top of page
  • 執筆者の写真私の旅行記

オーストラリア シドニー スピット・ブリッジ

更新日:2020年12月30日


こちらは、鋼とコンクリートのガーダー橋で、「バスキュール・スパン」があり、「ミドル・ハーバー」を横断、ニュー・サウス・ウェールズ州 (NSW) シドニーの中央ビジネス地区の北東 10 km (6.2 マイル) の所にある「スピット・ブリッジ(スピット橋)」です!

「スピット・ブリッジ」は、「スピット道路 (A8)」を「ザ・スピット (The Spit)」と呼ばれる場所から通し、 南岸の「モスマン (Mosman)」の郊外と北岸の「シーフォース (Seaforth)」を接続しています。

今回はそんな、「スピット・ブリッジ」について詳しくご紹介させていただきます!

 

【歴史】

 

1924年に最初の「スピット橋」が完成・開通し、1927年までに木造の背の低い橋は、橋が開通するまでのパント船による60%の成長がありました。

橋を使用する交通量は予想されたものよりも多く、 通行料からの収入は政府にとり、資金的な恩恵となりました。混雑を軽減するために色々な計画が考えられ、これには背の低い橋と更に上流にもう一つ橋を建設して現在の橋を地方交通のために残すものでした。

しかし、【第二次世界大戦】が終了するまではどれも実施されず、NSW政府は同じ場所に別の背の低い橋を建設することを決定したのです。

そして現在の「スピット橋」の建設は1952年に開始し、 遅延した後で1958年に完成、 1958年11月19日に開通しました。


1958年に完成してから未だ現役ですが、船が通るたびに橋が跳ね上がり15分以上も通行が止まってしまうことから、地元では交通渋滞が問題になっているそう。現在は迂回ルートとしてトンネルの建設も計画されているようです。

 

【橋の構成・構造について】

 

「ミドル・ハーバー (Middle Harbour)」 にかかる「スピット橋」は 鋼とコンクリートのガーダーを持つ橋になります。

「スピット橋」は7スパンから成り、全長が745フィート6インチ (227.23 m)、 幅が44フィート (13 m) の4車線と両側に5フィート (1.5 m) の歩道があります。

開放スパンのどちら側にも3スパンあり、6つの固定スパンのいずれにも4つの溶接された「プレート・ガーダー」が主な要素としてあり、「横桁 (cross girder)」はありますが「縦桁 (stringer)」はありません。

コンクリートの路面は「ドウェル (dowell,)」で鋼細工と接続され、開放スパン (スパン4) は一枚リーフのバスキュールになり、これには2つの主なガーダーと横桁と縦桁があり、鋼の金網で覆われています。

歩道は固定スパンの上ではコンクリート製で、 「バスキュール・スパン」の上では鋼であり、開放スパンの両側の橋脚は「フェンダー (衝突緩衝装置)」で護られ、 橋が開放位置の時に幅80フィート (24 m) の航行水路が作られています。

「モスマン側(南)」の終端では厚板(コンクリート)と2つの橋脚がコンクリートの杭の上に設置され、 杭はハーバーの砂の中に打ち込まれ、深さ40フィートから50フィート(12m から15m)に達しています。

「シーフォース (Seaforth)」の終端ではハーバーの急峻に上がる岩の露頭があり、この上に北の橋台が設置されており、橋脚5と6は2本の円柱で港の水底の下の岩盤の上に設置されています。

「バスキュール・スパン」を支える主橋脚は橋脚4であり、この橋脚は4つの円柱の上に設置され、円柱は砂岩の岩盤まで達し、岩盤は(水底)は45フィートから75フィート (14mから23m) の深さにあり、 平均海面の75フィートから105フィート(23mから32m) 下にあります。

この橋脚は箱の形をしており、バスキュールの操作に必要なすべての機械を支え、これには操作員の小屋が含まれます。

また、両端の進入路と橋台は地形の性質により互いに違っており、「南の橋台」は砂浜の上に作られ、両側に岩が突き出た支え壁があります。「北の橋台」は西側の岩の上に直接設置され、東側は支え壁の上に建設されています。

両岸の地面の高さの違いから、南から北には2.68%の傾きがあり、橋を横断する交通は両端の「信号機 (スパン2と6の端にある)」 と「遮断機」により規制されており、これらは橋が開放する時に操作されます。

 

【アクセス方法】

 

「スピット・ブリッジ」は、幹線道路である〖A8〗にあり、「モスマン地区」と「シーフォース地区」を繋いでいます。

「スピット・ブリッジ」までは「シティ」の「Wynyard駅」から「E68」・「E71」・「E75」・「169」・「178」・「180番」などのバスに乗ると約30分ほどで到着します。

「スピット・ブリッジ」の手前のバス停「Spit Rserve(スピット・リザーブ)」で下車して、「スピット・ブリッジ」を歩いて渡ってみましょう!間近で橋が跳ね上がる瞬間が見られるかもしれませんよ!

 

【絶景トレッキングを楽しもう!】

 

〖マンリー・トゥ・スピット・ブリッジ・コースタル・ウォーク(Manly to Spit Bridge walk)〗

シドニーで人気散策路「マンリー・トゥ・スピット・ブリッジ・ウォーク(Manly to Spit Bridge walk)」は、閑静な入り江や緑生い茂るブッシュランド、岩だらけの海岸線、大抵誰もいないビーチを通り抜けます。

サーフィンと太陽で有名なくつろげる沿岸地域「マンリー」からトレイルは始まります。「マンリー・ワーフ(Manly Wharf)」から小道に沿って歩き、「ドブロイド・ヘッド(Dobroyd Head)」と「フェアライト・ビーチ(Fairlight Beach)」を通り過ぎます。

「シドニー・ハーバー国立公園(Sydney Harbour National Park)」を曲がったら、家族連れに人気の遊泳スポット「クロンターフ・ビーチ(Clontarf Reserve)」に向かい、「スピット橋(Spit Bridge)」で終了です。

「シティ」方面へ戻る場合は、ここからバスに乗りましょう!所要時間は約3~4時間かかるため、水と日焼け止めをお忘れなく!

 

【絶品!おすすめレストラン:オルメッジョ・アット・ザ・スピット】

 

「スピット・ブリッジ」周辺では、美しくクリアな水辺でマリン・スポーツ楽しむ若者、停泊しているクルーザーの上でワイン・グラスを傾ける老夫婦、また広い緑地で無邪気に遊ぶ子どもたちなど、明るく楽しむ方々の姿を垣間見ることができます。

そんな実にシドニーらしい光景を楽しみながら、上質な食事を味わえるのがご今回紹介する「オルメッジョ・アット・ザ・スピット(Ormeggio at The Spit)」です!

「オルメッジョ」は「スピット・ブリッジ」にあるマリーナに店を構えていることもあり、3方向を海に囲まれた最高のロケーションで、モダン・イタリアン料理を楽しめるファイン・ダイニングになります。

「グッド・フード・ガイド」や「ゴー・ミヨ」などのレストラン・ガイドにもその名を常連として連ねています。

エグゼクティブ・シェフである「アレッサンドロ・パボーニ」氏は、〖北イタリア〗・〖フランス〗などヨーロッパを舞台にミシュラン獲得レストランなど数々の名店でシェフとして腕を振るっています。

2003年シドニーへ移住後は、「パーク・ハイアット・ホテル」のエグゼクティブ・シェフとして30人以上のシェフの指揮を執るなど実績を残し、2009年に「オルメッジョ」をオープン。たちまち人気店としてその名を知られることとなったのです。

メニューは「ランチ」・「ディナー」ともにコース料理となっており、手軽に楽しめる「プランツォ・クリアティーボ(75ドル~)」と本格的なコース料理を楽しめる「ア・トリップ・スルー・イタリー(105ドル~)」と大きく2タイプに分かれ、さらに「ア・トリップ・スルー・イタリー」は皿数、内容に応じて「リトル・トリップ」・「ロング・トリップ」・「ベジタリアン」など細分化されたメニュー構成となっています。

マグロの刺身とイクラをピスタチオなどで味付けした「Sicillia, crudo di tonno」・アスパラガスを使った見目麗しい「friuli, asparagi」・ボットーニ・パスタの中にトロトロのパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズが入った「Emilia romagna, parmigiano reggiano DOP」・カリカリにローストされた子豚を特製ソースで頂く「Toscana, porchetta」など、どれも味わって頂きたい絶品料理です!

また、どのコースにもそれぞれ「マッチング・ジュース」・「マッチング・ワイン」・「マッチング・プレミアム・ワイン・コース」があり、価格は曜日によって異なるが最もリーズナブルなのは日曜日のディナーになります。通常お任せ5品(105ドル)のコースを79ドルで味わうことができます。

最高のロケーションの中、シェフの独創性溢れる、ここでしか体験できない数々の料理をソムリエ厳選のワインと味わう体験はまさに極上。記念日のランチやディナーにぜひ訪れてみてください!

【基本情報】

オルメッジョ・アット・ザ・スピット(Ormeggio at The Spit)

住所:D’ Albora Marinas, Spit Rd., Mosman NSW

電話番号:(02)9969-4088

営業時間:

ランチ:木曜日~日曜日12:00~15:00

ディナー:水曜日~日曜日18:00~22:00

公式サイト:www.ormeggio.com.au

 

【合わせて訪れたいおすすめ観光スポット!:バルモラル・ビーチ

 

こちらは、シドニー随一の高級住宅街モスマンにあるビーチ「バルモラル・ビーチ(Balmoral Beach)」です!

「バルモラル・ビーチ」は比較的小さいビーチなのですが、波が小さく穏やかなのでファミリーに人気があります。

ビーチの南側にはシャークネットがあるのでサメに襲われる心配もなく、「シュノーケリング」・「カヤッキング」・「ウィンドサーフィン」・「SUP(スタンドアップパドルボード)」など様々なアクティビティーも楽しめ、ビーチ沿いにはオシャレなカフェやレストランが並びます。

「スピット・ブリッジ」から「バルモラル・ビーチ」までは、「バス」で約20分・「徒歩」で約30分の距離にあります。

海水浴だけでなくピクニックをする場所としても人気なので、軽食を準備してそういった楽しみ方をするというのも良いかもしれません。

更に周辺にはオシャレなレストランやカフェが立ち並び、週末には有名なフード&ワイン・ショーといったイベントなども開催される芝生の広場も広がっています。

また、森林散策のできる「ブッシュウォーキング・コース」があるなど、住宅街に位置する「バルモラル・ビーチ」一帯は治安も良く、夕方になるとアウトドアでの夕飯を楽しみにやって来る家族連れが多いのも特徴の1つです。

【基本情報】

バルモラル・ビーチ(Balmoral Beach)

波:海水浴向き

設備:駐車場・公衆トイレ・シャワー・プレイグラウンド

レストラン・カフェ:あり

 

【モスマン地区:おすすめホテル4選!】

 

〖バルモラル・リトリート(Balmoral Retreat)〗

「バルモラル・ビーチ」から徒歩わずか1分の「バルモラル・リトリート(Balmoral Retreat)」は、「無料Wi-Fi」・「無料駐車場」・海の景色を望む「バルコニー(屋外ダイニングエリア付)」のある2ベッドルーム・アパートメントを提供しています。

アパートメントには設備の整った「キッチン(食器洗い機、コーヒーマシン付)」・「ダイニング/ラウンジエリア(薄型衛星テレビ、DVDプレーヤー付)」が備わります。

メインリビングエリアはエアコン付きで、各ベッドルームには床置き型ファンがあり、滞在中は「バーベキュー設備」・「洗濯機」・「アイロン設備」・「バスルーム」も利用できます。

「タロンガ動物園」から車で5分、「マンリー・ビーチ」・「シドニー・セントラル・ビジネス・ディストリクト(CBD)」からいずれも車で15分です。

【基本情報】

バルモラル・リトリート(Balmoral Retreat)

住所:9, 50 Botanic Rd, Mosman NSW 2088 (バルモラル・ビーチから0.5 km)

公式サイト:https://www.balmoralretreat.com.au/

〖セント・バレンタインズ・アパートメンツ・モスマン(St Valentines Apartments Mosman)〗

「セント・バレンタインズ・アパートメンツ・モスマン(St Valentines Apartments Mosman)」の各ユニットには「キッチン」・「リビングルーム(ダイニングエリア、テレビ付)」が備わります。追加料金にてタオルやリネンを利用することができます。

また、「セント・バレンタインズ・アパートメンツ・モスマン」では「テラス」・「無料WiFi」・敷地内の「専用駐車場」を提供しています。

「タロンガ動物園」まで2.2km、「ルナパーク・シドニー」まで6km、「サーキュラー・キー」まで7km、「王立植物園」まで8km、最寄りの「シドニー国際空港」までは17kmになります。


【基本情報】

セント・バレンタインズ・アパートメンツ・モスマン(St Valentines Apartments Mosman)

住所:c/- Owners Corporation, 3 Moruben Rd, Mosman NSW 2088 (バルモラル・ビーチから0.8 km)

電話番号:+61 1300 010 547

公式サイト:https://www.stvalentinesapartments.com.au/

〖ジ・アルバート・モスマン(The Albert Mosman)〗

「ジ・アルバート・モスマン(The Albert Mosman)」は、エアコン付きの「お部屋」・「ファミリールーム」・「テラス」・「バー」・「レストラン」・「ルームサービス」・「共用ラウンジ」・館内全域での「無料WiFi」などを提供しています。

お部屋には「ポット」・「ワードローブ」・「薄型テレビ」・「専用バスルーム」が備わり、滞在中は「ビュッフェ」または「アラカルト」の朝食を楽しめます。

「タロンガ動物園」から2.4km、「ルナパーク・シドニー」まで6km、「サーキュラー・キー」まで7kmになります。

最寄りの「シドニー国際空港」までは17kmで、有料空港シャトルサービスを利用できます。


【基本情報】

ジ・アルバート・モスマン(The Albert Mosman)

住所:89B Cowles Rd, Mosman NSW 2088

電話番号:+61 2 9394 8598

公式サイト:https://thealbert.com.au/

 

いかがでしたでしょうか。

歴史や橋の構成・構造なども実に興味深く、近くには高級住宅街「モスマン」や「バルモラル・ビーチ」などもあり、トレッキング「マンリー・トゥ・スピット・ブリッジ・ウォーク」が楽しめるのも魅力的な「スピット・ブリッジ」。

シドニー観光の際は、是非とも「橋の魅力」・「絶景」・「トレッキング」・「レストラン」・「ビーチ」を1度に楽しめる「スピット・ブリッジ」に訪れてみて下さい!

 

【基本情報】

スピット・ブリッジ(スピット橋)

住所:Sydney NSW 2087

公式サイト:https://www.rms.nsw.gov.au/maritime/using-waterways/bridge-opening-times.html

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

#Australia #Sydney #スピット・ブリッジ #スピット橋 #bridge #歴史 #建築 #beach #バルモラル・ビーチ #BalmoralBeach #レストラン #モスマン #sea #ホテル #phot


閲覧数:27回0件のコメント

最新記事

すべて表示
旅行記 旅好き ハワイ 海外旅行 国内旅行

海外・国内旅行の魅力・出来事・情報をお届けするサイトです。人生一度きり、一人でも多くの人に旅行を楽しんで頂きたい!

お得な現地情報&ホテル情報をお届けします!

 

これから旅行へ行かれる方に少しでも良い情報をお届けできたら嬉しいです!!!

FOLLOW ME:
  • Facebook Vintage Stamp
  • Twitter Vintage Stamp
  • Instagram Vintage Stamp

CATEGORY

注目!おすすめの旅行先!