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イギリス ロンドン チャーチル博物館・内閣戦時執務室

更新日:2020年12月28日


こちらは、ロンドンにある「ウィンストン・チャーチル」の功績をたたえている博物館「チャーチル博物館・内閣戦時執務室(Churchill Museum and Cabinet War Rooms)」です!

ここは「第二次世界大戦中」に「チャーチル首相」が司令部を置いて、戦争の指揮を執っていた本部が1945年以来保存されたまま博物館として公開されています。

「大英帝国戦争博物館」の分館の1つになっており、「チャーチル」の公私双方の生活で実際に使用されていたものやその複製品、文書が年代順に陳列されています。

世界中でも最も大きな規模であると注目をされるインタラクティブな展示方法で、「チャーチル」の90年の生涯と「チャーチル」の行動などについて学ぶことができるスポットになっており、ガイド付きのツアーなども開催されいるなど、ロンドンで人気の観光スポットの1つとして知られています。

【歴史・概要】

「チャーチル博物館・内閣戦時執務室」は「帝国戦争博物館」の一施設で、「帝国戦争博物館(Imperial War Museums)」は、「ロンドン帝国戦争博物館(1917年設立・1920年開館)」・「ケンブリッジ」にある「ダックスフォード帝国戦争博物館(1976年開館・1984年開館)」・「テムズ川」に浮かぶ「巡洋艦ベルファスト(1978年開館)」・「チャーチル博物館・内閣戦時執務室(1984年開館)」・「マンチェスター」にある「北帝国戦争博物館(2002年)」の5つの博物館から成り立っています。

この博物館群は、第1次世界大戦から今日の戦争までの近代戦争の実相と、敵・味方かかわりなく、また軍人・市民を問わず、軍事に限らず政治・社会・文化の領域まで含めて戦争体験を記録し広く伝えていくことを狙いとしています。

今回ご紹介する「チャーチル博物館・内閣戦時執務室」は、1984年から一部が当時のまま一般公開されており、2005年には「チャーチル」の生涯に関する展示部門が「チャーチル博物館」として併設されました。

「内閣戦時執務室」は、「第二次世界大戦」が始まった1939年に設置され、主に「チャーチル内閣」で使用されていました。

施設の中心は「チャーチル」が戦時中に閣議を開いた「閣議室」で、戦争の指揮進行が行われていた「作戦室(Map Room)」は当時の状態が復元されています。

【アクセス】

「チャーチル博物館・内閣戦時執務室」の場所は、戦時中に「内閣戦時執務室」として使われた場所になり、イギリス政府が戦争遂行の指揮統制のために設けた地下複合施設になります。

「ウェストミンスター」の「ホワイトホール官庁街」の「イギリス大蔵省庁舎」の地下に設けられ、終戦とともに閉鎖されましたが2005年に「チャーチル」の生涯について展示する施設としてオープンします。

場所は、「首相官邸」のある「ダウニング・ストリート」からすぐ側、「セント・ジェームズ・パーク」の目の前「キング・チャールズ・ストリート沿い」にあります。

ロンドン交通網の「ゾーン1」内にあり、「ロンドンパス」には市内からの交通費も含まれています。

最寄りの鉄道駅は「チャリング・クロス駅(徒歩10分)」・「ヴィクトリア駅(徒歩15分)」・「ウォータールー駅(徒歩20分)」です。

最寄りのロンドン地下鉄駅は、「ウェストミンスター駅(サークル線、ディストリクト線、ジュビリー線)」または「セント・ジェームズ・パーク駅(サークル線、ディストリクト線)」になります。

最寄りのバス停は「パーラメント・スクエア停留所(3、11、87、88号系統)」で、「ビッグ・ベン」からも近く歩いて7分ぐらいです。

施設は狭く、そこまで人は入れないので時間帯によっては並ぶことがありますので、事前に予約していくとスムーズに入れますよ。

また、訪れる際は映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」を観てから行くと当時を思い描きながら見ることができるでしょう。

【チケット購入・料金】

大人 £22(寄付込) £17.25

子供 (5-15歳) £11(寄付込) £8.60

5歳未満 無料

※子供は大人の同伴が必要

※ロンドン・パスでも入場可

おすすめは「ロンドン・パス」を事前に購入する方法!市内80か所以上ものスポットで使えるフリーパスでお得に入場でき、一部の観光スポットでは優先入場の特典やお土産の割引などもあります!

【魅力・見どころ!】

当時の施設の延べ床面積は1万2000平米。「閣議室」や「作戦室」はもちろんのこと、「食堂」や「病院」、「射撃室」、さらには最大で500人を超えるスタッフのための宿泊施設も含む、大がかりな複合施設でした。

250キロの爆弾の直撃にも耐えられる「掩体壕(えんたいごう)」を兼ねており、建物は厚さ1~3メートルの分厚いコンクリート層で覆われています。

現在一般に公開されているのは広大な地下複合施設の一部とはいえ、多数の部屋を擁する見ごたえ抜群の博物館。「第2次世界大戦」下のイギリス政治などを解説する展示のほかに、実際に使われていた部屋を当時の様子そのままに再現した空間の数々が展示されています。

廊下に配置されている調度品や看板もレトロ感たっぷりで、当時にタイムスリップしたかのよう。各部屋には等身大の人形も配置されており、戦時下のリアルな雰囲気が伝わってきます。

「閣議室」・「作戦室」・「電話室」・「タイプ室」・「チャーチルの寝室」・「チャーチル夫人の寝室」・「キッチン」・「ダイニング」など、さまざまな部屋を「オーディオガイド」とともに見学しましょう。

※音声ガイドは日本語が無くて、英・仏・独・伊・西・ヘブライ・葡・中の8か国語対応。

〖チャーチルの機密燃料庫〗

こちらでは「第2次世界大戦」の「機密燃料庫」の実際の様子を知ることができます。

個人秘書「エリザベス・レイトン」を含む機密スタッフから、逸話、文書、インタビューによって「チャーチル」の体験と同時代の人物について学習し、当時の環境や「国家機密」、空襲の恐怖の中で共有された士気と友情に触れてみてください。

〖チャーチル博物館〗

一連のインタラクティブなディスプレイを通じて、「英国のブルドッグ」と呼ばれた英国最強の人物「チャーチル」の伝記と権力への道が解説されています。

インタラクティブテクノロジー、マルチメディア展示、写真、映像、音声記録、戦時中の文書、妻への「チャーチル」の手紙のすべてが展示され、男性、夫、そしてリーダーとしての「ウィンストン・チャーチル」の姿を捉えることができます。

「チャーチル博物館」は、「チャーチル」ゆかりの品々の実物展示やグラフィック系展示だけではなく、メディア系の展示も取り入れられており、「チャーチル」の歩み、事績がとてもわかりやすく紹介されています。

〖内閣戦時執務室〗

1939年から1945年の6年の間、「内閣戦時執務室」は「新官公庁」の地下の密室にあり、戦争の戦略立案をコントロールする首相と内閣のための秘密の避難所として、ドイツと宣戦布告する1週間前にこの燃料庫に移動されました。

「大西洋横断電話室」での「チャーチル」と「ルーズヴェルト」の会話について知り、かつては活発な政治活動が行われていた秘密の通路を歩いてみてください。

特に、葉巻を吸う「チャーチル」が何日も徹夜して作戦を練りつつ、自分の椅子に刻んだ傷跡から、戦時下の緊張感をはっきり感じることができます。

〖ラジオ放送室〗

この部屋は、「チャーチル」が自身の寝室で発した肉声を放送電波にのせるための部屋でした。

歴史的な演説は、まさにここから発信されていたのです。

〖作戦室〗

英語では「マップ・ルーム」と呼ばれるこの部屋は、戦争の指揮進行が行われていた「作戦室」。

イギリス軍の各部門の本部への直通回線が置かれ、それぞのステーションには連絡係が配置されていました。

〖チャーチルの寝室〗

「作戦室」の隣には「チャーチルの寝室」がありますが、実際に彼がここで寝たのは3回だけだといいます。

【プライベート・ツアー】

博物館の上役スタッフによる、10人までの小規模団体などに向けた「プライベート・ツアー」を利用してみるのもおすすめです。

このツアーに参加すると、普段はガラス越しで見ることしか出来ない、「地図室」や「内閣執務室」の中に実際に入ることができるばかりか、スタッフによる詳しい解説を聞くことができます。

ツアーは「戦時内閣執務室」から始まり、「チャーチル博物館」で終了するようになっており、所要時間は約1時間。

「チャーチル首相」が座っていた椅子のすぐ側で記念撮影もすることができますよ!

料金は500ポンドからで、1ポンド=150円換算で75,000円。元館長の解説ツアーですと、850ポンドからで、127,500円。1時間ぐらいのツアーですが、なかなかのお値段ですね。

【ウィンストン・チャーチルについて】

名前:Sir Winston Churchill(1874年 – 1965年・90歳で他界)

得票数:456,498 得票 (28.1%の得票率)

肩書:政治家、軍人、作家、風景画家、第二次世界大戦時の英国首相

名言:

・「Success is not final, failure is not fatal: it is the courage to continue that counts.(成功が終わりではなく、失敗は致命的ではない。大切なのは続ける勇気だ。)」

・「We shall fight on the beaches, we shall fight on the landing grounds, we shall fight on the fields… we shall never surrender.(我々は海岸で戦うだろう、水際でも戦うだろう、街で、丘で、戦うだろう。…我々は、決して降伏しない。)」

1940年6月「第2次世界大戦中」、フランスが降伏しヨーロッパ諸国がドイツに占領されイギリスが孤立していた中での演説での言葉。

〖チャーチルの逸話集〗

【5ポンド札】

イギリスの5ポンド札を手にしたら、じっと眺めてみましょう!2016年から発行されているプラスティック製の5ポンド札は、表面に「エリザベス2世」、裏に「チャーチルの肖像」が使用されています。「英国会議事堂」や「チャーチル」が受賞した「ノーベル文学賞」のメダルも描かれています。

【ホワイトハウスのチャーチルの胸像】

「チャーチルの胸像」は、2001年に英国の「トニー・ブレア首相」から米国大統領となった「ジョージ・ブッシュ」氏に贈られました。約8年後の2009年に「バラク・オバマ大統領」が誕生すると、この像は「大統領執務室」から撤去され、当時は物議をかもしました。それを象徴するかのように米英間も冷却状態になり、そして時代は流れ「ドナルド・トランプ大統領」が誕生。「トランプ大統領」は、「チャーチル像」を「大統領執務室」に戻し、イギリスとの連携を強める意向を示しました。

【Vサインの流行はチャーチルから】

「Vサイン」は、「チャーチル」が流行らせたと言われており、「バトル・オブ・ブリテン」時の激しい空襲をうけるイギリスで「チャーチル」は、爆撃を受けた町を視察して回り、そこで葉巻をくわえながら勝利(Victory・ビクトリー)を意味した「Vサイン」!やがて「Vサイン」は彼のトレードマークとなりました。

【戦車の父】

「第1次世界大戦下」で「軍需大臣」となった「チャーチル」は、塹壕を突破するための新兵器として「戦車」を開発し実際の戦闘に初めて導入しました。これが「チャーチル」が【戦車の父】といわれる所以になります。

【鉄のカーテン演説】

1946年「ウェストミンスター大学」で歴史に残る「鉄のカーテン」演説を行いました。この演説は、その後のアメリカとソビエトの冷戦を予言する発言だったと受け止められています。

【日本との関係】

「チャーチル」の両親は1894年(明治27年)に日本を旅行しています。当時「チャーチル」は20歳。母からの手紙の中に日本の写真が同封されていたことが逸話として残っています。(これが父「ランドルフ卿」の最後の写真となりました。)

いかがでしたでしょうか。

世界の歴史を水面下で創り出していた「チャーチル」の「内閣戦時執務室」。

戦時下という特殊な状況下で設置された珍しい部屋の数々が見られるゆえに、イギリスの歴史やチャーチルその人に特別な関心がない方でも十分楽しめるはずです!

「チャーチル博物館・内閣戦時執務室」は、「首相官邸」・「ビッグ・ベン」・「イギリス国会議事堂」・「ロンドン官庁街」のすぐ側にあります。

どうしても駆け足で観光していると、この博物館が目にとまることが少ないですが、この周辺を観光する時にはぜひお見逃しなく! 

この博物館を訪れたあとに、「イギリス国会議事堂」の目の前にある「パーラメント・スクウェア」で、「ウィンストン・チャーチル像」を見上げてみると、ひと味違うイギリスの想い出が増えることでしょう!

【基本情報】

チャーチル博物館・内閣戦時執務室(Churchill Museum and Cabinet War Room)

住所:Churchill War Rooms、Clive Steps、King Charles Street,London SW1A 2AQ

電話番号:+44 (0)20 7930 6961

メールアドレス:bookings@ltmuseum.co.uk

料金:

大人 £22(寄付込) £17.25

子供 (5-15歳) £11(寄付込) £8.60

5歳未満 無料

※子供は大人の同伴が必要

※ロンドン・パスでも入場可

ロンドン・パスの購入はこちら

開館時間:

毎日 9:30~18:00

カフェ 10:00〜5:00pm(ラストオーダー4:45pm, 温かいフードの提供は3:00pmまで)

閉館日:12/24~26

アクセス:「ウェストミンスター駅」から3分

公式サイト:https://www.iwm.org.uk/visits/churchill-war-rooms

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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