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イギリス ロンドン セント・ジェームズ・パーク

更新日:2020年12月28日


こちらは、ロンドン中心部にある「イギリス王室」で最古の王立公園「セント・ジェームズ・パーク」です!

「セント・ジェームズ・パーク」は、ロンドンに8つある「王立公園(ロイヤル・パーク)」の1つで、 「バッキンガム宮殿」・「セント・ジェームズ宮殿」・「国会議事堂(かつてのウェストミンスター宮殿)」に囲まれています。

昔から王族達の遊びや憩の場所として親しまれてきており、現在では誰でも気軽に入れる公園となっており、「バッキンガム宮殿」の「衛兵交代式見学」に合わせて足を運ぶ観光客を始め、地元のロンドナー達も含めて年間550万人もの人々が訪れる緑豊かな癒しのスポットになっています。

緑や季節の花で彩られた園内はとても気持ちがよく、様々な「水鳥」・「フクロウ」・「キツツキ」などの野鳥が生息しているほか、運がよければ野生の「リス」に遭遇することもできます。

天気がいい日には、何か食べ物を持ち込んで、芝生の上でピクニックをしながら休憩するのもおすすめです!

今回はそんな「セント・ジェームズ・パーク」の魅力・見どころについて詳しくご紹介させていただきます!

【歴史】

16世紀に「ヘンリー8世」がこの地に宮殿を建設し、「ジェームズ1世」が排水設備と給水設備を整え、宮殿前に道路を建設しました。

「セント・ジェームズ」の名前の由来は、13世紀にハンセン病患者のための病院「セント・ジェームズ病院」が建てられ、その病院の名がそのまま公園に付けられました。

公園の形にしたのは「チャールズ2世」で、樹木を植え小道をつくり芝生も植えられました。その後、「チャールズ2世」は公園を一般向けに開放し、自らよく公園を訪れては人々と混じってアヒルに餌をやっていたそう。

ハノーヴァー朝時代に始まった「騎兵隊の交代式」は、今では観光客に人気のイベントとなっています。

19世紀初頭、建築家「ジョン・ナッシュ」によって再設計され、公園のデザインは大幅に変更されました。

運河は曲線を生かした自然な形の湖となり、放たれた水鳥を管理するためのコテージも建てられました。

それ以降、大幅な変更は加えられておらず、最近では20世紀初頭の貴族社会を描いた英国の人気TVドラマ「ダウントン・アビー」のロケ地にも使用されるなど、100年前と同じ景観を臨める美しいスポットとして人気を集めています。

【魅力・見どころ!】

〖緑あふれる水辺〗

「セント・ジェームズ・パーク」には、都会の中心にいることを忘れてしまうほど緑豊かで自然溢れる空間が広がっており、「テムズ川」の方向を見ると、緑の向こうには観覧車の「ロンドン・アイ」が覗いています。

都心に豊かな緑があり、そのスペースが市民に開放されているのは、さすが「園芸大国・イギリス」ならではですね。「セント・ジェームズ・パーク」の中央には、運河からつくり変えられた細長い湖が伸びており、この茂みの向こうも湖が広がっています。

園内のカフェは、緑と水辺そして湖の噴水が見られるベストポジションにあります。朝8時から開いいますので、まだ静かな時間に景色をゆっくり眺めながら、朝食を楽しむことができますよ!

春から秋にかけては、桜の木をはじめ花壇には「水仙」や「チューリップ」など色とりどりの花が咲き乱れます。

水辺に生えるのは、白い小花を咲かせる「ワイルド・キャロット(ノラニンジン)」と「ブルーベル」。昔から自生しているような、ナチュラルな植栽です。

更に、緑が広がる芝生の上では、人々がデッキチェアにもたれて日光浴を楽しんでいます。

実はこの「デッキチェア」は有料で、1時間で£1.80(約270円)。腰掛けるとどこからともなく係員さんが現れて、しっかり賃料を徴収されるのでご注意を!

※設置されているのは3月から10月の昼間のみ。

デッキチェア料金:公式サイト

〖動物たちと触れ合おう!〗

「セント・ジェームズ・パーク」は、野生の水鳥や動物たちと触れ合えることも魅力の一つで、好奇心旺盛なリスはよく人に近寄ってくるのでその姿もまた可愛らしいですよ。

細長く伸びる「セント・ジェームズ湖」には、「コブハクチョウ」や「カモ」など、17種の水鳥の棲みかとなっていて、身近に観察できます。

また、「ペリカン」がいることでも有名ですが、もとは1664年にロシア大使からつがいが贈呈されたもので、今まで40羽もの「ペリカン」がこの公園に暮らしており、園内を自由に動き回っていますが、通常は湖周辺にいることが多いです。

毎日午後2時から3時には、「ダック・アイランド・コテージ」周辺で飼育係が「ペリカン」に餌付けする光景が見られます。

その時間帯に行くと、魚を勢いよくまるごと飲み込む「ペリカン」を写真に収められるので観光客に人気です!「ペリカン」は実際に見るとかなり大きく羽を広げた姿は迫力がありますよ!

ペリカンの餌付け:公式サイト

〖ザ・マル〗

「セント・ジェームズ・パーク」を出て、北側には「アドミラルティ・アーチ」から「バッキンガム宮殿」へと続くまっすぐな道「ザ・マル」があります。

「王室騎兵隊」の日々の交代ルートとなるほか、「戴冠式」や「結婚式」など、王室の重要な行事の際には、パレードのルートとして使われ、道の先には「バッキンガム宮殿」が見えます。

「バッキンガム宮殿」まで行くと、待っているのは「メモリアル・ガーデンズ」と呼ばれる花壇です。

1901年に「ヴィクトリア女王」の逝去を悼んで、宮殿前に金色の像が載った「ヴィクトリア記念堂」とそれを囲む半円形の「花壇」が造られました。

冬から春にかけての「花壇」は、「チューリップ」と「ストック」を使った赤と黄の華やかな植栽です。

夏になると真っ赤な「ゲラニウム」を中心に「オリヅルラン」・「サルビア」などに植え替えられます。

赤い花が選ばれているのは、「近衛兵」や「王室騎兵隊」の軍服に使われる赤に合わせるためなのです。

花壇のポイントに「トピアリー」が生えているのも素敵で、「バッキンガム宮殿」に向かって右手に、たくさんの大木が葉を茂らせる「グリーン・パーク」も見えてきます。豪華な「カナダ門」を通って、入ってみましょう!

〖グリーン・パーク〗

「グリーン・パーク」には、見上げるような大木が立ち並びます。これは「ロンドン・プレーン(和名モミジバスズカケノキ)」と呼ばれる「プラタナス」の仲間で、夏には大きな枝葉を広げて涼しい木陰をつくり、排気ガスの汚染物質を取り除くフィルターの役割も果たして、都市の環境保全に貢献しています。

ロンドンの公園に生える樹木の半分はこの「ロンドン・プレーン」といい、まさにこの町を象徴する樹木なのです。

「グリーン・パーク」はとにかく芝生と樹木ばかりで緑一色!花壇や灌木の茂みはありません。このシンプルさが「グリーン・パーク」の大きな魅力でしょう。

そんな「グリーン・パーク」になぜ花がなく、緑一色なのかと言うと、一説によると17世紀、多くの愛人を持ったことで知られる「イングランド王・チャールズ2世」が、愛人のために公園で花を摘んでいるところを、妻の「キャサリン王妃」に見つかり、公園から花を一切なくすよう求められたからだとか。

しかし、春だけは景色が変わります!木々の根元で25万本の「ラッパズイセン」が咲いて、明るい黄色の絨毯を作るのです。

普段は市民の憩いの場である「グリーン・パーク」は、女王の公式誕生日を祝うパレードなど、国の特別な行事の際には、大砲で祝砲を撃つ会場として使われます。

「バッキンガム宮殿」のお膝元にある、個性の異なる2つの公園「セント・ジェームズ・パーク」と「グリーン・パーク」。ロンドンを訪れる際には、是非とも合わせて訪れたいですね!

【基本情報】

グリーン・パーク

住所:The Green Park, London SW1A 1BW 通年開園:5:00~0:00

最寄駅:地下鉄「グリーン・パーク駅」・「ハイド・パーク・コーナー駅」

公式サイト:https://www.royalparks.org.uk/parks/green-park

【カフェ】

〖セント・ジェームズ・カフェ〗

園内には休憩にぴったりな「カフェ」や「売店」があります。早朝に訪れて英国風の朝食をいただくのもおすすめ!芝生の上のデッキチェアなど、緑豊かな公園を満喫してみましょう!

中でも特におすすめなのが、草木に囲まれ湖や噴水を眺められる絶好のロケーションのカフェにあるのが「セント・ジェームズ・カフェ」!

お茶を楽しむのはもちろん、スクランブルエッグとトーストで、いわゆる英国風の朝食も楽しめるので、早朝に散策に来たなら是非立ち寄ってみてください!

サンドイッチやコーヒーのテイクアウトも可能です。

【基本情報】

セント・ジェームズ・カフェ

住所:Horse Guards Rd, St James's Park, London SW1A 2BJ イギリス

電話番号:+44-20-7839-1149

営業時間:8時00分~18時00分

定休日:なし

公式サイト:https://www.benugo.com/partnerships/public-spaces/parks/st-jamess

【アクセス】

「セント・ジェームズ・パーク」は、ウェストミンスター市中心部にあるため、アクセスがとても簡単です!それぞれの駅からは下記のような目安になります。

・地下鉄「セント・ジェームズ・パーク駅」から徒歩約2分

・地下鉄「チャリング・クロス駅」から「トラファルガー広場」や「ザ・マル」を通って徒歩約5分

・地下鉄「ウェストミンスター駅」から途中「ビッグ・ベン」を眺めながら徒歩約7分

「セント・ジェームズ・パーク」は年間を通じて毎日オープンしています。

【おすすめ周辺観光スポット!】

バッキンガム宮殿