣れ、将来のために死に物狂いで働き、ものすごく少ない資金で家族を支えなければなりませんでした。ガス、水道、電気のない、それに他の20家族と裏庭のトイレをシェアする生活を送っていました。

〖住所〗

103 Orchard St, New York, NY 10002

〖電話番号〗

+18779753786

〖アクセス〗

地下鉄F・J・M・Z線「デランシー・ストリート/エセックス・ストリート(Delancey St/Essex St)駅」から徒歩2分。

〖入場料金〗

大人:29USドル/シニア(65歳以上):24USドル/学生(6~17歳):24USドル

※博物館の見学は個人では不可となりますので、内部見学したい場合はツアーに参加しましょう!


【ツアーチケット購入方法】

「テネメント博物館」のコースツアーは「97 Orchard Street」に残された長屋をガイドに従って1時間程でまわるツアーによって見るスタイルになります。

※コースツアーのため、好きな時間に見て回るスタイルではないので注意してください。

コースはいくつかあるため、あらかじめ興味があるツアーを調べてオンラインでチケットを購入しておき、指定された時間に行くか当日「テネメント博物館」に行き、その時間に参加できるツアーに乗るかしか「テネメント博物館」の中に入る術はありません。

チケットの購入はレジから出来るので、コースに参加したい方はレジで購入しましょう!

〖営業時間〗

日曜日~水曜日・金曜日:10時00分~18時30分

木曜日:10時00分~20時30分

土曜日:10時00分~19時00分

〖休業日〗

感謝祭・クリスマス

〖公式サイト〗

https://www.tenement.org/

【コースツアーについて】

〖ショップオーナーの生活(Shop Life)〗

アパートメントの地下部分は、長年にわたって、様々なお店であり続けてきました。ここではガイドさんが1870年にバーを経営していたドイツ人の「シュナイダー夫妻(ジョンとキャロライン)」を紹介してくれます。

メディアショーなどを駆使して、1900年代のユダヤ人家族経営の肉屋、1930年代のオークション支配人、1970年代の下着ショップオーナーについての話をしてくれます。

所要時間:1時間半

対象年齢:12歳以上

〖搾取工場員たち(Sweatshop Workers)〗

イーストサイドが世界でも最も人口過密な居住地域だった20世紀初頭のポーランド人「レヴァイン一家」とリトアニア人「ロガーシェフスキー一家」に訪ねてみましょう!彼らは「97 Orchard Street」で洋品店を営んでおり、非常に難儀しながらも仕事、信仰、家族の釣り合いをとっていたのか、観て、聞くことができます。

所要時間:1時間

対象年齢:8歳以上

こちらはでは、2時間の大規模なツアーに参加するオプションもあり、ツアーの内容にはテーマについてのディスカッションも含まれています。

対象年齢:12歳以上

〖生活苦(Hard Times)〗

こちらは、最も印象的なツアーの1つと言っても過言ではなく、こちらのツアーではユダヤ系ドイツ人「ギュンペルツ一家」の家を訪れます。1873年から3年にわたる大不況で金融危機により多くの会社が倒産し、ストライキが多発した時期に一家の主人は忽然と姿を消します。

カトリック信者のイタリア人「バルディッツィ一家」がどのように生活し、1930年代の世界恐慌を乗り切ったのかを観ることもできます。

所要時間:1時間

対象年齢:8歳以上

こちらでは、2時間の大規模なツアーに参加するオプションもあり、ガイドや他の参加者とともに内容についてディスカッションする機会があります。

対象年齢:12歳以上

〖アイルランド人のよそ者(Irish Outsiders)〗

19世紀には移民の家族はほぼ1年に1回のペースで引っ越しをしており、「モーア一家」も例外ではありませんでした。カトリックのアイルランド人一家の父親の稼ぎが良くなり、一家は犯罪の多い「ファイブポインツ」から「97 Orchard」に引っ越してきますが、引っ越した先ではドイツ人コミュニティによそ者扱いをされながら、1869年子どもを亡くすという経験をします。

所要時間:1時間

対象年齢:12歳以上

〖97 Orchard探訪(Exploring 97 Orchard)〗

こちらでは、「テネメント博物館」の舞台裏をのぞくことができます!「97 Orchard」に住んでいたどの家族も当時の流行や決まりに従って、何らかの印を残しており、専門家や学芸員、考古学者がどのように作業するのかを観ることができます。

※このツアーは木曜のみの開催です。

所要時間:1時間半

対象年齢:12歳以上

【テネメント博物館:魅力・見どころ!】

ガイドさんの説明を聞き、玄関ホールを入るとまずその暗さと狭さに愕然としてしまいます。今では小さな電球が付いていますが、当時はもっと暗かったことを考えると思わずゾッとしてしまいます。

また、体を傾けなければすれ違えないほどに狭い廊下と階段。5階に住んでいれば水を運ぶにもトイレに行くにも、この階段を何度も上下しなければならなかったのです。当時のままに再現された部屋には家具らしい家具もなく、粗末なテーブルとベッドのほかには調理用ストーブがある程度。

このように太陽光が入らず、換気もできない部屋にたくさんの家族が住んでいたことから当時は結核が流行。20世紀初頭のこの地域の乳児死亡率は40%だったといいます。

【ギフトショップ】

1階にある「ギフトショップ」は、実はお土産の宝庫であり、ニューヨーク土産を探している方は、この「ギフトショップ」目当てに「テネメント博物館」を訪れても良いでしょう。

テネメント博物館限定の「エコバック」・「ポストカード」・「絵本」・「包装紙」・「カレンダー&クラッチバック」・「文具」・「靴下」などついつい自分用にも買ってしまいたくなる物がたくさんあります!

【合わせて訪れたいおすすめ観光スポット!:ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート

こちらは、ダウンタウンにあるコンテンポラリー・アート専門のミュージアム「ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート」です!

この美術館は名前の通り「新しいアート・新しいアイディア」を提案するというコンセプトがあり、あえてコレクションを持たず、期間限定の特別展を中心としています。

不思議な世界を体験できるインスタレーションや、思わず立ち止まって考え込んでしまうような面白い作品があるので、アート好きでなくても楽しめます。

【基本情報】

ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート

住所:235 Bowery, New York, NY 10002

電話番号:212-219.1222

営業・開館時間:

火曜日・水曜日・金曜日~日曜日:11:00~18:00

木曜日:11:00~21:00

休館日:毎週月曜日、11月第4木曜日、12月25日

チケット料金・入場料:大人 18ドル/シニア 18ドル/学生 12ドル/18歳以下 無料

予約:不要(ガイドツアーは要予約)

公式サイト:https://www.newmuseum.org/

いかがでしたでしょうか。

「テネメント博物館」は、ニューヨーク移民の歴史を知るためには「エリス島移民博物館」と併せて訪問するのもおすすめです!

モダンでおしゃれなニューヨークの観光もいいですが、たまにはこういう古