- 私の旅行記
アメリカ ラスベガス パークMGM
更新日:2020年12月28日

こちらは、リノベーション中だった「モンテカルロ」が新しく生まれ変わったホテル「パークMGM」です!
「モンテカルロ」はその名のとおり、モナコの「モンテカルロ」にあるカジノをモチーフに建てられたカジノリゾートホテルです。落ち着いた雰囲気で、名前に「パーク」と付くように、白と淡い緑を基調とした自然がイメージの内装に癒されます。
日本人観光客に人気が高い「パークMGM(旧モンテカルロ」は、「ラスベガス・ストリップ」の中心からやや南よりに位置し、「マッカラン国際空港」から車で約15分です。
入り口付近をリニューアルしたのに伴い、ホテルの屋外にはピザ屋、日本アメリカのフュージョンレストラン、カフェ、アイス屋など新しいレストランもオープンし、色々な味を楽しめるのも魅力の一つとなっています。ラスベガスのホテルとしては珍しく、カジノを通過せずにロビーから客室や駐車場に行けるようになっているなど、構造的にもレイアウト的にも立地的にも、使い勝手が非常に良いです。
近年完成した「アリーナ・T-Mobile Arena」と「巨大劇場・Park Theater」は、このホテルのシンボル的な施設で、MGM社の系列になります。そして、エンターテインメントもレベルが高く、世界中で有名な「ブルーマングループ」による「ブルーマンショー」が行われているのが、この「パークMGM」なのです!
【歴史】

1996年、現在の「パークMGM・カジノホテル」は「モンテカルロ」という名前でオープンしました。現在は、買収の末「MGMリゾーツ・インターナショナル」によって運営されています。
2016年6月、同年4月にオープンした「ダイニング&エンターテイメント地区」・「The Park」にちなんで「モンテカルロ」から「パークMGM」へと名前を変更しました。この「モンテカルロ」から「パークMGM」への改装工事は2019年頃まで続く予定です。
ちなみに、2008年1月に屋上で行われていた空調設備の溶接作業の火花が原因で、最上階の一部が焼けるという火災事故に見舞われましたが、幸いにも人的被害などはなく大事に至らずに済みました。実は、この火災によって最上階が別のコンセプトのホテルに生まれ変わることになるのです。
火事による焼失や放水などでダメージを受けた最上階(32階)を全面的に修復する必要に迫られ、それを機会に32階の全フロアを特別ゴージャスな客室にリフォームし、そのフロアだけ「HOTEL32」という別ブランドの高級ホテルとして運営していくことになりました。
その「HOTEL32」も、スタートから10年が経過した2018年、本体の「モンテカルロ」が「パークMGM」に変わることになったのを機会に、ニューヨークの高級ホテル「NoMad」が運営権を引き継ぐことになり、「HOTEL32」の名前は消滅し、そのまま「NoMad」ブランドのホテルになったのです。
「HOTE32」は32階だけでしたが、「NoMad」はさらに3フロアを追加し、合計4フロア、約300部屋のホテルになったため、長らく「モンテカルロ」だったこの建物全体は、地上から28階までが「パークMGM」、29~32階が「NoMad」に生まれ変わったことになります。
【外観・インテリア】

「パークMGM」の外観は、その他の多くのラスベガスのホテルと比べて大きな特徴がありません。もちろんラスベガスの中で目立たないだけであって、高級感のある立派なホテルになっています。
また、近年改装されているだけあり、他のホテルと比べると一見して新しく綺麗なホテルだとわかります。中へ入ると、ロビーには巨大な木の根が天井に張り巡らされたインテリアになっています。大理石の床や、明るく風通しの良い空間は、高級なイメージを裏切らない、しっかりした作りです。
【客室】

現代的なインテリアのラスベガス通りの景色を見渡すモンテ カルロの客室には、ピロートップマットレス、高級寝具、大理石と花崗岩が施されたバスルームが備えらえており、非日常の豪華なひと時が過ごせること間違いなしです!
「モンテカルロ」時代のままの間取りですが、白をベースに赤と緑をテーマカラーとしたメリハリあるおしゃれな空間。セルフチェックインを導入した最新鋭のホテルとも言えます。全部で2605ある冷房完備の部屋には液晶テレビが備わっており、ゆったりとくつろぐことができ、ピロートップのベッドにはエジプト綿のシーツが付いています。
また、有料Wi-Fiを使えるほか、ケーブルの番組を観ることができます。シャワーのある専用バスルームには、バスアメニティ (無料)、ヘアドライヤーが備わっています。
高級感がありラスベガスに数ある大型カジノホテルの中では規模的にも内容的にも極めて標準的なラグジュアリーホテルで、立地条件も悪くないにも関わらず、 宿泊料金的な部分においてはそれほど高くなく、限られた予算でゴージャスなラスベガスらしい雰囲気を楽しみたい者にはおすすめのホテルです!
【カジノ】

ホテル内のカジノでは、カジノ講座を受けられるサービスがあり、カジノにいてもなかなかディーラーに質問する機会はないので、とても貴重な体験になること間違いなしです!
カジノ初心者で興味のある方には、是非おすすめのサービスです!
ポーカーテーブルも13存在しています。
〖メンバーカード〗
特典がいっぱいで、カジノのフロアーにあるリワードカウンターで「身分証明書(パスポートなど)」を提示すれば、21歳以上の人ならその場でメンバーズカードを作ってくれます。
同系列ホテルはメンバーズカードを共有して使え、「MGM社」・「CAESARS社」同じ系列ホテルで遊んだ時は、同じアカウントにポイントが貯まっていくのです。もちろん他のホテル系列でも使えます。
・カジノ
ビデオゲーム機には必ずメンバーカードを挿入するところがあり、テーブルゲームでは、ディーラーにカードを渡します。とにかく遊べばポイントが貯まっていく仕組みです。
ポイントを貯めていくと、ポイント数に応じて階級が上がっていく仕組みとなっており、貯まったポイントは、売店やレストランで利用することができます。
その他階級によっては駐車場が無料・ホテル代が無料・会員限定のイベントに招待・海外旅行をプレゼント!など様々な特典が用意されています。
貯めれば貯めるほど、優待特典が豪華になっていくのです。カジノに興味の無い方でも、ラスベガス記念に作ってみるのも良いかもしれません。
〖カジノゲーム一覧〗
・バカラ
・Crazy 4 Poker
・ルーレット
・テキサスホールデム
・ブラックジャック
・クラップス
・パイゴーポーカー
・3カードポーカー
・スロットマシン
【基本情報】
カジノの営業時間:年中無休、24時間営業
入場可能な年齢:21歳~
テーブルゲームの数:74
マシンゲームの数:1600
ポーカールーム:有り
日本語スタッフ:有り
カジノへの入場料:無料
ミニマムベット:$5~
【プール】

「パークMGM」のプールは、3つの平凡なプールによって構成されています。
「モンテカルロ」時代は、波のプールなどがありましたが、改修の時にプールも大きく変化してしまい、遊び心のあるプールではなくなりました。
現在のプールは非常に落ち着いており、子供向けというよりは、どちらかというと大人向けの空間になっています。
【基本情報】
営業時間:午前8時〜午後7時
※雨天等で予告なく中止になる場合があります。
【レストラン】

「パークMGM」には3軒のレストランがあります。おすすめは「Best Friend by Roy Choi」で、このお店は伝説ともいえるロサンゼルス・ベースのフードトラック「Kogi」のオーナー、韓国系アメリカ人「ロイ・チョイ」氏によるレストラン。
お店は、外観だけではなく、一歩中に入ってもレストランっぽい気配は全くなく、まるで町中の酒屋を彷彿する雰囲気です。料理はもちろん美味しく、「韓国料理xメキシコ料理」を融合したブルコギやキムチが入ったタコスを出すフードトラックを楽しむことができますよ!
また、レストランに行かなくとも、ルームサービス (営業時間限定)を利用することもできます。更に、2軒のコーヒーショップ/カフェでは軽食を、3軒のバー/ラウンジでくつろぎながら、ドリンクをお楽しむこともできます。朝食はオーダー形式で、毎日07:00から11:00までお召し上がりいただけます (有料)。
【ビジネス設備】
「パークMGM」では、ビジネスセンター、リムジン/タウンカーサービス、エクスプレス・チェックインを使用することができます。
また、ラスベガスでのイベント開催には、このリゾート の会議スペースなど総面積 3 m2 (28,000 平方フィート) のイベント設備を利用することができ、敷地内にはセルフパーキング (有料) が備わっています。
【近隣施設】

「パークMGM」の近隣には、カジノに隣接する形で存在する5,200席規模の大型シアター「PARK Theater」や20,000席規模の大型アリーナ「T-Mobile Area」という、ラスベガスを本拠地とするプロ・アイスホッケーチーム「Vegas Golden Knights」のホームアリーナがあります。
ちなみに、「T-Mobile Area」は、秋から春にかけてのシーズン中は試合の影響で混雑する頻度が高まり、「PARK Theater」も大物スターのコンサートが頻繁に開催されるため、慢性的に混雑する可能性もあります。

更に、「パークMGM」と「ニューヨーク・ニューヨーク」(どちらも MGM系列)の間のスペースにある大型アリーナ 「T-Mobile Arena」の前には、日本の「東芝」が命名権を買ったため「TOSHIBA PLAZA」と呼ばれている広場があります。
アイスホッケーやボクシングの試合など、大きなイベントがあるときは、ファンなどが集まり非常に盛り上がりますが、通常は静かな広場で人影は少ないです。様々な名称が登場して紛らわしいですが、「T-Mobile Arena」・「TOSHIBA PLAZA」・「PARK Theater」以外に「The PARK」という名称も覚えておいたほうが良いでしょう!
この「T-Mobile Arena」・「TOSHIBA PLAZA」・「PARK Theater」・「The PARK」の4つの関係は以下の通り。
「パークMGM」と「ニューヨーク・ニューヨーク」の間にある「プロムナード」が「The PARK」で、そのプロムナードの出発点の「パークMGM」側にあるのが「PARK Theater」で、そのプロムナードの終点にあるのが「T-Mobile Arena」、そしてそのアリーナの手前の広場が「TOSHIBA PLAZA」になります。

「The PARK」には大きなアート作品が点在し、様々な飲食店が軒を並べているので、ぶらぶら歩いてみるのがおすすめです!しかし、「TOSHIBA PLAZA」と同様、現場の混雑度や雰囲気が日によって極端に変わることを覚えておきましょう。
「T-Mobile Arena」や「PARK Theater」でイベントの予定がない日は、驚くほど人影が少なく、一方イベントがある日の夕方以降は、思わず不満が出るほど人でごった返すといった感じです。
事前にその状況を把握しておきたい場合は、こちらの「Vegas Golden Knights」の【公式サイト】でホームゲームの試合日程を、また 「T-Mobile Arena」の【公式サイト】や「PARK Theater」の【公式サイト】でコンサートなどのイベント情報を調べておくと良いでしょう!
【アクセス】
沢山のカジノがひしめき合うラスベガスでは、お目当てのカジノにたどり着くことが意外と難しかったりします。間違えて入ってしまっては、旅行の際に大きな時間のロスになってしまうので注意が必要です。
特に「パークMGM」は、「ラスベガス・ストリップ」というラスベガスのメイン通りに位置しています。ここでは、「マッカラン国際空港」から「パークMGM」への行き方から、周辺へのアクセスなどを含めてご紹介していきます。
〖シャトルバス〗
無料の空港シャトルバスは、残念ながら多くのラスベガスのホテルで存在せず、ここ「パークMGM」も例によって存在しません。
有料のシャトルバスが運行しているホテルも中にはありますが、調べた限り「パークMGM」には有料シャトルバスもありませんでした。(2018年2月現在)
ただ、有料シャトルバスが運行している近くホテルまでは、「マッカラン国際空港」から8ドルのシャトルバスを利用することができますが、事前に予約が必要です。複数人数で利用する場合は特に「タクシー」・「Uber」を利用した方が良いでしょう。
〖タクシー〗

「タクシー」はラスベガスにおける最もメジャーな交通手段です。「マッカラン国際空港」のタクシー乗り場から、タクシーへ乗ることが出来ます。
料金は高くつきますが、予約も必要ないため、急いでいる方やスムーズにことを進めたい方におすすめです!
台数は非常に多く街の至るところを何時でもタクシーが運行しているため、ホテルで「タクシー」待ちのために列に並ぶこともほとんどありません。
価格:道路状況と時期によって異なり、空港からの「タクシー」は追加料金がかかります。
利用アドバイス:「タクシー」は施設間の移動や空港への移動、または夜のクラブ帰りの際に、非常に便利です。街中には十分な数の「タクシー」があるので、夜遅くて「タクシー」がつかまらないという心配をする必要はありません。
知っておくべきこと:「Uber」と「Lyft」同様、「ストリップ」で「タクシー」を拾うことはできません。ホテルには「タクシー」乗車所があり、たいていの場合ホテルのボーイがいる近くに「タクシー」乗車所があります。また、ドライバーとの間で何か問題があれば「ネバダ・タクシー運営局」☎702-668-4005に電話しましょう。
タクシー料金の目安:$25(チップ込み)
所要時間の目安:10分ほど
〖Uber〗

日本ではあまり馴染みの「Uber」ですが、本場アメリカのラスベガスでは「Uber」を使いこなすことができるととても便利です。
乗り場が少し変わった場所にあったり、予約が必要な点などの面倒もありますが、料金の安さや手軽さを考えるとぜひ「Uber」の利用をおすすめしたいと思います。
ただし、早朝・深夜の利用の場合は通常の「タクシー」と変わらない料金になることもあるため、フライトの到着時間次第では、向いていないかもしれません。
Uberの料金の目安:800円から1200円
所要時間の目安:10分ほど
〖レンタカー〗

狭いようで意外と広いラスベガスを観光するのに、レンタカーほど便利な乗り物はないでしょう。だだし、ラスベガスの場合「マッカラン国際空港」では「レンタカー」業者が集まるエリアまで距離が3㎞程あり、そこまでは無料のシャトルバスで行かなければなりません。
空港は広いですが、いたる所に標識があり、「rental car buses」のほうへ行けば「レンタカー」業者の集まるエリアまで行くことが出来ます。
日本車も数多く置いてあるので、車選びに苦労することはないでしょう。日本と違って右側通行であるアメリカの運転になれている方には最もおすすめできます。ただ、施設が巨大すぎるがゆえに、ホテル及びカジノと駐車場が離れていることが多いです。
〖公共交通機関〗
ラスベガスでは、路線バスが発達しており、空港から各カジノへ路線バスを乗り継いでいくことが可能です。
「パークMGM」へ直接行くバスは無く、乗り継ぎが必要な上に、車だと10分で到着する距離でも、停車駅の多さから40分ほどかかってしまいます。
そのため、利用することはあまりお勧めできません。片道4ドルほどで済み、料金がほかの移動手段と比べて最も安いことが唯一のメリットです。
「ラスベガス・ストリップ」内のアクセス・交通手段は、こちらの記事をご覧ください。➡
【アメリカ ラスベガス ラスベガス・ストリップ】
いかがでしたでしょうか。
立地もよく様々な主要ホテルにも徒歩で行け、高級感を味わえるホテルでありながら、宿泊料金的な部分においてはそれほど高くなく、限られた予算でゴージャスなラスベガスらしい雰囲気を楽しみたい者にはおすすめのホテルです!
また、チェックインカウンターがあるフロントロビーから客室へのエレベーターまでの近さはラスベガス屈指で、使い勝手が非常に良いのも特徴です。
客室から駐車場へのアクセスも、他のホテルと比べると極めて良好な構造になっているので、レンタカー利用者にとっても使いやすいです。ラスベガスを訪れる際には是非とも「パークMGM」を検討してみて下さい!
【基本情報】
パークMGM(PARK MGM)
客室数:3002室
創業年:2018年
階数:32階
住所:3770 Las Vegas Boulevard,Las Vegas,NV,89109,U.S.A.
アクセス:「マッカラン国際空港」から約3km
空港からの所要時間:「マッカラン国際空港」から車で約10分
最寄り駅:「MGMグランド駅」
営業時間:24時間
定休日:無し
チェックイン:15:00
チェックアウト:11:00
公式サイト:https://www.parkmgm.com/en.html
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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