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イギリス ロンドン ハンプトン・コート・パレス

更新日:6月10日


こちらは、「テムズ川」の上流に位置する「リッチモンド・アポン・テムズ・ロンドン特別区」にある旧王宮「ハンプトン・コート・パレス」です!

「ハンプトン・コート・パレス」は、今なお黒い木枠に白壁というチューダー様式の家並みが残る古い町「ハンプトン・コート」にあります。広大な敷地では、「ヘンリー8世の宮殿」・「ウィリアム3世の宮殿」・「庭園」の3か所に分けられます。

宮殿内には、当時毎日600食も作られていた大きな台所や「チャペル、ヘンリー8世」などの肖像画が飾られたギャラリーなど、様々な見どころがあります。

当時の雰囲気を味わえるように、突然「ヘンリー8世」に扮したスタッフによる小芝居が始まるなど、趣向が凝らされてとても面白く、宮殿の「インフォメーション」では日本語のイヤホンガイドを貸してくれるので、英語が分からなくても十分楽しめます!

壮麗な「庭園」と王族の暮らしが体験できる宮殿観光は、ロンドンからの日帰り旅行におすすめ!今回はそんな、「ハンプトン・コート・パレス」について詳しくご紹介させていただきます!

【歴史】

「ハンプトン・コート・パレス」と言えば、生涯で6人の妻を持ち、そのうちの2人を処刑にしたり、離婚をするために宗教改革をした「ヘンリー8世」の宮殿として有名です。

16世紀に「ヘンリー8世」が枢機卿「トマス・ウルジー」の邸宅を没収して改築したものがこの宮殿の始まりです。

現在、イギリス王室はこの宮殿を使っていませんが、1838年に「ヴィクトリア女王」の命令で一般公開されるまで、歴代の王や女王がここを別邸として使っていました。

時代に合わせて「チューダー」から「バロック」、「ジョージア様式」に改・増築が繰り返された、巨大な建物となっています。

王室の居住者は何世紀にもわたってこの王宮を耽美主義の「タペストリー」や「絵画」で飾っていき、60エーカーの幾何学式庭園には、有名な迷宮の他に「グレート・バイン」があります。

16世紀イギリス 貴族の豪華で贅沢な生活を味わったり、広大で美しい「イングリッシュ・ガーデン」でと色とりどりのお花を見ながらピクニックをしたり、迷路を楽しんだりして、家族みんなで素敵な1日が過ごせるおすすめの観光地です。

【基本情報】

〖開館時間〗

毎日開館(12月24日~26日を除く)

【夏季(3月29日~11月3日)】:夏季開館時間(11月3日まで)

・月曜日~日曜日:10:00 ~18:00

・最終入場17:00

・迷路と庭園の最終入場:16:15

【冬季(11月4日~3月28日)】:

・月曜~日曜:10:00~16:30

・最終入場15:30

・迷路最終入場:15:45

〖休館日〗

12/24、12/25、12/26

〖料金〗

£21.30(日本語音声ガイド料金含む)

オーディオガイド:無料(入館料に込) 日本語あり


おすすめは「ロンドン・パス」を事前に購入する方法!市内80か所以上ものスポットで使えるフリーパスでお得に入場でき、一部の観光スポットでは優先入場の特典やお土産の割引などもあります!➡

〖アクセス〗


「ハンプトン・コート・パレス」は、「ハンプトン・コート駅」から徒歩約5分の場所にあります。「ウォータールー駅」から35分、1時間に2便ほど「ヴォクソール駅」からも直通が利用可。

4月上旬~9月は「ウェストミンスター・ミレニアム・ピア」から「キュー・ピア」、「リッチモンド・ピア」経由「ハンプトン・コート・ピア行き」の船が出ています。

※1日2便

「ハンプトン・コート・パレス」は、ロンドン地下鉄「ゾーン6」に位置しています。「ゾーン1」から「ゾーン6」の「トラベルカード」又は「オイスターカード」をご利用ください。

【バスを利用する場合】:

地下鉄または地上の電車で「リッチモンド駅」まで乗車し、「ハンプトン・コート」停留所まで「R68」のバスに乗車。

〖お子様連れの方〗

・5歳未満の子供用にファミリールームがあります。

・ベビーカーでのご入館が可能です。

・子供には保護者の同伴が常に必要です。

・子供専用の宝探しガイド(「Family Trails」)をご希望の場合は、「インフォメーションセンター」にてお問い合わせください。

【館内:見取り図・マップの入手方法・音声ガイドについて】

見学を始める前に、まずは「インフォメーションセンター」を訪ねましょう!

場所は「ベース・コート広場(Bace Court)」右の角にあり、こちらで日本語にも対応している「オーディオガイド(無料)」を借りましょう!

そして忘れずに「庭園」と宮殿内の地図もピックアップ!実はこちらの宮殿「ヘンリー8世」の他に「ウィリアム3世」・「ジョージ1世」・「ジョージ2世」が住んでいた為、見学コースが少し複雑なのです。

地図を見ながら行動するのが、「ハンプトン・コート・パレス」の魅力・見どころを見逃さないポイントです。

この他冊子には、当日行われる無料イベントのスケジュールや宮殿にまつわる人物の説明などが書かれており、中世の衣装を着て行われる寸劇などを見ることができるので要チェックです!

また、効率良く見学されたい方は宮殿が使われていた当時の服装をしたガイドによる「無料ツアー」に参加するのがおすすめです!ツアーは英語ですが、豊富な知識と演技力なので十分楽しむことができます!

〖ガイド付きツアー〗

「ハンプトン・コート・パレス」には無料ガイドツアーが付いています。

コスチュームに身を包んだ「ツアーガイド」がこの歴史的建造物を案内し、王宮の物語を生き生きと語ってくれます。

インタラクティブガイドで、王宮のスキャンダルやゴシップについても学びましょう(ご要望に応じて音声ガイドもご利用いただけます)。

【魅力・見どころ!】

〖ヘンリー8世の時計〗

「エントランス」を入り、最初の広場が「ベース・コート」になります。

さらにもう一つゲートをくぐると「クロック・コート」があり、ゲートをくぐって振り返ると「ヘンリー8世」の時計があります。

この時計は、「テムズ川」の干潮がわかるようになっており当時最先端を誇っていました。

〖ハンプトン・コートガーデン〗

「ハンプトン・コートガーデン」は賞賛に値する庭園の傑作!公園は750エーカーにおよび、幾何学式庭園が60エーカーを覆っています。

「コートガーデン」内には「グレートバイン」と「秘密の庭園」がありますが、それは「ウィリアム3世」のために改造されたもので、馬上槍試合場の壁の他に700エーカーの敷地に池や野生鳥などが棲息する鹿の園である「ホームパーク」などがあります。

1690年からある「ハンプトン・コート迷路(パレス迷宮)」には、半マイル(約800m)の距離にわたって7フィート(約2メートル)の高さの「イチイの樹」の間を曲がりくねって進む通路があります。

〖グレートヴァイン〗

1769年に植樹されたブドウ園は、はるか昔から「ハンプトン・コート・パレス」の目玉!もともとの名前は「シバ・グロッサ」でしたが、これは「黒いハンバーグ」という意味です。 

ブドウ園は今なおビクトリア風の伸長法で耕作されており、温室が利用されています。

ブドウは通常8月の祝祭日の後に熟成しますが、12月の最初の3週間に販売が行われます。過去には「ビクトリア女王」のために「ウィンザー城」までブドウが運ばれていました。

〖ハンプトン・コート迷路(パレス迷宮)〗

「ハンプトン・コート・パレス」の見どころの一つが、世界的にも難しいという噂の「ハンプトン・コートの迷路園」です!

「ウィリアム3世」のために1300平方メートルという敷地に、複雑な迷路を作ったのが始まりだと言われています。

背の高い生垣は視界を阻み、似たような風景は頭を混乱させてしまいますが、迷子になっても監視カメラも付いているので、家族連れでも安心してトライできる嬉しいスポット!

あちらこちらから「We came here again!(またここに来たよ)」や「I told you!(だから言ったでしょ)」という声が飛び交っています。

一旦迷路を始めると、途中でリタイアすることはできないので喧嘩をせず、最後まで辛抱強く協力してゴールを目指しましょう!スムーズに行くと10分以内にゴールできますよ。

現在でも、多くの人を迷わせている「迷路園」に是非とも挑戦してみてください!

〖グレートファウンテンガーデン〗

「グレートファウンテンガーデン」には、扇状に、大きくて丸い形の木や花が植えられています。

その中心には優雅な噴水があり、その隣には「プリヴィ・ガーデン」と呼ばれるまさに「イングリッシュ・ガーデン」そのものを表す素晴らしいデザインの庭も楽しめます。

さらに歩き続けると小さな「ポンドガーデン」があり、エンジェルと花が飾られているかわいらしい雰囲気の庭を見ることができます。

その先には、イギリスで最も大きくて古いぶどうの木も植えられており、当時の貴族がどれだけワインを愛し飲み続けていたかが想像できます。

〖大広間と大ホール〗

「大広間(The Great Hall)」は中世英国王室史で最も美しい広間と呼ばれています。建築方法や壁に飾られた「タペストリー」、王家の紋章が彫られた「天井の装飾」など圧巻です!

大ホールには、「ヘンリー8世」が使用していた寝室など生活空間も垣間見ることが出来ます。

〖ステート・アパートメント〗

「ハンプトン・コート・パレス」の入り口を抜けて、一番最初にある建物は「ヘンリー8世」のアパートメントです。

1番の見所は、何百人ものゲストが食事やワインを楽しんでいた「グレートホール」!見上げるほど高い天井、そのすぐ下にあるステンドグラスには威厳たっぷりで直立している「ヘンリー8世」の姿が見えます。

また、このホールを抜けた後の廊下には「ヘンリー8世」によって処刑された「キャサリン」と息子を出産した直後に死亡した「ジェーン」の幽霊が現れると言われています。

そのほか、宮殿内には「礼拝堂」や「ウィリアム3世」の「キングス・アパートメント」なども見どころ充分です。

〖チャペルロイヤル〗

「チャペルロイヤル」では1年を通じて伝統的な礼拝が行われています。ここは宗教建築の傑作であり、チューダー朝の色彩豊かなデザインです。 

国王と女王はチャペルの本体を見下ろすプライベートな信者席に座ります。

大主教「クランマー」が1540年に「ヘンリー8世」に「キャサリン・ハワード妃」の浮気行為について糾弾する手紙を手渡した時にもここにあります。

〖チューダーキッチン〗

「ヘンリー王」は、招待客と毎食10皿のコース料理を食べていたほどの美食家!

チューダー様式のダイニングの遺産である「ハンプトン・コート」にある「ヘンリー8世」のキッチンは、その当時最大級のキッチンでした。

1530年から1737年の間に建てられたこのキッチンは、全55部屋で200人のスタッフが毎日2回、最大600名の食事を日に2度提供することができ、国王の催す晩餐会もここで準備されました。

キッチンでの仕事は暑く、汚れるものであり、1554年にスペインから来た訪問者はそれを「真の地獄」と呼びました。

コックは厨房の火のそばでほとんど衣服をまとわずに横たわることもよくありましたが、ビールはすべて彼らの手が届くところにあったため、仕事をしながら飲んでいたものでした。

コウノトリやガチョウの雛のメインデッシュ、カスタードデザートなど約600名分の食事が毎晩作られていたそうです。

毎月第一週末には、実際にチューダー時代のお料理実演が行われ、カフェではチュダー時代のメニューが再現され、提供されていることもあります。 

〖王冠〗

「ヘンリー8世」のために作られ、その子供たちの戴冠式で着用された「王冠」のレプリカは、観光客が観ることができるよう王座に置かれています。

それは「権力」・「君主」・「宗教的権威」の象徴として存在しています。オリジナルは1649年に「オリバー・クロムウェル」の命令によって「ロンドン塔」で溶かされてしまいました。 

レプリカは「ヘンリー8世」の仕え人による詳細な説明に基づいて製作され、王冠を飾った344個のルビー、サファイア、エメラルド、ダイヤモンド、真珠のサイズと位置の詳細がリストとして残されています。

〖王室絵画コレクション〗

16世紀に「ジュリアス・シーサー」により描かれた9点の絵画、さらに「ヘンリー8世」の肖像画を含む世界で最も重要なコレクションの一つです。

〖ホーンテッド・ギャラリー〗

「ホーンテッド・ギャラリー(幽霊ギャラリー)」で「ヘンリー8世」5番目の妻の魂が安らぐ日が来ることを祈りながら、彼女の悲劇に耳を傾けてください。

〖カンバーランドアートギャラリー〗

「カンバーランドアートギャラリー」では、ロイヤルコレクションとして飾られるアートのオブジェをお楽しみいただけます。

「マスターピース」として有名な「ホルベン」・「バン・ダイク」・「レンブラント」・「カラバジオ」・「バッサノ」・「ゲインズバラ」、そして4世紀の王室家族によって集められた他の有名なアーティスト達の絵画コレクションをお楽しみいただけます。

〖2019年10月:The Lost Dress of Elizabeth I(閉館日:2020年2月23日)〗