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スペイン バルセロナ サンタ・マリア・ダル・マル教会:魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで徹底ナビ!


こちらは、バルセロナのボルン地区にあるゴシック様式のバジリカ教会「サンタ・マリア・ダル・マール教会(Basílica Santa Maria del Mar)」です!


「サンタ・マリア・ダル・マール教会」は、別名「海のカテドラル」と呼ばれ、カタルーニャ・ゴシック様式の建築物の中でも最も美しいもののひとつです。


今回はそんな、「サンタ・マリア・ダル・マール教会」の魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!

 

【サンタ・マリア・ダル・マール教会:基本情報】

 

〖歴史・概要〗

「サンタ・マリア・ダル・マール教会」の建設は1329年~1383年とされていますが、それよりも遥かに昔、4世紀ごろには既にこの場所に同じ名前の礼拝堂があったとされています。当時この辺りは海岸線に面しており、教会内に波の音が聞こえていたことから、別名「海のカテドラル」とも呼ばれています。


建設当時、時を同じくして城壁の中ではカテドラルが建設中でした。城壁の中に住む「アラゴン王」・「聖職者」・「貴族」たちの力によって建設されていた「カテドラル」に負けじと、城壁の外で暮らす「住民」・「船乗り」・「荷受け人夫」らが力を合わせて美しい教会を造ろうとしました。

そしてこのリベラ地区の庶民の熱意によって、なんとわずか54年で教会は完成。建築資材となる石は「モンジュイックの丘」から「港」まで船で運び、港からは「バスターシュ(Bastax)」と呼ばれる荷受け人夫たちが一つ一つ背に担いで運びました。ファサードの「ラ・リベラ門」の扉には、石材を担ぐ「バスターシュ像」が刻まれています。ちなみに、船乗りたちは航海の前にこの教会の「聖母マリア」に安全を祈願していました。


【歴史年表】

・1329年5月25日:モレラス門(Fossar de les Moreres側)に基礎石を置き工事開始。

※Ramon Despuigと建築家Berenguer de Montagutによって

・1360年:小礼拝堂や正面、側面の壁が完成。

・1383年11月3日:最後のキーストーンが設置。

・1384年8月15日:最初のミサを開催。

・1379年:主要部分を焼く火災が発生。

・1428年:大地震で西側のバラ窓が破壊され、落下物により30名の死者が発生。

・1459年:フランボワイヤン様式のバラ窓が完成、翌年にステンド・グラスが追加。

・1923年:ピウス11世(Pius XI)により、「小バジリカ=バシリカ・ミノール」(minor basilica)の称号を付与。

・1936年:(スペイン内戦)火災でバロック様式の祭壇が破壊。

・1967年:修復開始(〜90年代迄)


〖住所〗


Plaça de Santa Maria, 1, 08003 Barcelona,


〖電話番号〗


+34933102390


〖アクセス〗

「サンタ・マリア・ダル・マール教会」までは、バルセロナ市内から地下鉄の「L4線」に乗り、「Jaume I駅」で降ります。ここから徒歩約3分で「サンタ・マリア・ダル・マール教会」に到着します。


「サンタ・マリア・ダル・マール教会」の近くには、「ピカソ美術館」や「バルセロナ市歴史博物館」など有名な観光スポットがたくさんあり、どれも「サンタ・マリア・ダル・マール教会」から徒歩約10分〜15分のところに位置しているため、これらの観光スポットを合わせて観光することができます。


入口は建物の南側、正面エントランスが開放されているので、ここから中へ入って行きます。


〖入場料金〗


無料


〖営業時間〗

月曜日~土曜日:9:00~13:00/17:00~20:30

日曜日:10:00~14:00


〖公式サイト〗


http://www.santamariadelmarbarcelona.org/

 

【サンタ・マリア・ダル・マール教会:魅力・見どころ!】

 

〖歴史を感じる壮大な空間〗

まず中へ入ると、壮大な空間に圧倒されてしまいます。教会のサイズとしては長さ80m、幅33m、高さ最大33mとの事ですが、バシリカ式の構造ながら身廊や内陣を隔てる明確な壁や柱が無いため、それ以上の大きさに見えます。

「サンタ・マリア・ダル・マール教会」は1383年の完成後、15世紀には震災によって一部が崩壊。その後、長い年月をかけて再建や部分的な増幅が行われ、今の形になったのは20世紀の初め頃。1936年にはスペイン内戦の影響によって大部分が焼失してしまったものの、幸いにも一部の壁面や柱は焼失を免れたのだそう。天井などに残る黒い焦げた跡は、その紛争の痕跡なのかもしれません。

「主祭壇」も、元々あったものは紛争で焼失してしまい、現在は真新しい子を抱く「聖母の像」が設置されています。フレスコ画も何も無い祭壇ですが、天井まで延びる幾つもの柱がとても印象的です。


〖芸術的なステンドグラス〗

「サンタ・マリア・ダル・マール教会」の素晴らしさを語る上で、「ステンドグラス」の美しさを欠かすことはできません。スペイン内戦後、ステンドグラスも一部は焼失せずに残されており、「サンタ・マリア・ダル・マール教会」にある「ステンドグラス」はどれも色鮮やかで、とても魅力的です!

本陣の主祭壇側から後ろを振り返ると、「聖母マリア」が描かれた「バラ窓」が見えます。晴れた日の午後、太陽が西に移動すると、こちらの窓からまばゆいばかりの陽光が差し込むのですが、バラ窓が放つ色彩の光には、きっと誰もが言葉を失ってしまうことでしょう。

この他にも芸術的な作品も多く、人物を抽象的に描いたとされるもの等、他国の教会ではなかなか見られない様なデザインが多く、宇宙的な色使いをした斬新なデザインのステンドグラスもあります!

また、「ステンドグラス」の中には、サッカーチームFCバルセロナのエンブレムも!とても小さいですが、どこにあるかぜひ探してみてください!


〖パイプオルガン〗

「パイプオルガン」は「祭壇」の近くに設置されています。「サンタ・マリア・ダル・マール教会」には元々は2つの「オルガン」があったそうですが、こちらも1936年の紛争で焼失。現在あるものは2005年に公開されて物になります。こちらの「パイプオルガン」は元々、別の用途で造られたもので、18世紀中頃の製造とされていますが、正確な製造年月は不明だそう。運が良ければ「パイプオルガン」の音を聴く事もできます!


〖屋上(ガイドツアー参加者のみ)〗

「サンタ・マリア・ダル・マール教会」には有料のガイドツアーも開催されており、一般には入れない屋上や塔の上に登る事ができます。料金は1人8ユーロ、所要45分ほど。受け付けは「バスターシュの像」のある門から入ってすぐ右手にあり、「カタルーニャ語」・「スペイン語」・「英語(15:00))のツアーがあり、説明よりも展望を楽しみたい方は、行ってすぐに催行されるツアーに参加するといいでしょう!また、【公式サイト】にもチケット購入ページがありますので、興味のある方は是非チェックしてみて下さい!

 

いかがでしたでしょうか。


「サンタ・マリア・ダル・マール教会」は、歴史の重みを感じる壮大な空間で見応え抜群!無料なのが驚きですし、タイミングが合えばクラシックやゴスペルのコンサートを楽しむことができます!

 

【基本情報】

サンタ・マリア・ダル・マール教会(Basílica Santa Maria del Mar)

住所:Plaça de Santa Maria, 1, 08003 Barcelona,

電話番号:+34933102390

アクセス:

「サンタ・マリア・ダル・マール教会」までは、バルセロナ市内から地下鉄の「L4線」に乗り、「Jaume I駅」で降ります。ここから徒歩約3分で「サンタ・マリア・ダル・マール教会」に到着します。入口は建物の南側、正面エントランスが開放されているので、ここから中へ入って行きます。

入場料金:無料

営業時間:

月曜日~土曜日:9:00~13:00/17:00~20:30

日曜日:10:00~14:00

公式サイトhttp://www.santamariadelmarbarcelona.org/


※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。


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