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アメリカ ワシントンDC ワシントン大聖堂

更新日:2020年12月28日


こちらは、アメリカ合衆国の首都ワシントンにあるゴシック様式の美しい「ワシントン大聖堂」です!「ワシントン大聖堂」は建設開始から83年を経て、1990年に完成。

広々とした空間が広がる美しい大聖堂で、贅沢な装飾の礼拝堂や貴重な芸術品、そして史上初の月面着陸を果たした「アポロ11号」が持ち帰った、月の石が埋め込まれたステンドグラスの窓など、とにかく見どころ満載の大聖堂です。

ゴシック様式の美しい「ワシントン国立大聖堂」は、ガーゴイルや彫刻などの外観はもちろんのこと、聖堂内のモザイク画やステンドグラスなども見どころ!

「聖ピーター聖ポール大聖堂」としても知られている「ワシントン国立大聖堂」は宗派を超えた大聖堂として建設され、歴代アメリカ合衆国大統領の葬儀が執り行われてきた他、追悼式や祝賀会という国家行事の中枢的役割も果たしているのです。

【ワシントン大聖堂:基本情報】

〖住所〗

3101 Wisconsin Ave NW, Washington, DC 20016

〖電話番号〗

+12025376200


〖アクセス〗

「ワシントン大聖堂」は、観光の中心である「ナショナル・モール」から5㎞の場所と、だいぶ離れたところにあり、最寄りの公共交通機関は市バスしかないため、観光客にとって立地がいいとは言えません。

「ナショナル・モール」の中心にある「ワシントン記念塔」から行くには、まず「15番通り」または「17番通り」を北に進み、「マサチューセッツ通り」を左に曲がります。

そこからひたすら「マサチューセッツ通り」を北西に進み、突き当たりの「ウィスコンシン通り」を右に曲がると、向かって右側に「ワシントン大聖堂」が見えてきます。

「車」で行かれる方は地下有料駐車場がありますのでご安心を。しかし、今回はより効率的に「ワシントン大聖堂」へアクセスする方法について紹介します。

【タクシー】

タクシーが最も効率良いアクセス方法です。ワシントン市内を走るタクシーはオレンジ色と淡いグレーのボディが特徴でホテルや「ユニオン駅」、空港などのタクシー乗り場で利用することができます。

乗車したら行き先の「National Cathedral」と告げ、大まかな料金「Can I ask you how much the cost is?」を尋ねましょう。大抵の場合はメーターによると言われますが、市内のほとんどの場所から「ワシントン大聖堂」までは20ドル以内(チップ込み)で行くことができます。

発車したら周りの景色に見とれる前にメーターがきちんと動いているか確認しましょう。また、礼拝やツアーの開始時間に間に合うよう、時間には余裕を持って行動しましょう。

【バス】

観光の拠点である「ユニオン駅」にはバスターミナルがあり、そこからワシントン市内を始め郊外の街まで路線が延びています。

バスでアクセスする場合は「ユニオン駅」のバスターミナルから「X2」のバスに乗り、10箇所目の停留所、「I通り」と「15番通り」で下車し、「30S」のバスに乗り換えます。

停留所は右側に「マクファーソン・スクエア」があり、斜めに走る「ヴァーモント通り」が交差する場所なのでここを目印にすると良いでしょう。

「30S」に乗車したら21箇所目の停留所「ウィスコンシン通り」と「大聖堂通り」で下車し、30メートルほど歩くと右側に「ワシントン大聖堂」が見えてきます。

【メトロ】

「ワシントン大聖堂」付近には地下鉄の駅がなく、最寄りの駅は徒歩約30分の「ウッドレー・パーク動物園アダムズ・モーガン駅」になります。この付近は閑静な住宅地で丘陵地帯になっているため、徒歩30分とは言え歩くには相当な体力が必要です。

そこで「ユニオン駅」から地下鉄〖レッドライン〗で「アダムズ・モーガン」まで行き、そこから近くのホテルでタクシーでアクセスすることをおすすめします。距離も短いのでタクシー代もかなり節約できますよ。

ちなみに、「ワシントン大聖堂」の最寄駅は「アダムズ・モーガン」になりますが、一つ手前の「デュポン・サークル駅」で下車してはいかがでしょうか?そこで下車し、付近のホテルでタクシーに乗車すれば大使館が立ち並ぶ「マサチューセッツ通り」を通って「ワシントン大聖堂」まで行くことになります。

この通りには数多くの大使館が建ち並んでおり、「エンバシー・ロウ」の異名を持っているほど有名です。緑に囲まれた大きな建物に各国の国旗がはためく姿は一見の価値ありですよ!

【主聖壇】

ワシントンDCの小高い丘の上に建ちそびえる「ワシントン大聖堂」。その中心にある「大礼拝堂」には国内有数の優美な「聖壇」があります。

繊細な装飾で覆われた主聖壇をはじめ、聖歌隊が使用するクワイアや荘厳な音を奏でるパイプオルガンなど、見どころがぎっしりと詰まっています。

ちなみに、日本では神道や仏教の文化が強いので、しばし「祭壇」と呼ばれることが多いですが、キリスト教の教会でいう「Alter」は「聖壇」と訳すのが正しいとされているので、ここでは「聖壇」と表記します。

〖東側に位置する主聖壇〗

ヨーロッパをはじめ、西洋世界にある「大聖堂」の多くは正面から向かって東方向に「聖壇」があります。これは「聖地イェルサレム」の方角を示しているとされていますが、「ワシントン大聖堂」もこれに倣って造られています。

しかし、ここは「大聖堂」の最も重要な場所「サンクチュアリ」のため、一般信徒や観光客は普段ここに入ることはできませんが、大聖堂主催のツアーに有料で申し込むか、平日に行われている正午礼拝を始め、主聖壇で行われる礼拝に出席することで入ることができます。

ここには、「聖地イェルサレム」から採掘された大理石に優美な装飾が施された立派な「聖壇」が設置されています。「聖壇」の中心には「主イエス」が鎮座しており、左手に十字架があしらわれた「宝玉」を持ち、右手は人差し指と中指を立てた形で挙げた状態になっています。

これは全ての人を招き入れることを意味し、同時に教派を超えた祈りの場所であることも表しています。そして、「主イエス」を取り囲むように、「聖壇」には神によって啓示された110人の人物が彫られています。聖壇に上がった際には是非とも細かいレリーフにも注目してみてください。

また、「主聖壇」の入り口にあたる場所は一般信徒が礼拝を守る身廊と南北に伸びる翼廊が交差する場所になっていてます。

「大聖堂」のほとんどが石造りで床も異なる色の石で覆われていますが、この部分だけ木製の床になっており、床には「大聖堂」のシンボルである「イェルサレム十字」が描かれています。

独立記念日にはここでオーケストラと聖歌隊によるコンサートが開かれたり、国葬が執り行われる際にはこの十字架の上に召天者の棺が安置されます。

〖主祭壇前の演壇〗

「イェルサレム十字」が描かれた木製の床の奥には向かって左側には「小さな演壇」が、右側に「大きな演壇」が設置されています。

左側の「小さな演壇」が聖書を拝読するための「聖書台」になり、右側の「大きな演壇」が説教をするための「説教台」になっており、両方とも細かい装飾で埋め尽くされています。

説教をするための演壇は、英国国教会の中心である「カンタベリー大聖堂」から送られたものであることから、「カンタベリー教壇」と呼ばれています。

木製の床は普段閉鎖されていますが、横に回ることで「聖書台」・「説教台」とも間近で見ることができますので、「ワシントン大聖堂」へ訪れた際はぜひチェックしてみてください。

〖聖歌隊席とパイプオルガン〗

「大聖堂」の中で最も重要な場所である「主聖壇」の手前には、「クワイヤ」と呼ばれる細かい装飾が施された木製の「聖歌隊席」があります。「クワイヤ」は左右一対づつ設けられ、それぞれ3列階段状に並んでいます。

また、南側の「クワイヤ」中央部には「パイプオルガン」の鍵盤が設置されており、オルガン奏者はここで演奏しています。月曜日と火曜日にオルガンコンサートが行われるのでこの日に狙って行くのもおすすめです!10,647本のパイプの美しい音色を楽しむことができますよ!

【大礼拝堂】

〖箱舟(メインフロア)〗

「ワシントン大聖堂」の「メインフロア」は英語で「Nave」と呼ばれています。この「Nave」という言葉はもともと「箱舟」を意味しており、旧約聖書の〖創世記〗に出てくる「ノアの箱舟」に由来しています。

全ての人は「箱舟」の乗組員で神に招かれた者であることを象徴的に表しています。「大聖堂」の正面から入った玄関ホールにあたる場所は「拝廊」と呼ばれており、かつて洗礼を受けていない人が「礼拝」を守った場所になっています。

「ワシントン大聖堂」では全ての方が自由に「礼拝堂」の中を行き来可能です。「拝廊」の北側は一般観光客の通用口になっており、各種ツアーのチケットなどを購入することができます。また、地下に向かう階段があり、その先はお手洗いになっています。

「大聖堂」の奥は複雑に入り組んでる上、一般観光客用のお手洗いがないので確認しておくことをおすすめします。「拝廊」を東に抜けるとそこには高い天井とステンドグラスから差し込む自然光に照らされた巨大な空間に出ます。

そこは一般の信徒が礼拝を守る「身廊」、南北に一対ずつ設けられた側廊からなる「大礼拝堂」で、2200人以上の信徒を招き入れることができます。天井の高さは一番高いところで約100フィート(30メートル程)あり、初めて訪れた方はその高さに驚くことでしょう。

天井を支える巨大な柱の上を見上げると各州の旗が掲げられています。天井の高さと同時に柱の巨大さにも圧倒されることでしょう。また、「拝廊」の中心部の床には合衆国と各州の紋章、大聖堂の紋章がそれぞれ埋め込まれていて、改めてここがアメリカ人にとって重要な場所の一つであることがわかります。

南側はギフトショップになっており、「大聖堂」のオリジナルグッズや、「聖書」をはじめとする本などが売られています。ワシントンDCによくある定番お土産では面白みがないと思う方はこちらで買うといいかもしれません。

〖ステンドグラス〗

聖堂内でも一際美しいのが200を超えるステンドグラスです。「スペース・ウィンドウ」と呼ばれる西側の建物には、史上初めて月面着陸に成功した「アポロ11号」が持ち帰った月の石が埋め込まれています。

「大聖堂」の多くの「ステンドグラス」は「聖書」にちなんだものが多く、「ワシントン大聖堂」も例外ではありませんが、中にはこういった物があるのも、ここがアメリカを代表する「大聖堂」であることを物語っています。

また、「大聖堂」で「ステンドグラス」といえば、「バラ窓」を思い浮かべる方も多いと思います。

「ワシントン大聖堂」には正面と南北に伸びる翼廊にそれぞれ設けられていて、西側は「天地創造」・北側は「最後の審判」・南側は「キリストの復活」を表しています。

【礼拝に参加する】

「ワシントン大聖堂」はもちろん、日本を含め世界中のキリスト教の教会で守られている「礼拝」には信徒だけでなく、誰でも参加することができます。

日本人にとって教会の「礼拝」というとどうしても敷居が高く感じてしまう方も多いと思いますが、「ワシントン大聖堂」は全米で2番目に大きい「大聖堂」で、教会としてはもちろん、観光地としての機能も果たしているので、比較的気軽に参加することができると言って良いでしょう。

〖日曜日の礼拝に参加する〗

日曜日は教会にとって特別な1日になります。そもそも日曜日に教会で「礼拝」が守られるようになったのは「主イエス」が金曜日に十字架につけられ、三日後の日曜日に復活したことに由来しています。

「ワシントン大聖堂」では日曜日には原則として4回「礼拝」が守られていて、都合の良い時に誰でも参加することができます。「礼拝」の開始時間はそれぞれ、朝の8時・9時・11時15分・夕方の4時からとなっており、夕方の「礼拝」以外では「礼拝」中に「聖餐式」が執り行われます。

また、「礼拝」が行われる場所は時間によって異なっており、朝の8時の「礼拝」は「主聖壇」から向かって左側にある「聖マリア大聖堂」・9時の「礼拝」は「主聖壇」の前にある「聖歌隊席」・11時15分の「礼拝」はメインの「礼拝堂(身廊)」・4時の「礼拝」は「聖歌隊席」で行われます。

この中で、11時15分の「礼拝」は最も規模が大きな「礼拝」でインターネットでライブ配信され、世界中から礼拝の様子を見ることができます。

〖礼拝中に執り行われる聖餐式について〗

パンとぶどう酒が信徒にふるまわれることで知られている「聖餐式」ですが、これは「主イエス」が十字架につけられる前の夜、「12人の弟子」にパンとぶどう酒をとり、「私の体であり血である。」と言われたことに由来しています。

キリストの体と血に授かることで自らの罪が神によって赦されることを、象徴的に表したもので、「礼拝」の中で最も大切にされている儀式です。

教会によっては「バプテスマ(洗礼)」を受けて信徒になった者しか「聖餐」に授かってはならないという決まりがありますが、「ワシントン大聖堂」は超教派の教会ですので、誰でも「聖餐」に授かることができます。