私の旅行記
アメリカ ニューヨーク ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート
更新日:2020年12月28日

こちらは、ダウンタウンにあるコンテンポラリー・アート専門のミュージアム「ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート」です!
この美術館は名前の通り「新しいアート・新しいアイディア」を提案するというコンセプトがあり、あえてコレクションを持たず、期間限定の特別展を中心としています。
不思議な世界を体験できるインスタレーションや、思わず立ち止まって考え込んでしまうような面白い作品があるので、アート好きでなくても楽しめます。
今回はそんな、「ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート」について詳しくご紹介させていただきます!
【ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート:基本情報】
〖歴史・概要〗

「ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート」は、1977年に元「ホイットニー美術館キュレーター」の「マーシャ・タッカー」によってニューヨークのトライベッカ地区に開設されました。
以来「新しいアート・新しいアイディア」という理念のもと、有名無名を問わず実験的な作品を積極的に収集・展示し、ニューヨークのアートシーンを刺激する存在であり続けています。「MoMA」が近代アートなら、こちらの専門は「現代アート」。アートの最先端であるニューヨークでもひときわ「とがった」美術館なのです。
2007年にはマンハッタンのバワリー地区に移転。「妹島和世」+「西沢立衛(SANAA)」と「ゲンスラー・アンド・アソシエイツ」によって設計された不揃いな箱を積み上げたような建物は、そのユニークな外観から大きな注目を集めました。また、7階のスカイルームのテラスからはマンハッタンの街並みを一望することができます。
〖住所〗
235 Bowery, New York, NY 10002
〖電話番号〗
212-219.1222
〖アクセス〗
「ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート」は、「ソーホー」や「ニューヨーク大学」にもほど近い「バワリー地区」にあります。
最寄り駅は地下鉄N/R線「プリンス・ストリート駅」で、そこから徒歩7分ほどの場所にあります。最寄り駅からの行き方としては、駅を出たら東へ進み、真っすぐ6ブロックほど過ぎたら目の前に表れます。
特徴的な7つの箱がアンバランスに積み重なった独特の外観なのですぐに見つけられるはずです。
〖入場料〗

大人:18ドル/シニア:18ドル/学生:12ドル/18歳以下:無料
毎週木曜日の19時~21時の間は「Pay What You Wish」で任意の料金で入場できます(ただし最低2ドルから)。
〖営業時間〗
火曜日・水曜日・金曜日~日曜日:11:00~18:00
木曜日:11:00~21:00
〖定休日/休業日〗
毎週月曜日/11月第4木曜日・12月25日
〖公式サイト〗
【ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート:魅力・見どころ!】

「ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート」は、地下1階から7階までと8フロアあり、1フロアの面積が小さいため、「MoMA」や「メトロポリタン美術館」に比べると、規模的には圧倒的に小さいです。
〖フロアによって異なる大きさの展示室〗

「ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート」では、異なる大きさの箱を積み重ねているため、各フロアは異なる大きさの展示ルームとなっているのも特徴です!
SOHOは個性的なギャラリーが数多く集まるエリアで、その存在を踏襲して無名でも将来性のあるアーティストの作品を展示。かなり巨大な作品も展示されているので迫力も満点です!

企画展によっては「コンテンポラリーアート」の中でもかなり奇抜な作品に出会うことができ、これがアート!?と思う展示もありますが、それはニューヨークらしくかなり前衛的なことの現れであり魅力の1つです!
〖7つの箱積みの外観〗

「ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート」は、日本人建築ユニットの「SANNA」によって建設されました。形が違う7つの箱がずれて積み重なったようなデザインをしており、美術館のコンセプトである「ニュー・アート」を表しています。
また、美術館周辺はホームレスが多く治安が悪かった為、「バワリー地区」の明るい象徴という願いも込められており、外観の壁も美しく見えるようにアルミメッシュが使われていたり、光を多く取り入れるよう地上階はガラス張りになっています。
〖熱心なアート教育〗

館内では勉強会や学習プログラムも充実しており、文化や教育をアートに結び付けて学ぶ10代の学生向けの勉強会やガイド付きのツアー、毎月第一土曜日に行われる8歳以下の子供用のアート教室などが行われています。
また、デジタルアーカイブやリソースセンターなどの設備もあり、アートについてより深く学ぶことができます。
〖土日限定開放のスカイルーム〗

「土日限定開放のスカイルーム」は館内の7階にあり、展望台のように全面ガラス張りで開放感のある空間になっています。
外に出られるテラスもあり、隣のビルやビルとビルの間から覗き込む「エンパイアステート」などのマンハッタンの摩天楼を一望できます。注意としては平日は開放していないので、土曜か日曜のどちらかに足を運んで下さい!
【ギフトショップ】

1階のエントランス近くには「ギフトショップ」があり、こちらでは外観をモチーフにしたソルト・ペッパーシェイカーやティディベアなどが販売されています。
その他にも実用的な折り畳み傘やマグネット、写真やグラフィックのアート本なども販売されています。
【合わせて訪れたいおすすめ観光スポット!:テネメント博物館】

「テネメント博物館」は、1988年に設立された移民の歴史をテーマにした6件のアパートメントを改装して造られた博物館です。
この地域のリトルジャーマニーなどの移民コミュニティーについて学ぶことができ、「人間のるつぼ」をより深く学びたい方におすすめです!
【基本情報】
テネメント博物館
住所:103 Orchard St, New York, NY 10002
電話番号:+18779753786
営業時間:
日曜日~水曜日・金曜日:10時00分~18時30分
木曜日:10時00分~20時30分
土曜日:10時00分~19時00分
公式サイト:https://www.tenement.org/

いかがでしたでしょうか。
有名で歴史ある美術館や博物館が多いニューヨークにて、新しいアートをテーマにした「ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート」は、アートに詳しくない人でも刺激や発見があり楽しめるはずです!
普通の現代アートは見飽きてしまい、もっと斬新で最新の作品に出会いたいと思っている方は是非とも「ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート」に行ってみましょう!
【基本情報】
ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート
住所:235 Bowery, New York, NY 10002
電話番号:212-219.1222
営業・開館時間:
火曜日・水曜日・金曜日~日曜日:11:00~18:00
木曜日:11:00~21:00
休館日:毎週月曜日、11月第4木曜日、12月25日
チケット料金・入場料:大人 18ドル/シニア 18ドル/学生 12ドル/18歳以下 無料
予約:不要(ガイドツアーは要予約)
ウェブサイト:https://www.newmuseum.org/
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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