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イギリス ロンドン テート・ブリテン:見どころ14選!基本情報・アクセス・魅力・見どころまで徹底ナビ!

更新日:2020年12月28日


こちらは、イギリス人アーティストの作品を一挙に鑑賞できる国立美術館「テート・ブリテン(Tate Britain)」です!

「テート・モダン(Tate modern)」などとともに、国立美術館ネットワーク「テート」の一部をなしており、「テート・ブリテン」のコレクションは、16世紀以降のイギリスの画家の作品が中心となっています。

「ターナー」・「ミレー」・「バーン=ジョーンズ」・「ロセッティ」などの有名画家の作品が多く展示されており、館内の雰囲気も落ち着いていて、絵画をゆっくりと鑑賞できるおしゃれなギャラリーです。

イギリスの現代アートも多く展示してあり、幅広い芸術に絵画だけでなく映像やオブジェ等を通し触れ合う事ができます。

また、「テート・ブリテン」では「無料のガイドツアー(英語)」を行っており、作品の説明を聞きながら館内を回る事もできます。

今回はそんな、「テート・ブリテン」の基本情報・魅力・見どころ・代表的な展示品・ショップやイベント等について詳しくご紹介させていただきます。

【基本情報】

〖歴史〗

「テート・ブリテン(Tate Britain)」は、ロンドン中心部「トラファルガー広場」に位置し、「英国の至宝」と称される「ナショナル・ギャラリー(National Gallery)」の所蔵品の中から、イギリスの美術品を展示する分館「ナショナル・ギャラリー・オブ・ブリティッシュ・アート(National Gallery of British Art)」として1897年にオープンしました。

「シドニー・H・J・スミス」の設計で、1955年に「テート・ギャラリー(Tate Gallery)」に改称、大改修ののち2001年に現在の「テート・ブリテン」と再び改称しリニューアル・オープンしました。

1500年から現在に至るまでの珠玉の「ブリティッシュ・アート」が一堂に集められた美術館は、まさにイギリスの誇りであり、首都ロンドンになくてはならない存在なのです。

毎年のように賛否両論の話題を集める、テート主催の「ターナー賞」の会場でもあります。

〖住所〗

Millbank, London, SW1P 4RG

〖電話番号〗

+44 (0)20 7887 8888

・インフォメーション:AM9.00–PM18.00(毎日)

・メンバーシップ・チケットサービス:AM9.45–PM18.00(毎日)

+44 (0) 20 7887 8999(24時間)

〖開館時間〗

10:00~18:00

※最終入場:17:15

〖休業日〗

12/24、12/25、12/26

〖入場料〗

無料 ※特別展は有料、事前予約が望ましい

〖所要時間目安〗

見学にかかる所要時間は2~3時間が目安となります。

※企画展もご覧になる場合は半日以上が必要でしょう。

〖アクセス〗

地下鉄ビクトリア線「ピムリコ(Pimlico)駅」から徒歩約10分。

「テート・ブリテン」と「テート・モダン」の間は、「テムズ川」を高速船の「Tate Boat」がシャトル運航しています。所要時間は25分、料金は片道£8.70、往復£14.80。

美術館の一部として作られた桟橋「ミルバンク・ミレニアム・ピア」から「テート・モダン」へ往来が可能ですが、運行間隔は40分程なので、利用したい場合は事前に「運行スケジュール」の確認をしましょう。

「テート・モダン」の詳細はこちらの記事をご覧ください!➡️

イギリス ロンドン テート・モダン:見どころ19選!基本情報・アクセス・魅力・見どころ・お土産まで徹底ナビ!

〖ツアー〗

「テート・ブリテン」では、無料のツアーがたくさん実施されていますので、興味のある方は是非参加してみましょう!

アーカイブ・ギャラリー・ツアー(ARCHIVE GALLERY TOURS)】:無料、毎週土・日曜日の13.00~13.30、14.30~15.00実施

ターナー・ツアー(THE PAINTINGS OF J.M.W. TURNER)】:無料、毎日15.00~15.45実施

女性アーティストを知る30分ツアー(30 MINUTES ON WOMEN ARTISTS)】:無料、毎週月・水曜日の13:15~13:45実施(2019年12月まで)

➡️その他のツアーはこちらから

〖館内マップ〗

➡️ディスプレイ一覧

〖公式サイト〗

www.tate.org.uk/britain/

【テート・ブリテン:魅力・見どころ!】

「テート・ブリテン」では世界的に有名な作品が多く展示されている国立美術館。

「ブリティッシュ・アートを歩く(Walk through British Art)」というテーマで年代別に分けられれた展示室は、最も古い年代の美術品を集めた展示室「1540」から、1960年代から現在までの美術品を集めた「Sixty years」まで、15の展示室があり、このほかに作者別やテーマ別の展示室が鑑賞しやすくレイアウトされています。

「フロア」は一階と地下一階の2フロア。地下には「カフェ」と有料の「ギャラリー」があり、チケットは「チケットカウンター」で購入できます。

特に規模の大きい展示室「1840」には、1840年代から1890年代の作品が展示されており、当時の旧態依然としたイギリス美術界の慣習を打ち破った芸術家グループ「ラファエル前派(Pre-Raphaelite Brotherhood)」の人気作品も数多くあり、特に多くの人々で賑わいを魅せています。

中でもジョン・エヴァレット・ミレーの「オフィーリア」、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの「シャーロットの女」は人気があり、多くの人が一目見に訪れています。女性の悲しみを絵描いた両作品の迫力は必見!

また、英国代表画家といわれる「ウィリアム・ターナー」の作品が充実しており、時代を追って約300点の油絵と2万点に及ぶ水彩とデッサンからなる「ターナーコレクション」を楽しむ事ができます!

また、イギリスの現代アートも多く展示してあり、幅広い芸術に絵画だけでなく映像やオブジェ等を通し触れ合う事ができますよ!

〖ハレルヤ(Alleluia)(1896年)〗:展示室1900

1876年から美術の勉強をはじめた「トーマス・クーパー・ゴッチ(Thomas Cooper Gotch)」は、ロンドンやオランダの美術学校で学んだ後、フランスやオーストラリアなど各国を転々とし、また美術教師として活躍しました。

1891年から1892年までイタリアのフィレンツェに滞在した「ゴッチ」がルネサンス芸術の影響を受けて、後に独特な人物画を描くようになった頃の作品です。

賛美歌を歌う少女たちが身にまとったドレスは、サファイヤやルビー、アメジストやエメラルドといったカラフルな宝石のように輝き、キリスト教の祭壇のような黄金の背景にちりばめられています。

少女たちの髪色は「黒髪」・「栗毛」・「赤毛」・「ブロンド」と様々で「ストレート」・「ウェーブ」・「巻き髪」・「ショート」・「ロング」など、髪質と髪型にも個性が表されています。

彼女達の美しさに強く惹きつけられるのは、現代の美的感覚に十分に通じるものがあるからなのかもしれません。

〖家に帰る落ち穂拾いたち(Gleaners Coming Home)(1904年)〗:展示室1900 

デンマーク系イギリス人の「ジョージ・クラウゼン(Sir George Clausen)」は、ロンドンからフランスに移ると、自然主義の画家に影響を受けました。

イギリスへ戻ると、田園風景やそこに暮らす農民などをモチーフにした作品を多く描き、印象派の影響が色濃いこの作品には、落ち穂を拾い集めて家路に着く農民たちの姿が描かれています。

画面の中央に描かれた女性の姿は特に力強く、神々しい美しさを放っています。

〖受胎告知(The Annunciation)(1892年)〗:展示室1890 

フランスで美術を学んだイギリスの芸術家世代である「アーサー・ハッカー(Arthur Hacker)」が、「聖母マリア」が「大天使」から「キリスト」の妊娠を告げられる場面を描いた大作です。

「受胎告知」の場面は宗教画として様々な画家たちに描かれていますが、この作品は宗教画然とした多くの作品とは印象が異なります。

井戸で水汲みをするマリアの背後からまるで霊魂のように忍び寄る「大天使ガブリエル」と「受胎告知」を受けた「マリア」。「マリア」の静かながら深い驚きを表現しているのか、彼女は直立し胸に両手を当てながら真顔で一点を見つめています。

〖マリアナ(Mariana)(1850-1851年)〗:展示室1840

こちらに描かれている、男性に捨てられて自暴自棄になっている女性も綺麗ですが、ステンドグラスの美しさが目を引く作品です。

女性よりもステンドグラスや壁紙が目立っているのは事実で、「マリアナ」を風景に溶け込ませるように描くことによって、彼女の絶望感・虚無感を表しているかのようです。

〖ラファエル前派の最も有名な作品・オフィーリア(Ophelia)(1851-2年)〗:展示室1840