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アメリカ ニューヨーク メトロポリタン美術館:魅力・見どころ・効率的な回り方・お得情報・カフェ・お土産・基本情報まで徹底ナビ!
更新日:2020年12月28日

こちらは、「MET(メット)」としても知られているニューヨーク最大の美術館「メトロポリタン美術館」です!
〖パリ〗の「ルーブル美術館」・〖ロンドン〗の「大英博物館」と並び、世界三大美術館の1つとして有名で、年間来館者数500万人以上・300万点以上のコレクションを保有し、教科書で見たことがあるような超有名美術品がズラリと並んでいます。
「メトロポリタン美術館」・「通称:メット(THE MET)」は1870年に創設され、世界各国5000年以上の歴史に渡るコレクションは非常に広範囲で、古代エジプト・中世ヨーロッパ・ファッション・写真・現代美術など誰でも興味を持てる展示品が必ずあるでしょう。

1日ではとても回りきれないほどの広さ多用さで、何を優先して見学するのかよく計画を練って臨みたいですね。
今回はそんな、「メトロポリタン美術館」の魅力・見どころ・アクセス方法・お得情報・ギフトショップやレストランなどについて詳しくご紹介させていただきます!
【メトロポリタン美術館:基本情報】
〖住所〗
1000 Fifth Avenue New York, NY 10028
〖電話番号〗
+12125357710
〖アクセス〗
セントラルパークの東側にあるメトロポリタン美術館は有名なファッション街である5番街(5th Ave)に面しています。
【地下鉄】
「地下鉄」での行き方は、グリーンライン「4番」・「5番」・「6番線」に乗り、「86thストリート駅」で下車します。「86thストリート駅」から出ると「イースト86thストリート」と「レキシントンアベニュー」が交差しています。左方向にまっすぐ進み「5thアベニューを」左折すると「メトロポリタン美術館」が見えてきます。駅から美術館までは徒歩約10分です。
【バス】
「Fifth Avenut(5番街)」から「M1」・「M2」・「M3」・「M4」の「バス」に乗り「82nd Street」で下車。もしくは、「Madison Avenue(マディソン街)」から乗車し「83rd Street」で下車します。
ただし、「バス」は基本的に停留所のアナウンスがないのでマップなどで降車する停留所を確認しましょう。降りる際は車内に張り巡らされている黄色いコードを引っ張って運転手に知らせましょう。運賃は市内一律US$2.75で、コインかメトロカードで支払います。
【タクシー】

「メトロポリタン美術館」は、多くの観光客が訪れる観光名所ですので、「メトロポリタン・ミュージアム」と言えば、住所を言わなくても連れて行ってもらえます。
また、「タクシー」を利用する際は必ず「イエローキャブ(黄色)」か「グリーンキャブ(緑色)」に乗車してください。「白キャブ」や「黒キャブ」は料金メーターがないことが多く、高額な料金を請求されることがあるため、注意が必要です。
〖入場料〗

当日券を購入する場合は、「メトロポリタン美術館」のチケット窓口にて購入(現金のみ)ができます。料金は、大人$25、65歳以上のシニア$17、学生$12(学生証必須)、12歳以下の子供$0です。
一度チケットを購入すると連続する3日間有効で、本館「The Met Fifth Avenue」、別館「The Met Breuer」「The Met Cloisters」の3つの施設に入ることができます。
日本語が話せるスタッフはいないため、英語が通じるか心配な方・当日の購入が不安な方は、以下ご紹介する方法で事前にチケットを購入しておくことがおすすめです。
【公式サイトオンライン事前購入】

「メトロポリタン美術館」の公式サイトから、入場チケットを事前購入することができます。当日券と同様、料金は大人$25、65歳以上のシニア$17、学生$12(学生証必須)、12歳以下の子供$0で、連続する3日間で本館・別館の3つの施設を利用できます。
オンラインで購入したチケットは、購入から1年間有効です。1年以上先の旅行の場合は、日程が近づいてから購入するようにしましょう!
【ニューヨーク・シティ・パス(New York City Pass)】

現地でもチケット購入することができますが、通常時でも並ぶことがほとんどです。そのため、オンライン購入するのが最もおすすめで、中でもダントツでおすすめなのが「ニューヨーク・シティ・パス」です!
「ニューヨーク・シティ・パス」であれば、もちろんチケット購入のための長蛇の列に並ぶ必要がなく、料金もお得になります。
更に「ニューヨーク・シティ・パス」を利用すると、ニューヨークの観光スポット6箇所を通常料金よりもお得なセット価格で回ることが可能なんです!
・〖エンパイア・ステート・ビルディング〗
・〖メトロポリタン美術館〗
・〖アメリカ自然史博物館〗
・〖トップオブザロックorグッゲンハイム美術館〗
・〖自由の女神orサークルラインクルーズ〗
・〖ナショナル・セプテンバー11・メモリアル(9・11記念博物館)orイントレピッド海上航空宇宙博物館〗
公式サイトから購入する➡【ニューヨーク・シティ・パス】:大人$136・子供$112
〖営業時間〗

日曜日~木曜日:10:00~17:30
金曜日・土曜日:10:00~21:00
※ギャラリーは閉館の15分前にクローズとなります。
〖休館日〗
サンクスギビングデー・12月25日・1月1日・5月の第一月曜日
〖公式サイト〗
〖音声ガイド機・ガイドアプリについて〗

詳しい説明を聞きながら作品を鑑賞したいという方は、音声ガイドの利用がおすすめ!また、観光前・観光中は「メトロポリタン美術館」のアプリ「The Met App」が役立ちます!
【音声ガイド機】
音声ガイド機は、「The Met Fifth Avenue」・「The Met Cloisters」・「The Met Breuer」の各3施設の入り口でレンタルすることができます。同日に限り、レンタルした際のレシートを見せれば別施設でもレンタルが可能になります。料金は、一般$7、12歳以下$5で金曜土曜の午後5時以降は$5になります。日本語にも対応していますので、英語がわからない方でも安心です。
【ガイドアプリ:「The Met App」】
「メトロポリタン美術館」が提供している、館内ガイドアプリ「The Met App」は無料でダウンロードすることができます。館内の地図が確認でき、気になる場所にピンを落としておくことができるほか、館内の展示品のリストも見ることができるため、観たい作品や場所を事前に確認しておくことができます。また、開催されているイベント、特別展示の情報も随時更新されているため、観光前にはぜひダウンロードしてみてください!
【無料ガイドツアー】
「メトロポリタン美術館」では、不定期で日本語ハイライトツアーが開催されています。美術館のチケットを持っていれば誰でも参加することができ、所要時間は1時間程度。ガイドが選んだ展示品10点くらいについて説明してくれます。ツアーの詳細や日程については、美術館に問い合わせるか、【公式サイト】からご確認ください。ツアーの集合場所はチケット売り場がある大きな広場である「The Great Hall」の入り口から向かって左側のチケット売り場の後ろになります。
※日本語ガイドブックは無料※

美術館の正面玄関を入ったすぐのところ、ホールの中央部にインフォメーションカウンターがあります。館内地図やイベント情報の冊子やフライヤーがありますので、まずはガイドブックを入手しましょう。
〖注意事項〗

「メトロポリタン美術館」は300万点以上の歴史的価値がある作品を多く展示しているため、ルールやセキュリティーチェックが厳しめです。以下の物は持ち込み不可能・禁止事項になりますので、事前に理解しておきましょう!
・ペットボトルに入った水はOK、食べ物や他の飲み物は持ち込み禁止
・スケッチにはえんぴつのみ使用可能、ボールペンやマーカーはギャラリーエリアでは使用禁止
・ベビーカーは利用可能、注意書きがあるところは利用不可
・リュックや荷物は持ち込み禁止(すべてコートチェックで預けないといけません)
・スーツケースなどの大きな荷物はコートチェックでも預かり不可
・楽器などの持ち込み禁止(コートチェックでも預かり不可)
・スーツケースなどの大きな荷物はコートチェックでも預かり不可
・コートや小さな傘は館内持ち込み可能、長い傘は、持ち込み禁止
・ペンやビデオカメラ、自撮り棒、三脚の使用は禁止
・フラッシュ・動画撮影禁止
コートや大きめなカバンなどの荷物は預けるコートチェック(1F)があるため、預けてからチケットを購入する列に並びましょう!
【メトロポリタン美術館:魅力・見どころ!】

「メトロポリタン美術館」の展示室は、「地階(Ground Floor)」・「1階(中2階含む)」・「2階」・「3階」に分かれています。
地階で作品が展示されているスペースはわずかで、ほとんどの作品は「1階」と「2階」に展示されています。部屋ごとに番号が振られていますので、地図があれば効率的に回ることができます。
地図は日本語版もあり、チケットを購入するカウンターやインフォメーションカウンターで入手可能です。
【1階】

・ギリシャ・ローマ美術
・アフリカ、オセアニア、南北アメリカ美術
・近現代美術
・中世美術
・ヨーロッパ彫刻・装飾美術
・武器・甲冑
・アメリカ美術
・エジプト美術
【2・3階】

・アラブ諸国、トルコ、イラン、中央アジア、後期南アジア美術
・古代中近東美術
・ギリシャ・ローマ美術
・19世紀、20世紀前半ヨーロッパ絵画・彫刻
・近現代美術
・ヨーロッパ絵画(1250〜1800)
・アメリカ美術
・楽器
・アジア美術
〖エジプト美術〗

「メトロポリタン美術館」の作品の中で一番人気の展示エリアとも言われている入り口付近にある「エジプト美術」の展示エリアです。
この「エジブト美術」では、今では国外から持ち出し出来ないような歴史的価値がある作品が展示されており、本場カイロにいるような錯覚になります。

このエリアで1番の見どころは「デンドゥール神殿(The Temple of Dendur)」で、紀元前15年頃に「ローマ皇帝・アウグストゥス」が「ヌビア」に建設し、神殿の入り口には象形文字が描かれています。

神殿の前の池には常時水が貯えられており、聖地のような荘厳な雰囲気を醸し出しています。この神殿の前の水は「ナイル川」を表しているそうです。

「デンドゥ―ル神殿」は「アスワン」上流80キロほどのところにあったそうですが、ダム建設の際に水没する運命だった「ヌビア遺跡」のために、アメリカが多大な援助をしたことで、そのお礼としてエジプトから寄贈されたものだそうです。本物の遺跡がニューヨークで見られるなんてすごいことですね!

さらに、「ミイラの棺」も数多く見学することができ、ひとつひとつの棺には美しい彫刻や絵が描かれていて、これだけ見ていても飽きないくらいです。また、何千年も前に建てられた「ピラミッド」などから発掘された宝石、美術品、生活用品などがとてもきれいな状態で保管され、一般に公開されています。

個人的におすすめなのが、「青いカバのウィリアム(William the Hippo)場所:Gallely 111(110から入ってすぐ左側のガラスケースの中)」で、こちらは古代エジプトで埋葬品として作られていたカバだそうです。とても保存状態が良く、小さくて可愛らしいうえ、美しい青にも惹きつけられてしまいます!
〖ヨーロッパ絵画〗

「ヨーロッパ絵画」は、入り口真正面の大きな階段を登っていき、そのまま直進し、大きな絵画がある部屋へ入ると「ヨーロッパ絵画」の展示コーナーがあります。
「ヨーロッパ絵画」の展示エリアでは、画家「ヨハネス・フェルメール」の世界でたった35点しかないうちの5枚の作品があるほか、「ゴッホ」・「モネ」・「ピカソ」・「ゴーギャン」・「ルノワール」・「クリムト」・「レンブラント」・「ロダン」など教科書に載っている有名アーティストの作品が展示されています。
〖ゴッホ〗
普通の画家なら数枚描けるほどの絵の具を1枚の絵に全て使ってしまったという「ゴッホ」。精神病のため通常の判断ができなくなっていたということもあるようですが、そのおかげで盛り上がった独特の表現が世に広まり、今では世界的な画家に。
【自画像】

34歳のゴッホが描いた自画像。この絵だけガラスケースに入って展示されており、裏側にはじゃがいもの皮をむく女性の絵が飾られています。
【2本の切ったひまわり】

パリ時代、グループ展をした際に「ゴーギャン」がこの「2本の切ったひまわり」を気にって意気投合し、一時期は同居生活を送っていたという逸話もある作品です。
【糸杉】

ゴッホの波乱万丈な人生がそのまま表れた作品で、「耳切り事件」など衝撃的な事件を起こしてきたゴッホが、南フランスの精神病院に入院した直後に描かれ、キャンバスの半分以上を黒々とした糸杉が占めているのが印象的です。ゴッホ特融のうねる様な筆遣いで禍々しさすら感じさせる作品です。
〖フェルメール〗
17世紀のオランダ美術を代表する画家「ヨハネス・フェルメール」。
【水差しを持つ女】

「牛乳を注ぐ女」という作品が「フェルメール」の代表作にありますが、その作品とよく似た構図で描かれた作品です。フェルメールといえば、光を描くことを得意としている画家で、この作品からもその技巧がよく伝わってきます。窓辺から差し込んでくる陽の光が見事に表現されています。
「水差しを持つ女」の他にも【少女】・【リュートを調弦する女】・【眠る女】・【信仰の寓意】の作品がありますので、こちらもお見逃しなく!
〖ルノワール〗
ポスト印象派とも言われるフランス人画家「ピエール=オーギュスト・ルノワール」。同じ部屋には「ルノワール」作品がずらりと並んでおり、人気のエリアになっています。
【ジョルジュ・ルジュ・シャルパンティエル夫人と子供たち】

「ジョルジュ・ルジュ・シャルパンティエル夫人と子供たち」はルノワールが手がけた代表的な肖像画作品のひとつで、1879年の「サロン(官展)」の入選作でもあります。依頼主の「シャルパンティエ」は有名な出版事業者で、後にルノワールの有力な支援者となりました。
〖ゴーギャン〗
「ゴーギャン」はフランスを代表する印象派画家。「ゴッホ」とも同じ時代を過ごし、「タヒチ」で過ごした時代の絵画が有名です
【二人のタヒチの女】

「二人のタヒチの女」を描いた頃のゴーギャンは他にも「タヒチ」の人々の姿や生活の様子を描いた作品を多く残しています。独特の色使いと、武骨とも言える筆の走らせ方が特徴的です。左の女性がもっているものは「タヒチ」で日常的に食されている「マンゴー」だと言われています。
〖アングル〗
「アングル」はフランスの新古典主義の巨匠。
【ド・ブロイ公爵夫人(Portrait of Princess Albert de Broglie)】

「アングル」の「ド・ブロイ公爵夫人」は「Gallery957」に展示されており、肌の艶やかさや布の質感が特徴的です。
〖クールベ〗
フランスの実写主義画家「ギュスターヴ・クールベ」。
【女とオウム】

「女とオウム」は1866年に入選した作品。「ずっと前に、やつら(アカデミー)の顔に一発くらわせてやると言っただろう」と豪語したというほど当時の問題作に挑戦した絵画です。
〖モネ〗
印象派を代表する画家「クロード・モネ」。「モネ」と言えば「睡蓮」が真っ先に思い浮かびますが、「睡蓮」の他にも貴重な作品の展示があるので必見です!
【サンタドレスの庭園】

「サンタドレスの庭園」は、印象派の代表である「モネ」の印象派以前に描かれた代表作です。
〖クリムト〗
世紀末ウィーンを代表する帝政オーストリアの画家「グスタフ・クリムト」。
【メーダ・プリマヴェージ】

赤裸々で官能的なテーマの多いクリムトの作品ですが「メーダ・プリマヴェージ」は明るく鮮やかに仕上がっています。
〖中世芸術〗

1階フロアーにあるキリスト教の歴史に関する作品が展示されている「中世芸術」も人気の展示エリアになります。
この「中世芸術」のエリアにある作品の多くは宗教的目的の為に作られたのですが、「メトロポリタン美術館」では宗教的なものと世俗的なものと両方を取り揃えたコレクションが展示されています。

宗教美術のコレクションのコーナーは、まるで教会の内部にいるような厳かな雰囲気です。クリスマスの季節には毎年クリスマスツリーが飾られますが、とても美しいので冬に「メトロポリタン美術館」を訪れる場合には、このクリスマスツリーを是非見てください!

展示室の真ん中には、全身を覆った鎧(プレートアーマー)に身を包んだ中世の騎士に出会うことができます。迫力のある騎士の姿はとてもカッコよく、ガラスケースの中には女王の鎧なども陳列されており、見どころ満載です!

武器なども多数飾られていますが、中には美術品のように美しいものもたくさんあり、見ごたえがあります。日本の鎧や兜、武器などもこのコーナーに飾られています。
〖アジア美術〗

日本人として見ておきたいのが2階にある「アジア美術」のエリアです!「アジア美術」では3万5千点以上のコレクションが展示されており、日本の文化国宝級の作品も多く、「葛飾北斎」などの有名な方の「浮世絵」が4500枚以上収蔵されていたり、平家物語の屏風や金箔の衣装箱など日本でも中々見られないような作品がたくさん展示されています。

また、17世紀の「中国庭園」を再現したエリアなどもあり、ニューヨークで日本・アジアの歴史的な展示物を見るのはなんとも不思議な感覚です。
〖古代中近東美術〗

2500年前の「アッシリア帝国」をテーマに作られた「古代中近東美術」では、中近東の広大な地を統治した「アッシリア帝国」の遺跡が展示されており、神聖をあらわす角のついた帽子を被った人間の頭と、身体は肉食の鳥、牡牛またはライオンの一部を組み合わせているこのレリーフなど神を表す作品が展示されています。
〖近代・現代美術〗

「近代・現代美術」は1階と2階に広がっており、1階の「ギャラリー903」には、ニューヨーク出身の「ノーマン・ロックウェル」の作品、「ギャラリー906」には、スペインの画家「ミロ」の作品、「ギャラリー912」には、スイス出身の抽象画家「パウル・クレー」の作品が展示されています。

2階の「ギャラリー920」には、日系アメリカ人のアーティストである「イサム・ノグチ」の作品、「ギャラリー924」には、ニューヨーク出身のポップアートの代表的な画家「ロイ・リキテンスタイン」の作品が鑑賞できます。

この他にも、アメリカの女性画家「ジョージア・オキーフ」の「牛の頭蓋骨-赤、白、青」があります。「オキーフ」はニューメキシコ州に長く住んでいたと言われ、ニューメキシコの風景やテーマとした絵画を数多く残しています。

「近代・現代美術」のコーナーには、「ピカソ」・「ミロ」・「ノーマンロックウェル」・「フローリン・ステットハイマー」・「アンディ・ウォーホール」などこのコーナーだけでも見どころ満載です。
〖ヨーロッパ彫刻〗

「メトロポリタン美術館」の一階の西側奥には「ヨーロッパの彫刻」と「装飾品」が展示されています。「キャロル&ミルトン・ピートリー・ヨーロッパ彫刻コート」には「オーギュスト・ロダン」・「アントニオ・カノーバ」などフランスやイタリアを代表する彫刻家の作品が並べられています。
【アントニオ・カノーバ:「メデューサの首を持つペルセウス」】

囲いもなく、どの作品も至近距離で鑑賞することができるため、細部まで観察することができます。ここでは彫刻を見ながらスケッチをしている人達をよく見かけます。

また、このフロアではヨーロッパの王族や貴族が使用していた家具や装飾品、食器類などの生活用品を見学することができます。まるで貴族のお城を訪ねたように家具が配置されており、優雅な生活を垣間見ることができます。
〖イスラム美術〗

「イスラム美術」は、絨毯などの繊細な展示が多く、イスラム独特の雰囲気が再現されています。

こちらは、「ミフラーブ」というモザイクアート。イラン、イスファハンのモスクにあった信者が祈りを捧げる際、メッカの方向を向くために配置されたものです。世界最古のモザイクスタイルの作品と言われているそうですが、ブルーの色使いがとても美しくついつい見惚れてしまいます。

また、オスマン帝国時代にシリアの上流階級の家にあったという部屋も再現されており、その昔この部屋に客人を招いて、皆でお茶を囲んでいたそうです。
〖アメリカ美術〗

「チャールズ・エンゲルハート・コート」というガラス張りの光あふれる部屋を中心にアメリカ美術の作品がたくさん展示されています。

「アメリカ絵画」の中でも有名なのが「ジョン・シンガー・サージェント」の「マダムX」で、女性の人物画を中心に描いていたサージェントの作品の中でも、気品高くとても美しい作品です。

また、「ロバート・フレデリック・ブルーム」の「飴屋」を有名で、明治時代の日本が描かれています。「フィラデルフィア万国博覧会」での日本の展示がきっかけで、日本に関心を持つようになったそうで、自身もこの絵を万博に出展しています。

他にも、古き良きアメリカの豪華な家具や調度品で埋め尽くされたお部屋もあり、階下にはティファニーのステンドグラス作品もあります。
【カフェ&レストラン】
「メトロポリタン美術館」の館内には数箇所の「カフェ&レストラン」があります。また、5月から10月には、「ルーフトップ(屋上)」が開放され、ドリンクバーが営業します。
屋上からみる「マンハッタン」の風景も素晴らしく、また、4階には「メトロポリタン美術館」の会員専用の「カフェ&レストラン」もあります。
〖The Cafeteria(カフェテリア)〗

「カフェテリア」は、地下にある「カフェ&レストラン」です。ハンバーガー、サンドイッチ、メインディッシュ、パスタ、サラダなどの豊富なメニューが揃っており、ランチ休憩におすすめ!
営業時間:
日曜日~木曜日:11時30分~16時
金曜日・土曜日:11時30分~18時
〖American Art Café (アメリカン・アート・カフェ)〗

「アメリカン・アート・カフェ」は、「セントラルパーク」に面している1階の「チャールズ・エンゲルハード・コート」のフロアに隣接している「カフェ&レストラン」です。ドリンク、軽食、ランチメニューが楽しめます。
営業時間:
日曜日~木曜日:10時から16時30分
金曜日・土曜日:10時~20時15分
〖Petrie Court Café(ペトリーコート・カフェ)〗

「ペトリコート・カフェ」は、1階のヨーロッパ彫刻コーナーにある「カフェ・レストラン」で、ドリンク、デザート、コース料理が楽しめます。
営業時間:毎日11時30分~4時
※2時~4時はアフタヌーン・ティーメニューもあります。
〖Great Hall Balcony Bar (大ホール・バルコニー・バー)〗

「バルコニー・バー」は、大ホールの2階のバルコニーが金曜日と土曜日の夕方からバー&レストランになります。生演奏を聴きながら、ワインやカクテル、アペタイザーを注文できます。
営業時間:4時30分~20時30分
※ラストオーダーは19時45分になります。
【お土産】

「メトロポリタン美術館」のギフトショップ「Met Store」は、館内に数箇所あります。
一番大きな「Metショップ」は大ホールにあり、館内の見学が終わってからゆっくりお土産選びができます。また、館内の便利な場所にも「Metショップ」が設置されており、その場所にしかないグッズもあるので、気に入ったら即買う事をおすすめします!

お土産としておすすめなのは、メトロポリタン美術館の「オリジナルグッズ」!特にエコバックやブックマークは、手ごろな価格で軽いので、お土産に最適です。オリジナルグッズには、Tシャツ、キャップ、時計、キーホルダーなどがあります。

また、「メトロポリタン美術館」の非公式マスコット青いカバの「ウイリアム君」のグッズもお土産におすすめ!消しゴムやマグネットなどあるので、チェックしてみてください!また、名画をモチーフにした、ネッカチーフ、Tシャツ、マグカップ、小物入れなどもあり、お土産として喜ばれますよ。

そして、ユニークなお土産として人気なのは、絨毯で出来たマウスパットやコースターです。このように「メトロポリタン美術館」内には様々なグッズが揃っているので、自分用やご家族ご友人へのおみやげにぜひチェックしてみてください!

いかがでしたでしょうか。
ニューヨークには、観光名所がぎっしり詰まっており、なるべくたくさん周りたいところですが、「メトロポリタン美術館」だけは是非優先的に行ってほしいスポットです。
もっと言うと、「メトロポリタン美術館」のためだけにニューヨークへ訪れてもいいくらい!「メトロポリタン美術館」に展示してある作品は、日本の美術館に期間限定でレンタルされて来ることもありますが、やはり現地ならではの魅力があります。
世界各国の方々と一緒に、世界の美術品を鑑賞する。そんな素晴らしい体験を是非「メトロポリタン美術館」で味わってみて下さい!
【基本情報】
メトロポリタン美術館 住所:1000 Fifth Avenue New York, NY 10028
電話番号:212-535-7710
アクセス: 地下鉄:マンハッタンのイーストサイド方面から4番・5番、または6番の電車で86番街まで進み、徒歩で西へ3ブロック進み5番街へ。 バス:5番街または82番街からM1・M2・M3・M4。 開館時間:日~木10:00–17:30・金~土10:00–21:00。 休館日:感謝祭・12月25日・1月1日・および5月の第一月曜日。 入場料:大人$25、シニア$17、生徒$12、12歳以下$0
公式サイト:https://www.metmuseum.org/
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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