• 私の旅行記

アメリカ ロサンゼルス ノートン・サイモン美術館

更新日:2020年12月31日


こちらは、1974年に設立された美術館で、大富豪「ノートン・サイモン」氏のコレクションから成る「ノートン・サイモン美術館(The Norton Simon Museum)」です!


かつては「パサデナ美術館」とも呼ばれており、「ラファエロ」などルネッサンス期や、「ゴッホ」や「ピカソ」など20世紀の作品が一堂に会します。


仏像をはじめアジア美術も充実しており、1万2000点以上のコレクションのうち、約1000点が常設展示されています。今回はそんな、「ノートン・サイモン美術館」について詳しくご紹介させていただきます!

【ノートン・サイモン美術館:基本情報】

〖歴史・概要〗

「ノートン・サイモン美術館」は、「ノートン サイモン」の膨大なコレクションを展示するために 1969 年に建造されました。


「ノートン・サイモン氏(Norton Simon)」は40代のとき、破産したオレンジジュース会社を買い取り、1950年代から絵の収集を始め1969年に絵画の収集に専念するため事業から身を引きました。その後、1978年に「パサデナ美術館」を買い取った後「ノートン・サイモン美術館」と改名しました。


〖住所〗


411 W Colorado Blvd, Pasadena, CA 91105


〖電話番号〗


+16264496840


〖アクセス〗

「ノートン・サイモン美術館」は、「パサデナ」の「コロラド大通り西側」の「411番地」にあり、「フットヒル・フリーウェイ(210)」と「ベンチュラ・フリーウェイ(134)」が交差する角の「オレンジグローブ大通り」と「コロラド大通り」が交わる場所にあります。

※「ノートン・サイモン美術館」の地図や案内情報はこちら:【ノートン・サイモン美術館


【公共交通機関】

「ノートン・サイモン美術館」は、「メトロゴールドライン/メモリアルパーク駅(Memorial Park)」から徒歩約20分。パサディナアーツバス10番ミュージアム前で下車後すぐの場所にあります。


また「パサデナ市」では、「パサデナ・プレイハウス地区」・「レイク・アベニュー・ショッピング地区」・「オールド・パサデナ」からご利用いただける美術館までのシャトル・バスを運行しています。美術館の前にはシャトルバスの停留所がありますので、運行スケジュールについては「Pasadena Transit(パサデナ・トランジット)」のサイトをご覧ください。


路線番号180/181の「MTAバス」は美術館前で停車します。「MTAゴールドライン」が乗り入れる「メモリアル・パーク駅」は当館最寄の地下鉄駅で、「アロヨ・パークウェイ」の「ホーリー・ストリート東側125番地」にあります。運行スケジュールについては、「Metro(メトロ)」のサイトをご覧ください。


【駐車場について】

「ノートン・サイモン美術館」の敷地内には無料の駐車場があります。予約は不要です。「ツアーバス」を利用されるの場合は、美術館沿いにある「コロラド大通り」での下車となります。お体の不自由な方のために、駐車場にはゆったりとした駐車スペースが設けており、美術館入口階段の右側に車椅子用のスロープがあります。


〖入園料金〗


大人:15ドル

シニア(62歳以上):12ドル

子供(18歳以下):無料

学生(学生証をご提示願います):無料


〖営業時間〗

月曜日~水曜日・木曜日:午後12:00~午後5:00

金曜日・土曜日:午前11:00~午後8:00

日曜日:午前11:00~午後5:00


〖定休日/休業日〗


火曜日/感謝祭・クリスマス・元旦


〖音声ガイドツアー〗


「音声ガイドツアー」を利用すれば、楽しく興味をかき立てられながらコレクションを楽しむことができます。使いやすいポータブルハンドセットを装着しながら展示室内を自由に歩いてみてください!ためになる解説を聞きながら、コレクションの傑作を好きな順序で鑑賞することができます。およそ400の見どころを紹介する「音声ガイドツアー」は英語版とスペイン語版があり、料金は3ドルになります。


〖無料のギャラリーガイドパンフレット〗

「ノートン・サイモン美術館」では、「無料のギャラリーガイドパンフレット」が用意されています。受付およびインフォメーションデスクから自由に受け取れます。このパンフレットには、「ノートン・サイモン美術館」の歴史に関する基本情報、コレクションのジャンルに関する情報、ヒントやガイドライン、窓口案内などが記載されています。スペイン語・フランス語・韓国語・標準中国語・日本語版があります。


〖プライベートツアー〗

美術館の学芸員が案内してくれる「ノートン・サイモン美術館」のコレクションや庭園の「プライベートツアー」に参加すると、「ノートン・サイモン美術館」ならではの方法で美術品を詳しく鑑賞できます。「プライベートツアー」は予約状況にもよりますが、火曜日を除く営業時間内であればいつでも利用することができます。ツアーは英語で行われ、学芸員によってはフランス語やスペイン語での対応が可能。料金は250ドル~。詳細については【Tours & Group Visits】をご覧ください。


〖公式サイト〗


https://www.nortonsimon.org/

【ノートン・サイモン美術館:魅力・見どころ!】

「ノートン・サイモン美術館」では、12,000点の常設コレクションの中からおよそ1,000点の作品を展示室や彫刻庭園で年間を通して鑑賞することができます。館内には、2つの企画展示室があり、美術館管理部門ではコレクションの目玉である作品の展示を年間3~5回のペースで開催するとともに、貸与を受けた傑作の特別展も年1回開催しています。


〖ロダンの名作が出迎えてくれる!〗

玄関に続く道中では「ロダン(Auguste Rodin)」の名作が出迎えてくれます!あの有名な「考える人(The Thinker)」が美術館の外からもお目にかかれ、これはもちろんレプリカではなく、1880年のオリジナル!

他にも「ロダン(Auguste Rodin)」の「カレーの市民(The Burghers of Calais)」などもあり、こちらは1347年の百年戦争時、フランス側の主要な港だったカレーを舞台に描いたといわれる彫刻です。これらがチケットを購入する前に鑑賞できることが、この美術館の素晴らしさを物語っていますね!


〖14世紀~16世紀の展示作品〗

14〜16世紀は特にヨーロッパの絵画や彫像。キリスト教をテーマにした作品が多いのが特徴的です。この美術館は古代南アジアの仏像やインドの彫刻もたくさん展示してあり、レイアウトにも工夫が施され、左右対称に配置したり、植物を取り入れたりして独特の雰囲気があります。

特に「エドガー・ドガ」のコレクションはブロンズ、油彩、水彩、デッサンなど100点余りの作品が収蔵されていて、ファンには必見の内容です。フランスを代表する画家の一人「エドガー・ドガ」は、印象派が活躍した1800年代中盤から1900年代始めまで活躍した画家で、睡蓮で有名なモネ、先駆者マネ、ヒマワリのゴッホ、甘美なルノワールなど、あまりにも有名な彼らとともに時代を生きていました。

「エドガー・ドガ」は一瞬を切り取る画家として活躍し、その一瞬のモデルとなったのが疾走する馬であり、舞台上そして日常のバレリーナです。一瞬・心の動き・息遣いがすぐ側に感じられ、そしてふと消えていく。これらの「今」に思いを馳せることで、自分もその「今」に溶けていくことができるのです。 この他にも、「ラファエロ」・「ボッティチェルリ」・「フィリッポ・リッピ」・「クラナッハ」などルネッサンス期の絵画や彫像、キリスト教をテーマにした作品が多くあります


〖17世紀~18世紀の展示作品〗

17〜18世紀では「レンブラント」の「息子ティトゥスの肖像」などの作品がラインナップ!「ゴヤ」・「レンブラント」などの作品が収蔵されています。


「レンブラント」の「息子ティトゥスの肖像」はまるで魂が宿っているかのようなリアリティがあり、彼の力量を感じさせる名作です!


〖19世紀~20世紀の展示作品〗

19世紀は代表的な印象派の作品を多く鑑賞することができます。「セザンヌ」の「花びんのチューリップ」、「ドガ」の「入浴の後で」、「ゴーギャン」の「タヒチの女と少年」、「ゴッホ」の「桑の樹」、「モネ」の「オンフルールのセーヌ河口」、「マネ」の「マネ夫人の肖像」、「ルノアール」の「ポン・デザール・パリ」、「ロートレック」の「フォーレ邸の庭の赤毛の女」など、美術全集でも見覚えのある名作と対面することができます。

20世紀はフォービスムのリーダー的存在だった「マティス」の「タンバリンを持つオダリスク」、独特なフォームの女性像を描いた「モジリアーニ」の「ジャンヌ・エビュテルヌの肖像」、そして青の時代からはじまりキュビスム、新古典主義といろいろと作品のスタイルを変えていった「ピカソ」の「アルジュの女」、「山羊の頭」。また、「アンリ・ルソー」・「ブラック」・「ジャコメッティ」・「カンディンスキー・クレー」・「サム・フランシス」・「フランク・ステラ」・「アンディー・ウォーホル」までと見所が多くあります。


〖回遊式の彫刻庭園(Sculpture Garden)〗

「ノートン・サイモン美術館」では、ガイドブックに「回遊式庭園が有名」と書かれているほど、ぐるっと散策しながら見て回れる庭がとても魅力的です!「エントランスホール」でチケットを購入して、すぐ正面の扉から外へ出ることができます。「箱根彫刻の森美術館」でも見られる「ヘンリー・ムーア(Henry Spencer Moore)」や巨匠「ジャック・リプシッツ(Jacques Lipchitz)」の作品などがたくさんあります!

ロダンと同時期に活躍していたあの「マイヨール(Aristide Maillol)」の作品もあり、男性的な彫刻作品が多いロダンに対して、「マイヨール」は女性の裸体像をモチーフにしているのもばかりですので、美術初心者な方でもすぐに「マイヨール」の作品だとわかります!また、アジアの彫刻エリアでは「仏陀の石像」もあり、ぼんやりと散歩しているだけでも大富豪「ノートン」氏のコレクションの幅の広さに圧倒されてしまいます。更に、建築家「フランク・ゲーリー」が設計した「ティーハウス」も中庭にあるので、手入れの行き届いた庭と彫刻を見ながら、休憩をしてみてはいかがでしょうか。

【ガーデンカフェ】

「彫刻庭園」には、「パティーナ・レストラン・グループ」が運営する「ガーデンカフェ」があります。軽食、サンドイッチ、サラダ、スープはもちろん、ワインやビールなどのバラエティ豊かなドリンクもあります!美術館の開館時間中営業(閉館15分前に閉店)。

【ミュージアムストア】

「ノートン・サイモン美術館」の館内には、ポストカード、プリント商品、ポスター、文具、おもちゃ、ブックバッグ、複製画、各種美術関連書籍など、当美術館に因んだ商品を取り揃えたミュージアムストアがあります。美術館の開館時間中営業しています(閉館15分前に閉店)。

【シアター】