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イギリス ロンドン サマセット・ハウス

更新日:2020年12月28日


こちらは、「ストランド地区・オルドウィッチ」と「テムズ川」の間にある大きな建物群「サマセット・ハウス(Somerset House)」です!

建物内には、コートールド・ギャラリーやエンバンクメント・ギャラリー、芸術学校、ブリティッシュ・ファッション・カウンシルなど、さまざまな政府関連機関、芸術・教育関連機関や団体が入っており、常に多彩なイベントやエキシビジョンが催されています。

夏には55の噴水のある広場として市民に親しまれ、冬には巨大なスケートリンクが登場します。

今回はそんな、「サマセット・ハウス」について詳しくご紹介させていただきます!

【サマセット・ハウス:基本情報】

〖歴史〗

16世紀に「ヘンリー8世」の王子である「エドワード6世」が幼くして即位すると、摂政の「サマセット公爵エドワード・シーモア」が実権を握り、その財をつくして作られた宮殿がこの「サマセット・ハウス」で、1776年から1796年にかけて建築家「ウィリアム・チェンバーズ」によって大規模な復元が行われました。

サマセット公が権力争いに敗れて処刑された後この宮殿は王室の所有となり、長らく王妃の宮殿として使われていました。

さらに、1831年と1856年にそれぞれビクトリア朝の外翼で東と西に拡張された「サマセット・ハウス」は、1860年代後半に「ビクトリア堤防」が建設されるまで、「テムズ川」の真上に立っていました。

現在の姿は、「ミレニアム記念」に18世紀末に「ウィリアム・チェンバーズ」が手がけた新古典主義の建物を復元したもので、これと同時に中庭の噴水やレストランなども作られました。

〖設計〗

「ウィリアム・チェンバーズ」自身の影響は「パラディアニズム」に由来し、その原理は大規模な構想と小規模な細部の両方で、「サマセット・ハウス」全体、内外に適用されました。

建物の足跡は古い宮殿の足跡であり、「ストランド」の「ゲートウェイブロック」から元々は緩やかに傾斜した場所から川に至るまでに及んでいました。「チェンバーズ」は設計を作成する際に、建物と中庭の少なくとも4つの異なる構成で実験しました。

彼の最終バージョンは、1組のテラスに挟まれた300フィート(91メートル)から200フィート(61メートル)の単一の中庭を提供し、全体が幅500フィート(150 m)の川に統一された間口を提供。中庭周辺の各ブロックは、「地下室」・「地下室」・「地上」・「校長」・「屋根裏部屋」・「屋根裏部屋」の6階建てで構成されていました。

中庭の周りに収容された公職と学協会はサイズが大きく異なりますが、それぞれが割り当てられたエリアの6階すべてを占め、上階はしばしば秘書または他の役人に生活空間を提供しました。さらに、公文書を保管するための大きな金庫が提供され、中庭の北部全体に広がっていました。

〖建設〗

「ストランド地区」に面した北ウィングは、建設される複合体の最初の部分でした。そのデザインは、旧宮殿の川岸の「イニゴジョーンズ」の絵に基づいていました。

1780年までに北ウイングは完成し、占領され、議会は残りの四角形が2階建てまで完成したことを議会に報告。川沿いの翼の建設が続き、1786年に完成しました。

「テムズ川」は堤防がなく、川は南ウィングをラップ。そこでは大きなアーチがボートとはしけを建物内の着陸場所に突き通し、その間の1788年から占領され始めた東翼と西翼の作業が続けられ、1790年までにメインの四角形は完成しました。

元々は、メインの四角形の両側に東側と西側の2つの家屋のテラスがあり、そこに事務所があるコミッショナーの数人に宿泊施設を提供することが想定されており、建設の残りの部分がどの程度のペースで進んだかは定かではありませんが、1793年のフランスとの戦争の勃発により、資金不足による遅れが生じたことは明らかです。

「チャンバース」は1796年に亡くなり、「ジェームズ・ワイアット」が建築家として引継ぎ、最終的には西部のテラスのみが建設され、1801年までに462,323ポンドの費用で完成したと見なされました。

1815年、「ロバートスミルク」が「サマセット・ハウス」の建築家に任命され、1817年、彼は四角形の北西隅に「レガシーデューティオフィス」を追加しました。そのデザインは、「チェンバーズ」の隣接する「ファサード」に合わせて設計されており、1819年になっても、北翼の外側の装飾作業はまだ完了していませんでした。

〖装飾品〗

「チェンバーズ」は、建築装飾の豊富なスキームを適用することに加えて、「サマセット・ハウス」の外観を多様な彫刻やその他の視覚的な装飾で強化しました。

デザインは「ジョヴァンニ・チプリアーニ」が制作し、彫刻家には「ジョセフ・ウィルトン」・「アゴスティーノ・カーリーニ」・「ジョン・ベーコン」・「ジョセフ・ノレケン」・「ジョン・チーア」・「ジュゼッペ・セラッキ」などがいました。

「ベーコン」は、「ストランド」の中庭に面したメインの中庭で、「ブロンズ像(ネプチューンとジョージ3世から成る)」の生産を監督しました。

内部では、ほとんどのオフィスは平凡でビジネスに似ていましたが、北ウィングでは学界の正式な部屋と公共スペースが塗装された天井で彩られ、装飾用の石膏(トーマスコリンズとトーマスクラークによる)および古典的な彫刻のキャスト。天井画の多くは、敷地を空けたときに王立アカデミーによって除去されました。

〖アクセス〗

最寄り駅 : 「テンプル駅(temple station)」

「コベントガーデン」と「テムズ川」の間あたりに位置しています。

〖営業時間〗

【ギャラリー&エキシビジョン・スペース】

月・火・土・日:10.00-18.00 (最終入場 17.00)

水・木・金:11.00-20.00 (最終入場 19.00)

【コートールド・ギャラリー】

10.00-18.00 (最終入場 17.30)

【ヴィクトリア・エンバンクメント・エントランス】

08.00-19.00

【ニュー・ウィング】

月曜日〜土曜日:08.00-23.00, 日 08.00-18.00

【The Edmond J. Safra Fountain Court(中庭)】

07.30-23.00

※中庭の噴水は、春〜夏の間稼働します

【リバー・テラス/Seamen’s Hall】

08.00-23.00

〖休館日〗

12/25

〖料金〗

無料

※各イベントやエキシビジョンにて別途料金が必要になる場合がありますので、詳しくは公式サイトでご確認ください。

〖公式サイト〗

https://www.somersethouse.org.uk/

【魅力・見どころ!】

「サマセット・ハウス」は、映画やドラマの撮影地として使われ、007シリーズなどにも登場するスポットで、建物のほか、コートールドによって集められた名画なども見どころとなっています!また、冬には中庭にスケートリンクが作られます。

〖冬に登場するスケートリンク〗

「サマセット・ハウス」に冬期の間(クリスマス前後)だけ登場するのが、ロンドンでは人気の高いスケートリンクの一つ「Skate at Somerset House with Fortnum & Mason」です。

オフィシャルスポンサーの「Fortnum & Mason」は、ロンドンの超高級デパートで、「Fortnum&Mason」のテーマカラーであるグリーンを基調とした巨大なクリスマスツリーはとても美しく、一見の価値ありです!

会場のチケット売り場でも数量限定ですが購入することができますが、土日や平日の夕方以降は、スケート客とそれを見物する観客でとても混雑するため、予約必須!チケットは電話やオンラインで購入することができます。

【子ども&大人向けのスケートレッスン】

「サマセット・ハウス」の「スケートリンク」では、11〜12月の週末に、4歳以上の子ども&大人を対象とした有料のレッスンを開催しています。

4~8歳までの子どもは、8.50ポンドで各回30分のレッスンが受けられ、8歳以上の子ども&大人はそれぞれ、45ポンド&55ポンドで、各回1時間のレッスンを3週にわたって受けることができます。

【本格的なクラブナイト!】

日中は子どもや家族連れで盛り上がる「スケートリンク」も、夜になるとイルミネーションやライトが点灯され、昼間とはひと味違ったロマンチックな印象に!

そんなイブニングの時間帯には、イギリス国内外から招かれた著名なDJたちが、「ヒップホップ」・「R&B」・「ディスコミュージック」などをミックス!「クラブナイト」と呼ばれるこのイベントは、カクテルなども楽しめる大人のイベントで、チケットは17ポンド(予約手数料別)になります。

【ニューイヤーパーティー】

12月31日から、年が変わる1月1日にかけては「ニューイヤーパーティー」が行われます。

シャンパンやワインなどを片手に、ライブDJの音楽を楽しむもよし、スケートするもよし、ラウンジでくつろぐもよし!リバーテラスからは、新年の花火を望むことができますよ!

〖野外映画祭〗

会場となるのは「サマセット・ハウス」の壮麗な建物に囲まれた中庭。期間中、英国プレミアとなる作品のほか、国内外、新旧織り交ぜた映画のラインアップで上映会が行われます。

過去には、「ムーンライト」・「となりのトトロ」・1967年の人気映画「欲望」などが上映され、一般の映画館とも、広々とした公園などでの野外上映会とも異なり、四方を建物に囲まれた中庭での上映は、音が建物に反響して夜空へと突き抜けていく感じが独特です!

【時間に余裕を持って行きましょう!】

開場は午後6時30分ですが、日が暮れる9時ごろまでは始まりません。席は用意されていないので、遅めに到着してしまうと、スクリーンの真ん前や端のほうしか空いていない可能性もあり、楽しみも半減ししまいます。時間に余裕を持って訪れてくださいね!

【ピクニックを楽しむ!】

待ち時間をどう過ごし方は、敷地内にはカフェやバーもありますし、食べ物・飲み物を持ち込むことも可能です。

ビールやワイン(ガラスのボトルはNGですがプラスチックに入っていればOK)、おつまみを持参してピクニックをしながら過ごすといいですね!

【クッション必須!】

会場では、石畳の上に座ることになるのでクッションがあると重宝します。特に寒い日になるとお尻から冷気が伝わってくるので、せめて敷物は持って行ったほうが良いでしょう。ブランケットがあればなお良いでしょう!

また、雨が降ってしまうことを考えて、小さめの傘を用意するのもいいかもしれません。気力と体力が必要ですが、周りの方はそんなのお構いなし!という様子なため、案外すぐに慣れてしまうかもしえません。