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イギリス ロンドン バタシー・パーク:歴史・魅力・見どころ・アクセス・ホテルまで徹底ナビ!

更新日:2020年12月28日


こちらは、「テムズ川(River Thames)南岸」の「ロンドン・ワンズワース区(London Borough of Wandsworth)」の「バタシー地区(Battersea)」内にあり、「テムズ川」沿いに広がる大きな公園「バタシー・パーク(batterseapark)」です!

ロンドンは公園の多い都市として知られていますが、ここ「バタシー・パーク」はロンドン市内でも一風変わった公園となっています。

ロンドンの多くの公園は市民の憩いの場として機能しており、人工物と自然の調和によっていかにもロンドンらしい景色を見せてくれるのですが、「バタシー・パーク」の場合はむしろ逆で、園内には国際平和を祈念して作られた日本風の寺院があったり、ソメイヨシノの大きな木があったり、熱帯植物園があったりと、あまりロンドンらしさを感じさせない公園なのです。

憩いの場というよりもイベントスペースとしての活用が目立つ公園で、「フードフェスティバル」や「イースターショー」などが開催されます

今回はそんな、風変わりな公園「バタシー・パーク」について詳しくご紹介させていただきます。

【歴史・概要】

当地は以前、「バタシー・フィールズ(Battersea Fields)」と呼ばれ、貴族階級が決闘を行う場所として有名でした。

当時、「テムズ川北岸」からのアクセスは、少し上流に架かっている木製の「バタシー・ブリッジ(Battersea Bridge)」か、もしくは、フェリーに頼っていました。

その後、当地の教会区司祭や対岸に土地を有する建設業者・不動産開発業者である「トーマス・キュービット(Thomas Cubitt:1788年ー1855年)」などから、当地に「王立公園(Royal Park)」を建設する計画が持ち上がり、1846年に議会の承認が得られると、英国の建築家「サー・ジェームズ・ペネーソン(Sir James Pennethorne:1801年ー1871年)が、英国の建築家「ジョン・ギブソン(John Gibson:1817年ー1892年)」の協力の下、1846年から1864年にかけて、「バタシー・パーク」の設計を行いました。そして、「バタシー・パーク」自体は、1858年にオープンしています。

そして「バタシー・パーク」のオープンに合わせるように、「バタシー・パーク」の東側で「テムズ川」の北岸と南岸が「チェルシー・ブリッジ(Chelsea Bridge)」で結ばれ、「ヴィクトリア女王(Queen Victoria:1819年-1901年・在位期間:1837年ー1901年)」の出席の下、開通を迎えました。ちなみに、「バタシー・パーク」の東側の通りは「クイーンズ・タウンロード(Queenstown Road)」と呼ばれています。

その後、「バタシー・パーク」の西側には、「アルバート・ブリッジ(Albert Bridge)」が架けられ、「バタシー・パーク」の西側の通りは、「アルバート・ブリッジロード(Albert Bridge Road)」と名付けられています。

初めは1873年、「ローランド・メーソン・オーディッシュ」の設計にて斜張橋として建てられましたが、構造上も問題がありボルトの腐食等も見られたため1884年から1887年にかけて、「チェルシー・エンバークメント」も手がけた「ジョセフ・バザルゲッティ」によって吊り橋部分が補強されました。

1973年にコンクリートの柱が橋の下に加えられ現在の姿となり、橋がオープンした当時は有料の橋であったそうですが、ロンドン市が買い取りその後は無料となったそうです。

そして現在の「バタシー・パーク」は、サッカー場・クリケット場・テニスコート・湖(ボート用の)・動物園・遊園地・屋根付き野外ステージなどを備えた公園となっています。

【アクセス】

「バタシー・パーク」は、「テムズ川(River Thames)南岸」の「ロンドン・ワンズワース区(London Borough of Wandsworth)」の「バタシー地区(Battersea)」内にあり、「テムズ川」沿いに広がる大きな公園です。

ロンドン南西エリアにあり、「スローンスクエア駅(District Line)」からは徒歩約15分で。庭園の横を通ったり、「テムズ川にかかる大きな橋「アルバートブリッジ」を渡ったりするので、感覚的にはもっと早く辿り着きます。

そして「Northern Line」を使われる方は、「エンバンクメント駅」から船で行くのが春夏の時期は楽しくておすすめ!「エンバンクメント」から船で「Battersea Power Station Pier」までは2ストップ、約10分です。船を降りてから公園までは川沿いを歩いてすぐです。

ちなみに、「テムズ川」を挟んで「バタシー・パーク」の対岸には、「ケンジントン&チェルシー王立区(Royal Borough of Kensington and Chelsea)」の「チェルシー地区(Chelseaー高級住宅街の一つ)」が位置しています。

【魅力・見どころ!】

200エーカーという広い公園内には、様々な設備が充実しており、カフェはもちろんボートに乗れる小さな湖、リスやウサギなど子供向けの小動物を集めたミニ動物園、地元のアーティストの作品を展示するギャラリーでもあり、結婚式の会場にも使われる古い洋館「パンプハウス」などがあります。

また、1985年に建てられた「パゴダ(仏塔)」は、世界平和のために日本の仏教徒らによって「広島原爆追悼」を記念したもので公園内でもひときわ目をひく建築物です。

そんな「バタシー・パーク」を散歩しているカップルやファミリーも国際色豊か!散歩にきたり、サッカーをしたり、ジョギングしたり、サイクリングしたり、家族連れでピクニックやミニ動物園に訪れたり、と自由自在に過ごしています。

観光地として人気のある「ハイドパーク」や「グリーンパーク」の洗練された空気とはまた違った「バタシー・パーク」の魅力・見どころについて紹介していきます。

〖バナナ自転車を借りてサイクリング!〗

上記地図の「チルドレンズ・ズー」と書いてあるところの辺りに「レンタル自転車」があります。バナナ自転車や三輪車は一人£11で、一時間借りられます。

4歳~6歳の子には三輪車、それより大きい子にはバナナ自転車が適しているでしょう。大人が大きなかご付き自転車を漕いで、かごの中に小さなお子さんを乗せることもできます。

自転車で走行可能なのは外周の太い道路のみになるので、この桜の小道には入れないのですが、サイクリング後に中の公園を散策しるのも気持ちよくておすすめですよ!

〖バタシー・パークの美しい景色〗

「バタシー・パーク」には、イギリスではちょっと珍しいイチョウの木がたくさんあります!紅葉の時期には、美しい黄金色の景色を楽しむことができますよ!

また、時期によっては可愛らしい花も咲いているため、園内を歩いているだけでも癒されます。天気が良くても悪くても、素晴らしい景色を楽しめるのが「バタシー・パーク」の1つの魅力でしょう。

〖子どもの遊び場:プレイグラウンド&アスレチック〗

「バタシー・パーク」には数か所に「プレイグラウンド」があり、一番大きなプレイグラウンドは「こちら」!

「プレイグラウンド」のすぐ側には、本格的なアスレチック「アスレチックGo Ape!」もあります。※Go Ape!は有料、価格下記参照。

「Tree Top Adventure (10歳以上)」は、10歳~15歳£28、16歳以上£36。

「Tree Top Junior (身長1m以上)」は、大人も子供も一人£21です。

アスレチックの「Go Ape!」は大人気なので予約をおすすめします!もう少し暖かくなったら園内のボートも楽しいですよ!

また、自転車レンタルショップにほど近い、小さな「プレイグラウンド」も遊びごたえがあります。本格的な食事のとれるカフェもありますよ!

〖動物園〗

「バタシー・パーク」には小さな動物園があり、子どもたちにはちょうどよい大きさ!動物にエサをあげたり、子供向けワークショップもやっていることがあります。

ライオンやゾウなどはいないですが、ワラビーやプレーリードッグなど可愛い動物たちがおり、うさぎなど小さくてさわれる小動物は、決まった時間にえさやりが体験できます。

動物園は、大人が£8.95、2歳から15歳の子供は£6.95です。少し割安なファミリーチケットや年会費を払ってお得なメンバーシップもありますよ。

〖公園のシンボル: ロンドン仏舎利塔 〗

「バタシー・パーク」のシンボルである「ロンドン仏舎利塔(パゴダ)」は、「大岡實」が昭和20年代に「日本山妙法寺」と縁を持ち、「釧路仏舎利塔」の設計を皮切りに約30年に渡って幾つもの仏舎利塔の設計に当たり、生前の最後の「仏舎利塔作品」となったものになります。

「日本山妙法寺(御師匠様/藤井日達上人)」は核廃絶・世界平和のために多数の仏舎利塔を建立しており、「大岡實」はこの「ロンドン仏舎利塔」の設計について次のように述べています。

これまでの仏舎利塔は「各々に立派に目的を果たしているが、どちらかと言えば地方的影響力を持ったものが多く、ロンドン仏舎利塔のように全欧州の反核・世界平和運動の中心的象徴と言うような普遍性をもったものは初めてと言ってよいであろう。」

そんな「ロンドン仏舎利塔」には、「降誕釈尊像」・「説法釈尊像」・「降魔成道釈尊像」・「涅槃釈尊像」など立派なお釈迦様が佇んでいます。

〖イベントを楽しもう!〗

「バタシー・パーク」では、イベントもたくさんおこなわれており、ミニ遊園地やドッグショーなどが開催されるています。

秋の目玉は11月5日の花火大会。この日ばかりは花火の使用があちこちで許可され爆竹のような花火がイギリス各地で響きわたります。ちなみにこれは、古の罪人「ガイ・フォークス」が火あぶりにされたことに由来するもので、けして日本のような風情のある花火大会ではありません。

夏には「レイクサイド・カフェ」でジャズコンサートが毎週行なわれなど、建物こそいまいちですが、味には定評があり近年人気急上昇中です!

実はこの「バタシー・パーク」のカフェ、ロンドンでも高級ブティックやお洒落なレストランが並ぶ人気のショッピング・ストリート「キングスロード」でイタリアン・レストランを成功させたイタリア人オーナーが経営しているのです。