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イギリス ロンドン ミレニアム・ビレッジ

更新日:2020年12月28日


こちらは、「テムズ川」にかかる歩道橋「ミレニアム・ブリッジ(Millennium Bridge)」です!

「ロンドン・アイ」と並ぶ、イギリスの「ミレニアムプロジェクト(2000年記念事業)」のプロジェクトの一つで2000年6月に完成。当初、想定以上に橋が揺れたため一旦閉鎖され、補修工事を行い2002年2月に現在の形で開通しました。

橋の北岸には「セント・ポール大聖堂」、南岸には「テート・モダン」や「シェークスピア・グローブ座」があり、徒歩でサザークとシティ周辺を行き来できる便利な手段です。

周辺にフォトジェニックな景色が広がり、橋からロンドンの眺めをぐるりと楽しめるのはもちろん、北側の「セント・ポール大聖堂」をバックに記念撮影ができるスポットとして観光客に大変人気があります。

数々の映画やドラマのロケ地としても使われ、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の冒頭でも観ることができ、ポタリアンの方の聖地巡りにもおすすめ!

夜はライトアップされ、美しい夜景を楽しめるので、機会があればぜひ訪れたい所です。

【ミレニアム・ブリッジについて:ロンドンゆらゆら橋事件】

「セントポール・大聖堂」と「テート・モダン」をつなぐモダンでおしゃれな観光名所「ミレニアム・ブリッジ」。

1世紀ぶりに「テムズ川」にかかったこの橋は、その斬新な姿や開通当初の横揺れ事件など、話題に事欠かない存在です。

「セント・ポール大聖堂」から対岸の「テート・モダン」までを結ぶ長さ325mのこの歩行者専用橋は、2000年の「ミレニアムプロジェクト」によって建造。著名な建築家「ノーマン・フォスター卿」と彫刻界の大家「アントニー・カーロ」がデザインしたことで話題になりました。

この橋に込められたコンセプトは、「優雅な剣、光の翼」。約33億円の建造費をかけて鳴り物入りで登場した「ミレニアム・ブリッジ」も、今日ではロンドン市民の散歩道としてすっかり定着していますが、開通当初に起きた横揺れ事件は世界中でニュースとなりました。

実はこの「ミレニアム・ブリッジ」、開通初日の2日後に急遽閉鎖され、その後2年間にわたって通行禁止だったのです。

「テムズ川」に橋がかかるのは「ロンドンブリッジ」以来、実に1世紀ぶりの2000年6月10日「ミレニアム・ブリッジ」が開通しました。

当時オープンしたばかりの「テート・モダン」の人気もあり、8万人から10万人の人々が橋に殺到したといいます。

そしてちょうどその日は一日中強風が吹いており、そんな中歩行者数の制限も特に行われないまま、大勢の人々が橋を渡り始めます。

その結果何が起きたか、、、「ミレニアム・ブリッジ」が突然大きく揺れ始めたのです。

歩行中の人々はパニックに陥り、手すりにしがみついたり、 気分が悪くなって引き返したりしました。

振れ幅数センチにも及ぶ原因不明の横揺れはその後もおさまらず、6月12日、開通からたった2日で「ミレニアム・ブリッジ」は閉鎖されることになります。その後原因を調査し、さまざまな対策工事が完了した2002年2月22日、橋の通行が再開されることとなりました。

ミレニアムブリッジは前評判が良かっただけにこのハプニングはロンドンを騒がせ「webbling bridge(ゆらゆら橋)」。皮肉好きなロンドン市民から、早くも不名誉なアダ名をもらってしまいます。

ちなみに設計者の「フォスター卿」は、「ゆらゆら卿」と呼ばれるようになってしまいました。

その後の対策工事によって横方向の揺れを吸収するダンパーで橋が補強されたため、現在はかつてのように揺れることはありませんが、一体この横揺れ事件の原因は何だったのでしょうか。

設計に問題があったのか。あるいは欠陥工事だったのか。設計構造に関わった人々は実績ある著名な建築家と世界でも有数の設計コンサルタント会社です。

そんな彼らでも予測できなかったのは、なんと橋の揺れ。実はそこには人間の心理学的な要因が影響していたのです。

「共振」という現象をご存知でしょうか。人が橋の上を歩くとき、少しだけ横方向の力が橋に作用します。

大勢の人が「たまたま」歩調を合わせると、それによって橋が少し横揺れします。そうすると人々はその横揺れに合わせて歩き出します。

最終的には橋の横揺れと人々の歩調が同期し、共振して大きな横揺れになってしまうのです。この「共振作用」が横揺れ事件の真相だとされています。

ですが、大勢の人が「たまたま」歩調を合わせて歩くことなどあるのでしょうか。実は、人は混雑した状況ではお互いにぶつからないように自動的に歩調を合わせる性質があるそうです。

著名な建築家でも予測できなかった10万人の歩調の同期。それが横揺れ事件の原因だったのです。

〖まとめ〗

【事象】:

2000年6月10日、「テムズ川」に歩行者専用の橋として、 1,820万ポンド(約33億円)をかけて建設された「ミレニアム・ブリッジ」が開通。 開通後、多くの人々がこの橋を渡りに来ましたが、歩行者により橋桁が横に揺れ その振幅が数センチに達したため、危険という判断が下され開通2日後に閉鎖。

【経過】:

2000年6月10日「テムズ川」をはさみ、 対面する北岸の「セントポール・大聖堂」と南岸の「テート・ モダン現代美術館」を一直線に結ぶ歩行者専用の 「ミレニアム・ブリッジ」が開通。オープンしたての 「テート・モダン現代美術館」の爆発的な人気も手伝って、 8万人から10万人の人々が橋に殺到。その日は一日中強風が吹き荒れており、また歩行者数の制限も特にないまま、大勢の人々が通行を開始。 その結果、突然横揺れ状態(最大70mm程度)になり、 歩行中の人々はパニックに陥り、手すりにしがみついたり、 気分が悪くなって引き返したりしたのです。 開通2日後の6月12日に閉鎖し、 原因調査を開始、対策後2002年2月22日に通行を再開。

【原因】:

横揺れ発生のメカニズムは、人が橋の上を歩行するときに発生する少しばかりの横方向の力 (1人の場合約10N)が、橋に作用。大勢の人がたまたま歩調を合わせると、それによって橋が少し横揺れを起こし、人々はその横揺れに合わせて歩き出し、ついには橋の横揺れと人々の歩調が同期し、 共振して大きな横揺れになってしまったのです。デザイン的には素晴らしい橋でしたが、橋の横剛性が低すぎる設計だったのです。

設計した「Arup社」は、この横揺れは「ミレニアム・ ブリッジ」特有のものでなく、横周波数1.3Hz以下の橋で、 ある人数以上の歩行者がおれば、他の橋でも起こりうるとしています。そして、調査の過程の話として「ミレニアム・ ブリッジ」と構造が全く違う、1975年「オークランド・ハーバーブリッジ」での、 歩行による横揺れのビデオを発見。しかし、その現象は広く公表されていなく、 橋梁の専門家の目に触れていないとしています。

【対処】:

当初、歩行人数が制限されましたが、依然横揺れは解決せず原因は不明のままでした。「ミレニアム・ブリッジ公団」側は 「安全性に対し問題はない」としながらも、開通2日後の6月12日に橋を閉鎖し、 原因調査に乗り出すことに。設計を担当した「Arup社」が、 対策プロジェクトを編成して調査を開始。 その後、500万ポンド(約9億円)をかけて衝撃吸収材などを用いた補修工事が行われました。

【対策】:

対策案としては、橋の剛性を上げて、 歩行のステップと共振しないようにすること。 およびダンパーを追加しエネルギーを吸収することの2つの方法が検討され、共振を逃げるため剛性を高めるには多くの補強が必要なこと、 外観が大幅に変更してしまうことなどの理由により、 ダンパーの追加案を採用。横方向の動きを吸収するダンパーは、 粘性ダンパーが採用されました。

また、歩調を揃えた兵隊などによる、 垂直方向の共振防止としてのダンパーも、念のために追加。 なお、兵士の行進によるつり橋の落下事故は、 1831年イギリスで・マンチェスター郊外「アーウィン川」での事故と、 1850年フランス・アンジュールの「メーヌ川」での事故が有名。 対策には、500万ポンド(約9億円)の費用と最大約2,000人の揺れテストなどが行なわれ、 2002年2月22日再度開通しました。

【ミレニアム・ブリッジ周辺:おすすめ観光スポット!】

テート・モダン

こちらは、20世紀以降のアート作品が集まった近現代美術館「テート・モダン」です!

ロンドンのテムズ川沿いに建つ「テートモダン」は、「ピカソ」や「ダリ」をはじめとした有名画家から、今をときめくアーティストまで様々な作品を見ることができます。

かつては発電所だった建物を利用しているため、巨大な吹き抜けの「本館・ボイラーハウス」など建物自体も見どころとなっています。

また「新館・スイッチハウス」には、街が一望できる無料展望台もあるので忘れずにチェックしてみて下さい!

展示は年代別ではなくテーマ別になされているため、突然「ピカソ」や「ダリ」といった見どころの絵が出現します!うっかりしているとお目当ての作品を見逃すので気を付けて下さい。

「テート・モダン」内は「カフェ」や「レストラン」、「バー」が充実しています。

歩き疲れたらふらっと立ち寄って、食事やお茶が楽しめるので嬉しいポイント!特に人気が高いのが、「テート・モダン」最上階のレストランです。

お茶や食事、お酒をいただきながらロンドンの街並みを一望できるため、人気の高いスポットとなっています。

【基本情報】

テート・モダン

住所:Bankside London SE1 9TG United Kingdom

電話番号:+44 (0)20 7887 8888

メールアドレス:visiting.modern@tate.org.uk

料金:無料(寄付制)

※特別展示は有料

オーディオガイド:日本語なし £4

開館時間:

日曜日~木曜日:10:00~18:00(最終入場 17:15)

金曜日・土曜日:10:00~22:00(最終入場 21:15)

閉館日:12月24日~26日

アクセス:

①.「テムズ川」の南側にある最寄り駅「サザーク(Southwark)駅」から歩く。

②.「テムズ川」北側の「ブラックフライアーズ(Blackfriars)駅」・「セントポールズ(St. Paul’s)駅」・「マンションハウス(Mansion House)駅」のいずれかで下車し、橋を渡って行く。

公式サイト:http://www.tate.org.uk/visit/tate-modern

シェイクスピアズ・グローブ

こちらは、ロンドンで活躍した劇作家で詩人の「ウイリアム・シェイクスピア」の名作の多くが初上演された劇場「シェイクスピアズ・グローブ」です!

イギリス、ロンドンといえば、あの演劇作家として有名なシェイクスピアを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

近くにある「テート・モダン」の重厚なレンガ作りとは対称的に、小さくてかわいい白い建物がこの劇場で、木造円筒形の建物は「シェイクスピア」が活躍したエリザベス朝当時のものを再現しています。

1階は土間の立ち見席、2~3階が桟敷席になっており、偉大な劇作家が多くの傑作を著わした建物の再現物として生まれた「野外劇場」になります。

「グローブ座」では、1年を通じて多くの「常設展示」と「特別展示」がギャラリーで催されています。

「展示コーナー」は受付がある建物内1F。当時の「グローブ座」の構造、劇で使用された衣装や楽器、「シェイクスピア」の生涯などについて知ることができます。