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イギリス ロンドン ロイヤル・アルバート・ホール

更新日:2020年12月28日


こちらは、「音楽の殿堂」とも呼ばれるロンドン最高峰のコンサートホール・「ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)」です!

「ヴィクトリア女王」の夫・「アルバート公」に捧げられた劇場で、毎年夏にBBCが主催する「ヘンリー・ウッド・プロムナード・コンサート(通称プロムス)」の会場としても有名です。

8000人を収容できる大規模な円形劇場で、その円周は224メートル、ホール天井の高さは41メートル。赤レンガとテラコッタで造られた独特の重厚な外観は、一度見ると忘れらない印象を残します。

そのステージは、「バレー」・「オペラ」・「クラシック」・「ロック」・「ポップス」のアーティストたちによって優雅に彩られ、英国の建築や文化の中で特別な位置を占めています。

今回はそんな、「ロイヤル・アルバート・ホール」について詳しくご紹介させていただきます!

【歴史】

「ロイヤル・アルバート・ホール」は「ヴィクトリア女王」の夫・「アルバート公」に捧げられた劇場で、1871年に設立、オープン以来「クラッシック」から「ロック」や「ポップス」まで様々なジャンルのコンサートが催されているほか、ボクシングやレスリング、テニス等のスポーツイベントが開催されることもあります。

1840年に「ヴィクトリア女王」と結婚した「アルバート公」は、ドイツ出身だったため今一つ英国民に受け入れらず、1851年にロンドンの「ハイドパーク(Hyde Park)」で開催された「万国博覧会(Great Exhibitionsークリスタルパレス(水晶宮:Crystal Palace)も建設された)」を指揮し、大成功に導いたことによって「アルバート公」は遂に英国民に認められました。

しかし、1861年12月14日「腸チフス」が原因で42歳の若さで死去してしまいます。

そんな「アルバート公」に捧げるため、「ケンジントン・ガーデンズ」内に「アルバート公記念碑(Albert Memorial)」を設置する計画が進んでいたのですが、それとは別にその反対側の地に「演劇場」を建設する話が持ち上がったのです。

「万国博覧会」で得た収益金を主に使用し必要な土地が収用され、1867年4月「ヴィクトリア女王」の承認の下、同年5月に建設工事が開始されました。

設計者は「王立兵団(Corps of the Royal Engineers)」の「フランシス・フォーク大尉」:【ヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)」や「チズックハウス(Chiswick House)等の設計も担当】と「ヘンリー・ヤング・ダラコット・スコット少将」の2人で、建設自体は「ルーカスブラザーズ(Lucas Brothers)」によって施工されました。

そして、「ヴィクトリア女王」出席の下、1871年3月29日に開場。計画当初は「Central Hall of Arts and Sciences」という名前でしたが、「アルバート公」に因んで「Royal Albert Hall of Arts and Sciences」と命名。ホールの向かい側には「アルバート公」の「記念碑」も建造されています。

そんな「ロイヤル・アルバート・ホール」は近年、1969年から20年間にわたって「ミス・ワールド世界大会」の会場として使われたほか、1991年には日本の「大相撲」の公演も行われました。

また、「ビートルズ」や「ローリングストーンズ」、「レッド・ツェッペリン」、「ボブ・ディラン」、「アデル」らの大物アーティストが歴史に刻む名演を行っており、日本人では歌手の「布袋寅泰」さんが「夢の一つはいつか叶えると自分に誓った聖地ロイヤルアルバートホールでのライブ。実現にはまだまだ遠い」と2011年に語っており、2016年にイタリア人アーティスト公演のスペシャルゲストとして出演を果たしています。

このように、音楽と劇を楽しむために今でも多くの人々に愛されており、世界最大のクラシック音楽祭である「Proms」もこの「ロイヤル・アルバート・ホール」で毎年行われているのです。

【ロイヤル・アルバート・ホール:基本情報】

〖住所〗

Kensington Gore London SW7 2AP

〖アクセス〗

「ロイヤル・アルバート・ホール」は、北側に芝生の美しい「ハイドパーク」、南側には世界の名門理系大学である「インペリアル・カレッジ・ロンドン」、さらには音楽で有名な「ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック」と芸術学校の「ロイヤル・カレッジ・オブ・アート」に挟まれてた場所に位置しています。

ロンドンの中心部ですので、「電車(ピカデリー線、ディストリクト線、サークル線)」・「バス」・「タクシー」の交通アクセスも便利です。

【電車】

最寄の駅:「サウス・ケンジントン駅(South Kensington station)」=「Piccadilly線, Circle and District 線(ゾーン 1)」

「ロイヤル・アルバート・ホール」は、ロンドン中心部の「シティー・オブ・ウェストミンスター区(City of Westminster)」内にあり、地下鉄「ハイドパーク・コーナー駅(Hyde Park Corner Tube Station)」から地下鉄「ハイストリート・ケンジントン駅(High Street Kensington Tube Station)」へ向かって西に延びる「ケンジントン・ロード(Kensington Road)」を挟んで、「ケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens)」の南側に建っています。

「グローセンター・ロード駅(Gloucester Road station)」・「ハイストリート・ケンジントン駅(High Street Kensington)」からも歩いて行けます。

【バス】

最寄りのバス停:「9」・「10」・「52」・「70」・「360」・「452」

〖休館日〗

・1月1日

・2月3日

・2月10日

・4月7日〜4月14日

・5月6日〜5月8日

・6月1日

〖ロイヤル・アルバート・ホール・ツアー〗

世界のミュージシャンが憧れる「ロイヤル・アルバート・ホール」の内部を見るには、ここで開催されるコンサートなどを鑑賞するほかに、ガイドツアーに参加する方法があります。

驚異的かつ象徴的なこの建物を通り、公認慈善事業としての建築、王室の後援、比類ない上演歴と作品について学んでください。

オーディトリアム、ギャラリーおよび女王専用スイート、王の化粧室を含むハウスエリア正面をすべて巡ります。ツアーは南玄関の12扉から出発し、所要時間はおよそ1時間前後です。

※ツアーはすべて英語です。

ツアーは30分ごとに出発し人数制限があります。昼間もイベントが開催される日を除き、日中10時から16時までのあいだ、30分から1時間ごとに開催されていますので、あらかじめホームページで開催スケジュールを確認してから足を運びましょう!

ウェブサイトや電話での事前予約をおすすめしますが、定員に空きがあれば「ボックス・オフィス」で当日券も購入可能です。

【チケット入手方法】

・直接劇場に行く

・電話で予約する

・公式サイトからオンライン購入する

・チケットエージェンシーに頼む

・安売りチケット屋で買う

【チケット予約】

窓口:毎日AM9:00 ~ PM9:00 (Door 12)

電話予約:+44 (0)20 7589 8212

公式サイトからの予約:http://www.royalalberthall.com/

【ツアー日程・注意事項】

・毎日運行

・ご予約前にご希望時間を選択して下さい。

・リハーサルスケジュールにより出発時間が異なる場合があります。

・ツアーは幼いお子様向けではないため、7歳未満のお子様には推奨されませんがお子様のご参加自体は可能です。

・幼児および乳児は、保護者が抱きかかえる場合はツアーに参加できますが、「BBCダンスパーティー・シーズン中」には、「リハーサル・スケジュール」の都合上参加できない場合があります。

・ホールでは、現在2021年の150周年に先立つ刷新と拡張工事が行われています。外部は工事中ですが、ホール内部はかわらず素晴らしく「イベント」・「ガイド付きツアー」・「教育ワークショップ」・「ランチ」および「アフタヌーンティー」は通常通り行われています。

〖料金〗

【イベント】:

イベントによる異なります。

【各種ホール見学ツアー】:

・グランドツアー(GRAND TOUR): £12.25~

・シークレット・ヒストリー・ツアー(SECRET HISTORY TOUR):£12.25~

・バックステージ・ツアー(BEHIND THE SCENES TOUR):£15.25~

・建物見学(INSIDE OUT TOUR):£12.25~

・アフタヌーンティー付き:£35.25~

・ランチ付き:£24.75~

・コーヒーモーニング付き:£15.75

〖座席・鑑賞のマナー〗

「クラシックコンサートに行く」のにどんな服装で訪れたら良いのでしょうか?

結論からいえば、Tシャツや短パン、ゴムぞうりといった「あまりにラフな格好」でもなければ問題にされることはありません。

実際に出かけてみると、地元の人々はいたってラフな格好です。

【BBCプロムナードコンサート(Proms)】

「BBCプロムナードコンサート:通称プロムス(Proms)」は、毎年7月中旬~9月中旬(2015年は7/17~9/12)の約2ヶ月間にわたり、「ロイヤル・アルバート・ホール」をメイン会場に行われる世界最大のクラシック音楽の祭典。

プロムスの正式名称は「ヘンリー・ウッド・プロムナード・コンサート」。指揮者の「ヘンリー・ウッド」が、「普段クラシック音楽を聴く機会が少ない人達にも、気軽に一流音楽に触れる機会を」と、1895年に始めた公演が始まりました。

当初はロンドンの「ランガム・プレイス」にあった「クイーンズ・ホール」で行われていましたが、「第二次大戦中」の1942年から現在の「ロイヤル・アルバート・ホール」に会場が変更され今に至ります。

現在は国営放送の「BBC」が運営し、スポンサーも付きロンドンの夏の風物詩とも呼べる一大イベントとなっています。

7月半ばから2ヶ月の間毎日開催、演奏項目は日替わりでその人気はなんといっても良心価格設定のチケットにあります。毎公演、ステージ前のグラウンドフロアと最上階のギャラリーが立ち見設定となり、このスタンディング・チケットの販売は当日券のみ、値段はなんと£5と破格の値段。

演奏される曲や出演者によっては、前日から当日券購入ための徹夜組が並ぶこともあるほど。このチケットの販売は開演2時間前から。夏季にロンドンを旅行する機会があったら、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

この8週間に及ぶクラシック音楽コンサートは、最終夜「ザ・ラストナイト・オブ・ザ・プロムス」で最高潮に達し、世界中でテレビ放送され、更には「ハイド・パーク」にて、「ロイヤル・アルバー