私の旅行記
アメリカ ニューヨーク フェデラル・ホール
更新日:2020年12月28日

こちらは、アメリカ合衆国ニューヨークのウォール街26番地にあるアメリカ合衆国議会旧議事堂「フェデラル・ホール(Federal Hall)」です!
「フェデラル・ホール」は、「ナッソーストリート(Nassau Street)」の南端「ウォール街(Wall Street)」と交差する地点にあるアメリカの歴史的建造物の一つであり、今では博物館として植民地時代や連邦政府時代の歴史的資料の展示をしています。
初代合衆国大統領として「ジョージ・ワシントン(George Washington)」はこの地で就任演説を行い、自由と人権を尊重するアメリカ合衆国の歴史は始まりました。
今回はそんな、「フェデラル・ホール」について詳しくご紹介させていただきます!
【フェデラル・ホール:基本情報】
〖歴史・概要〗

「フェデラルホール」は元々イギリスの統治下にあったニューヨーク植民地時代の1700年に市庁舎として建設されました。1735年に、後にアメリカ合衆国の自由の礎となる、報道の自由に関する裁判がこの地で行われました。
アメリカ人ジャーナリストの「ジョン・ピーター・ゼンガー(John Peter Zenger)」は、権利の自由に関して主張し裁判に勝利、その後の1789年に人権に関する憲法「権利章典」が起草されました。

同時期に「ジョージ・ワシントン」が大統領として就任し、「フェデラルホール」は「議事堂」として機能し始めます。1790年に首都がニューヨークから「フィラデルフィア」に移った時、「フェデラル・ホール」は再び「ニューヨーク市庁舎」として使われ、1812年に取り壊されました。
「アメリカ合衆国議会議事堂」としては正確には二代目に当たり、現在の「フェデラル・ホール」は1842年にアメリカ初の税関として建設され、古代ギリシア風の建築物は1956年に国家歴史登録財に指定されています。
〖住所〗
26 Wall St, New York, NY 10005
〖電話番号〗
(212)8256990
〖アクセス〗
地下鉄2・3・4・5線「ウォール・ストリート(Wall St)駅」またはJ・Z線「ブロード・ストリート(Broad St)駅」下車後すぐ。
〖入場料金〗
無料
〖営業時間〗

9時00分~17時00分
※吹雪など悪天候の場合、休業する事もあるので電話確認要。
〖定休日/休業日〗
土曜日・日曜日/感謝祭・クリスマス・元旦
〖公式サイト〗
https://www.nps.gov/feha/index.htm
【フェデラル・ホール:魅力・見どころ!】
〖ワシントン像〗

「フェデラル・ホール」に着くとすぐに入り口にある「ジョージ・ワシントン」の銅像が出迎えてくれます。「ワシントン像」の周りは常に観光客で賑わっており、記念撮影の場所としても人気です。
ここはニューヨーク最初の市庁舎があった場所で、第1回の米連邦議会が招集されて1789年4月30日、「ワシントン」が「アメリカ初代大統領」として就任演説を行った場所でもあります。
また、階段を登り「ワシントン像」の後ろから眺めると「ニューヨーク証券取引所(巨大な星条旗が掲げられている)」が正面に見えます。
〖リンカーンやワシントンにまつわる展示〗

「フェデラル・ホール」の中に入るとロビーの一角に「ワシントン」が1789年4月3日に行った就任演説の原稿が展示されています。金庫の中に納まっていますが、これはコピーで本物はワシントンの「公文書館」にあります。
また、「リンカーン」が弁護士だった時の弁護士事務所の入り口と本棚の鍵や1841年の「リンカーン直筆のレター」など、「リンカーン」にまつわる物がたくさん展示してあります。

ちなみに「リンカーン直筆のレター」は、若い弁護士だった彼は不法侵入から殺人までいろんなケースを扱ったとのことで、これは単純は不法侵入のケースに関するレターだそうです。パートナーの弁護士のサインもあります。
1851年に書かれた「Alton and Sangamon Rail Road Company」という鉄道会社のケースの証拠として使われたリンカーン直筆の書類だそうですが、彼が株主の1人として名前も記載されています。彼の生涯で株主になったのは2回だけだそうですが、これはそのうちの1つとの事。

こちらは、「リンカーン」の署名入りの写真。「Mathew Brady」という写真家の作品だそうですが、大量生産されてベースボールカードのように収集されたのだそうです。
この他にも、「ジョージ・ワシントン」などの歴史的人物を紹介するコーナーや、人権や自由に関する「憲法修正条項(Bill of Rights)成立時」の背景紹介と実物の草案など、アメリカ合衆国が生まれた当時の重要な史料もたくさんあります。
〖聖書〗

アメリカ合衆国では大統領に就任する際、恒例の儀式として「聖書」に手をあて誓いをします。博物館には「ジョージ・ワシントン」が大統領就任の際に実際に使用したと言われている、聖書の実物が展示されています。
1767年に製作された「聖書」は古くて大きく、そこからアメリカ合衆国の建国という歴史的瞬間に使われた重みを感じます。よく見ると「Printed in 1767」の文字が見えますよ!
【フェデラル・ホール周辺:おすすめ観光スポット4選!】
〖バッテリーパーク〗

こちらは、マンハッタンの最南端に位置する公園「バッテリーパーク(Battery Park)」です!
海に面した「バッテリーパーク」は、都会でありながら落ち着いた雰囲気があります。ニューヨーク湾を一望できるほか、フェリーを利用して「スタテン島」・「エリス島」・「リバティ島」を訪れることも可能です。

また、「バッテリーパーク」には、様々なモニュメントが点在しており、それらをチェックしながら散歩するとより楽しむことができます。
【基本情報】
住所:Battery Park City Parks Conservancy2 South End AvenueNew York, New York 10280
電話番号:+12123443491
公式サイト:http://www.thebattery.org/
〖ワン・ワールドトレードセンター〗

こちらは、ニューヨーク1高いビル「ワン・ワールドトレードセンター」です!
かの「ツインタワー」の跡地近くに建ち、ミラーガラスで覆われたビル上の背の高いアンテナまでを含めると西半球で1番高い建物になります。
地面から金属とカラス製の欄干までは約417メートルある、そんな超高層ビルの展望台からはニューヨークを一望することができ、その眺めは圧巻です。

【基本情報】
住所:285 Fulton Street, Manhattan, New York 10007, United States
電話番号:+1 844-696-1776
営業時間:9時00分~22時00分
階数:104階
高さ:最頂部541.3m,屋上417m,展望台382.2m
着工:December 18, 2006
完成:July 2013
開業:November 3, 2014
公式サイト:https://oneworldobservatory.com/ja-JP/
〖トリニティ教会〗

こちらは、「ウォールストリート」の近くに位置する、ニューヨークの中で一番古い教会「トリニティ教会」です!
1697年に建てられたニューヨークで最古の教会で、「ウォール・ストリート」と「ブロードウェイ」の交差点にあります。オリジナルは火事で焼け、現在の建物は1846年建立の3代目になります。

内部には美しいステンドグラス、宗教や文化の展示をする博物館があり、【国指定歴史的建造物】にも指定されています。
【基本情報】
住所:79 Broadway (at Wall St.), New York
電話番号:(212)6020800
アクセス:地下鉄4・5線「ウォール・ストリート(Wall St)駅」または1・R・W線「レクター・ストリート(Rector St)駅」下車すぐ。
駐車場:なし
入場料金:無料
営業時間:
月曜日~金曜日:7時00分~18時00分
土曜日・日曜日:8時00分~16時00分
フリーツアー:毎日14時00分~
毎週木曜日にはクラシックを中心とした約1時間の無料コンサートが開催されます。
※無料ではありますが、$2程度の任意の寄付をすると言うのが目安のようです。
定休日:なし
公式サイト:https://www.trinitywallstreet.org/
〖チャージング・ブル〗

こちらは、ニューヨークのブロード街に設置されている、獰猛すぎる雄牛の像「チャージング・ブル(Charging Bull)」です!
金融街にある牛の銅像「チャージング・ブル(Charging Bull)」は、大きさ約5メートル、重さは約3181キロ。イタリア系アメリカ人芸術家「アルツューロ・ディ・モディカ」氏の作品になります。

1986年の株大暴落を乗り越えたようなアメリカの勇気と繁栄の象徴として作られ、「ブル(牛)」は上昇相場を意味します。銅像は1989年12月15日に「ニューヨーク証券取引所」のクリスマスツリーの下に勝手に置かれていました。
同日夕方には撤去されましたが「ボウリング・グリーン公園」の提案により現在の場所に設置されたと言う登場秘話もあります。また、睾丸を撫でると幸せになるとの噂があり、訪問する観光客が絶えません。
【基本情報】
住所:New York, NY 10004
アクセス:
アクセスの方法は2通り。
・「Bowling Green subway station駅」から、「ボウリンググリーン(公園)」を抜けて(北に進んで)行く方法。
・「Wall Street station駅」から、「ウォールストリート沿い」を(南に進んで)行く方法。
公式サイト:http://www.chargingbull.com/
いかがでしたでしょうか。
お土産売り場には「フェデラル・ホール」ならではの品々がずらりと並んでおり、紙の巻物に書かれた「Bill of Rights」のレプリカや子ども向けの「アメリカ合衆国憲法」、面白い物では「歴代ファースト・レディー(大統領夫人)」の写真つき紹介本などがあります。
見学を終えたら、「バッテリーパーク」や「チャージング・ブル」、「ワン・ワールドトレードセンター」へ足を運んでみましょう!
【基本情報】
フェデラル・ホール(Federal Hall)
住所:26 Wall St. (at Nassau St.), New York
電話番号:(212)8256990
アクセス:地下鉄2・3・4・5線「ウォール・ストリート(Wall St)駅」またはJ・Z線「ブロード・ストリート(Broad St)駅」下車後すぐ。
駐車場:なし
入場料:無料
営業時間:9時00分~17時00分
定休日/休業日:土曜日・日曜日/感謝祭・クリスマス・元旦
※吹雪など悪天候の場合、休業する事もあるので電話確認要。
公式サイト:https://www.nps.gov/feha/index.htm
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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