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アメリカ ロサンゼルス ロサンゼルス現代美術館(MOCA)

更新日:2020年12月31日


こちらは、ロサンゼルスにある「コンテンポラリー・アート専門」の美術館で、「MOCA」の愛称で親しまれている「ロサンゼルス美術館」です!1979年から、「ジャクソン・ポロック」や「ロバート・ラウシェンバーグ」ら戦後のアメリカ美術を代表する作品を展示してきた「ロサンゼルス現代美術館」。

ロサンゼルス・ダウンタウンにある「磯崎 新」氏によって設計された本館のほかに、「フランク・O・ゲーリー」設計の「リトル・トーキョー」にある「ゲフィン・コンテンポラリー・アット・MOCA(The Geffen Contemporary at MOCA)」、「ウエストハリウッド」にある「パシフィック・デザイン・センター(MOCA Pacific Design Center)」などの施設によって構成されています。

1940年代以降に制作された6000点以上にのぼるコレクションは、「絵画」・「彫刻」・「写真」・「映像」・「デザイン」・「ダンス」・「建築関連」のものまで多岐にわたります。「ジャクソン・ポロック、」・「マーク・ロスコ」・「ロイ・リキテンスタイン」・「ロバート・ラウシェンバーグ」・「ジュリアン・シュナーベル」・「シンディ・シャーマン」・「クリスチャン・ボルタンスキー」・「ロバート・フランク」・「ダイアン・アーバス」など充実したコレクションを誇り、西海岸のみならずアメリカの現代美術シーンを牽引する美術館となっています。

 

【MOCAは3つの館と1つのランド・アート 】

 

「ロサンゼルス現代美術館(MOCA)」は、3つの館と1つのランド・アートによって構成されています。

①:「MOCA Grand Avenue」:グランド・アベニュー通りにある、いわゆる本館「ロサンゼルス博物館」です。

②:「The Geffen Contemporary at MOCA」:「リトル・トーキョー」にある「別館:ゲフィン現代美術館」。

③:「MOCA Pacific Design Center」:「ウエスト・ハリウッド」にある「パシフィック・デザインセンター」内の280平方メートルの小規模な分館です。

④:「Double Negative」:「ネバダ砂漠」にあるランド・アート作品。

 

【歴史】

 

「ロサンゼルス現代美術館」は、1979年に当時のロサンゼルス市長などの発案で現代美術館建設計画が持ち上がり、準備組織が作られました。

1983年に「ゲフィン現代美術館」の前身にあたる「テンポラリー・テンポラリー」がオープン。

1988年、満を持して「MOCA Grand Avenue(本館)」がオープン。そして3か所目の「MOCA Pacific Design Center」は2000年にオープンしました。

 

【MOCAのコレクションと建築】

 

「MOCA」のコレクションは、9割が個人からの寄贈品です。

1984年には、「ジャン・フォートリエ」・「フランツ・クライン」・「ロイ・リキテンスタイン」・「マーク・ロスコ」・「クレス・オルデンバーグ」・「ロバート・ラウシェンバーグ」・「アントニ・タピエス」を含む「ジュゼッペ・パンツァ」のコレクションの一部を購入していますが、1989年に「リタ」および「タフト・シュライバー」のコレクションが寄贈されており、その中には「アーシル・ゴーキー」・「ジャクソン・ポロック」・「ピエト・モンドリアン」などもありました。

また、美術館の創設者の1人である「マーシア・シモン・ワイズマン」より「バーネット・ニューマン」・「サム・フランシス」・「ジャスパー・ジョーンズ」・「ウィレム・デ・クーニング」・「リチャード・ディーベンコーン」など83点の素描が寄贈されています。1991年には、「スコット・スピーゲル」により「デヴィッド・サーレ」・「スーザン・ローゼンバーグ」・「ジャン=ミシェル・バスキア」・「ロバート・ロンゴ」などが寄贈されています。

ギャラリーの構造は、四角形や立方体を組み合わせたとてもシンプルな構造となっており、大規模な展示会にも余裕で対応可能な容量となっています。

また、照明は吹き抜けからの自然光と人工照明を併用しており、自然の木材をそのまま活かした床とホワイトの壁面が展示品を引き立たせる役目を担っています。

シンプルな構造ですが、本来の目的である美術品の鑑賞を最大限に引き立たせるための効率的な設計になっているため、このあたりも美術館としては非常に優秀です。

 

【アクセス】

 

「ロサンゼルス現代美術館(MOCA)」は、ロサンゼルスの「ダウンタウン」にあり、「ロサンゼルス国際空港」からは約29 km (18 マイル) 離れた場所にあります。

最寄り駅は、地下鉄:〖パープルライン〗〖レッドライン〗が通っている「Civic Center / Grand Park Station」になります。「Civic Center / Grand Park Station」からは、徒歩で約5分です。 また2ブロック先には、ロサンゼルスで大人気の「ウォルトディズニー・コンサートホール」・「ザ・ブロード美術館」があります。

「ウォルトディズニー・コンサートホール」では、世界最高クラスのクラシック音楽や現代音楽のコンサートが開催されており、「リトル・トーキョー」にある「ゲフィン・コンテンポラリー・アット・MOCA(The Geffen Contemporary at MOCA)」建築した、「プリッツァー賞」受賞経験のある「フランク・O・ゲイーリー(Frank O Gehry)」氏による建築デザインと日本人音響設計家の「豊田泰久」氏による音響デザインは国際的にも高く評価されています。2200人以上収容可能なコンサートホールは〖ロサンゼルス・フィルハーモニック楽団〗と〖ロサンゼルス・マスター・コラール〗の拠点としても知られています。

「ザ・ブロード美術館」は、不動産で財を成した実業家「イーライ&エディス」のブロード夫妻のプライベート・コレクションを集めた個人美術館で、日本人アーティストでは「村上隆」や「草間彌生」など、過去60年間、美術界で高い評価を受けたアーティストの作品が全て揃っているといっても過言ではありません。そして、「ザ・ブロード美術館」は入場が無料のため、「ウォルトディズニー・コンサートホール」と合わせて訪れるのも良いかもしれません。

「ウォルトディズニー・コンサートホール」の詳細は、こちらの記事をご覧ください!➡

アメリカ ロサンゼルス ウォルトディズニー・コンサートホール

「ザ・ブロード美術館」の詳細は、こちらの記事をご覧ください!➡

アメリカ ロサンゼルス ザ・ブロード美術館

 

いかがでしたでしょうか。

アメリカには、「MOMA」や「SF MOMA」・「ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート」・「ホイットニー美術館」・「シカゴ・アテナイオン」など数々の著名な美術館がありますが、「ロサンゼルス現代美術館(MOCA)」もまた、現代美術を語る上では見逃せない美術館です。

美術館内のショップ「MOCA Shop」ではオリジナルグッズや、児童書・おもちゃなど、発想豊かな商品が並びます。美術館のショップはセンス抜群のものを揃えており、お土産さがしに絶好のスポットです。美術館への入場は、木曜17:00~20:00が無料となっています。

 

【基本情報】

ロサンゼルス現代美術館(MOCA)

住所:MOCA Grand Avenue:250 S. Grand Ave., Los Angeles

電話番号:213-626-6222

営業時間:月水金11:00am-6:00pm、木11:00am-8:00pm、土日11:00am-5:00pm

休館日:火曜日

料金:$15(一般)、$10(65歳以上)、$8(学生)、無料(12歳未満)、木曜の午後5時以降無料|料金はThe Geffen Contemporary at MOCAと共通

アクセス:上記参照

公式サイト:www.moca.org

※〖年間パス(Annual Pass)情報〗※

会員になると入場料無料になります。

会員レベル:Individual

料金:$79

期限:購入日から1年

特典:①2人まで利用可、②同伴者最大4名まで入場料各$5、③MOCAストア10%割引、④オープニングイベント、プレビューに招待、など

元取り目安:6回

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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