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オーストラリア シドニー シドニー・オリンピック・パーク
更新日:2020年12月30日

こちらは、2000年に開催された「シドニー・オリンピック」のためにシティから少し離れた場所に建設された「シドニー・オリンピック・パーク」です!
2000年「シドニー・オリンピック」は、2009年9月15日から10月1日までの期間、オーストラリアのシドニーで行われた第27回夏季オリンピックです。
20世紀最後かつ2000年代最初のオリンピックにあたり、南半球での開催は1956年の「メルボルン・オリンピック」以来の44年ぶりとなりました。

「シドニー・オリンピック・パーク」は、今なおオリンピックの興奮と感動を残しながら、現在でも様々なスポーツやエンターテイメントに利用されています。2003年の「ラグビー・ワールド・カップ」の会場としても使われました。
広大なパークにはスタジアムやドーム、テニスセンター、プール、ホテル、レストラン、コンサートホールやオフィスビルなどオリンピックに使用された施設の他にバーベキューやピクニックの出来る広大な公園があり、家族でのんびり休日を過ごしたり、一般に開放されている施設でスポーツを楽しむのにぴったりです。
【ANZスタジアム】

「ANZスタジアム(スタジアム・オーストラリア(Stadium Australia))」は、ホームブッシュ・ベイ(Homebush Bay)地区にある、「シドニー・オリンピック・パーク(Sydney Olympic Park)」の多目的スタジアムです。
2000年の「シドニーオリンピック」と「パラリンピック」用に建設され、1999年の開場以来、オーストラリアのスポーツ史上に残る名場面のステージとなりました。
2000年の「シドニーオリンピック」の開会式と閉会式から、ラグビー・ワールドカップでの忘れることができない決勝点まで、「ANZスタジアム」はオーストラリアのスポーツファンにとって特別な場所です。
〖スタジアムの規模〗

「ANZスタジアム」は、収容人数110,000人を超える史上最大のオリンピック・スタジアムとして開場しました。
当時は、オーストラリア最大のスタジアムでしたが、「 シドニーオリンピック」の後、スタジアムは収容人数約83,000人に縮小されました。
また、「ANZスタジアム」は世界トップクラスの最先端設備を備えており、設計のユニークな点は、わずか12時間で楕円形から長方形にその形状を変えられることです。

「ラグビーリーグ」・「ラグビーユニオン」・「オージーフットボール」・「クリケット」・「サッカー」など、プロスポーツ競技5種類が開催できる世界で唯一のスタジアムです。
更にこのスタジアムでは、「U2」・「ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)」・「アンドレ・リュウ(Andre Rieu)」・「AC/DC」などの数多くの国際的なエンターテイメント・イベントも開催されています。
〖ツアー〗

〖エクスプローラ・ツアー(Explore Tour)〗に参加すると、バックステージを探索して、スポーツ・ヒーローが歩いた場所を歩くことができます。
2000年「シドニーオリンピック」の感動の勝利と涙を思い出し、オリンピック表彰台に立って、最高の思い出となる記念写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
「ANZスタジアム」のさらに奥に進み、更衣室や「ブレディスローカップ(Bledisloe Cup)」や「ラグビーリーグ」の決勝戦でチームが戦いに向けて準備する控室や、「オージーフットボール」や「ステート・オブ・オリジン(State of Origins)」のスター選手が試合の準備をする控室を見学することができます。

また、「ANZスタジアム」の〖ガントリー・ツアー(Gantry Tour)〗では、スタジアムの全景を上空から眺めることもできます。ガントリーとは、「ANZスタジアム」のアリーナの上空に掛けられた鉄骨のメッシュ状ウォークウェイのことです。
スタジアムの屋根からわずか数メートルにあるガントリーを歩くと、スタジアムの驚くべき全景を上空から眺めることができますよ!
【アクアティックセンター】

「シドニー・オリンピックパーク・アクアティクセンター」は、2000年の「シドニー・オリンピック」に水泳競技で使われたスイミングプール施設です。
大きな観客席と電光掲示板が目を惹き、さすがにオリンピックで使われたプールだけあり、重圧な雰囲気を感じます。オリンピックで使用された飛込み台もありますが、現在では使用禁止となってしまっています。
また、ここ「アクアティックセンター」には、競泳プールだけでなく、小さい子供たちが遊べるプール・ウォータースライダー・ジャグジー・サウナ・ジムまである充実した施設です。

プールは屋内温水なので冬でも楽しむことがでます。
当然のことですが、水着の着用が義務ですので忘れずに持って行きましょう。
もちろんロッカーもあります。荷使用料金は2ドルです。
〖展示施設〗

プールの横には2000年「シドニーオリンピック」の金メダリストたちの手形や足形が飾られている「展示施設」があります。
競泳プール観客席の裏手には、2000年のオリンピックにまつわる写真や説明の展示がされており、歴史を学ぶことができます。有名な物では、「シドニーオリンピック」で金メダルを獲った、「イアン・ソープ」選手の手形などがあります。
また、表彰台も置いてあり、真ん中に登って金メダルを獲った気持ちになって、記念撮影をすることができます。他にも「シドニーオリンピック」の時に使われたプールの水が置いてあるなど、貴重でおもしろい物があります。
ここでしか見ることはできない物がたくさんあるので、2000年「シドニーオリンピック」をテレビで見ながら応援していた!懐かしい!などという方は、とても楽しいかもしれません。
【基本情報】
シドニー・オリンピックパーク・アクアティクセンター
利用料金:大人が8ドル、4〜15歳の子供が6ドル。27.50ドルのファミリーパス(大人2人子供3人、又は、大人1人子供4人)す。繰り返し利用するならば、回数券も有。
営業時間:月曜日から金曜までが朝5時から夜9時まで、土日祝が朝6時から夜7時まで。夏季中(10月から3月)の土日祝の営業は朝6時から夜8時となります。
【オリンピック・パーク周辺】

「オリンピック・パーク駅」を降りるとすぐ、ラグビー・サッカー・クリケットなどの試合で使われる「ANZスタジアム」が目に入ります。
2000年の「シドニーオリンピック」のマラソンゴール地点として、「高橋尚子」選手が優勝を飾った場所としても有名なスタジアムです。
「ANZスタジアム」の他にも、陸上競技の「アスレティックセンター」・「テニスセンター」・「ホッケーセンター」などの様々な施設があり、大きなイベントや商業展示会などの施設として使われる「シドニーショーグランド(Sydney Showground)」も「オリンピックパーク」内に位置しています。

また、「バイセンテニアル・パーク(Bicentennial Park)」というピクニックや散歩の格好の場所があり、 自転車ショップで自転車をレンタルして、共有道をサイクリングしたり、噴水のしぶきや水遊び場の噴出水に涼んだりするのも楽しそうです。
更に駅周辺には、宿泊施設の他に「マクドナルド」・オーストラリアのファーストフードチェーンの「Oporto(オポルト)」・オーストラリア発のコーヒーフランチャイズ「Gloria Jean's Coffee」、そして、韓国料理レストランや、カジュアルフードレストランなどのお店があります。
【アクセス】
「シドニー・オリンピック・パーク」は、シドニーの中心から西に17km、パラマッタ(Parramatta)から8kmの場所にあります。
「Central(セントラル)駅」から「T1 North Shore, Northern & Western Line」に乗車し、「Lidcombe(リッコム)駅」で「T7 Olympic Park Line」に乗り換えて、「Olympic Park(オリンピックパーク)駅」で下車します。
「Central(セントラル)駅」から「Lidcombe(リッコム)駅」までは約20、「Lidcombe(リッコム)駅」から「Olympia Park(オリンピック・パーク)駅」までは約5分です。

「Olympic Park(オリンピック・パーク)駅」からは、徒歩3分ぐらいで行けます。電車の時刻と路線マップは、こちらの【Transport NSW】のサイトで調べることができます。
または、シドニーの有名なフェリーに「サーキュラー・キー(Circular Quay)」から「パラマタ川(Parramatta River)サービス」で「シドニー・オリンピック・パーク・ワーフ(Sydney Olympic Park Wharf)」まで乗って行くことができます。
いかがでしたでしょうか。
まさに一つの街と言ってもいいほどの充実した「シドニー・オリンピック・パーク」は、1年中イベントが開催され、特に4月の「イースター・ショウ」は非常に有名です。
週末はサイクリングやピクニックなど観光客で賑わいを魅せています。
また、インフォメーション・センターでは「シドニー・オリンピック・パーク」内の見どころを網羅したセルフ・ガイドマップが用意されているので、それを片手に自分で歩き周って見たりするのもおすすめです!
スタジアムやスーパー・ドームなど、メインの施設ではガイドつきの有料ツアーに参加して、その裏側を覗くこともできます。
【基本情報】
シドニー・オリンピック・パーク
住所:Corner Showground Road and Murray Rose Avenue, Sydney Olympic Park NSW 2127 (Vsitor Centre)
電話番号:02-9714-7888
公式サイト:www.sydneyolympicpark.com.au
アクセス:「Central(セントラル)駅」から「T1 North Shore, Northern & Western Line」に乗車し、「Lidcombe(リッコム)駅」で「T7 Olympic Park Line」に乗り換えて、「Olympic Park(オリンピックパーク)駅」で下車。途中の「ストラスフィールド駅(エバートン・ロード、スタンドC)」より「525番」バスで行くこともできます(約10分)。または、フェリーで「サーキュラー・キー(Circular Quay)」から「パラマタ川(Parramatta River)サービス」で「シドニー・オリンピック・パーク・ワーフ(Sydney Olympic Park Wharf)」まで乗って行くことができます。
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。