- 私の旅行記
アメリカ フロリダ サンマルコス砦
更新日：2020年12月28日
こちらは、スペイン帝国時代の1695年に作られた「サンマルコス砦」です！
「サンマルコス砦」がある街「セントオーガスティン」はアメリカ合衆国フロリダ州の北東部にあり、全米州内でヨーロッパ人の入植が最も早かった街と言われています。
そのため、現在でも当時建てられたお城や家が残っており、観光地としても有名な場所です。「セントオーガスティン」には【OLDEST（最古）】という単語がつく名所や旧跡が数多くあります。
フロリダ州オーランドからは片道2時間は要しますが、多くの旅行者が日帰りで訪れている情緒あふれる歴史的な街なのです。
特に何もしなくても街中を歩いているだけでも、まるで時間が止まったようなその雰囲気に浸かることができるので、賑やかな観光スポットとは気分を変えてのんびりと足を運んでみてはいかがでしょうか。
【歴史】
ヨーロッパ人による北米大陸の発見は1513年で、探検家「ドン・ファン・ポンセ・デレオン」が最初に発見しました。
そして1565年にはスペイン人征服者「ペドロ・メネンデス・デ・アビレス」が到着し、街の開発に携わりました。
「ペドロ・メネンデス・デ・アビレス」が到着した日がたまたまスペインの「聖オーガスティン」による祝日だったため、街の名前も「セントオーガスティン」と名付けられたとされています。
現在街のシンボルとされている「サンマルコス砦」は、スペイン帝国時代の1695年に作られました。当時、スペインとイギリスは領土を争っていたため、何度か双方で戦争を行った結果、1763年にはフロリダ州一帯がイギリス軍によって支配されます。
1783年にパリ条約により、この一帯は再度スペインに返還されました。その後、アメリカで独立戦争が始まったことにより、最終的にアメリカの領土になりました。
スペインの領土になったり、イギリスの領土になったり、最終的にはアメリカの領土となり、複雑に歴史が入り混じっていますが、そこがまた魅力的でおもしろい街でもあります。
【サンマルコス砦内の展示】
「サンマルコス砦」内の展示は、当時の兵士が寝泊まりしていた部屋を再現していたり、フルーツや野菜、魚に卵、チーズなどの食事が充実していた当時の様子を伺えます。
兵士の部屋の机の上には、トランプやチェスのようなゲームがあったり、食料品の貯蔵庫などもありました。
また、10:30と11:30の2回に分けて、軍服を着たボランティアの方が1階から屋上に上がり、砲撃の「デモンストレーション」が行われます。「デモンストレーション」の前後で、パークレンジャーから砲撃について簡単な説明があります。
ちなみに、「デモンストレーション」ではかなり大きな音がなりますので、大きい音が苦手な方は、兵士が耳を塞ぐジェスチャーをとったらすかさず耳を塞ぎましょう！
※「デモンストレーション」は、毎回同じ時間に行われます。
【セント･オーガスティンでの自由散策におすすめ！】
【路上電車（St Augustine's With Road Train Tour）】
セントオーガスティンの見所を回ります。
15分から20分おきに出ており、約1時間半で「若返りの泉」・「サンマルコ砦」・「サン・セバスティアン・ワイン園」などたくさん見所を回ることができます。
また、ドライバーが様々な情報を案内してくれます。
【マタンザス湾を周遊クルーズ（St Augustine's With Scenic Cruise）】
海から見るサンマルコス砦や灯台などをお楽しみください。7
5分間の乗船中、船長が案内をしてくれます。
いかがでしたでしょうか。
「サンマルコス砦」は、道は舗装されているのでとても歩きやすいです。
注意事項としては、「サンマルコス砦」は外壁保存のため、壁に登ったり触ったりすることは避けましょう。
また、「セント・オーガスティン」自体が人気観光地で、「サンマルコス砦」がその中心部にあるため、「サンマルコス砦」周辺の駐車場は埋まっていることが多いです。
【基本情報】
サンマルコス砦
住所：1 South Castillo Drive, Saint Augustine, FL 32084
電話番号：(904) 829-6506
営業時間：8:45〜17:00
休館日：サンクスギビング（11月の第4木曜日）と12月25日
入場料：大人（16歳以上）15ドル（7日間有効） 、15歳以下無料（大人同伴で入場）。Annual Passも使えます。
駐車場：有料駐車場あり（2.5ドル／1時間）
設備：水洗トイレあり
公式サイト：https://www.nps.gov/casa/index.htm
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
