私の旅行記
アメリカ ロサンゼルス ザ・ゲティ・ヴィラ
更新日:2020年12月31日

こちらは、「ザ・ゲッティセンター」の基になった「ザ・ゲティ・ヴィラ」で、1954年に「ジャン・ポール・ゲッティ」によりギャラリーを建設され、「ザ・ゲティ・ヴィラ」にあるコレクションの一部が「ザ・ゲッティセンター」へと移管され1997年にオープンしました。
これにより、「ザ・ゲティセンター」はゲティ財団によって運営されている「ジャン・ポール・ゲッティ」美術館のうちの1つとなり、中世から現代までの西洋の絵画が収蔵される、アメリカ内でも多数のお客さんが来場する有数の美術館になっています。そんな「ザ・ゲッティ・ヴィラ」は、マリブの山の上、太平洋を見下ろす高台にあります。「ザ・ゲッティセンター」に比べて規模は小さいですが、見ごたえは十分!
入場は無料ですが、〖オフィシャルサイト〗からの予約が必要です。夏休みなど混雑期は1週間ぐらい前に予約をした方が良いでしょう。通常時は2~3日前でもOKですが、前日の予約はできません。今回はそんな、「ザ・ゲティ・ヴィラ」について詳しくご紹介させていただきます!
【ザ・ゲティ・ヴィラ:基本情報】
〖歴史・概要〗

「ザ・ゲティ・ヴィラ」は1945年石油王「J・ポール・ゲティ」がカリフォルニア州マリブに64エーカーの敷地を購入した後、彼の収集したギリシアやローマの古美術品を一般に公開し、美術館として開館しました。
さらに彼は紀元1世紀ローマ様式の邸宅を再現した「パピルス荘」を所有地に建造。その後ロサンゼルスの「ゲティ・センター」が開館する6ヶ月前に改築のため閉館し、2005年に改築を終え、再オープンしました。ちなみに、「ゲティ・ヴィラ」は1974年に開館したのですが、1976年に死去した「ゲティ」は結局一度もこの場所を訪れることがなかったそうです。
この美術館の入場は予約が必要ですが、現在も人気のため予約が取りにくくなっています。
「ザ・ゲティ・ヴィラ」も「ザ・ゲティ・センター」同様、美術・文化のリサーチを目的とした教育施設に力を入れており、ここでの展示もリサーチ活動の紹介も兼ねています。
〖住所〗
17985 Pacific Coast Hwy, Pacific Palisades, CA 90272
〖電話番号〗
+13104407300
〖アクセス〗
「ザ・ゲティ・ヴィラ」は、「サンタモニカ」からバス1本でアクセスが可能です!「Ocean Ave」と「Santa Monica Blvd」のコーナーからメトロエクスプレス「#534」で、「ザ・ゲッティヴィラ」前で降りれば、目の前が入口です。
車の場合は、「Pacific Coast Highway」を「サンタモニカ」から「マリブ」方向へ。駐車場は$15(土曜の17時以降無料)。
ちなみに、北方面から向かうとかなり入りづらいため、南から入るのがおすすめ!だいぶ遠くまで行かないとUターンすることができません。出口も一方通行なため、車の多い週末などは入るだけでかなり時間がかかります。
〖入場料金〗

無料
※駐車代別途(15ドル※15時以降は10ドル)
【お得情報】
月曜日と火曜日以外、同じ日に「ザ・ゲティセンター」と「ザ・ゲティ・ヴィラ」を訪れる場合は、15ドル一回の支払いでどちらの駐車場にも使うことができます!
〖営業時間〗

10時00分~17時00分
〖定休日/休業日〗
火曜日/サンクスギビング、クリスマス、1/1
〖予約方法〗

「ザ・ゲティ・ヴィラ」へ向かう際、気をつけるべきは完全予約制ですので、事前予約が必要となります。
「ザ・ゲティ・ヴィラ」は、当日予約はできず、週末行くことを計画しているのであれば、なるべく早めに予約しておいたほうがベターです。
予約はこちらから➡http://www.getty.edu/visit/villa/
チケットは印刷して忘れずに持参しましょう!※印刷できない方はスマホで見せられるようにしておけばOKです!
〖公式サイト〗
【ザ・ゲティ・ヴィラ:魅力・見どころ!】

古代ローマ風の庭園に囲まれた、同じく古代ローマ風のギャラリーには元通り古代ギリシア・ローマ、エルトリアの古代美術品が収蔵されています。収蔵美術品は「神と女神」・「ディオニュソスと劇場」・「トロイア戦争」などといったテーマ別に分類されています。
〖古代世界への入口〗

まず「入場パビリオン」に入ると「美術館への道」・「古代劇場」へと続き、劇場の上「到着バルコニー」からは「ザ・ゲティ・ヴィラ」全体が一望できます。
「入場パビリオン」でイベントの案内書「Today at the Villa」を受け取るとその日の講演・公演スケジュールがわかります。また、館内ツアー集合場所から「ギャラリー・トーク」・「建築ガーデンツアー」に参加することもできますので、気になる方は是非とも参加してみてください!
〖パピルス荘の再現〗

「ザ・ゲティ・ヴィラ」は、紀元79年「ベスビオ火山」の噴火で埋まった「ヘルクラネウム」のローマ式邸宅、「パピルス荘」をモデルにして作られています。「パピルス荘」の大半は今も未発掘のため建築のディテールは、「ポンペイ」や「ヘルクラネウム」、「スタビアエ」のような古代ローマ建造物に見られる要素を元にして設計されました。上の写真はイーストガーデンのポンペイの「大噴水の家」にある古代噴水のレプリカになります。
〖ローマ式建造物の中央の中庭〗

ローマ式建造物の中央の中庭は正方形で、複製の彫像が整然と迎えてくれます。このモデルの館の遺跡では6個の台座が見つかり、それから考えれば6体の彫像があったと考えられています。
しかし、「ベスビオス火山」の爆発で5体しか遺跡からは発見されなかったため、ここではそのまま5体で復元しています。
〖古代美術:アクティビティ〗

「ザ・ゲティ・ヴィラ」では、もし古代アーティストであったなら、どのように感じるかを体験したり、実際の作品制作を通して家族一緒に学習・発見するアクティビティもあります。
また、古代美術のコレクションについて詳しく検索できるタイムスケープルームへ行くと美術様式に焦点を絞った展示で、さらに古代地中海地方の美術を学ぶことができます。
〖クレオパトラとシーザーの世界〗

「ヘラクレスの神殿」・「ローマ街道」・「古代ローマ」などが再現された建築物のあたりには、古代に存在したであろうと推定されるハーブや樹も植えられており、空間全てが子供の頃に憧れた「クレオパトラとシーザーの世界」になっています。
ローマ時代には、自らハーブを庭園内で栽培して、料理に使っていたそうで、この庭園にはイチジクやぶどうの棚もあります。また、バジルなども栽培されており、ここで生産されたハーブは売店で購入することができますよ!
※月・水・金・日にガーデンツアーも行われています。

【基本情報】
ザ・ゲティヴィラ
住所:17985 Pacific Coast Hwy, Pacific Palisades, CA 90272
電話番号:+13104407300
アクセス:
「ザ・ゲティ・ヴィラ」は、「サンタモニカ」からバス1本でアクセスが可能です!「Ocean Ave」と「Santa Monica Blvd」のコーナーからメトロエクスプレス「#534」で、「ザ・ゲッティヴィラ」前で降りれば、目の前が入口です。車の場合は、「Pacific Coast Highway」を「サンタモニカ」から「マリブ」方向へ。駐車場は$15(土曜の17時以降無料)。ちなみに、北方面から向かうとかなり入りづらいため、南から入るのがおすすめ!だいぶ遠くまで行かないとUターンすることができません。出口も一方通行なため、車の多い週末などは入るだけでかなり時間がかかります。
入場料金:無料※駐車代別途(15ドル※15時以降は10ドル)
【お得情報】:月曜日と火曜日以外、同じ日に「ザ・ゲティセンター」と「ザ・ゲティ・ヴィラ」を訪れる場合は、15ドル一回の支払いでどちらの駐車場にも使うことができます!
営業時間:10:00~17:00※水曜のみオープン時間が日により異なります。
定休日/休業日:火曜日/クリスマス
公式サイト:http://www.getty.edu/visit/
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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