- 私の旅行記
アメリカ ロサンゼルス ハンティントン・ビーチ
更新日:2020年12月31日

こちらは、南カリフォルニアにあるサーフィンなどでビーチカルチャーが繁栄している「ハンティントン・ビーチ」です!世界のサーフィン首都と呼ばれることも多く、市が「サーフシティUSA」という商標をとっているほどなのです。
雰囲気はまさにサーフィン一色で、ボートに触れずとも代表的なサーフブランド店でショッピングを楽しんだり、地元サーファーが魅せる迫力ある美しいサーフィンを見て楽しむことができます。
ロサンゼルスのダウンタウンから車で40~50程の場所にある、日本を含む世界中のサーファーにとって憧れの地で、南は「サンディエゴ」から北は「ベンチュラ」周辺までの約300キロメートルに及ぶ長い海岸線には、有名なサーフスポットが点在し、一年を通してサーフィンを楽しめます。
【歴史】

元々「ハンティントン・ビーチ」は、サーフィンが盛んだったわけではなく、〖ハワイ〗で行われていたサーフィンが1900年頃にアメリカ本土に紹介されたのがきっかけでした。
オリンピック水泳の金メダリストでもあった「デューク・カハナモク」や「ジョージ・フリース」といったハワイ出身の伝説的なサーファーの活躍で一気に人気のスポーツとなり、その後サーフィンを題材にした映画がハリウッドで制作されたことなどから、サーフィン人気が更に高まり定着していったのです。
「ハンティントン・ビーチ」という街の名前は、不動産王・鉄道王として巨万の富を得た「ヘンリー・ハンティントン」に由来しています。「ヘンリー・ハンティントン」はビジネスで得た資金で長年にわたり美術品などを収集し、これらを展示するためにアートギャラリーやライブラリー、植物園、庭園など壮大な「ハンティントン博物館」を作り上げました。
この博物館は1919年から一般公開され、是非一度は訪れたい人気スポットの一つです。
「ハンティントン・ビーチ」周辺は約100年ほど前は農業が主産業のさびれた海辺だったのですが、そんな場所をハンティントンが買い取り、街のインフラを整えていったのです。
それは、ロサンゼルス市内からロングビーチまで鉄道を敷設する事業を行うにあたり、アクセスを確保するためでした。また、開発最中に幸運にも石油が出たため、更に街が発展していき、その後市を「ハンティントン・ビーチ」とし、正式に独立した市になりました。
1903年には、長さ1000フィート(約300メートル)の「ハンティントン・ビーチピア(桟橋)」が造られましたが、何度もハリケーンの被害を受け、数回にわたって建造され直されています。
現在は、「ハンティントン・ビーチ」のメインストリートから真っすぐ海に向かって「ハンティントン・ビーチピア(桟橋)」が造られており、ハリケーンや地震対策もしっかりしたコンクリート製となっています。
【サーフィンを楽しもう!】

「ハンティントン・ビーチ」は、毎年7月から8月にかけて行われるサーフィンの世界大会「US・OPEN」の会場にもなっており、大小様々な大会が年間36回以上も開かれています。
サーフィンをやる方へと情報としては、「ハンティントン・ビーチ」はロングボード、ショートボード共に楽しめるポイントではありますが、「ハンティントン・ビーチ」周辺では比較的ショートボーダーの方が多く見られます。
また、サーファーの文化をストリートでも表現したファッションブランドの多くはこの周辺から多く発祥しています。サーフィン雑誌などのメディアもカリフォルニアに拠点を置いて情報を発信しています。
ちなみに、サーフィンだけでなく、ビーチバレーも盛んな「ハンティントン・ビーチ」は、ビーチバレーの大会も開催されており、多くの観光客で賑わいを魅せています。その他にも、「ハンティントン・ビーチピア」周辺では年間を通して様々なイベントが開催されています。
【ハンティントン・ビーチ観光スポット!】
〖ハンティントン・ビーチピア(桟橋)〗

「ハンティントン・ビーチピア(桟橋)」へ続く「メインストリート」から歩いて、「パシフィックコースト・ハイウェイ」を渡ると「ハンティントン・ビーチ」の主要観光所の1つである「ハンティントン・ビーチピア」へ着きます。
「ハンティントン・ビーチピア(桟橋)」の周りには観光地だけにサーフショップやレストラン、お土産屋さんが立ち並びまさに南カリフォルニアのビーチリゾート! 「ハンティントン」の約16km続くビーチをピアから全貌できる桟橋です!
「ハンティントン・ビーチピア(桟橋)」の先端にはレストラン「ルビーズ・ダイナー」があり565mの桟橋散策を楽しむことができます。桟橋の上からサーファーを見たり、桟橋から釣りをしている人も、海に沈む夕日を眺めたり、犬の散歩をしている人も。
また、「ハンティントン・ビーチピア(桟橋)」の周りはイベントも多く毎年夏はUSオープンで桟橋ではサーフィン、BMX, スケートボードなどの大会が行われ街をあげてのお祭りが続きハンティントン・ビーチは観光客で賑わいを魅せています!
【基本情報】
ハンティントン・ビーチ桟橋
住所:Main St. and Pacific Coast Highway, Huntington Beach, CA 92648
公式サイト:https://www.surfcityusa.com/things-to-do/attractions/huntington-beach-pier/
〖ハンティントン・ビーチ:ダウンタウン〗

「ハンティントン・ビーチ」のダウンタウンは、他に類を見ないビーチと「ハンティントン・ビーチピア(桟橋)」に続くメインストリートを併せ持つとても賑やかで楽しいダウンタウンです。レストラン、バー、アイスクリームショップ、ネイルサロン、ファッションブティックなどいつも観光客や地元の人々でいつも賑わっています。
「ハンティントン・ビーチ」のダウンタウンは常に何か楽しい事が見つかる場所と言えるほど充実しています。ダウンタウンの街中を水着で、そして裸足で歩いている人がいても、ここではそんな光景もごく自然なのです。
また、毎週火曜日には「サーフシティナイト」と呼ばれる催しが開かれ、メインストリートは通行止めになり歩行者天国化。農家の新鮮な野菜、花、工芸品まで屋台が並び、あらゆる種類の音楽やライブパフォーマンスなどもあるので、夜のダウンタウンを観光するのも楽しいですよ!
【基本情報】
ハンティントン・ビーチ:ダウンタウン
住所:Main St., Huntington Beach, CA 92648
〖国際サーフィン博物館〗

「ハンティントン・ビーチ」のダウンタウン、メインストリートから1ブロック離れた裏通りには「国際サーフィン博物館」があります。サーフィンの歴史、文化的な背景を訪問者や観光客に魅了するだけでなく、珍しいサーフボードや修復されたサーフボードを展示する事で、サーフィンに対する「ハンティントン・ビーチ」の人達の地元愛を伝えています。
特に注目すべきポイントは、「サーフィンの父」と呼ばれた「デューク・カナハモク」の銅像やモーターサーフボードやその他のサーフ関連グッズです。2015年には巨大サーフボードに66人のサーファーが一緒に乗りギネスの世界記録が生まれ、そのサーフボードも「国際サーフィン博物館」の近くに展示されています。建物にサーフィンの壁画があり、サーフィンに関するすべての事を知りたいのであれば是非、「国際サーフィン博物館」に立ち寄り観光してみて下さい。
【基本情報】
国際サーフィン博物館
住所:411 Olive Ave, Huntington Beach, CA 92648
電話番号:+1 714-960-3483
営業時間:夏(~ 9/30) 12:00pm-5:00pm、Open 7 Days、冬 Thu-Mon 12:00pm-5:00pm、Closed on Tue&Wed
入場料:2ドル
公式サイト:http://www.surfingmuseum.org/
〖ボルサ・チカ生態保護区〗

「ハンティントン・ビーチ」の海岸沿いには、「ボルサ・チカ生態保護区」があります。太平洋沿岸のハイウェイと住民や油田の境界線にあり開かれた水、泥岩、塩沼から沿岸の砂丘までさまざまな生息地を持つ1300エーカーの沿岸河口で、海からの渡り鳥や野生生物、沿岸湿地や絶滅の恐れがある種を保護するための聖域として創設されました。
「ハンティントン・ビーチ」沿岸沿いの7.5kmのトレイルに沿って予備林を歩き回り、渡り鳥や定期的に見る事ができる鳥他200種の生態を探す事ができます。また、「ハンティントン・ビーチ」のワーナー・アヴェニューの「ボルサ・チカ湿地解折センター」を訪れ、湿地を保全するための取り組みについて学び、地元の保護団体の1つが提供する定期的な「湿地ツアー」で生態保護区について知る事もできます。ビーチのすぐ横に保護区があるのでビーチ観光の際一緒に訪れる事ができるので、地元の人達や観光客に人気のスポットです!
【基本情報】
ボルサチカ生態保護区
住所:Warner Ave. & Pacific Coast Highway, Huntington Beach CA 92648
〖ハンティントン・ドッグビーチ〗

「ハンティントン・ビーチ」周辺の人気観光スポットのひとつに「ドッグビーチ」があります。カリフォルニアの方は犬を愛する人が多いと言われていますが、その中でも「ハンチントン・ビーチ」の人達は群を抜いています。
「ハンティントン・ビーチ」のダウンタウンの近く「21ST通り」から「シーポイント通り」の間にある「ドッグビーチ」は、犬達が自由に遊べる為に区切られているビーチなのです。ここではご主人様の管理の元で、犬達を離してフリスビーを投げたり、ボールをなげたり、泳いだりとさまざまな犬が楽しそうにに遊んでいる所を観光する事ができます。
ほとんどの犬はリードなしで自由に走りまわっていますよ。また、犬も人もとにかくフレンドリーですぐ友達になって会話が始まります。近年犬のサーフィン大会なんかも行われており、自慢の愛犬と一緒にサーフィンする「ハンティントン・ビーチ」ならではの催しものも多いです。ビーチでは「ドッグビーチ」のT-シャツなんかも売っているので是非、観光してみて下さい。
【基本情報】
ハンティントン・ドッグビーチ
住所:100 Goldenwest St, Huntington Beach, CA 92648
公式サイト:http://www.dogbeach.org/
〖Jacks Surfbord(ジャックス・サーフボード)〗

「ハンティントン・ビーチ」から、道路を一本渡るとそこには有名な「Jacks Surfbord」というお店があります。こちらはサーフブランドやスケートボードブランドを主に扱う老舗。ボードはもちろん細かいアクセサリーから衣服まで全てが揃います。
その周辺にも、買い物を楽しめるショップがたくさんあり、うろうろしてみると有名サーフメーカーのカリフォルニア限定の商品もありますよ!
【基本情報】
Jacks Surfbord(ジャックス・サーフボード)
住所: 101 Main St, Huntington Beach, CA 92648
電話番号: +1 714-536-4516
営業時間:8時00分~22時00分
公式サイト: www.jackssurfboards.com
【アクセス】
「ハンティントン・ビーチ」はロサンゼルスの中心部・ダウンタウンからは南に下がった場所にあります。アクセスは車が1番おすすめです!
市内中心部から1時間とかからずにアクセスが可能です。メトロを乗り継いで訪れることもできますが、2時間ほどかかるためあまりおすすめできません。ビーチ沿いには、有料駐車場が有り、1時間からの駐車が可能です。
トイレに関しては、ビーチ沿いのサイクリングロードに多数あり掃除も定期的にされており心配なし。シャワーは簡易シャワーが設置されており、サーファーが海水や砂を流すのに利用する姿が見られます。

いかがでしたでしょうか。
「ハンティントン・ビーチ」は、基本的に土地柄、年がら年中お天気が良いこともあり、夕方には綺麗なサンセットも見れます。サンセットの時間には、ピアの街灯と夕日でとても美しい景色を見る事ができ、釣りを楽しむ方や散歩している方など平日でも賑わいを魅せています。
また、最近は海沿いに「Pacific City」という大型ショッピングセンターも完成し、ブティックやセレクトショップに加え、素敵なテラス席が豊富なレストランやバーも大集結!波の音と海風を感じながら、のんびりとした時間を過ごす人でいつも賑わっています!
更に、毎週木曜日には「ファーマーズ・マーケット」も開かれており、新鮮な野菜や焼きたてのパン、手作りのアクセサリーなどのお店が集っています。しかも、食べ物などを買うことだけが目的ではなく、お店を出す人との対話がこれまたとても楽しいです!
贅沢な海辺のリゾート「ハンティントン・ビーチ」に滞在すれば、魅力的なサーフシティの生活を体験できるはず!サーフィン好きの人だけでなく、さまざまな年代、性別の人でも楽しめるビーチ。西海岸に来た際には、是非ともおすすめしたスポットの一つです!
【基本情報】
ハンティントン・ビーチ
人口:約200.000人
オレンジカウンティで3番目に大きい市
カリフォルニアでは16番目に大きい市
毎年11,000,000 人がビーチに訪れる
平均気温:12.22℃(1月)、 18.33℃ (7月)
ニックネーム:サーフ・シティ
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