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アメリカ ロサンゼルス ピーターソン自動車博物館
更新日:2020年12月31日

こちらは、アメリカ合衆国ロサンゼルス郊外に1994年に開園した自動車博物館「ピーターソン自動車博物館」です!
開園当時はアメリカの自動車文化・歴史を中心とした展示車両がメインでしたが、2015年12月に14か月にわたる改修工事を終え、総面積9000平方メートル以上を誇る博物館へとリニューアルしました。巨大な展示スペースには希少価値の高い名車が約300台も展示されています。
また、車両のレベルがトップクラスなことはさることながら、施設自体も曲線のリボン状に覆われた外観はその斬新さと美しさから建築デザインとしても驚かされる建物となっています。「ピーターソン自動車博物館」のコレクションは、ヨーロッパのレースカーから地元カリフォルニア製のカスタムカーまで多岐にわたり、どんな車好きにもたまらない施設なのです。
【アクセス】
「ピーターソン自動車博物館」は、ロサンゼルスの「ダウンタウン」からバスで約40分程の場所にあります。
「ダウンタウン」の「7th / Maple」から「# 20・Santa Monica」に乗り、「Wilshire / Fairfax」 で下車、そこから徒歩約3分で「ピータソン自動車博物館」に到着。
または、「ダウンタウン」の「Spring / 7th」から「#28・ Century City Via Downtown LA 」に乗り、「Olympic / Fairfax」で下車、そこから徒歩約6分で「ピータソン自動車博物館」に到着です。
【ピーターソン自動車博物館の見どころ!】

3階にある車の歴史のフロアには、映画やテレビで活躍した車を展示した「ハリウッド・ギャラリー」があり、アメリカの人気テレビ・シリーズ「私立探偵マグナム」に登場した真っ赤なフェラーリを見る事ができます。
そして2階にはテクノロジーとスピードに焦点が当てられており、1954年型メルセデス・ベンツ「W196ストリームライナー」から1995年制「マクラーレンF1」まで、シルバーで統一された「ブルース・メイヤー・ファミリー・ギャラリー」のフロアは圧巻です。
1階はデザインの芸術性をテーマにしたフロアで、1936年型ブガッティ「タイプ57SCアトランティック」やBMWの「アート・カー」などが展示されています。ロサンゼルスに訪れた際は、車に興味がない方でも数々の名車で目の保養できること間違いなしです。
〖主な展示車両〗

・【1967 TOYOTA 2000GT】:☝
超希少!総生産台数が試作品を含めわずか337台!2013年に、オークションで1億1800万円の値が付いたと言われています。
・【1985 ポルシェ962】:
1984年に「ポルシェ」が開発した「ポルシェ962(Porsche 962)」をベースに「WEC(スポーツカー世界選手権、1992年まで行われた国際自動車連盟主催の耐久レース)」用として改良。1986年の「ル・マン24時間レース」をはじめ多くのレースで優勝を飾り、1980年代の「ポルシェ」に数々のタイトルをもたらした名車の1つ。
・【1971 デ・トマソ パンテーラ】:
イタリア「デ・トマソ社」が製造を行ったスーパーカー。イタリア車でありながらエンジンはアメリカ製(フォード製5.75リッターV型8気筒エンジン)と珍しいモデル。発売当時は、同国スーパーカーの雄、「フェラーリ」や「ランボルギーニ」に並ぶほどの人気が高い車でした。

・【2015 ジャガー C-X75】:☝
2015年に公開された「007 スペクター」で登場をした時実際に使用された映画専用車。実際の「C-X75」は2010年に次世代のPHVコンセプトカーとして発表されたものの、「ジャガー」の経営難により販売に至らなかった幻のモデル。ここでしか見れない1台です。
・【2014 ブガッティ ヴェイロン グランドスポーツビテッセ 「KPMシリーズ」】:
車両価格3億円とも言われる「ブガッティ・ヴェイロン」の最上位グレード「グランドスポーツビテッセ」。その中でもドイツの磁器メーカーKPM社が共同で開発をした世界に1台しかないワンオフ車です。
・【1967 フォード GT40 MKⅢ】:
1960年代ル・マンで大活躍をした「GT40」の公道仕様モデル。0-10km/h加速5.3秒と当時では規格外の速さを誇っていました。なお、現在価値で10億円以上もするとのことです。

・【1925 ロールスロイス ファントム(カスタム)】:☝
「シルヴァーゴースト」の後継として1925年に製造された高級車。なお、このモデルはベルギー人「Jonckheere」によってワンオフカスタムが施されています。
・【1966 ゼネラルモーターズ Electrovan】:
1966年に「GM」が発表をした世界初の水素燃料電池自動車。今日の技術発展の大元にある車で、60年代から次世代燃料開発をされていたのに驚かされます。
・【1957 フェラーリ 625/250 TRC】:
世界に2台しか存在しない「フェラーリ」の中でも幻の車。アメリカのフェラーリディーラーである「ジョン・フォン・ノイマン」氏が特別にオーダーをし実現をしたモデルで、希少価値としては1番と言えるでしょう。

・【1959 シボレー XP-87 スティングレイレーサー】:☝
アメリカの中でも有数のマッスルカー「コルベット」の中で、特にファンが多い2代目コルベット「コルベット・スティングレイ」のベースとなったレーシングコンセプトカーです。「コルベット」の長い歴史を作り上げた伝説の1台です。
・【1933 デューセンバーグ モデルSJ Arlington Torpedo Sedan】:
アメリカの高級車メーカーとして登場した「デューセンバーグ社」。歴代モデルの中でも生産台数わずか50台と特に希少価値が高い「モデルSJ」。探してもまず見つからない車です。
・【1936 ブガッティ タイプ57SC アトランティーク】:
1934年に発売を開始し、生産台数は710台。当時でも個性的なフォルムで話題を集め、世界的服飾デザイナー「ラルフ・ローレン」が所有しています。
いかがでしたでしょうか。
今回は一部のみを紹介しましたが、これだけでも車好きにはたまらないですね!!!
この他にも伝説的な名車が数多く貯蔵されていますので、ロサンゼルスに行った際には、是非1度足を運んでみて下さい!
【基本情報】
ピーターソン自動車博物館(Petersen Automotive Museum)
住所:6060 Wilshire Blvd., Los Angeles, CA 90036
電話番号:+1 323-930-2277
営業時間:10:00−18:00
入場料:大人15ドル 学生/シニア12ドル 子供7ドル
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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