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イギリス ロンドン 大英博物館:見どころ18選!基本情報・施設案内・アクセス・お土産まで徹底ナビ!

更新日:2020年12月28日


こちらは、ロンドンの数あるミュージアムの中でも王道中の王道「大英博物館」です!

大英帝国最盛期の18世紀から19世紀にかけて世界各国から集められた、貴重な発掘物や美術工芸品など約800万点をも収蔵する世界最大級の博物館です!

ロゼッタストーンやパルテノン神殿の彫刻など、最高級の本物の発掘品が集まっており、大英博物館を一周すれば世界史の大半がカバーできると言っても過言ではないほど充実しています。

今回は、これだけは絶対に押さえておきたいという「大英博物館」の見どころを20点に厳選しました!

また広い博物館を効率良く見学するには、あらかじめ館内施設やポイントを押さえておくことが大切です。アクセス・開館時間・所要時間・入場料・見取り図・お土産など、実際に訪れて分かった大英博物館の情報を詳しくご紹介させていただきます。

【大英博物館の基本情報】

〖歴史〗

「大英博物館」の古今東西からなる貴重な展示は、中世から力を持ち、産業革命後急速に成長した大英帝国のできる業です。

その歴史的価値ある品々の多くは、戦争や植民地からの略奪品とされており、「大英博物館」の展示物の起源は、古美術収集家の医師「ハンス・スローン」の収集品です。

医師でありながら、個人としては当時最大の博物学的収集品を持つ収集家であった「スローン」は、遺言で、収集した美術品や稀覯書8万点の収蔵品を、一括管理し一般人利用することを指示しました。

「イギリス議会」は、国に所有されていた「コットン蔵書」と売りに出されていた「ハーレー蔵書」を合わせて収容する博物館を設立することを決定。

1753年に設立され、1759年1月15日に一般公開が始まりました。

1823年に「ジョージ4世」が父親から相続した蔵書を寄贈したことを契機に、今の「キングズライブラリー」が増設され、1857年には「大英博物館」を象徴する建造物となっている円形閲覧室が中庭の中央部に建設されました。

〖アクセス〗

「大英博物館」はロンドン中心部「ソーホー」や「コヴェント・ガーデン」の北部に位置しています。

「大英博物館」へは、以下4つの地下鉄駅から徒歩でアクセスできます。

博物館のメインゲートに近い駅は、「ノーザン線」と「セントラル線」が乗り入れる「トッテナムコートロード駅」、「ピカデリー線」と「セントラル線」の「ホルボーン駅」になります。

・「トッテナムコートロード(Tottenham Court Road)駅」から徒歩5分

・「ホルボーン(Holborn)駅」から徒歩5分

・「ラッセルスクエア(Russell Square)駅」から徒歩10分

・「グージストリート(Goodge Street)駅」から徒歩10分

「メインゲート」に一番近いのは、「トッテナム・コート・ロード駅」になります。

〖入場料〗

「大英博物館」は入館無料です。ロンドンの美術館・博物館は基本的に無料のところが多く、維持・管理のために2〜5£の寄付が推奨されています。

寄付箱へ寄付するか、館内のカフェやショップを利用して、博物館に貢献するのが良いでしょう!

また、入館時にはセキュリティのために係員にバッグの中身を見せる必要があります。

「大英博物館」の門をくぐったら、人の流れに乗って左手にお進みください。そこにセキュリティチェックのためのスペースが設けられています。

なお、持ち込み可能なバッグの最大サイズは40x40x50cm。スーツケースなどの大きな荷物を持って入ることはできず、クロークでも預かってもらえないのでご注意ください。

〖開館時間・休館日〗

「大英博物館」は毎日開館しています。

開館時間:10.00〜17.30(金曜は10:00~20:30)

※一部のギャラリーは、閲覧時間が短時間の予告で制限される場合があります。

※毎金曜日は開館時間を延長している展示室もあります。

休館日:1/1、12/24、12/25、12/26

〖オーディオガイド〗

貸し出し:7£

貸し出し場所:入口正面

言語:英語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、アラビア語、ロシア語、日本語、中国語の10カ国語

利用時間:毎日10:00~16:30 (金曜は19:30まで)

※ 貸出料金の他、端末の返却保証としてパスポート、運転免許証、クレジットカード等の身分証明書の一時預けが必要となります。

大英博物館の展示物は歴史的・文化的価値が極めて高いものの、解説なしでは理解しにくいものが多いため、日本語ガイドを利用するのがおすすめです!

2時間以上かけてじっくりと鑑賞したい人向けとなっていますので、英語が得意な人は、英語の無料ツアーやギャラリートークを利用すると良いでしょう。

入り口を抜けると「グレート・コート」と呼ばれる美しいホールが広がっており、左手にある、入り口から最も近いデスクでは有料の「カラーマップ(2ポンド)」や詳細な「ガイドブック」が販売されています。

反対方向の右手にむとラックがあり、こちらでは無料の白黒マップを入手できますが2ポンドの寄付が推奨されているため、同じ金額を払うならば有料のカラー版の方がおすすめです!

そして、「グレート・コート」の左手にさらに進むと、ここに「オーディオガイド」が借りられるコーナーがあります。

大英博物館公式サイト・ツアー紹介ページ(英語)

〖所要時間〗

「大英博物館」には15万点以上もの展示物があるため、どれだけ見学するかによって所要時間は変わってきます。

一番人気の「ロゼッタストーン」周辺だけを見るなら1時間くらいから、おすすめの見どころ20選を回るなら3時間くらいが目安です。

博物館全体をサッと見て回るなら5時間くらい、じっくりと見て回りたい方は丸1日がかりとなります。

また、「大英博物館」はロンドン有数の観光スポットなので、平日・休日問わずいつも混雑しています。見学におすすめの時間帯は、比較的空いている朝一番または夕方頃で、夜8時までオープンしている金曜も狙い目です。

〖写真撮影について〗

「写真撮影」に関しては常設展示室では撮影が許可されていますが、特別展は撮影不可です。

フラッシュ撮影と三脚の使用は禁止されています。

〖バリアフリー情報〗

「グレートラッセル通り」に面している「大英博物館」の正面入口には、両側に手すりの付いている階段があります。

階段の左右には車椅子用のエレベーターもあり、必要であればベルを鳴らして係員を呼ぶことも可能です。

「モンタギュー・プレース」に面した北入口に階段はなく、館内各階に通じるエレベーターが設置されています。

博物館前庭の駐車スペースは、体の不自由な見学者のためにのみ用意されていますので、利用する場合は、インフォメーション・デスク 44(0)20 73238299にて、電話で自動車登録番号、製造元、車種などとともに見学日を伝えて申し込みます。

【大英博物館:施設案内・館内マップ】

正面入口は「グレート・ラッセル・ストリート」に面しており、「ファサード」はギリシャ神殿風の威風堂々とした佇まいです。

大英博物館の顔の羊の角のような飾りが特徴的なイオニア式建築の入口から、門を入って左手に進むと、セキュリティチェックがあります。

上記でも述べた通り、館内には40×40×50cmを超えたサイズの荷物、スーツケースは持ち込めないので注意して下さい。手荷物検査を終えたら、正面入口から入館します。

入館するとすぐ左手に「クロークルーム」があります。「クロークルーム」は、正面入口と北入口の2か所にあり、料金は1点につき£1.50(最大8kgまで)、傘1本は£0.50です。折り畳み式のベビーカーは無料で預かってもらえます。

正面入口から直進すると、「グレートコート」というガラス屋根の広いホールに出ます。

イギリス建築界の巨匠「ノーマン・フォスター」氏によって、2000年に完成した無柱のガラス屋根で有名な「グレートコート」には、見学の起点となるポイントが集まっており、インフォメーションやオーディオガイドカウンター、お土産ショップ、カフェなどがあります。

右手に、インフォメーションカウンターと無料の館内マップ(£2の寄付金制)が置かれたラックがあり、すぐ隣には特別展のチケット売り場もあります。

左手に、大英博物館ガイドブック(£6)とカラー版の館内マップ(£2)が購入できるカウンターがあり、ガイドブックは日本語版もあるので、展示物の歴史・文化について詳しく知りたい方は活用するといいでしょう。

そして、そのすぐ隣にはオーディオガイドカウンターがあり、日本語を含む10言語に対応したオーディオガイドを貸し出しています。料金は1台£7(19歳未満と60歳以上は£6)、借りる際はパスポートまたはクレジットカードが必要です。

オーディオガイドは人気なのでカウンターには絶えず行列が出来ていますが、朝一番に行くとあまり並ばずに借りられますよ。

オーディオガイドカウンターの横には、「グレートコート」のシンボルであるライオン像が立っており、他にもカフェ・レストランが3軒あります。

館内では無料Wi-Fiが利用できるので、休憩しながらゆっくり見学するのもいいでしょう。

コートカフェ:土曜~木曜9:00~17:30、金曜9:00~20:00

グレートコートレストラン:ランチ11:30~15:00、アフタヌーンティー15:00~17:30、ディナー(金曜のみ)17:30~20:30

ピッツェリア:11:00~17:00

また、コートカフェの隣には「キングスライブラリー(ルーム1)」という「ジョージ3世」のコレクションを収めた展示室があり、当時の豪華な内装も復元されているので要チェックです!

「大英博物館」のフロアは、「地下階(レベル-2~-1)」・「地上階(レベル0~2)」・「上階(レベル3~5)」に分かれています。主な展示物は、地上階の「レベル0」と上階の「レベル3」にあります。

地上階は「グレートコート」を囲むように展示室が配置されており、「古代エジプト」・「ギリシャ」・「ローマ」・「中近東」・「南北アメリカ大陸」の展示物を見ることができます。

1番人気の「ロゼッタストーン」は、「グレートコート」の左手にある「ルーム4」で展示されています。

上階では「古代エジプト」の「ミイラ」のほか、「ヨーロッパ」や「中近東」の展示物を見ることができ、「グレートコート」中央にある階段を上ると、「グレートコートレストラン」があります。

【大英博物館で必ず見ておきたい展示品18選!】

〖ロゼッタストーン(ルーム4)〗

まずは、「大英博物館」を代表する「石碑・ロゼッタストーン」からスタートしましょう!

「グレート・コート」の左手からギャラリーに入るとすぐ正面にあり、そこには常にカメラを手にした訪問者の人垣ができています。

これはエジプト考古学史上で最大の発見と言われています。エジプトで紀元前2世紀に作成され、西デルタ地方で18世紀末に発見された「ロゼッタストーン」には、「ヒエログリフ」・「デモティック」・「ギリシャ文字」という3種類の「エジプト古代文字」が刻まれています。

解読不能と言われた「ヒエログリフ」でしたが、19世紀にフランス人学者の「シャンポリオン」がその解読に成功し、「ロゼッタストーン」からは、ヨーロッパの人々の古代エジプトへの憧れとロマンが強く感じられます。

「ナポレオン」がエジプト遠征時に、「ナイル川」の河口の町で発見したことでも有名ですよね。

「大英博物館」の最大の見どころはこの「ロゼッタストーン」を中心とするエジプト部門。時間の許す方は「ラムセス2世の胸像」など、この周辺の展示物もぜひごゆっくりお楽しみください!

〖ラムセス2世の胸像(ルーム4)〗

「ロゼッタストーン」から右手に進むと、また人だかりが出来ている場所があります。

これは「エジプト第19王朝のファラオ・ラムセス2世」の胸像で、紀元前1250年頃の古いものですが、とても綺麗に顔が残っています。

古代エジプトの歴史の中で最も有名なファラオ「ラムセス二世」は、「エジプト新王国第19王朝」のファラオとして24歳で即位し、66年間もの間、統治を続けていた泣く子も黙る権力者で、111人の息子と、69人の娘がいたと言われています。

この大きな胸像は、高さ2.67m、重さが7.25トンもある花崗岩で作られ、紀元前1250年頃の物と推定されています。

表向きは探検家、実際はイギリスのスパイとしてエジプトに入ったイタリア人の「ジョヴァンニ・バティスタ・ベルツォーニ」によって、1818年に「ラムセス二世」の葬祭殿からイギリスに運び出されました。

胸像の右胸に開いている穴は、「ナポレオン」が「エジプト遠征(1798年~1801年)」にフランスに持ち帰ろうと試みた際に付いたと言われています。

結局、搬送は困難を極めたため断念し、フランスに届くことはありませんでしたが、もし「ナポレオン」が持ち帰っていたら今頃は「ルーブル美術館」に置かれていかもしれませんね。

〖ゲイヤー・アンダーソンの猫(ルーム4)〗

「ラムセス2世像」の右斜め後ろには、「ゲイヤー・アンダーソンの猫」という名のブロンズ像があります。

作者不詳・台座付きで42cm・エジプトの女神「バステト」の化身とされる猫をかたどったもので、耳と鼻には金の装飾が施されています。

胸と額には「スカラベ」のお守りのタトゥー、首輪代わりの「ホロス神の目」が描かれた銀の護符があり、当時のエジプトでは「猫」は「太陽神ラーの娘」、「豊穣の女神・バステト」の化身とされ、神に近い聖なる動物として彫像にもなり、死後は「ミイラ」にされ神殿に奉納されたりもしました。

「大英博物館」の数ある所蔵品の中でも最も人気のあるものの一つで、その愛くるしい見た目から「バステト」のぬいぐるみはお土産としても人気です!

〖アッシリアの守護獣神像(ルーム10)〗

「アッシリア」とは紀元前に隆盛を誇った現在のイラク北部エリアの呼称。中近東の発掘品がある「ルーム10」には、大きな1枚岩から作られた「アッシリアの守護獣神像」があります。

1枚岩で作成された像は「ラマッソス」と呼ばれ、宮殿の門に魔除けとして置かれていたもので、頭は神の王冠をかぶった人間、胴体は大きな翼が生えた雄牛というユニークな像です。

あごには立派なヒゲをたくわえており、正面から見ると脚が2本、真横から見ると脚が4本、合計で5本の脚をもっています。

すぐ隣にあるレリーフには、「有翼鷲頭聖霊像(鷲の頭を持った人間と翼を持った人間)」が描かれています。

博物館内で一番大きな展示物で、見逃すことはない、当時の職人の腕をうかがい知れる展示品です!

〖アッシリア王のライオン狩りのレリーフ(ルーム10)〗

「ルーム10」でもう1つ注目なのが、「アッシリア王のライオン狩りのレリーフ」です!

「レリーフ」には王の権力を誇示するためのライオン狩りが、躍動感たっぷりに描かれており、2500年前のものとは思えないほど保存状態が良く、スケールの大きな展示物となっていました。

紀元前7世紀イラク、誰もが認める「アッシリア芸術」の最高傑作です!