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  • 執筆者の写真私の旅行記

アメリカ ロサンゼルス ブラッドベリー・ビル

更新日:2020年12月31日


こちらは、1893年開館のダウンタウン中心街に残っている最古の商業ビル「ブラッドベリー・ビル(Bradbury Building)」です!


「ブラッドベリー・ビル」は、ロサンゼルス・ダウンタウンの「サウス・ブロードウェイ」沿いにあり、数々の映画・CM・テレビ番組で利用されていることでも有名です。


今回はそんな、「ブラッドベリー・ビル」について詳しくご紹介させていただきます!

 

【ブラッドベリー・ビル:基本情報】

 

〖歴史・概要〗

「ブラッドベリー・ビル」は、メキシコの金採掘ビジネスと不動産で財を成した「ルイス・ブラッドベリー(Lewis Bradbury)」氏によって1893年に建設されました。5階建ての商業ビルで、【アメリカ合衆国国定歴史建造物】に指定されているとてもクラシックな建物です。


建物は「Yellin Company」の「Grand Central Squareプロジェクト」の一環として1990年代初めに完全修復を受け、このビルは現在もオフィスビルとして使われていますが、1階部分は誰でも自由に中に入って見学をすることができます。


また、ロサンゼルス・ダウンタウンは、数々の映画のロケ地が点在していることで有名ですが、中でも「ブラッドベリー・ビル」は、ダウンタウン有数のロケ地と言われています。映画「ブレードランナー(1982)」・「ペイフォワード・可能の大国(2000)」・「(500日)のサマー(2009)」などといった映画の撮影で使用されていることで知られています。


〖住所〗


304 S Broadway, Los Angeles, CA 90013


〖電話番号〗


+12136261893


〖アクセス〗

「ブラッドベリー・ビル」があるのは、ロサンゼルス・「ダウンタウン」の「サウス・ブロードウェイ」沿いにあります。最寄り駅のメトロ【レッド】【パープル】が走る「シビックセンター/グランドパーク(Civic Center/Grand Park)」から徒歩約5分。


「ブラッドベリー・ビル」の周辺は、丘の上が「金融街」や「ロサンゼルス現代美術館(MOCA)」、「ウォルトディズニー・コンサートホール」のあるアート地区となっており、丘の下は約50店舗の生鮮食品店などが揃う「グランド・セントラル・マーケット」と地元民で賑わうエリアとなっています。


また、この丘を結ぶのは世界で1番短いケーブルカーと言われ、映画「La La Land」でも話題になった「エンジェルス・フライト(Angels Flight)」があります!


〖入園料金〗


無料


〖営業時間〗

月曜日~金曜日:9:00〜18:00

土曜日・日曜日:9:00〜17:00


〖公式サイト〗


http://bradburybuilding.blogspot.jp


〖注意事項〗


「ブラッドベリー・ビル」の近くには、「スキッド・ロウ」というスラム街があります。ホームレスやマフィアの街と言われており、薬物取引や犯罪が多発する地区です。有名な観光スポットの近くに位置していますが、間違えて近づいてしまわないよう気をつけましょう!

 

【ブラッドベリー・ビル:魅力・見どころ!】

 

「ブラッドベリー・ビル」の外観は周辺のビル(ロマネスク様式)とあまり変わらない、一見ただの古いオフィスビルに見えます。人々が「ブラッドベリー・ビル」に魅了される理由は、その内装にあるのです!

一歩中に入ると、吹き抜けの天井に大理石の階段、鉄製の手すり、むき出しのエレベーター、ガラス張りの屋根から降り注ぐ太陽の光に、思わずうっとりしてしまいます。「ブレードランナー」では、「ウィリアム・サンダーソン」演じる「タイレル社」の技術者「セバスチャン」が住むアパートとして使用されており、「ハリソン・フォード」演じる「デッカード」と「ルトガー・ハウアー」演じるバディーの対決の場所としても有名です。


〖エントランスホール〗

「エントランスホール」は吹き抜けになっており、アイアンのエレベーターと階段が圧巻!木枠のガラスの扉を開け、やや薄暗い中で階段の横を進んでいくと、いきなり5層分の高い吹き抜け空間が現れ、天井のガラスから明るい光が差しています。


この吹き抜けには各階の廊下が面しており、そこに鋳鉄製の黒っぽい階段と、向かい合う2機のエレベーターが取り付いています。このビルは現在もオフィスビルとして使用されており、観光客は1階のみ見学が可能です。


〖壁のタイル〗

壁面下段にはタイルが張られ、モールデングを挟んで上部はレンガとなっています。この張り分けは単なる意匠なのかとも考えられますが、アメリカではもともとタイルは汚れ難い機能商品という考えが強いため、人が触って汚れる部分だけタイルを使用したとも考えられます。


〖床タイル〗

「エントランスホール」には「オクタゴン」のタイルが、裏のエントランス側には「ヘキサゴン」のタイルが張られていますので、こちらもお見逃しなく!


〖エレベーター〗

エレベーターの枠は鉄のフレームのみのオープンなもので、この細長く上に伸びる空間に軽快な躍動感を与えています。壁に挟まれたエレベーターの扉も黒い鋳鉄で美しい模様。そして、扉の上部はさらにレースのような繊細なつくりになっています。


〖喜劇王・チャップリンの銅像〗

建物内には、ベンチに座った「喜劇王・チャーリー・チャップリンの銅像」が設置されています。ロサンゼルスの有名ホテル「ハリウッドルーズベルトホテル」から貸し出し中とのこと。この銅像とは自由に写真を撮ることができますので、ハリウッド映画の街、ロサンゼルスに来た記念に撮っておきたいですね!


〖ブルーボトルコーヒーで休憩〗

「ブラッドベリー・ビル」の1階には、人気の「ブルーボトルコーヒー」があります。「ブルーボトルコーヒー」は、カリフォルニア州に本社を構える有名カフェで、ドリップコーヒーをメインとしており、注文を受けてからコーヒーを淹れます。そのため、常に香りの高いコーヒーを味わうことができますよ!


日本国内では「東京」・「京都」・「神戸」に店舗を構えており、「ブラッドベリー・ビル」の「ブルーボトルコーヒー」は、東京店舗の設計を担当したスキーマ建築計画の「長坂常」氏が担当。シンプルさのなかにどこか厳格さも感じられるデザインが定評で、店内では本の販売も行っています。


ちなみに、「ブルーボトルコーヒー」の公式ホームページでは、「ブラッドベリー・ビル」の店舗について「ビル内にロサンゼルス市警の事務局があるので、小説の登場人物のような気分になれます」というユーモア溢れる文章と共に紹介されています。

 

【合わせて訪れたい!おすすめ観光スポット4選!】

 

〖グランドセントラルマーケット〗

「グランドセントラルマーケット」は、ロサンゼルス・ダウンタウン屈指のグルメスポットです!100周年を迎えたことやインスタ映えするということでも話題ですが、近年では映画「ラ・ラ・ランド(2016)」のロケ地にもなったことで話題となりました。その影響もあり、現在では多くの観光客が訪れる人気スポットです。


中でもおすすめの店舗は「eggslut(エッグスラット)」!ハンバーガーなどの気軽に食べられる料理を提供しており、この「eggslut」で話題のメニューが店名と同じ名前の「eggslut」というメニュー。バケットパンを瓶に入ったマッシュポテトと卵につけて食べるという、とてもシンプルな料理ですが現地の人々を中心に多くの人々に愛されています。

【基本情報】

グランドセントラルマーケット

住所:317 S. Broadway, Los Angeles, CA 90013

公式サイト:https://www.grandcentralmarket.com/


エッグスラット

住所:317 S. Broadway, Los Angeles, CA 90013(STALL D-1)

公式サイト:http://www.eggslut.com/


エンジェルス・フライト

こちらは、世界で1番短いケーブルカーと言われている「エンジェルス・フライト(Angels Flight)」です!映画「La La Land」でも話題になった「エンジェルス・フライト」は、「世界一短いケーブルカー」というだけあって、全長はわずか298フィート(約90.83メートル)しかありません。


途中で上りと下りが行き違う部分を除くと単線で、領事館が入っている「カリフォルニア・プラザ」などのオフィスビルが立ち並ぶ「バンカーヒル(サウスグランドアベニュー)」と、「ヒルストリート」を結んでいます。乗車時間は数分と非常に短いのですが、料金も片道たったの25セント。往復しても50セントしかかかりません。

【基本情報】

エンジェルス・フライト

住所:

Angels Flight - Top Station (丘の上の駅)

California Plaza, 350 S. Grand Ave, Los Angeles 90071

Angels Flight - Lower Station (丘の下の駅)

351 S. Hill St., Los Angeles 90013 (グランド・セントラル・マーケットの向かいです)

電話番号:(213) 626-1901

営業時間:Mon-Sun 6:30 am - 10 pm

料金:通常片道1ドル

※TAPカード(ロサンゼルスの地下鉄・バスなどの支払いの為のICカード)」を提示すると片道50セント・往復で1ドル

公式サイト:https://angelsflight.org/


ウォルトディズニー・コンサートホール

こちらは、世界最高クラスのクラシック音楽や現代音楽のコンサートが開催されている「ウォルトディズニー・コンサートホール」です!「プリッツァー賞」受賞経験のある「フランク・O・ゲイーリー(Frank O Gehry)」氏による建築デザインと日本人音響設計家の「豊田泰久」氏による音響デザインは国際的にも高く評価されています。


2200人以上収容可能なコンサートホールは〖ロサンゼルス・フィルハーモニック楽団〗と〖ロサンゼルス・マスター・コラール〗の拠点としても知られています。曲線を描く斬新なデザインのステンレススチールの外観は、まさに傑作です。

ダウンタウンの「グランドアベニュー」に建つ「ウォルトディズニー・コンサートホール」は、2003年10月のオープン以来、ロサンゼルスを象徴するスポットとして人々を魅了し続けています。今回はそんな「ウォルトディズニー・コンサートホール」についてご紹介させていただきます。


【基本情報】

ウォルトディズニー・コンサートホール

住所:111 S Grand Ave, Los Angeles, CA

電話番号:+1 323-850-2000

公式サイト:http://www.laphil.com/philpedia/about-walt-disney


ザ・ブロード美術館

こちらは、不動産で財を成した実業家「イーライ&エディス」のブロード夫妻のプライベート・コレクションを集めた個人美術館「ザ・ブロード美術館」です!総工費1億4000万ドルを投じて設立した「ザ・ブロード美術館」は、その作品数はなんと2000以上と圧巻の数です!


1960年代に【ニューヨーク】でアートに覚醒した夫妻のコレクションは現代アートに特化しており、「アンディ・ウォーホル」や「ジャスパー・ジョーンズ」、「ロイ・リキテンシュタイン」、「ジェフ・クーンズ」、日本人アーティストでは「村上隆」や「草間彌生」など、過去60年間、美術界で高い評価を受けたアーティストの作品が全て揃っているといっても過言ではありません。

また「ザ・ブロード美術館」は、ロサンゼルスの群立美術館と現代美術館の予算を合わせたよりも多い200億ドル強(日本円で2兆強)の資金を備えており、現在も週に1作品の割合で購入を続けています。この調子が続くと、現代アートの中心がニューヨークからロサンゼルスに移るのも近い将来あり得るでしょう。そして驚きなのが、入場料は無料です!これだけの作品があるにも関わらず無料とはまさに素晴らしいの一言につきます。


【基本情報】

ザ・ブロード美術館

住所:221 S. Grand Avenue, Los Angeles, CA 90012

電話:213-232-6200

営業時間:

11a.m. – 5p.m.(火曜日・水曜日)

11a.m. – 8p.m.(木曜日・金曜日)

10a.m. – 8p.m.(土曜日)

10a.m. – 6p.m.(日曜日)

休館日:月曜日、感謝祭、クリスマス

チケット予約(無料):http://www.thebroad.org/visit/reserve-free-tickets

公式サイト:https://www.thebroad.org/

 

【基本情報】

ブラッドベリー・ビル(Bradbury Building)

建築家:ジョージ・ワイマン、サムナー・ハント

建設:1893年

住所:304 South Broadway at Third Street, Downtown, Los Angeles, California 90013, United States of America

電話番号:+12136261893

アクセス:メトロレールレッドorパープルライン「シビックセンター/グランドパーク(Civic Center/Grand Park)」から徒歩約5分。

入園料金:無料

営業時間:

月曜日~金曜日:9:00〜18:00

土曜日・日曜日:9:00〜17:00

公式サイト:http://bradburybuilding.blogspot.jp


※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。


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