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イギリス ロンドン ブリックレーン〖PART①〗:概要・歴史・アクセス・魅力!
更新日:2020年12月28日

こちらは、お洒落に関心のあるロンドンっ子の間で「今ロンドンで最もアツい!」と言われる「ブリックレーン(Brick Lane)」です!
「ブリックレーン」は「イースト・エンド」と呼ばれる東ロンドンのエリアにあり、手作り品やアートなどのほか、食べ物屋台も多く、定番品から個性的なものまで、オシャレなヴィンテージアイテムをリーズナブルに購入することができます。

「ブリック・レーン」北側の通り沿いや「Cheshire St.」では、日用雑貨、中古品などが激安で手に入り、少し南の「トルーマン・ビール醸造所跡地」に「サンデー・アップマーケット」や「バックヤード・マーケット」などの「屋台マーケット」が固まっており、このあたりまで含めて「ブリックレーン・マーケット」と称されます。
今回はそんな、常にアンダーグラウンドなアート、音楽、ファッションのイベントも開催され、美大生やアーティストに非常に人気な場所「ブリックレーン」について詳しくご紹介させていただきます!
【歴史】

「ブリックレーン」は、地元の煉瓦土を使用した煉瓦やタイル工場が多くあったことから15世紀に名付けられ、かつては「ホワイトチャペル・レーン(Whitechapel Lane)」と呼ばれていたようです。
「ブリックレーン・マーケット(Brick Lane Market)」がある「トルーマン市場」は、元々17世紀にはこの地域に居住していたユダヤ人コミュニティによって、宗教上の遵守であった「サンデーマーケット」が始まりだと言われております。
第二次世界大戦後、植民地から解放されたバングラデシュ人移民がこの地に流入に居住を始めましたころから、南アジアの雰囲気を持ったマーケットが徐々に形成し始めました。

このような背景から、多種多様な文化が混ざり合い、アーティスティックな街へと変化していき、バングラデシュからの移民も多いことからロンドンのカレーの聖地として知られており、美味しいカレー屋さんがたくさんあります。
現在でもこの地区を別名「カレーハウス」と呼ぶ人もおり、2000年以降はかつてロンドン最大の醸造所の1つだった「オールドトルーマン醸造所(Old Truman Brewery)」の敷地内に特定の市場が開かれ始め、現在約250の企業、商店、飲食店が展開しています。

ロンドン最大の「バングラデシュ・コミュニティ」もあり、プレートには「英語」と「ベンガル語」が併記してあります。
以前このマーケットは、盗難自転車等が取引された場所だったそうで、2010年9月のロンドン警視庁による取り締まりを実施し、100人以上の自転車盗犯人を逮捕されたなど、治安の悪いエリアとして知られていたのですが、今ではジュエリーアーティストや装飾デザイナーなどが、マーケット内で自分の製品を販売したりなど観光客にも人気の安全なマーケットとなっています。
【アクセス】
最寄駅:
・「リバプール・ストリート駅(Liverpool Street Station)」:【セントラルライン・ハマースミス&シティライン・メトロポリタンライン・サークルライン】
・「オールドゲート・イースト駅(Algate East Station)」:【ハマースミス&シティライン・ディストリクトライン】
・「オールゲート駅(Algate Station)」:【メトロポリタンライン・サークルライン】
「ブリックレーン」の最寄り駅は、【ハマースミス&シティ線】と【ディストリクト線】の「オールドゲート・イースト(Aldgate East)駅」。大型のターミナル駅である「リバプール・ストリート(Liverpool Street)駅」からも徒歩で楽にアクセスできます。

おすすめする最寄り駅は【ロンドンターミナル】の「リバプール・ストリート(Liverpool Street)駅」です。
どこの駅からでもアクセスがいい上に駅内が広くてわかりやすいです!海外の見知らぬ駅で迷いたくない方は「「リバプール・ストリート(Liverpool Street)駅」をおすすめします!
【街全体がアーティスティック!】

「ブリックレーン」周辺エリアは、何と言っても街そのものがアート!
「ブリックレーン」のメインの通りは屋台が出ていたり賑わっているのですが、エリア一体いたるところがアートですので、気が向くままに散策するのがおすすめです!
【ブリックレーンの魅了!】

「ブリックレーン」は「イースト・エンド」と呼ばれる東ロンドンのエリアにあり、手作り品やアートなどのほか、食べ物屋台も多く、定番品から個性的なものまで、オシャレなヴィンテージアイテムをリーズナブルに購入することができ、現在約250の企業、商店、飲食店が展開しています。
「ブリック・レーン」北側の通り沿いや「Cheshire St.」では、日用雑貨、中古品などが激安で手に入り、少し南の「トルーマン・ビール醸造所跡地」に「サンデー・アップマーケット」や「バックヤード・マーケット」などの「屋台マーケット」が固まっており、このあたりまで含めて「ブリックレーン・マーケット」と称されます。

マーケットの【公式サイト】によると、大きく分けて「バックヤードマーケット」・「ボイラーハウスフードホール」・「ティールームズ」・「サンデーアップマーケット」・「ビンテージマーケット」と5つのマーケットから構成されています。
〖ボイラーハウス・フードホール〗

1830年代に建造された「オールドトルーマン醸造所(Old Truman Brewery)」内の「ボイラー室(Boiler House)」を改築して2010年にオープンした「ボイラーハウス・フードホール」は、歴史的建造物でもあります。
7,700平方フィート(約710m2)のスペースがある「ボイラーハウス・フードホール」は、毎週日曜日の午前11時から午後6時までオープン。ビアガーデンで外食をしたり、ラウンジバーで大きな煙突の周りに座ったりすることができます。

「ボイラーハウス」には30以上の国際料理の屋台があり、イタリア料理、ポーランド料理、リトアニア料理、地中海料理、メキシコ料理、ペルー料理、日本料理、カリブ&アジアの融合など、さまざまな料理が楽しめます。
〖ティールームズ〗

「ティールームズ」は2009年にオープンしたお茶やコーヒー、伝統的な焼き菓子、アンティーク、シルクのクッション、家具、グッズ、手作りの商品などの品揃えが豊富なマーケットです。
土曜日は午前11時から午後6時まで営業しており、日曜日は午前10時から午後5時までとなっています。

メインショップの「ザ・ヴィンテージ・エンポリウム(The Vintage Emporium)」はメインカフェの階下にあります。「ザ・ビンテージ・エンポリアム」はビクトリア時代と1950年代の間にさかのぼるアンティークな家具や家庭用品およびビンテージの衣類とアクセサリーの店です。
「The Vintage Emporium」はパーティー会場として利用することも可能です。
〖バックヤードマーケット〗

8000平方フィート(約820m2)の倉庫だった建物を2006年に「バックヤードマーケット(Back yard market)」としてオープンしました。
芸術や工芸品に重点を置いて、多様な顧客に応えるカフェ、ブティック、そしてヘアサロンのような独立したビジネスと小売店の折衷的な組み合わせを提供した店舗が多いのが魅力です。
【基本情報】
バックヤード・マーケット(Backyard Market)
住所:146 Brick Lane, London E1 6RU
電話番号:020 7770 6028
営業時間:土曜日の11:00~18:00と日曜日の10:00~17:00
公式サイト(英語):http://www.backyardmarket.co.uk/
〖サンデーアップマーケット〗

2004年9月にオープンした「サンデーアップマーケット(Sunday Up Market)」には、200以上の屋台があるデザイナーが集う場所!ユニークな服とアクセサリーが豊富に販売されています。
毎週日曜日の午前10時から午後5時まで、ヴィンテージや手作りの服、手作りのアクセサリー、音楽、芸術品、工芸品、有機食品などの200以上の店舗が出店しています。
「サンデーアップマーケット」で販売されている商品の多くは、出店者自身によって製造されたユニークな商品。「サンデーアップマーケット」では自己申告による「新興デザイナーとオーガニック料理のためのプラットフォーム」であるため、店舗オーナーは自社製品を直接顧客に直接販売することが多いです。

・「シャルムアクセサリー」:手作りのシルバーとセミプレシャスジュエリーを専門とするショップ。
・「SPDR」:アーバン服を売るショップ。
・「Suda Jones/2T」:完全ゴムで作られた製品を製造するショップ。
・「革命の芸術」:本物のソビエトとキューバの革命時代の芸術を売っているショップ。
・「イーストエンドプリント」:30人のデザイナー、アーティスト、およびイラストレーターからのアートワークをフィーチャーしたグラフィックアートプリントを販売するショップ。
・「Vault Vinyl」:ジャズからヒップホップまで、レアで見つけにくいビニールレコードを販売するショップ。
【基本情報】
サンデー・アップマーケット(Sunday Upmarket)
住所:91 Brick Lane, London E1 6QL
電話番号:020 7770 6028
営業時間:日曜日の10:00~17:00
公式サイト(英語):http://www.sundayupmarket.co.uk/
〖ヴィンテージマーケット〗

「ビンテージマーケット」はイギリスとヨーロッパのビンテージスペシャリストが集まって構成されたマーケットです。
1920年代初頭から1990年代までの範囲の古着を扱っており、アクセサリー、ビンテージレコード、そしてユニークな古い装身具のなど幅広いアンティーク製品が販売されています。

「ビンテージマーケット」は、日曜日の午前10時から午後5時まで、金曜日と土曜日の午前11時から午後6時までオープンしています。
ロンドン中心部ですがブリティッシュらしさが無く、中東、南、東南アジア色の強いマーケットですが、ロンドンで見かけないもが多数販売されていたりするので、物珍しさを求めて多数のお客さんが訪れるとてもおもしろい場所ですよ!
【基本情報】
ヴィンテージ・マーケット(Vintage Market)
住所:85 Brick Lane, London E1 6QL
電話番号:020 7770 6028
営業時間:11:00~18:00(日曜10:00~)
定休日:月~水曜日
公式サイト(英語):http://www.vintage-market.co.uk/
〖オールド・スピタルフィールズ・マーケット〗

「オールド・スピタルフィールズ・マーケット(Old Spitalfields Market)」は、マーケットとは言うものの、大規模な改築がされ建物となっているため「イースト・エンド」というよりも「カナリーウォーフ」に近いようなショッピングセンターとなっています。
「ウエスト・エンド」よりもデザイン性の高い店や独立系の店が多いのが特徴的です。
月曜日~水曜日・金曜日は10:00~20:00、木曜日は7:00~18:00、土曜日は10:00~18:00、日曜日は10:00~17:00と毎日開催され、屋根がある場所なので雨の日でも楽しめますよ!
【基本情報】
オールド・スピタルフィールズ・マーケット(Old Spitalfields Market)
住所:16 Horner Square, London E1 6EW
電話番号:020 7375 2963
営業時間:10:00~20:00(土曜~18:00、日曜~17:00)
定休日:なし
公式サイト(英語):https://oldspitalfieldsmarket.com/
〖コロンビアロード・フラワーマーケット〗

「コロンビアロード・フラワーマーケット(Columbia Road Flower Market)」は、毎週日曜8:00~15:00に、名前が冠するように花も買えるマーケットです。
こじんまりとしていますので、落ち着けるマーケットになっています。

いかがでしたでしょうか。
ファッションの街として名高いロンドンですが、その中でも「ブリックレーン」は特に注目を集めている場所!
様々な国の移民が住んでいたこと、このエリアでの産業の名残り、そして90年代くらいから増えたファッションやアートのエッセンス。そんな文化が混じり合い、強烈に主張しあっているところがブリック・レーンの魅力。
ヴィンテージショップからおしゃれなカフェ、レコードショップまで、カルチャーの発信となっているショップが沢山あります。
ロンドン市内の中心からは少し離れていますが、ロンドンのカルチャーを垣間見るためにぜひとも足を運んでみたい、面白いエリアです。

「ブリックレーン」を訪れる場合は「フードマーケット」や「ブリックレーン・マーケット」が開かれる土日が断然おすすめです!「コロンビアロード・フラワーマーケット」にも行かれる場合は日曜がいいでしょう。
またこのエリアは、昔はあまり治安が良くなかったらしく、現在では多くの若者やマーケットで人が集まりますが、夜は用事がなければあまり一人で出歩かない方が良いでしょう。
続きの記事【PART②】では、「ブリックレーン」のおすすめお洒落ショップ・グルメについて詳しくご紹介しています。是非ご覧ください!
続き【PART②】はこちらから!☛イギリス ロンドン ブリックレーン〖PART②〗:おすすめお洒落ショップ・グルメ18選!【ショップ・グルメ】
【基本情報】
ブリックレーン(Brick Lane)
住所:Brick Ln, Spitalfields, London E1 6QR イギリス
アクセス:
最寄駅:
・「リバプール・ストリート駅(Liverpool Street Station)」:【セントラルライン・ハマースミス&シティライン・メトロポリタンライン・サークルライン】
・「オールドゲート・イースト駅(Algate East Station)」:【ハマースミス&シティライン・ディストリクトライン】
・「オールゲート駅(Algate Station)」:【メトロポリタンライン・サークルライン】
公式サイト:http://www.bricklanemarket.com/
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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