- 私の旅行記
アメリカ フロリダ デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ
更新日:2020年12月28日

こちらは、アメリカ合衆国フロリダ州デイトナ・ビーチにある「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」です!
「NASCAR」の本拠地である、「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」は、1959年に「ストックカーレース」の会場として建設され、「デイトナ500」や「コークゼロ400」、「24時間レース」のコースとしても知られています。
レースファンでもそうでなくても、このレース場に足を運べばアドレナリン全開になること間違いなしです!
【特徴】

「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」は、毎年何十万という人が訪れるほど有名なレース場です!
2月に開催されるのが、かの有名な「デイトナ500」。レースの迫力と凄まじいエンジン音は、一度体験すれば一生忘れることはないでしょう。
コースの形状は「トライオーバル」といわれる、最大バンク角が31度であることで、カーブでもスピードがあまり落ちないのが特徴的です。そのスピード感とレースの迫力がこのスピードウェイの人気の理由なのです。
また、従来のトラックとバンク角のあるターンを備えた独特のオーバルトラックを組み合わせていることにより、巨大な走路の中にロードレースコースも建設されています。
この革新的なアプローチにより、世界で最も有名な耐久レースの一つである、「ロレックス・デイトナ・24時間レース」の前身となるレースが開催されることとなり、「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」は国際的地位を獲得しました。
【歴史】

第1回のレースは「ロレックス・コスモグラフ・デイトナ」が発表される1年前の1962年に開催されました。
「ロレックス」は「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」の公式時計となり、このアメリカのレーストラックとの関係を深めるため、その新しいモデルを「コスモグラフ・デイトナ」と名付けました。
※「ザ・ロレックス」と知られる「ロレックス・デイトナ・24時間レース」は、国際モータースポーツシーズンの幕開けとなるイベントで、このレースでは連続した24時間で人間とマシンの限界が試されます。
「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」があるデイトナ・シティは、スピードの世界的な中心地としてその名を歴史に刻んでいます。

1903年以来、「デイトナ・ビーチ」ではモーターレースが開催され、多くの地上速度の世界記録が売りたてられてきました。
1935年には時速276マイル(445km)という驚異的な最高記録が達成されるなど、現在でもデイトナはアメリカにおける「モーターレースの世界的中心地」として認識されています。
デイトナに本部を置く「インターナショナル・スピードウェイ社」は、その起源である伝説的なここ「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」を始め、アメリカ合衆国の13のレーストラックを管理しています。

また、デイトナはNASCAR(全米自動車競走教会)やGRAND-AMなど運営組織の本拠地でもあります。「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」は1959年にNASCAR(全米自動車競走教会)の創始者「ウィリアム・フランス」によって造られました。
ここでは、毎年「ストック・カーレース」のスーパーボウルとして知られる「デイトナ500」が開催されます。「デイトナ500」は805kmを走るレースで、NASCARを代表するレースであり、賞金もNASCARのレースの中でも最高額です。
そして、毎年7月の「独立記念日」の時期には、「Coke Zero Sugar 400」と呼ばれるナイトレースが開催されます。午後7時過ぎスタートで、最終日には迫力のある花火も打ちあがります!
【ツアーに参加しよう!】

「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」を訪れた際には、ぜひツアーに参加してみましょう!
全部で3つのツアーがありますが、「オールアクセスツアー」の所要時間は約90分で、料金は大人1人25ドル。普段一般の観客が入れない特別エリアなども見学できます。
ただ、90分のツアーは長過ぎる!と思う方は、「スピードウェイツアー」に参加しましょう!こちらの所要時間は約30分です。

こちらは大人1人18ドルで、「スピードウェイ」の歴史を学びたい人や写真を撮りたい人にはおすすめです!そして、レース好きなら、是非「スペシャル・ツアー」に参加しましょう!
所要時間は約3時間で料金は大人1人52ドル。このツアーでは、「デイトナ500」のチャンピオンカーを始めとする自動車やトロフィー、記念品などを見ることができます。
そして、感動のゴールラインに立ったり、「デイトナ500」のチャンピオンが立つ「ビクトリーレーン」に足を踏み入れたりすることもできます。

「ストック・カー」の運転席に座ることもできますが、助手席に乗って実際のコースを走るスリルも味わってみましょう。
レース前にレースカーをチューニングするガレージやレーサー達が戦略を話し合う「ドライバーズ・ミーティングルーム」にも入ることができ、レース中クルーがレースカーの整備をする「ピットロード」も見学可能です。
また、「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」の見どころは、「ストック・カー」だけではなく、スポーツカー用のトラックや自転車用のトラック、ゴーカート用の平坦なトラックもあります。

敷地内にある湖「レイク・ロイド」(11.7ヘクタール)では、「パワーボートレース」が開催されます。
舞台裏を見るツアーは何種類はあり、所要時間も30~3時間以上と様々です。
※「デイトナ500」などの人気イベントやVIPツアーのチケットは、前もって購入する必要があります。
※その他のチケットに関しては当日、スピードウェイチケットオフィスで購入が可能です。子供には割引があります。
【アクセス】
「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」は、「デイトナ・ビーチ」のダウンタウンから車で約10分の場所にあり、車は無料駐車場に停め、そこからシャトルバスで「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」に向かいます。
【各種レコード】
・最多勝 - デイル・アーンハート・シニア(デイトナ500で1勝、コークゼロ400で2勝、バドワイザー・シュートアウトで6勝、ゲータレード・デュエルで12勝、ネーションワイドシリーズNAPA300で7勝、インターナショナル・レース・オブ・チャンピオンズで6勝の計34勝)
・モンスターエナジーNASCARカップ・シリーズ予選レコード - ビル・エリオット(210.364mph/42.783秒、1987年)
・エクスフィニティシリーズ予選レコード - トミー・ホストン(194.389mph/46.299秒、1987年)
・キャンピングワールドトラックシリーズ予選レコード - ジョン・ラットマン(187.563mph/47.984秒、2000年)
・24時間レース最長走破距離 - ジョン・ポール・シニア/ジョン・ポール・ジュニア/ロルフ・シュトメレン組(4,433.33km、1982年)
いかがでしたでしょうか。
「モータースポーツ」好きにはたまらないスポットの「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」。
フロリダ州の定番人気スポットである「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」や「ユニバーサル・スタジオ・フロリダ」へ行くのも良いですが、少し違った楽しみ方として「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」へ足を運んでみてはいかがでしたでしょうか。
きっと素敵な旅の思い出として残ることでしょう。
【基本情報】
デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ 住所:1801 West International Speedway Blvd, Daytona Beach, Florida 32114
電話番号:+1 (800) PIT-SHOP(748-7467)
公式サイトURL:http://www.daytonainternationalspeedway.com
収容人数:167,785
所有者:International Speedway Corporation (Leased from Daytona Beach Racing and Recreational Facilities District)
運営者:International Speedway Corporation
〖オーバルコース〗
路面:アスファルト
コース長:2.5 mi (4 km)
コーナー数:4
バンク数:31° (オーバル部) 18° (トライオーバル部) 2° (バックストレート部)
レコードタイム:0:42.783 (ビル・エリオット, メリンガー・レーシング, 1987, モンスターエナジーNASCARカップ・シリーズ)
〖ロードコース〗
路面:アスファルト
コース長:3.56 mi (5.7 km)
コーナー数:12
バンク数:31° (オーバル部) 18° (トライオーバル部)
レコードタイム:1:39.195 (ヤニック・ダルマス, フェラーリ・333SP, 1998, USRRC Can-Am)
〖オートバイコース〗
路面:アスファルト
コース長:2.95 mi (4.75 km)
コーナー数:12
バンク数:31° (オーバル部) 18° (トライオーバル部)
レコードタイム:1:37.546 (ベン・スピーズ, スズキ, 2007, AMAスーパーバイク)
〖ダートトラックコース〗
路面:ダート
コース長:0.25 mi (0.4 km)
コーナー数:4
バンク数:平坦
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。