私の旅行記
スペイン バルセロナ カタルーニャ美術館:魅力・見どころ・アクセス方法・チケット予約方法まで徹底ナビ!

こちらは、芸術の街バルセロナでも特に高い人気を誇る「モンジュイックの丘」に建つ美術館「カタルーニャ美術館(Museu Nacional D'Art De Catalunya)」です!
「カタルーニャ美術館」では、トータル約200万点もの作品が展示されおり、様々なジャンルの芸術品も期間限定の特別展示で見ることもできます。芸術を堪能した後は、是非外に出て景色も堪能してみてください!すぐ目の前にある「スペイン広場」、その奥にあるバルセロナの街を眺めることができます。
今回はそんな、「カタルーニャ美術館」の魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報などについて詳しくご紹介させていただきます!
【カタルーニャ美術館:基本情報】
〖歴史・概要〗

こちらの宮殿のような建物は、元々「バルセロナ万博」の際に建てられ、開会式が行われた「パビリオン」でした。万国博覧会の後1934年に、カタルーニャの美術を集めた「カタルーニャ美術館」を内接することが決定し、歴史あるカタルーニャ美術を総合展示する美術館としての機能を果たし続けています。
1990年には、それまで別の場所にあった「カタルーニャ近代美術館」に所蔵されていたカタルーニャ美術の近代絵画のコレクションが統合され、以来全時代におけるカタルーニャ美術の総合美術館ならびにスペイン国立の美術館として機能しています。
〖住所〗
Palau Nacional, Parc de Montjuïc, s/n, 08038 Barcelona,
〖電話番号〗
+34936220360
〖アクセス〗
「カタルーニャ美術館」は「モンジュイックの丘」にあり、最寄り駅である地下鉄1・3号線「エスパーニャ(Espanya)駅」から徒歩10分にあります。
〖入場料金〗

大人:12ユーロ/子供(16歳未満):無料
※チケットは発行後1ヶ月以内であれば2回入場することができます。
※土曜日15時以降/第1日曜/5月18日/9月11日は入場無料。
※大人2名+子ども1名は30%のディスカウント。
※展望台:2ユーロ。
※日本語オーディオガイド:4ユーロ
〖営業時間〗
火曜日~土曜日:10時00分~18時00分
日曜日・祝日:10時00分~15時00分
※5~9月:10時00分~20時00分(日曜・祝日は~15時)
※入場は閉館30分前まで。
〖定休日/休業日〗
月曜日(祝日を除く)/1月1日・5月1日・12月25日
〖公式サイト〗
【カタルーニャ美術館:館内MAP】

「カタルーニャ美術館」は、「ロマネスク」・「ゴシック」・「ルネッサンス/バロック」・「モダン」の4つのエリアで構成されており、1つのエリアだけで美術館1つ分に値するほど非常に広く見ごたえがあります。

1階(地上階)の正面入り口から左にあるのが【ロマネスク様式芸術】。その反対の正面右側にあるのが、【ゴシック】・【ルネッサンス】・【バロック】各様式をまとめた展示場で、更にその中に「カンポー遺産」、「ティッセン・ボルネミッサコレクション」があります。

2階には【近代芸術】。その中には「デッサン」と「版画」のコレクション、更に「カタルーニャ貨幣」も含まれます。回る順番は自由ですが、時代の古い順から見るのが分かり易いと思います。そのため、最初に【ロマネスク様式芸術】➡【ゴシック/ルネッサンス/バロック様式芸術】➡【近代芸術】と見て回るのがおすすめです!
【カタルーニャ美術館:魅力・見どころ!】

「カタルーニャ美術館」は、総面積32.000㎡(東京ドームの約2/3)と世界最大級の規模を誇り、広大な館内には10~12世紀のロマネスク美術作品をはじめゴシック、そして近代美術に至るまでおよそ225万点もの作品が展示されています。有名な「ダリ」や「ピカソ」の絵画はもちろん、あの「アントニ・ガウディ」が作ったという家具も見ることができます。
〖ロマネスク絵画〗

「ロマネスク」とは、11世紀後半から12世紀にかけて広まった「キリスト教芸術様式」のことを指し、壁にフレスコ画のある重厚な石造りが特徴で、当時西ヨーロッパでは修道院などを中心にロマネスク様式の建築物が多く建てられました。イタリアの「ピサ大聖堂」やフランスの「サン・マドレーヌ教会」がその代表作です。

日本人にはあまり馴染みのない「キリスト教美術」の「ロマネスク」ですが、「カタルーニャ美術館」はこの「ロマネスク美術」の宝庫。特に「ロマネスク美術」の最高傑作と呼ばれる「栄光の主キリスト像」は必見で、高さ8mにも及ぶ巨大な壁画は、カタルーニャ地方の「タウユ」という村にある「サン・クリメン教会」から移設してきたもの。トルコから輸入したという貴重な青い顔料を使用しているのが魅力です。
〖ガウディ作の家具〗

「カタルーニャ美術館」では、「アントニ・ガウディ」が設計したという貴重な家具を展示しています。「ガウディ」といえばモデルニスモの芸術家として有名ですが、別名「カタルーニャ版アール・ヌーヴォー」と呼ばれる芸術様式だけあり、どの家具も美しい曲線が印象的です。

見ている人の平衡感覚を狂わせるような曲線も「ガウディ」の手にかかるとバランスがとれているから不思議です。館内には「カサ・バトリョ」で使用するために作られたという二人掛けの椅子が展示されているので、そちらもお見逃しなく!
〖スペインの巨匠たちの作品〗

「カタルーニャ美術館」には、スペイン・カタルーニャ地方の美術だけではなく、美術史に燦然と輝くスペインの芸術家達の作品もあります。「エル・グレコ」の『十字架を担うキリスト』や「ピカソ」の『帽子の女と皮の首』などは人気のある展示です。

他にも「ゴヤ」や「ベラスケス」の作品や「シュルレアリスム」に傾倒する前の貴重な「ダリ」の作品などを鑑賞することができます。
〖外観〗

「カタルーニャ美術館」はもともと国立の宮殿として建てられたものであるため、建物自体も荘厳かつ美しい造型をしています。外観まで含めて全体でひとつの芸術作品のような美術館は、バルセロナ観光の目玉といっても過言ではありません。
〖噴水広場のショー〗

「マジカ噴水(Font Màgica de Montjuïc)」はバルセロナでも有名な観光スポットで、広々とした「モンジュイック」の広場に大きな噴水があります。「カタルーニャ美術館」をバックにすると、キレイに写真を撮ることができるため、フォトスポットとしても人気!夜のライトアップも魅力的です!

吹き上がる水の圧力と、色とりどりの光の技術によってなされるコンビネーションの数々は圧巻の一言。ただし、近づきすぎるとしぶきでずぶぬれになってしまうので要注意です!大音量でかかる音楽は、季節に合わせたものやクラシック、ポップスなどジャンルも様々で、音楽に合わせて歌い踊る人々も見られます。ショーは暗くなるにつれ、光の彩が映え、音楽との調和がとても幻想的です。ハイシーズンである夏場のバルセロナは21時過ぎまで明るいので、夕食後の遅い時間に行くのがおすすめです!
【基本情報】
住所:Plaça de Carles Buïgas, 1, 08038 Montjuic, Barcelona
開催時間:
5月~9月:木曜日~日曜日21:00~23:30
10月~4月:金曜日•土曜日19:00~21:00
アクセス:地下鉄1号線/3号線「Plaza Espanya(スペイン広場)駅」から徒歩約8分。
※時期によって少しずつ時間が異なります。
※1/7~2/28の約2か月間は定期点検でお休みになります。
公式サイト:https://www.barcelona.cat/ca/que-pots-fer-a-bcn/font-magica
【レストラン&カフェ】

「カタルーニャ美術館」のレストラン「オーレウム」は、スペイン広場を眺めるパノラマビューが美しいことでも知られます。人気のレストランのため、早めに予約をして窓際の席をゲットしましょう!ディナーの場合は、閉館時間と重なるため予約は必須。スペイン広場の噴水ショーを楽しみながら、地中海料理を堪能して下さい!
また、「カタルーニャ美術館」にはカフェが2つあり、1つは美術館正面入り口からまっすぐ中へ進み大きなホールの中にあります。こちらのカフェは余り混んでおらず、美術品鑑賞で疲れた足を休めるのにも最適!ホールも万博当時の面影が残っているのでぜひ見学して下さい。
もう1つのカフェは、美術館の正面入口にあります。オープンエアのカフェからは「サグラダ・ファミリア」も見え、バルセロナ市街の絶景が広がります。レストランやカフェは美術館に入場せずとも利用出来きるので、「モンジュイックの丘」を散策する時にぜひ立ち寄ってみて下さい!

いかがでしたでしょうか。
「カタルーニャ美術館」は、「ロマネスク」・「ゴシック」・「ルネッサンス」・「バロック」・「モデルニスモ」から「現代」まで全ての美術を網羅した美術館です。
バルセロナの他の美術館や博物館と比べると入場料は若干高めですが、膨大な美術品の数やクオリティを見れば十分に訪れる価値があります。美術館ショップもセンスの良い商品が多いので、おみやげや記念品購入にぜひ利用してみてください!
【基本情報】
カタルーニャ美術館(Museu Nacional D'Art De Catalunya)
住所:Palau Nacional Parc De Monjuic, Barcelona
電話番号:(93)6220360 /
アクセス:地下鉄1・3号線エスパーニャ(Espanya)駅から徒歩10分
入場料金:大人:12ユーロ/子供(16歳未満):無料
※チケットは発行後1ヶ月以内であれば2回入場することができます。
※土曜日15時以降/第1日曜/5月18日/9月11日は入場無料。
※大人2名+子ども1名は30%のディスカウント。
※展望台:2ユーロ。
※日本語オーディオガイド:4ユーロ
営業時間:
火曜日~土曜日:10時00分~18時00分
日曜日・祝日:10時00分~15時00分
※5~9月:10時00分~20時00分(日曜・祝日は~15時)
※入場は閉館30分前まで。
定休日/休業日:月曜日(祝日を除く)/1月1日・5月1日・12月25日
公式サイト:http://museunacional.cat
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
#Spain #スペイン #Barcelona #バルセロナ #カタルーニャ美術館 #MuseuNacionalDArtDeCatalunya #マジカ噴水 #FontMàgica #ショー #モンジュイック #Montjüic #モンジュイック城 #サグラダファミリア #sagradafamilia #歴史 #偉人 #建築 #ランドマーク #アントニオ・ガウディ #美術館 #博物館 #photo