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アメリカ ロサンゼルス ザ・ブロード美術館

更新日:2020年12月31日


こちらは、不動産で財を成した実業家「イーライ&エディス」のブロード夫妻のプライベート・コレクションを集めた個人美術館「ザ・ブロード美術館」です!総工費1億4000万ドルを投じて設立した「ザ・ブロード美術館」は、その作品数はなんと2000以上と圧巻の数です!

1960年代に【ニューヨーク】でアートに覚醒した夫妻のコレクションは現代アートに特化しており、「アンディ・ウォーホル」や「ジャスパー・ジョーンズ」、「ロイ・リキテンシュタイン」、「ジェフ・クーンズ」、日本人アーティストでは「村上隆」や「草間彌生」など、過去60年間、美術界で高い評価を受けたアーティストの作品が全て揃っているといっても過言ではありません。

また「ザ・ブロード美術館」は、ロサンゼルスの群立美術館と現代美術館の予算を合わせたよりも多い200億ドル強(日本円で2兆強)の資金を備えており、現在も週に1作品の割合で購入を続けています。この調子が続くと、現代アートの中心がニューヨークからロサンゼルスに移るのも近い将来あり得るでしょう。そして驚きなのが、入場料は無料です!これだけの作品があるにも関わらず無料とはまさに素晴らしいの一言につきます。

【アクセス】

「ザ・ブロード美術館」は、ロサンゼルスの「ダウンタウン」にあり、「ロサンゼルス国際空港」からは約29 km (18 マイル) 離れた場所にあります。

ウォルトディズニー・コンサートホール」のすぐ隣にあり、最寄り駅は、地下鉄:〖パープルライン〗〖レッドライン〗が通っている「Civic Center / Grand Park Station」になります。 「Civic Center / Grand Park Station」からは、徒歩で約5分です。

【予約必須!】

「ザ・ブロード美術館」はとにかく人気の美術館のため、待たずに入場したい方はオンラインで予約することをおすすめします!

ちなみり、オープン初日と翌日の入場を希望するオンライン予約ではサーバーがダウンするほど殺到したほどです。2018年11月の平日でもなお、入場には長蛇の列ができるほど。その人気のほどが伺えます。

〖先行予約の方法〗

入場券の先行予約は【公式ウェブサイト】から可能です。毎月1日(アメリカ西海岸時間)に次の月のチケットがリリースされます。

つまり、11月に「ザ・ブロード美術館」を訪れたい方は、10月1日の先行予約の際にチケットを確保するようにしましょう。

〖当日券〗

当日券をお求めの方は、建物の入り口付近から「2ndストリート沿い」の壁に続く列に並びましょう。

「無料一般入場券スタンドバイの列(Free General Admission Standby Line)」と書かれたサインが目印です。ただし、長蛇の列に並ぶことを覚悟しておきましょう!

〖先行予約を忘れた、、、でも長蛇の列には並びたくない!〗

「一般入場券の先行予約をし忘れてしまった、、、でも当日券を求めて長蛇の列には並びたくない!」という方。実は、当日長蛇の列に並ばなくても「ザ・ブロード美術館」に入場できる方法があります!

それは、「特別展示チケット」という別途有料の期間限定のチケットを購入すると、「無料一般入場券スタンドバイの列」に並ばずに、「ザ・ブロード美術館」に入場することができます。特別展示のチケットは大人12ドル、17歳以下は無料です。

今後の特別展示の内容やスケジュールは、【公式ウェブサイト】をご参照ください。

【大人気!インフィニティーミラールーム】

「ザ・ブロード美術館」で最も人気の展示は、日本の芸術家の「草間 彌生」さんプロデュースの、幻想的なライトと鏡の世界を体験できる「インフィニティーミラールーム」です。

こちらの展示は小さな部屋の中にあり、見学スペースに限りがあるので、一度に最大2名までしか入場することができません。また、床に水がひかれているため、見学中は部屋の中を歩き回ったりすることはできません。

1人(またはペア)につき、展示を見学できる時間は45秒間と制限がかけられています。係員がストップウォッチできっかりと時間を測るので、出入りの際は指示に従うようにし、いつでも写真が撮れるようにカメラの準備をお忘れなく!

「インフィニティーミラールーム」を見学するには、入場予約とは別に、美術館を訪れた当日、この展示用にスロット(指定された時間)を予約する必要があります。1番人気の展示だけあり、必ずしも当日予約が取れるとは限りません。そのため、「ザ・ブロード美術館」に入館したら真っ先に「インフィニティーミラールーム」を予約をしましょう!

〖インフィニティーミラールーム予約方法〗

「インフィニティーミラールーム」の予約方法は、当日入館した後、1階ロビー中央にあるiPadで予約をします。iPadに名前・携帯番号を入力すると、「あなたの番まで約〇時間です。」という内容が表示されます。

入場可能な時間10分前にテキストで連絡がきますので、それまでの間は「ザ・ブロード美術館」の館内を見て回りましょう。何度も申し上げますが、「ザ・ブロード美術館」に入館したら真っ先に「インフィニティーミラールーム」の予約を忘れずにしましょう!

【ザ・ブロード美術館の見どころ!】

〖建築デザイン〗

実業家「イーライ&エディス」のブロード夫妻の50年来の想いや夢が詰まった「ザ・ブロード美術館」は、中身も華やかなのはもちろんのことながら、建築自体もとても素晴らしいです。とても斬新で、まるでハチの巣を思わせるファイバーグラスのベールが全体を覆っており、四隅のベールが不揃いにカットされていることでオーガニックなイメージが協調されています。

デザインしたのはニューヨークのハイラインなどを手掛けた「ディラー・スコフィディオ」とレフロンの「エリザベス・ディラー」で、隣接する「フランク・ゲリー」がデザインした「ウォルトディズニー・コンサートホール」とともに建築好きにはたまらないでしょう。

※「エリ・ブロード」は1933年にニューヨークのブロンクスで生まれ、6歳の時デトロイトに引っ越し、1954年にミシガン州立大学を卒業しました。

20歳11ヶ月の時に公認会計士の資格を取得し、当時としては全米最年少記録です。1957年に自己が所有していた保険会社を業界最大手の「AIG」に売却し財を成しました。

その後、妻「エディス」とともにブロード財団を設立、全米の大学に1000億円を超える膨大な寄付を行います。

すでに世界有数の美術品コレクターとして知られていた夫妻は、毎年多数の美術品を購入し、世界中の美術品や大学へ作品を寄付しています。

「ザ・ブロード美術館」は、このような夫妻の慈善家としての活動の集大成でもあるのです。

〖3階:メインギャラリー〗

「ザ・ブロード美術館」は、最上階の3階が「メイン・ギャラリー」となっており、約3,250㎡の展示スペースには柱が1本もありません。天井から自然光を間接的に取り入れている明るい展示ホールで、外の明るさを効果的に取り入れながらも、決して美術作品群に直射日光が当たる訳ではない微妙なバランスに感銘を受けます。

まずは、1950年代後半から1990年代のポップアートを代表する「ジャスパー・ジョーンズ」・「アンディ・ウォーホール」・「ロイ・リキテンスタイン」などの作品が出迎えてくれます。

続いて進むと、「アンディ・ウォーホール」との共同作業でも知られる「ジャン=ミシェル・バスキア」はじめ、「シンディー・シャーマン」・「ジェフ・クーンズ」たちの素晴らしいコレクションに目を奪われます。上記の写真は、「ジェフ・クーンズ」の陶器の「マイケル・ジャクソン」。

次に「チャレンジング・ヒストリー」というカテゴリーで展示されている「キャンディ・ノーランド」・「カラ・ウォーカー」・「デヴィッド・ヴォイナロヴィッチ」などのメッセージ性の強烈な作品が並びます。

「メイン・ギャラリー」には米国におけるポップアートが、時代の流れとともに、次第に先鋭化してくプロセスが立体的に展示されている。アートというフィルターを通して、政治、経済、思想などが歴史に沿って具現化されているのです。

〖1階:ギャラリー〗

1階のギャラリーは2000年以降、現在までに制作された作品で構成されています。1番の見どころ!日本の芸術家の「草間 彌生」さんプロデュースの、幻想的なライトと鏡の世界を体験できる「インフィニティーミラールーム」も1階にあります!

また、同じく日本人アーティストの村上隆の「DOB in the Strange Forrest」も注目の展示で、彼の他の展示作品も訴求力に溢れています。

そして、これらの素晴らしいブロード・コレクションに加えて、重要なアート作品があります。それはこの斬新なフォルムを誇る「ザ・ブロード美術館」のアーキテクチュアそのもの、設計のコンセプトは「ヴェール&ヴォルト (Veil &Vault)」です。

「ヴェール」とは建物を包む外装を指し、「ヴォルト」とはコレクションの保管庫を意味します。女性が被る「ヴェール」をイメージし、多孔状の蜂の巣のような外部構造により、太陽光はフィルターを通したかのような柔らかい自然光となって館内に流れ込みます。

【注意事項】

「ザ・ブロード美術館」では、特定の撮影禁止作品以外は、個人のカメラで撮影OKです!

ただし、フラッシュの使用、三脚、ビデオカメラ、セルフィーステック(自撮り棒)の使用はNGとなっていますので、注意してください。

いかがでしたでしょうか。

「ザ・ブロード美術館」では、現代美術の有名所の作品も取り揃えているので、現代美術に詳しくなくても十分に楽しむことができます。ポップさ、美しさ、恐怖など様々なアート作品とダイナミックな建築物に接せられる貴重な時間を過ごせることでしょう。

また、「ザ・ブロード美術館」周辺には「パブリックパーキング」もあり、少し割高になるかもしれませんが、地下には専用駐車場もあります。専用駐車場の料金は、平日バリデーションでなければ3時間$15。夕方5時以降と週末は一律$15。バリデーションチケットは、館内で係員さんに伝えると入手することができます。

【基本情報】

ザ・ブロード美術館

住所:221 S. Grand Avenue, Los Angeles, CA 90012

電話:213-232-6200

営業時間:

11a.m. – 5p.m.(火曜日・水曜日)

11a.m. – 8p.m.(木曜日・金曜日)

10a.m. – 8p.m.(土曜日)

10a.m. – 6p.m.(日曜日)

休館日:月曜日、感謝祭、クリスマス

チケット予約(無料):http://www.thebroad.org/visit/reserve-free-tickets

公式サイト:https://www.thebroad.org/

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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