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  • 私の旅行記

アメリカ ニューヨーク ナショナル・セプテンバー11・メモリアル

更新日:2020年12月28日


こちらは、2001年9月11「アメリカ同時多発テロ事件」を記録し、その継続的な重要性と意義を探求できるアメリカ内屈指の機関「ナショナル・セプテンバー11・メモリアル(9・11記念博物館)」です。

「ナショナル・セプテンバー11・メモリアル(9・11記念博物館)」の1万平方メートル以上の展示スペースは、「ワールド・トレード・センター・サイト」の中に位置し、マルチメディアディスプレイヤー・アーカイブ・ナレーション・現場から回収された遺物などを通して、9・11の出来事を物語っています。


また、訪問者が2001年のテロに加え、1993年の世界貿易センター爆破事件により犠牲となった男性・女性・子供たち全ての犠牲者の命を追悼する場ともなります。

 

【ナショナル・セプテンバー11・メモリアル:基本情報】

 

〖歴史・概要〗

「9/11メモリアル・ミュージアム」は、「アメリカ同時多発テロ事件」を記念して2014年5月にオープンした博物館。正式名称は「ナショナル・セプテンバー11メモリアル&ミュージアム」。

2001/9/11、テロリストによりハイジャックされた2機の旅客機が「ワールドトレードセンター」の「ツインタワー」にそれぞれ激突。完成時世界一の高さを誇り、ニューヨークのシンボル的存在となっていたタワーは周囲の建物を巻き込んで瞬く間に崩壊しました。

この同時多発テロ事件による被害者は救助隊員等も含めて3000人以上に及び、あまりに衝撃的な出来事は世界中で中継され、崩壊した「ワールドトレードセンター」の跡地は、当初爆心地を意味する「グラウンド・ゼロ」と名付けられ、その後「9/11メモリアル・ミュージアム」が建設されるに至りました。

【メモリアル・オープン】:2011年9月11日

【ミュージアム・オープン】:2014年5月15日

〖住所〗

180 Greenwich St, New York, NY 10007

〖電話番号〗

+12123128800

〖アクセス〗

・地下鉄R、N系統「Cortlandt Street駅」から徒歩3分

・地下鉄A、C、J、2、3、4、5系統「Fulton Street駅」から徒歩約5分

・地下鉄2、3系統「Park Pl駅」から徒歩約7分

【メモリアル・エリア入場の流れ】

入り口は数か所あり、「ナショナル・セプテンバー11・メモリアル」は「グリニッチ通り(Greenwich St.)」・「リバティー通り(Liberty St.)」・「ウェスト通り(West St.)」・「フルトン通り(Fulton St.)」に囲まれており、エリアの角に入り口が設けられていますが、上記の地図の右上以外となっています。また、「フルトン通り」と「グリニッチ通り」には6時〜20時まで利用できる「エントランス」が設けられています。

※入場するには手荷物検査を受ける必要があります。


ちなみに、「ワールド・トレード・センター」跡地には、、、

・One World Trade Center

・2 World Trade Center

・3 World Trade Center

・4 World Trade Center

・7 World Trade Center

の5つのビルと「ST NICHOLAS GREEK ORTHODOX CHURCH(聖ニコラス聖堂)」という教会があることがわかります。〖NORTH POOL〗と〖SOUTH POOL〗は9・11で崩壊した「ツインタワー」があった場所です。

その間にあるのが「ナショナル・セプテンバー11・メモリアル(9・11記念博物館)」です。また、〖SOUTH POOL〗の左側には、テロで生き残った木があります。

【ミュージアム・エリア入場の流れ】

「ミュージアム」入り口には、チケット窓口も併設されており、チケットがない方はこちらで購入しましょう。事前にオンラインでチケット予約をした方やシティパス利用の方はそのまま入場します。

※オンライン予約したチケットは時間枠が決まっているため、その時間内に入場しましょう。

※シティパスの人は、時間は決められていないので、何時でも入場可能です。

※入場したら、音声ガイダンスやツアーなどがインフォメーションデスクで確認できます。

〖ガイドツアー・音声ガイドについて〗

【ガイドツアー】

6種類ほどのツアーが用意されています。どれも英語でのガイドになり、大体が60分のツアーになります。チケットの予約が必要ですので、公式からご確認ください。

https://www.911memorial.org/visit/tours

【館内ガイドアプリ(無料)】

日本語対応のガイドをしてくれる公式アプリ「9/11 Museum Audio Guide」があります。現地でもWi-Fiを利用することができるのですが、事前にダウンロードしておくことをおすすめします。また、当日はイヤホンを持っていくことをお忘れなく!館内でイヤホンなしでのアプリ利用は禁止されています。忘れた方は、インフォメーションデスクでも購入可能です。

〖料金〗

【ミュージアム】:

・大人:$24

・65歳以上:$18

・7歳-17歳:$15

・7歳未満:無料

※火曜の17:00-20:00は無料(チケットは16:00から先着順で配られます)

【メモリアル】:無料

【ニューヨーク・シティ・パス】

現地でもチケット購入することができますが、通常時でも並ぶことがほとんどです。

そのため、オンライン購入するのが最もおすすめで、中でもダントツでおすすめなのが「ニューヨーク・シティ・パス」です!

「ニューヨーク・シティ・パス」であれば、もちろんチケット購入のための長蛇の列に並ぶ必要がなく、料金もお得になります。

更に「ニューヨーク・シティ・パス」を利用すると、ニューヨークの観光スポット6箇所を通常料金よりもお得なセット価格で回ることが可能なんです!

・〖エンパイア・ステート・ビルディング〗

・〖メトロポリタン美術館〗

・〖アメリカ自然史博物館〗

・〖トップオブザロックorグッゲンハイム美術館〗

・〖自由の女神orサークルラインクルーズ〗

・〖ナショナル・セプテンバー11・メモリアル(9・11記念博物館)orイントレピッド海上航空宇宙博物館〗

公式サイトから購入する➡【ニューヨーク・シティ・パス】:大人$136・子供$112

〖営業時間〗

【ミュージアム】

日曜日~木曜日:9:00-20:00(最終入場18:00)

金曜日・土曜日:9:00-21:00(最終入場19:00)

【メモリアル】

7:30-21:00

〖定休日〗

なし

〖公式サイト〗

http://www.911memorial.org/


〖911メモリアルエリア&ミュージアム:注意事項〗

ミュージアムに入る際には「セキュリティースクリーニング(空港などである手荷物チェック)」が必須です。

・カメラは個人利用での撮影のみ許されますが、フラッシュは禁止されています。

・ミュージアム内のスケッチは、えんぴつのみ使用可能。ボールペンやペイント用具などは使用禁止。

・ベビーカーは利用可能ですが、オーバーサイズなどの理由でスタッフに禁止された場合は使用不可。

・携帯はサイレンスモード必須。通話は「コンコース・ロビー」と「Audiorium」の階でのみ可能。

・リュックや大きなカバン、長い傘はミュージアムへは持ち込み禁止。すべてコートチェックで預ける必要があり、大きすぎる荷物はコートチェックでも預かり不可の場合があります。

・飲食、喫煙、ガム、ライターは禁止されています。

・物を投げ入れたり、捨てたりする事は禁止されています。

 

【911メモリアルミュージアム:館内マップ・展示エリア】

 

〖地上〗:L-1、L-2

1階に「Entrance hall(エントランス・ホール)」・2階に「Atrium Terrace(アトリウム・テラス)」に別れています。「アトリウム・テラス」には、映画や映像が上映されるAudiorium(オーディオリウム)とカフェ、お手洗いがあります。映画などは30分間隔で上映されています。

〖地下〗:C-1、C-2

「Concourse Lobby(コンコース・ロビー)」には、ツアーデスクやインフォメーションデスク、お土産が買えるミュージアムストア、コートチェック、お手洗いがあります。

〖地下〗:C-4

「EXHIBITIONS AND EDUCATION CENTER」では、9.11の展示品などいろいろなブースに別れています。「In Memoriam」・「September 11, 2001」・「Rebirth at Ground Zero」ではカメラなどの撮影は禁止されています。

〖当時の状況が蘇る生々しい展示品の数々〗

同時多発テロ事件の悲劇を後世まで伝える為に2014年5月にオープンした「911メモリアルミュージアム」。テロ発生当時、ビルの階段を降りながら避難した人達の思いをなぞる為に地下7階建てのデザインになっています。

館内には避難する人達が実際に使用した非常階段や、変形した消防車、被害者の遺品、行方不明者を探す張り紙等、当時の状況を伝える為のあらゆる品が展示されています。

こちらの国旗は崩壊後に発見され、消防士たちが瓦礫に挿したアメリカの国旗。この「911テロ事件」では人の手によって、たくさんの罪の無い国民が亡くなりました。ビルの中にいた人、飛行機の中の人、タワーが崩れた時に近くにいて巻き込まれた人、救助に行き、そこで巻き込まれた消防士、警察の人。その人たちの家族や友達、関係者を悲しみのどん底に突き落としました。

地下2階は当初のビルで残った壁が使われています。真ん中の柱は最後に残っていた柱「Last Column」です。

「PAPD(港湾局警察)37人」・「NYPD(ニューヨーク市警)23人」・「FDNY(ニューヨーク消防局)343人」は、救助にあたり殉職された方々の人数です。この場所は、図の黒い丸の位置で、「ツインタワー」のあった地下2階だった部分です。

硬そうな素材で出来たビルのパーツがたくさん展示され、当時の悲惨な状況を伝えています。そして、飛行機がぶつかる前、そしてその後の崩れる映像が鮮明に映像や写真で残っています。

当時、ビルの中やその周辺にいて事故に巻き込まれ、帰って来なかった人たちを探す家族の貼り紙を集めた映像が映し出されています。

こちらは、ローマの詩人「ウェルギリウスの言葉」・【NO DAY SHALL YOU FROM THE MEMORY OF TIME(どんな日もあなたを時の記憶から消すことはないでしょう)】。この作品を作った方は、「貿易エンタービル」の瓦礫の鉄鋼を溶かしてこの文字を書きました。

そしてこの階段は、たくさんの人を救った非常階段「Survivers Stairs”(生還者たちの階段)」です。「世界貿易センター」北端にあった「ヴェシー・ストリート階段」を通ったために生き残れたという方が何百人もいるという、まさしく生と死の境目となった階段です。理由は、この階段のちょうど上に丈夫な雨よけがあったため、瓦礫よけになり、さほど階段が崩れなかったのです。

こちらは「ツインタワー」の1番上の部分。

救助に駆けつけた消防車もビルの崩壊で打撃を受け、映像などを見る限り、形を残しているものは少ないので貴重な資料と言えます。

更に、「オサマ・ビン・ラディン」の隠れていた家のレンガ。その他、テロを起こした犯人たちが空港のゲートを怪しまれることなく通過するところの映像や、アルカイダに関する説明などもありました。

ちなみに、「Special Exhibition」・「Historical Exhibition」・「In Memoriam」・「Rebirth at Ground Zero」撮影禁止のコーナーもあり、そこでは当時のニュース映像や写真、犠牲になった方々の思い出の品などが展示してありました。飛行機がビルに追突する映像を見ると、当時の衝撃が蘇ってきます。驚いたのは、燃え盛るビルの中で行き場をなくして、飛び降りてしまった人々が落下しているところの写真が展示してあったこと。日本だったらこういう展示はあまり見ないのではないかと思います。

 

【9/11メモリアル】

 

「ワールドトレードセンター」跡地に建てられたモニュメント「9/11メモリアル」は、2001年の「同時多発テロ事件」及び1913年の「ワールドトレードセンター爆破事件」の被害者を追悼する為、「グラウンド・ゼロ」には「メモリアル・パーク」が建設され、2011/9/11から一般公開されました。


「ワールドトレードセンター」の基盤を元にして作られた「9.11メモリアル」は、2つの巨大なプールの形をした巨大モニュメント。プールには静かに滝が流れ、縁を囲むブロンズ部分には事件の被害者の名前が彫り込まれており、献花に訪れる人も多い慰霊の場所。静粛に過ごすよう心がけましょう。


〖追悼式典〗

2001年9月11日に発生した同時多発テロにより崩壊した、世界貿易センタービル跡地では、毎年追悼式典が開催されています。

世界貿易センタービルの「ノースタワー」に最初に飛行機が衝突した午前8時46分に黙祷が捧げられ後、2001年及び1993年の爆発テロにより世界貿易センターで亡くなった人たちの名前が遺族により読み上げられます。

2番目の飛行機が「サウスタワー」に衝突した午前9時3分・アメリカン航空77便が「ペンタゴン」に衝突した午前9時37分・「サウスタワー」が崩壊した午前9時59分・ユナイテッド航空93便が「ペンシルべニア」に墜落した午前10時3分・「ノースタワー」が倒壊した午前10時28分にもそれぞれ黙祷の時間がもたれます。

夕方からは、光に柱であるトリビューインライトが一晩中点灯されます。ちなみに、式典での政治家のスピーチを禁じています。

会場となる「グランドゼロ」の複数の通りは、午前7時~午後5時までの間通行禁止となり、「べシー・ストリート」・「ウェスト・ストリート」・「レクター・ストリート」・「ブロードウェイ」などからは通り抜けできなくなります。

また、市内各地でも大小多数の追悼式典が開催され、クイーンズの「ジュニパー・パーク」では音楽や詩によって犠牲者を追悼するキャンドルの集会が開かれます。

 

【ミュージアムストア】

 

「911メモリアルミュージアム」では、「コンコース・ロビー」にお土産ストアがあります。

目立つのが、9.11の救助などにあたった「消防隊(FDNY)」や「警察(NYPD)」のグッズ。他にもアメリカの国旗などがあります。

 

【基本情報】

ナショナル・セプテンバー11・メモリアル(9・11記念博物館)

住所:180 Greenwich St, New York, NY 10006

電話番号:212-266-5211

料金等:入場は大人24ドル、シニア(65歳以上)18ドル、学生18ドル、青年(7~17歳)15ドル、6歳以下無料。火曜日の午後5時以降は無料。無料チケットは先着順で午後4時から配布されます。

アクセス:

・地下鉄R コートランドストリート(Cortlandt St)駅 徒歩5分 ・地下鉄E ワールドトレードセンター(WTC)駅 徒歩7分 ・地下鉄4号 フルトンストリート(Fulton St)駅 徒歩7分

休業日:年中無休(一部祝日除く)

営業時間:日~木曜: 9:00 - 20:00 (最終入館18:00), 金・土曜: 9:00 - 21:00 (最終入館19:00)

必見スポット:美術館、博物館 / モニュメント、記念碑 /

公式サイト://www.911memorial.org/museum

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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