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アメリカ ワシントンDC アーリントン国立墓地

更新日:2020年12月28日


こちらは、バージニア州アーリントンにあるアメリカ建国以来、様々な戦争での戦死者や、国民的英雄ら約40万人以上の人が埋葬されてきたアメリカの戦没者慰霊施設「アーリントン国立墓地」です。

「アーリントン国立墓地」は、東京ドーム53個分に相当する約250ヘクタールの広大な面積を持ち、美しい芝生に覆われた丘の上には、 この国のために命を落とした英雄たちの白い墓石が整然と立ち並び、 その中には第35代アメリカ大統領「ジョン・F・ケネディ大統領」夫妻の墓があることでも有名で、全米一有名な墓地とも言われています。

墓地が観光地となっていることに驚きますが、ここは列記とした戦死者を弔う慰霊の地でなのです。信仰の自由の観点から、あらゆる宗教の墓を目にすることができます。

アーリントン国立墓地:基本情報

〖歴史・概要〗

「南北戦争」のさなか、南軍の「ロバート・E・リー将軍」の夫人が所有していた住居だった場所を北軍が占領し、1864年(江戸文久3年)に戦死者をこの地に埋葬しだしたことがきっかけとなり、次々と戦死者を埋葬し「南北戦争」が終わった時には完全に墓地となってしまっていました。修復を要望していたリー家ですが結局墓地はどうしようもなく、1880年代に政府に売却されました。

墓地が築かれたのは1864年ですが、「アーリントン国立墓地」には70のセクションがあり「アメリカ独立戦争」の戦没者も埋葬されていることが確認されているほか、「南北戦争」・「対英戦争」・「第一次世界大戦」・「第二次世界大戦」・「朝鮮戦争」・「ベトナム戦争」・「湾岸戦争」などで亡くなった兵士らが埋葬されています。

また第27代「タフト大統領」のほか暗殺された第35代「ケネディ大統領」や「ロバートケネディ」元司法長官、「ジャクリーン・ケネディ・オナシス」元ファーストレディの墓もあります。今でも一日あたり27人が埋葬されており、土曜日には礼拝も行われています。かなり広い公園墓地ですが、2060年にはいっぱいになるとまで言われています。


〖住所〗

Arlington Cemetery, Arlington, Virginia 22211

〖電話番号〗

+18779078585


〖アクセス〗


ナショナル・モール:リンカーン記念館から徒歩】

「アーリントン国立墓地」へは、「ナショナル・モール」の「リンカーン記念館」から歩いていくことが出来ます。

行き方はとても簡単で、「リンカーン記念館」の裏に回ると「ポトマック川」を渡る橋「Arlington Memorial Bridge」があり、そこを渡り道なりに真っすぐ行くだけです。約30分程で墓地の正門ゲートに到着します。

ただし、この徒歩でのアクセス方法は春から夏にかけてにしましょう。冬にこの「ポトマック川」を歩いて渡るのは、かなりの寒さで相当きついです。

また、墓地の中は広大でかなり歩き回りますので、そういった意味も含め、季節を問わず「メトロ(地下鉄)」で行くことをおすすめします!

【メトロ(地下鉄)】

「ワシントンDC」の「ダウンタウン」からは、〖ブルーライン〗の「Franconia-Springfield」行きに乗りましょう。

「ダウンタウン」から向かう場合は、「アーリントン墓地」以外に「ペンタゴン」・「ワシントン・ナショナル空港」方面となります。

そして「Arlington Cemetery駅」で降りれば、すぐ目の前に「アーリントン国立墓地」へと続く道が走っています。いわゆる正門へと続く道ですね。

目の前の道をどっち方向に歩いていけばいいかはすぐに分かると思いますが、もし川を渡ってしまうようだったら逆方向です!そのままUターンし、真っすぐ行けば大丈夫です。

「アーリントン国立基地」は、観光客の車やバス、自転車などの乗り入れは禁止されていますので、地下鉄でのアクセスが便利です。また、シャトルバスツアーも利用することができますよ。


〖入場料金〗

無料

※駐車場は有料になります。

〖営業時間〗

8:00~19:00

※季節により異なります。

〖定休日/休業日〗

なし

〖公式サイト〗

https://www.arlingtoncemetery.mil/#/

【アーリントン国立墓地入り口】

地下鉄「Arlington Cemetery駅」を降りるとすぐ目の前に墓地へと続く道があります。入口を抜けると、すぐ目の前には「ビジターセンター」があり、中はきれいな館内でお土産を扱う売店もあり、トイレも借りることができます。

敷地内はとっても広いので、普通に歩くと見所にたどり着けずに迷子になってしまう可能性が十分ありますので、「ビジターセンター」で敷地内のマップをもらっておきましょう!

また、敷地内の見所を巡ってくれる「ツアーモービル」もありますよ!「ツアーモービル」は有料で7.5ドル。チケットは「ビジターセンター」で買うことがきます。

壁がなく風通しが良いモービルなので、暑い夏場は良いかもしれません。ちなみに、墓地にはほとんど日影がありません。そして中へ入って行くと、敷地内には数え切れない数の墓石があり、アメリカ映画で見たことのあるような光景が広がっています。

注意事項としては、敷地内には〖SILENT AND RESPECT〗の看板もある通り、ここは多くの人々が静かに眠る場所ですので、決して騒いだりしてはいけません。

入り口から緩やかなスロープを歩き、まずは「ケネディ大統領」のお墓を目指します。

【ジョン・F・ケネディ大統領のお墓】

「ジョン・F・ケネディ大統領」のお墓は、墓地のほぼ中心にあります。人だかりができているので場所はすぐにわかるでしょう。

1963年、「ダラス」を遊説中に46歳の若さで暗殺された第35代大統領「ジョン・F・ケネディ」の墓石の隣には1994年に亡くなった「ジャクリーン夫人」のお墓もあります。黒い墓石の後ろには、〖永遠の炎〗と呼ばれる消えることのない火が燃え続けています。

また、「ビジターセンター」内には「アーリントン墓地」での彼の埋葬式の様子が紹介されており、彼がいかにアメリカ国民から愛されていたかわかります。

近くには、同じく暗殺されてしまった弟で司法長官であった「ロバート・ケネディ」のお墓もあります。

敷地内にはこのような道案内看板もあります。ここで、「衛兵交代セレモニー」の開始時間に余裕がある方は、「ジョン・F・ケネディ大統領」のお墓のちょうど上に位置する「アーリントンハウス」に立ち寄ってみましょう。

「ジョン・F・ケネディ大統領」や「ロバート・ケネディ」の墓のちょうど後ろにある建物が「アーリントンハウス」で、ワシントンDCを見下ろす丘の上にあります。

【アーリントンハウス】

「アーリントンハウス」は「南北戦争」で南軍の総司令官だった「リー将軍」の住居であった建物です。戦争中「リー将軍」が去った後、北軍がこの家の周りに戦没者を埋葬したことが墓地の始まりになりました。

「リー将軍」はこの邸宅に30年以上住んでおり、中に入って見学することもできます(毎日10:00~16:00)。中は当時の姿が再現されており、「南北戦争」時のアメリカの上流貴族の生活を知ることができます。

部屋には当時のピアノや一家の家系図も見ることができます。また、アーリントンハウスの裏側には、「アーリントンハウス」で働いていた奴隷が住んでいた小屋があります。「アーリントンハウス」と比べるとなんとも粗末な造りでした。

そしてこちらが「アーリントンハウス」から臨んだワシントンDCの景色。街全体を見渡せるように位置しており、かなりの絶景です。小さいですが、遠くに「ワシントン記念塔」が見えます。

また、「ペンタゴン(アメリカ国防総省)」の方に目を向けると、うっすらと遠くに「ペンタゴン」の姿も確認することができます!「ドナルド・レーガン空港」も近いので、飛行機の姿も良く見えます。時間が無い方も、この絶景だけは観ていかれたほうが良いでしょう!

【 無名戦士の墓(Tombs of the Unknowns): 衛兵交代セレモニー 】

「アーリントン国立墓地」の名物ともいえるのが、「無名戦士の墓(Tombs of the Unknowns)」で見られる「衛兵交代セレモニー」です。

敷地内の最も高いところに鎮座する白い大理石が、「第1次世界大戦」・「第2次世界大戦」・「朝鮮戦争」・「ベトナム戦争」で身元が確認できなかった戦死者のための墓石です。ここは各国の元首や首相が献花するスポットで、衛兵は1名体制で365日・24時間、黒いカーペットの上を21歩で行進しながら白いモニュメントを守っています。

日中では4月〜9月は30分ごと、10月〜3月末までは1時間ごとに「無名戦士の墓」の前で行われる衛兵の交代式は観光客にも人気がある見所の1つです。日本の無縁墓地とは異なり、地元の代表として1名の身元不明戦没者が選ばれ、祀られているそうです。

現在でも年間6900人もの人が埋葬され平日は27〜30回、土曜日も6〜8回の葬儀が行われていますが、「アーリントン国立墓地」はいかなる宗教による埋葬を認めているため、墓石刻まれた故人の信仰を表す宗教的シンボルマーク41種類もあり、中には仏教や無神論者を示すシンボルもあるそうです。

セレモニー中は衛兵の方のコツコツとした靴音と銃を動かすカチャカチャと言う音が響き渡ります。非常に静粛な雰囲気で緊張感がある中、セレモニーは約5分ほどで終了。シンプルですがとても威厳があり観る価値ありです。

【アーリントン記念円形劇場(Memorial Amphitheater)】

「アーリントン国立墓地」の代表的な記念塔のひとつに、1920年(大正9年)に建てられた「古代ローマ」の闘技場のようなデザインの「アーリントン記念円形劇場(Memorial Amphitheater)」があります。

国葬や戦没者記念日などのイベントが開かれる大理石の会場で、5,000人が収容可能です。円形劇場と無名戦士の墓との間には、小さな「メモリアル展示室(The Memorial Display Room)」もあります。

【合衆国海兵隊戦争記念碑(硫黄島記念碑)】

「アーリントン国立墓地」を訪れたら、日本人として「海合衆国兵隊戦争記念碑(硫黄島記念碑)(US Marine Corps War Memorial)」も見逃せません。

「アーリントンハウス」から徒歩約15分ほどで「合衆国海兵隊戦争記念碑(硫黄島記念碑)」を見ることができます。「クリント・イーストウッド監督」の映画でも知られる「硫黄島の戦い」は、第二次世界大戦下の旧日本軍とアメリカ軍との間で、日本本土攻略の最後の砦・硫黄島を舞台に展開されました。

20,129名の日本兵と、6,821名のアメリカ兵が命を落とした過酷な戦いで、約20メートルの巨大モニュメントはアメリカ軍が摺鉢山に星条旗を立てる場面です。その大きさと迫力にきっと驚かれると思います!時間に余裕のある方はぜひ!

【基本情報】

合衆国海兵隊戦争記念碑(硫黄島記念碑)

住所: 〒22209 バージニア州 アーリントン Arlington, VA 22209

電話番号:+1 703-289-2500

公式サイト:https://www.nps.gov/gwmp/learn/historyculture/usmcwarmemorial.htm

いかがでしたでしょうか。