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  • 私の旅行記

アメリカ ロサンゼルス クイーン・メリー号

更新日:2020年12月31日


こちらは、1930年代に実際に活躍した豪華客船「クイーン・メリー号」です!

「クイーン・メリー号」は、「ロングービーチ」港にある310メートルの長さを誇る豪華客船で、実際に1930年台より航海のための客船として利用され、かつ1940年代には戦争の物資を運ぶ船として活躍した客船です。

現在では「国立登録史跡」として登録され、 、ロサンゼルスの「ロングビーチ」に静態保存されており、ホテルや博物館、さらにはイベント会場として活躍しています。

 

【クイーン・メリー号とタイタニック号】

 

「クイーン・メリー号」より「タイタニック号」のほうが知名度が高いですが、実際の船の大きさは「クイーン・メリー号」は「タイタニック号」よりも大きく、ご存知の通り「タイタニック号」は処女航海の際に沈没してしまいましたが、「クイーン・メリー号」は1936年5月7日に処女航海を行い引退するまでなんと1001回の航海を行なった客船なのです。

デッキの数は「タイタニック号」よりも4つ多い12箇所あり、馬力は約3.5倍。しかし、客室など設備を豪華にしている為、船の大きさは「タイタニック号」よりも大きいのですが、乗船可能人数は「タイタニック号」より約500名程少ない1957名でした。

 

【クイーン・メリー号の歴史】

 

「クイーン・メリー号」は、1936年から1967年にかけて北大西洋を横断する定期便として運航されました。1920年代後半から1930年代前半にかけて、ヨーロッパは巨大で優秀な船舶の需要ラッシュがあり、「クイーン・メリー号」は有名な「クイーン・エリザベス号」と同時期に建造された豪華客船なのです。

北大西洋航路の老舗、イギリスの「キュナード社」は、1936年に空前の8万トン豪華客船「クイーン・メリー」を就航させ、その豪華さにおいても、もちろん一流の客船であり、何よりも特筆されるべきは、その高速性能と大きさです。それまでの最大客船である「ホワートスター社」の「マジェスティック号」を、一気に50%も上回る史上例を見ない巨大さは、膨大な容積を乗客に提供しました。

その速力も30ノットを超え、大西洋横断に要する日数を大きく短縮しています。客船として運航されましたが、第二次世界大戦時には兵員輸送船として従事し、その輸送能力と巨躯に似合わないほどの速度で軍部に重宝された船舶です。

大戦終戦後は再び客船として活躍し、1967年に引退。現在はプールも付いた高級ホテル兼博物館、イベント会場として生まれ変わり、「ロングビーチ」のシンボルとして愛されています。

 

【高級ホテルとして】

 

「クイーン・メリー号」は、かつての1等船室がホテルに使われており、部屋によっては内装が近代化されているキャビンもあります。また,部屋の形も様々あり、船内の構造から来る制約を工夫しながら部屋が配置されている様子が伺え、それだけでもおもしろく感じられました。

グレードの高い「スウィートルーム」などの部屋もあります。歴史あるホテルなので部屋によっては、設備も古いと感じるかも知れません。部屋の仕組み上、隣の音がよく聞こえます。部屋によっては電波が乏しいところがあるのでWi-Fiが重宝します。宿泊料金にWi-Fiなどの利用料をチャージされているので、利用しましたが速度も十分です。

また、船内の観光ツアーやショップもあるので、飽きることがありません。(説明は英語のみ)日中は、船外からのツアー客も来るので、賑わいを魅せています。中でもホラー系のツアーはとても人気です。

 

【呪われた豪華客船】

 

歴史ある豪華客船「クイーン・メリー号」ですが、別名「呪われた豪華客船」として有名な一面を持っているのをご存知でしょうか?

第二次世界大戦中この豪華客船「クイーン・メリー号」・「クイーン・エリザベスごう」の2隻は、兵員輸送に使用されるようになり、船体を灰色に塗り替えたことから「灰色の幽霊」と通り名を付けられました。

その後、1942年10月2日に「アイリッシュ海」を航行中、護衛の「軽巡洋艦キュラソー」と衝突するという事故が起きます。これは後に分かる事ですが、「クイーンメリー号」が十分な距離をとらずに「キュラソー」の進路を横切ろうとした結果、フルスピードの28ノットでキュラソーの船体中央に衝突したということ。

総トン数82000トンの「クイーンメリー号」に対してキュラソー」は4000トン足らずのもので、今でいう原チャリとトラックが衝突するようなものです。明らかに「クイーンメリー号」側の過失による事故でしたが、Uボートの攻撃を警戒していた軍部から「いかなる事があろうと停船してはならない」との命令を下されていた「クイーンメリー号」は、「キュラソー」乗員の救助に加わる事なく現場を後にしたといいいます。

この事故で、338人という多くの方が犠牲になり、この事故は戦争が終わるまで報告されることはありませんでした。このような、悲惨な事故を隠していた事や、その他色々な事が重なり霊の集まりやすい場所になったのかもしれません。

〖幽霊の目撃例〗

この場所で以前働いていたとある人の証言によると、エンジンルームの近く付近で昔の水兵のユニフォームを着た男性の幽霊に出くわす事があり、この水兵の幽霊はその昔ここで機関士として働いていた男性だと言われています。

また、この「クイーンメリー号」の廊下付近では、度々白いドレスを着た女性と子供の幽霊の目撃情報もあり、訪れる人を驚かせています。他にも、1930年代風の水着を着た女性や、テディーベアを抱えた若い女性の霊も目撃されており、「水しぶきの音」・「濡れた足跡」なんかも度々報告されているようです。

この件に関しアメリカの心霊研究家は「このプールは霊界とつながっている」などと言われているそうです。さて、、、その真相はいかに・・・!?

 

【アクセス】

 

「クイーン・メリー号」へは、ロサンゼルス公共交通機関の要、「ユニオンステーション(Union Station)」からメトロ:〖レッドライン〗・「7th Street / Metro Center(セブンス・ストリート/メトロセンター)」へ行き、メトロ:〖ブルーライン〗に乗り換えて「Downtown Long Beach Station(ダウンタウン・ロングビーチステーション)」で下車します。(所要時間約1時間)

駅からそばの公園の前にあるバス乗り場「Pacific & 1st NW(パシフィック&ファースト・ノースウエスト)」から無料のロングビーチ観光バス「Passport」に乗って20分程で「クイーン・メリー号」に到着します。

〖ブルーラインについて〗

〖ブルーライン〗は、メトロラインの中では最も古い路線になり、1901年から運行されていた車体が赤く塗装された路面電車であるレッドカーが前身となっている「メトロレール」で、ロサンゼルスの「ダウンタウン」と「ロングビーチ」を結ぶ路線となっています。

終点は近代的な地下鉄となっている「ダウンタウン」の「7th St/Metro Center駅」となっており、〖レッドライン〗〖パープルライン〗〖エクスポライン〗〖シルバーライン〗と接続することができます。

なお、乗り換えをする際は路線ごとに料金がかかるため、乗車券である「tapカード」をかざして通過する必要があります。〖ブルーライン〗は、ほとんどの部分を地上で、路面電車のようになっているところも多く、車道を走る際は警笛を鳴らしながらゆっくりと進むのが特徴的です。

「7th St/Metro Cente駅」を出発し、南方の港湾都市「Long Beach駅」までを結ぶ路線となっていますが、ロサンゼルスの「ダウンタウン」内にいくつも停車駅がありますので、「ダウンタウン」観光にもおすすめの路線です。

なお、ロサンゼルスの「ダウンタウン」から「ロングビーチ」までは、約1時間程度です。また、「Long Beach駅」には「トランジット&ビジターインフォメーション」があり、ここでさまざまな情報を手に入れることができるため、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。接続するローカルのバスなどのチケットもここで購入することができます。

※〖注意点〗※

〖ブルーライン〗の駅のほとんどは、改札がない無人駅となっています。無人駅の場合はホームへの入り口のところに設置されている自動券売機で「tapカード」を購入またはチャージし、かざして乗車します。駅には駅員もおらず、〖ブルーライン〗内でも車掌が頻繁に見回りに来るわけでもありません。そのため、無賃乗車ができそうな状況ですが、当然ながら無賃乗車は立派な犯罪ですので絶対にやめましょう!もし、無賃乗車が発覚してしまった場合は、罰金の他に無償で道路の清掃や草刈りなどのボランティアを課されるコミュニティーサービスをしなければいけません。ルールを守り、楽しい旅行にしましょう!

 

いかがでしたでしょうか。

歴史ある豪華客船「クイーン・メリー号」は、今でも観光名所として多くの人々に親しまれており、ロサンゼルス旅行の中でも必ず行ってみたい名勝地の一つとなっております。

また、場所が「ロングビーチ」の海沿いに位置していることもあり、周辺には「ロングビーチ・太平洋水族館」などの観光名所もあります。

ロサンゼルス近郊ですので、行きにくいのが難点ですが、時間があれば是非1度足を運んでもらいたいおすすめスポットです!

 

【クイーン・メリーの要目】

建造所:ジョン・ブラウン造船所、クライドバンク工場:1936年進水

総トン数:80,774t、長さ:310m、幅:36m、吃水:11.85m

主機:パーソンズ・ギアード・タービン、4軸、29ノット

乗客:キャビン・クラス:776人、ツーリスト・クラス:784人、三等:579人、乗組員:約1100人

【基本情報】

クイーン・メリー号

住所:1123 Queen's Hwy. Long Beach, CA 90802

電話番号:562-435-3511

営業時間:10:00~22:00(年中無休)

休日:基本的には無休、但し12/25,1/1は要確認

入場料:通常27ドルでQueen Mary Passportを購入。4歳以下無料/この料金は基本料金の為、イベント時や潜水艦とセットのツアーなどは料金が異なります。

公式サイト:http://www.queenmary.com/

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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