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  • 私の旅行記

イギリス ロンドン 大英図書館

更新日:2020年12月28日


こちらは、イギリス最大かつ世界最大級の約2億点もの資料を所蔵する、世界で最も重要な研究図書館であり、世界的な図書館の一つである「大英図書館(The British Library)」です!

「大英図書館」は、イギリスの国立図書館で別名「英国図書館」とも言われ、ロンドンの「セント・パンクラス」に本館、「ウェスト・ヨークシャー」の「ボストン・スパ」に分館が置かれている。

ここには、250年もの歴史を誇る膨大な書物が保管保存されており、一部はデジタル化され歴史的に貴重な書籍も内容が見られる工夫もされている。

あらゆる言語の「書籍」から「雑誌」・「新聞」・「パンフレット」・「音源」・「特許」・「地図」・「切手」・「版画」など多岐にわたる蔵書が保存され、法定納本制度のもと、イギリス及びアイルランドで出版された書籍は全てここに一部保管される納本図書館でもあります。書架の長さをつなぎ合わせると、なんと全長 400 マイル(約 650km)になるとか!

同時に、一般の観光客でも簡単な荷物チェックだけで入れたり、無料の常設展と有料の特別展、カフェやギフトショップなどがあったりと、非常にオープンな雰囲気の施設でもあります。

今回はそんな、「シェイクスピア」や「ダヴィンチ」、「ネルソン・マンデラ」、「ブロンテ姉妹」、「モーツァルト」、「ビートルズ」など 本好きや音楽好きにはたまらない空間が広がっている「大英図書館」の基本情報や常設展、企画展、おすすめの館内カフェなどについて詳しくご紹介させていただきます!

 

【大英図書館:基本情報】

 

〖歴史・概要〗

元は1753年に設立された「大英博物館図書部」が、1973年にロンドンにある他の国立図書館とともに組織的に統合、「大英図書館」が設立され、1998年に現在の建物に移転しました。

1842年以降に英国で出版された書籍を保存しており、亡命中の「カール・マルクス」が通い詰めていた事でも知られ、彼の著書【資本論】は本館の蔵書を元に執筆されました。

1840年当時は、イギリスには公営の図書館というものがなく、書物は自分で購入するか「大英博物館」の「図書閲覧室」にある本を読むのが一般的でした。

読みたい書籍をすべて購入することは経済的に不可能だったので、歴史家の「トーマス・カーライル」は「大英博物館」の「図書閲覧室」で文献にあたっていたそうですが、部屋には本を読みたい人があふれて窮屈で、満席で本を満足に読めないことも多く不満を抱えていました。

さらに、自分の読みたい書物が少ないという蔵書のラインナップにも不満を抱えていた「カーライル」は、それならばと私設の図書館を開設することを決め、1840年に「カーライル」は「フリーメーソン・ターバン(現・フリーメーソン・ホール)」で聴衆に対して「民衆が利用できる図書館」の必要性を訴えるスピーチを行い、書籍購入費用の寄付を募り始めました。

「カーライル」の訴えは多くの民衆の支持を集めることに成功し、1841年5月までに十分な資金を調達して、会員制の私設図書館である「ロンドン図書館」がオープンしました。

会員名簿の593番目には進化論の「チャールズ・ダーウィン」の文字。そんな「ダーウィン」をはじめ、小説家の「チャールズ・ディケンズ」・「ハリエット・マーティノー」・哲学者の「ジョン・スチュアート・ミル」などが創業時からの会員で、その後も「ウィンストン・チャーチル」や「アーサー・コナン・ドイル」などの多くの著名人が会員名簿に名を連ねています。

ゆっくりと書籍を読める「ロンドン図書館」は、イギリス中の愛読家を集めることに成功しましたが、それは落ち着いて読書をできる静かな空間を提供していただけでなく、優れた蔵書システムにも理由がありました。

1893年から1940年の間、「ロンドン図書館」の蔵書責任者を務めた「チャールズ・ハグバーグ・ライト」が考案した書籍管理システムでは、徹底的にタイトルのアルファベット順で書籍を配置されたとのこと。そのため「inn(宿)」の次に「insanity(狂気)」が並べられたり、「fools(馬鹿)」の次に「football(サッカー)」が並べられるという具合でしたが、このおかげで書籍をぶらぶら探しては、思わぬ「ヒット」に出くわすという楽しみがあったそうです。

175年という歴史を誇る「ロンドン図書館」ですが、その歴史のわりには建物は「歴史」を感じさせません。

その大きな原因は、1944年にドイツ軍の爆撃を受けて建物が大きく損壊したためで、爆弾は当時のロンドン図書館の5階部分を破壊して、宗教や伝記など1万6000冊の書物を喪失させました。爆撃によって焦げた書物もあり、皮肉なことに失われた書物の中にはドイツの教会の歴史に関する書籍が大量に含まれていたそうです。

こちらは、爆撃の被害を受けなかったフロアの様子。棚から書物が落ちましたが、消失の悲劇は回避できました。ちなみに「ロンドン図書館」に今も置かれている「カーライル像」の首の部分にはつなぎ目があるとのこと。

これは、この爆撃によって「カーライル」の首が吹き飛ばされて、破片を片付けていたアメリカの軍人によって数日後に発見され、修復された名残だそうです。

「ロンドン図書館」は今も会員制で図書を閲覧することが可能で、「ロンドン図書館」が設立されてから9年後の1850年にイギリスでは図書館を公費で運営する図書館法が制定されており、ロンドン図書館は一般的な公営図書館のルーツと言える存在なのです。

〖開館時間〗

【ビル(フリーエントランスホールエキシビジョン、メンバーズルーム含む)】:

月曜日~木曜日:09:30 - 20:00

金曜日:09:30 - 18:00

土曜日:09:30 - 17:00

日曜日:11:00 - 17:00

【パブリック・ホリデー】: 11:00 – 17:00

【エキシビジョン、ギャラリー、ショップ】:

月曜日・水曜日〜金曜日:09:30 - 18:00

火曜日:09:30 - 20:00

土曜日:09:30 - 17:00

日曜日:11:00 - 17:00

※トレジャーズ・ギャラリーは火曜日~木曜日は20.00まで。

〖休業日〗

年中無休

〖入場料〗

入館料・トレジャーズギャラリーは無料。

その他、企画展(エキシビジョン)によって有料の場合があるので要確認。

〖大英図書館の利用方法〗

「大英図書館」は一般の公共図書館とは大きく異なり、基本的に本の貸し出しは行っていません。本を閲覧できる読書室に入室することができるのは、「読者パス(Reading Pass)」の保持者のみ。

読書室の開放された本棚に置かれているのは、一般的な参考資料や最新の科学およびビジネス書のみで、コレクションのほとんどは保管場所にあり、別途閲覧の申し込みが必要となっています。

ただし観光客で利用される方は少ないと思うので、今回は申請方法などは省略させていただきます。

カフェや展覧会、ショップ利用時にはパスは必要ありません。

※長期滞在の方は作ることをおすすめします!※

館内は「フリーWifi」で、すべての机にはライトとコンセントがついているのでPCを持って行って仕事や勉強ができます。

だいたい9:30から20:00くらいまで開いているので、思う存分仕事や勉強が無料でできるわけです。そのためロンドンに住んでいるワーホリ・留学生の皆さんは特に、「大英図書館」の「リーディングカード」を作ることをおすすめします。

【Wi-Fiが繋がりにくいときに!】

Wi-Fi環境は一度オンライン登録すれば、無料で使用可能です。もちろん身分証明書などの資料も必要ありません。

ただし、「大英博物館」のWi-Fiは意外と繋がりにくいのです。一度繋いでしまえば、安定しているのですが、繋ぐまでなかなかログインページに飛べないときがあります。

そんなときはURL「8.8.8.8」にアクセスすれば、うまく繋がる可能性が高くなります!ちなみにこの方法、ログインが必要な公共Wi-Fiすべてに応用可能ですので、ぜひお試しを!

〖アクセス〗

「大英図書館」は、ロンドン中心部に位置しており、地下鉄「キングス・クロス・セント・パンクラス駅(King’s Cross St. Pancras Station)」から徒歩2分、「ユーストン駅(Euston Station)」からは徒歩5分、「ユーストン・スクエア駅(Euston Square Station)」からは徒歩10分。

「キングス・クロス・セント・パンクラス駅」は、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」で「ホグワーツ特急」の出発ホームのロケ地として有名になりました。

「9と3/4番線」でハリー・ポッター気分を楽しんだ後に訪れるにもぴったりの好立地と言えます。

また、宮殿のような外観を持つ「セントパンクラス国際駅(St. Pancras Internacional)」が隣接しており、「キングス・クロス駅」はスコットランドやケンブリッジを結ぶ路線の始発駅でもあります。

「国際列車ユーロスター」をはじめ、「ドーバー」や「カンタベリー」方面への高速列車、イングランド中東部などへの長距離列車が乗り入れています。

この地を起点とした旅行プランを考え、訪問してみるのも時間の有効活用としておすすめです!

「大英図書館」入り口には「BRITISHLIBRARY」の文字がありますので、お見逃しなく!黒一色で統一されたデザインはとてもオシャレで、レンガ造りの壁のアクセントにもなっています。

下に行くほど文字が太くなるというデザインで、かなり凝った造りになっていますね。

更に巨大な「ニュートン」の像は迫力満点!最初見たときには「ニュートン」の像とは思えないかもしれません。

コンパスを使っている様子らしいですが、あまりにも巨大なため近くで見ると相当な威圧感があります。ロンドン市民にとっては見慣れた光景なのか、地元の人は誰一人見向きもしません。

観光客の方は記念撮影は忘れないようにしましょう!

【バスでの行き方】

「バス」で向かう場合ですと、最寄りとなるバス停は「British Library」となります。

バス停に停車するのは「10」・「30」・「59」・「73」・「91」・「205」・「390」・「476」などの路線です。

〖注意事項〗

「大英図書館」は、開館した直後は相当混雑するため注意が必要です。また、荷物が大きいと入り口で止められてしまうので、なるべく少ない荷物で向かうようにしましょう。

56cm×45cm×25cm以上の大型の手荷物は持ち込み禁止(ベビーカーや折りたたみ自転車、歩行補助用の杖などはOK)。それ以内の荷物であれば持ち込みが可能で、地下1階にあるクローク(日曜日は利用不可)やロッカーに預けることもできます。

また、「キングス・クロス駅」でも、有料ですが荷物の預かりサービスもありますので、スーツケースを持っている場合はそこで預けましょう。

〖公式サイト〗

https://www.bl.uk/

 

【魅力・見どころ!】

 

目玉というべき「常設展示室(The Sir John Ritblat Gallery)」には:

-「マグナ・カルタ」

- ビートルズ自筆の「歌詞」の走り書き

-「ダ・ヴィンチ」や「ミケランジェロ」の手描きのノート

-「モーツアルト」の自作目録・楽譜とコンスタンツェとの結婚証明書

-「不思議の国のアリス」の手書き原稿

-「シェークスピア」のファースト・フォリオ

-「ヘンデル」のメサイアなどの自筆楽譜

- ヘンリー八世から、娘であるエリザベス(後のエリザベス一世)へ贈られた「お祈り帳」

など、さまざまなアイテムが公開展示されています。

ギャラリーは徹底した温度や湿度の管理が行われ、明るさのコントロールも行われています。これほど貴重な資料を展示している常設展にも関わらず、無料で見学できるのは嬉しいポイントといえるでしょう。

また、常設の展示物には「世界中の切手のコレクション」もあり、日本の切手を例にとってみると、時代が古すぎて日本でも目にしたことが無いような珍しい物も閲覧可能。切手コレクターにとってはちょっとした穴場です!

しかし、貴重なコレクションの写真撮影は禁止されています。少し残念ではありますが、マナーはしっかり守りましょう。

〖キングズ・ライブラリー(King's Library)〗

一番の見どころは「書庫Tower」!3階吹き抜けのガラス張りになった本棚で、建物の中央にあります。

6階に及ぶ高さのガラスケースに収められたこれらは、通称「Kings Tower」と呼ばれ、「英国王・ジョージ3世」のコレクションがこれでもかと収蔵されています。(1759年に開館した「大英博物館」の基礎をなすアイテムは、ハンス・スローン卿の収集品、コットン蔵書、ハーレー蔵書、そしてジョージ3世が集めた蔵書の寄贈)

英国や北米、ヨーロッパなどで印刷された65000冊の書籍、19000点のパンフレットなどがコレクション。15世紀の半ばから19世紀の初頭に印刷されたものなので、歴史的な価値もかなり高いですよ。

スタイリッシュなデザインは目を引きますし、まるで巨大なワインセラーのよう。覆っているガラスは、万が一火災となっても6時間は炎に耐える特殊ガラスが使用されています。

ガラスケースの中の環境は、温度をはじめとして、湿度、照明に、1700年代のこの貴重な本を適切に保護する万全な環境が作られています。「書庫Tower」の近くにはベンチもありますし、机もあるので休憩するのにおすすめ!のんびり本を読むこともできますよ。

「Wi-Fiスポット」でもあり、机から電源もとれるのでスマホを使いたいときにもおすすめです!テイクアウトしたコーヒーも持ち込めるので、一番人気の本のベンチで一息入れましょう。

〖ジョン・リトブラット卿ギャラリー:大英図書館の宝物(Sir John Ritblat Gallery:Treasures of the British Library)〗

こちらも見逃してはならない、無料ギャラリーの規模を遥かに超えた見応えの「ジョン・リトブラット卿ギャラリー:大英図書館の宝物(Sir John Ritblat Gallery:Treasures of the British Library)」!

エントランス正面、左側の階段を上がったところにギャラリーがあり、ここに展示されているもの全てが国宝級、もしくはそれ以上の世界的宝物級の文献や古書などを惜しげもなく公開され、展示品の劣化を防ぐために暗く保たれ、撮影は禁止となっています。

特に有名なのが「マグナ・カルタ」。これはイングランド貴族の要求に応じて制定された大憲章で、イングランド国王の権限を制限するという画期的な内容でした。

「自由の出生証明書」とも称される「マグナ・カルタ」は、「王といえども、法の下にあり、法を守る義務があり、権限を制限される」・「イングランドの民は国法か裁判以外によって、自由・生命・財産をおかされてはならない」といった内容が書かれ、世界で初めて国王に制限を加え、今日の世界の在り方を支える立憲主義、自由主義の原型とされています。

「大英図書館」には現存する4点の「マグナ・カルタ」のうちの決定版となった1225年発行の「マグナ・カルタ」1点が収蔵されています。

文学好きなら「シェイクスピア」の最初の作品集「ファースト・フォリオ」や「ルイス・キャロル作:不思議の国のアリス」の原稿、叙事詩「ベーオウルフ」の原稿、「シャーロット・ブロンテ作:ジェーン・エア」の原稿にも感激するでしょう。

音楽がテーマの展示コーナーでは、「バッハ」や「モーツァルト」、「ベートーヴェン」による手書きの楽譜やスケッチから、「ビートルズ」の「ジョン・レノン」直筆の手紙や歌詞の草稿が、文学コーナーでは「ジェーン・オースティン」・「エミリー・ブロンテ」・「チャールズ・ディケンズ」・「オスカー・ワイルド」をはじめとする作家たちの貴重な文献が展示されています。

ほかにも豪華な装丁の古書や古地図、日本の掛け軸、アジアの宗教やイスラム世界の聖典をはじめとする世界の文献、「歴史的文献(Historical Documents)」コーナーには、インド独立の父「マハトマ・ガンジー」がイギリス人インド総督へ送った手紙、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」のノートなど、世界を動かした歴史的に重要な文書が展示されており、これらの歴史に興味がある人にとっては鳥肌ものの文書がずらりと並んでいます。

小さなお子さんは退屈してしまうかもしれませんが、誰もがその名を耳にしたことのあるような偉人たちの手に触れた重要な文献を目の当たりにできる、貴重なギャラリーはまさに必見です!

更に楽しむなら! 企画展を事前にチェックしましょう!「トレジャーズ・ギャラリー」とそびえ立つ本棚を眺めるだけでも十分に楽しめますが、「大英図書館」をさらに楽しみたい方は公式ウェブサイトで企画展を確認しておきましょう!

企画展には有料のものと無料のものがありますが、好奇心を刺激する充実した内容の企画展が多く、興味のあるテーマなら楽しめること請け合い。固いものだけでなく、過去にはハリー・ポッターをテーマにした遊び心あふれる展示なども開催されました。

【時間のない方におすすめ!これだけは見ておきたい展示物6選!】

〖①:書庫Tower〗

一番の見どころは「書庫Tower」!3階吹き抜けのガラス張りになった本棚で、建物の中央にあります。

6階に及ぶ高さのガラスケースに収められたこれらは、通称「Kings Tower」と呼ばれ、「英国王・ジョージ3世」のコレクションがこれでもかと収蔵されています。

英国や北米、ヨーロッパなどで印刷された65000冊の書籍、19000点のパンフレットなどがコレクション。15世紀の半ばから19世紀の初頭に印刷されたものなので、歴史的な価値もかなり高いですよ。

〖②:ビートルズ直筆の歌詞〗

「大英図書館」には、世界的に有名なロック・バンド「ビートルズ」のメンバー手書きの歌詞や手紙が所蔵されています。

「ジョン・レノン」や「ポール・マッカートニー」がさまざまな紙に歌詞を走り書きしたもので、「イエスタディ」や「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」の歌詞を間近で見れるのは音楽好きには大変感慨深いものがありますね。

〖③:マグナ・カルタ〗

「マグナ・カルタ」は、イングランド王国の「ジョン王」により制定された憲章。イングランド王の権限を制限する物で、世界中の法律の原典とも言えます。

現在のイギリスの憲法にも「マグナカルタ」の流れを汲むものがあり、大憲章を自分の目で見る事ができるまたとないチャンスです!

〖④:レオナルド・ダヴィンチのノート〗

「アランデル手稿」と呼ばれる、「レオナルド・ダヴィンチ」の残した手書きのメモも所蔵されています。

1478年-1518年頃に執筆されたとされるもので、元々はばらばらのメモだったところを同じ大きさの紙に貼付けて綴じています。

物理学や光学、建築等あらゆる分野について言及されており、天才の思考の過程を追う事ができますよ。

〖⑤:不思議の国のアリスの原本〗

ルイス・キャロルの名作小説「不思議の国のアリス」。本館には「ルイス・キャロル」の手書きの原書も所蔵されています。

差し込まれた少しシュールなイラストも見る者の目を惹き付け、2015年には執筆から150周年を記念した特別展が開催され、オリジナルグッズやミュージアムカフェが展開されました。

〖⑥:日本の書籍〗

「大英図書館」は、「日本絵巻」や「浮世絵」等の日本の古書も充実しています。多くは「大英博物館」から引き継がれた物で、紫式部の「源氏物語」・「伊勢物語」といった古典も所蔵しています。

他にも「聖徳太子」の教典や、幕末から明治にかけて日本に滞在していた外交官「アーネスト・サトウ」のコレクションも所蔵しており、ロンドンの中心地で日本語に触れてみるのも面白いでしょう。

 

【レストラン・カフェ】

 

「大英図書館」には、カフェもあるため疲れたときには休憩ができます。カフェは館内に3ヶ所あるので、お気に入りのカフェでのんびりくつろぎましょう。

レストランも1ヶ所あり、スコーンをはじめとした、さまざまな伝統的英国菓子を楽しめますよ!

電源を無料でとれますし、Wi-Fiも利用できるため長居しやすい環境ですので、ついつい長時間居座ってしまうかもしれません。駅のすぐそばにあることから、待合室のように利用する方も多数います。

中でもおすすめは2階(イギリス式1階)にあるカフェ&レストラン。少し奥まった場所にあるため、ここまで来るのはローカルがほとんどです。

着席スタイルで優雅に食事やアフタヌーンティーが楽しめる「ザ・テラス・レストラン」と、セルフサービスで気軽に利用できる「テラス・カフェ」が並んでいます。

店内も居心地が良いのですが、天気の良い日はぜひテラスへ! 庇があるので眩しすぎず、ロンドン中心部にいるとは思えない開放的な気分を味わうことができます。

のんびり寛ぐ地元の人たちに交じって素敵なティータイムをどうぞ。紅茶はNude Teaのオーガニックのおいしいものが楽しめます。サンドイッチなどの軽食もそろっており、ここでランチを済ませてしまうこともできますよ。

時間のない方でも、「エントランスホール」にさっと立ち寄れる「オリジン・コーフィ(Origin Coffee)」など、軽食や飲み物を販売している場所がいくつかありますので、そちらを利用するのが良いでしょう。

【カフェの料金:参考】

・カフェラテ:約2.5ポンド

・サラダバー:約5ポンド/ボウル、約10ポンド/プレート

・スープ(パン付き):約3.8ポンド(vegan向け)or 約4.5ポンド(肉入り)

・フィッシュアンドチップス:約12ポンド

・ランチセット:約6~7ポンド

・サンドイッチ類:約3~4ポンド

高すぎず、安すぎず、ロンドンの平均的な値段となっています。節約したい方は、家から簡単なお弁当を持ってきて食べるのが良いかもしれませんね。

【基本情報】

テラス・レストラン(Terrace Restaurant)

営業時間:9:30~17:00(土~16:00)

休業日:日曜日

テラス・カフェ(Terrace Café)

営業時間:11:45~16:00

休業日:日曜日

 

【お土産】

 

「大英図書館」のSHOPは2ヶ所あり、イベントにちなんだ「特設SHOP」と、図書館オリジナルのグッズやシェークスピアグッズ等がお勧めの「常設SHOP」があります。

場所は正面入り口を入り、右側が「特設SHOP」・左側が「常設SHOP」になります。

「エコバッグ」や「オイスターカード(ロンドンの交通系カード)ケース」はいずれも£2.5(約305円)と目を疑うようなお値段!お皿、トートバッグなども充実し、靴下は£9.5(約1160円)。

特に「シェイクスピア」や「不思議の国のアリス」に関するグッズは種類も豊富、おみやげにもよさそうです。

また、「大英図書館」では有料の企画展もやっており、それにちなんだグッズもお店に並んでいます。イベントごとに工夫を凝らした内装と品揃えなので、是非足をお運びください!

※£1を約122円で計算しています(2020年1月21日現在)

 

いかがでしたでしょうか。

観光・ショッピング・見学と意外な楽しみ方ができる「大英図書館」!国立の図書館ですが、平日・週末とも休まず開館しているので、利用しやすい施設です。

知性を重んじる国イギリスらしい重厚なアカデミックさと、穴場スポットならではの落ち着いた雰囲気の両方が楽しめます。

音楽や文学に興味のある方にとっては、貴重な資料に出会える場所!世界的にも貴重なコレクションを無料で堪能し、日本では味わえない雰囲気の中でくつろぐ!という贅沢な空間を味わいに、是非お出かけください!

 

【基本情報】

大英図書館(The British Library)

住所:96 Euston Road, London NW1 2DB

料金:入館、トレジャーズ・ギャラリーは無料

※その他、企画展(エキシビジョン)によって有料の場合があるので要確認

アクセス:地下鉄「キングス・クロス・セント・パンクラス駅(King’s Cross St. Pancras Station)」から徒歩2分、「ユーストン駅(Euston Station)」からは徒歩5分、「ユーストン・スクエア駅(Euston Square Station)」からは徒歩10分。

公式サイト:https://www.bl.uk/

開館時間:

【ビル(フリーエントランスホールエキシビジョン、メンバーズルーム含む)】

月曜日~木曜日:09:30 - 20:00

金曜日:09:30 - 18:00

土曜日:09:30 - 17:00

日曜日:11:00 - 17:00

パブリック・ホリデー:11:00 – 17:00.

【エキシビジョン、ギャラリー、ショップ】

月曜日:09:30 - 18:00

火曜日:09:30 - 20:00

水曜日~金曜日:09:30 - 18:00

土曜日:09:30 - 17:00

日曜日:11:00 - 17:00

トレジャーズ・ギャラリー:火曜日~木曜日は20.00まで

【レストラン&カフェ】

【テラス・レストラン】

月曜日~金曜日:09:30 - 17:00

土曜日:09:30 - 16:00

日曜日:11:00 - 16:30

【コーヒーショップ (地上階)】

月曜日~木曜日:09:30 - 19:30

金曜日:09:30 - 17:30

土曜日:09:30 - 16:30

日曜日:11:00 - 16:30

【キングス・ライブラリー・カフェ (Floor 1)】

月曜日~土曜日:11:45 - 16:00

日曜日:休業

【The Last Word café (Piazza)】

毎日:08:30 - 17:00

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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