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スペイン バルセロナ バルセロナ市歴史博物館


こちらは、ゴシック地区の中心部に位置する「王の広場(Placa del Rei)」に面した歴史博物館「バルセロナ市歴史博物館(Museu D'Historia De Barcelona)」です!


「バルセロナ市歴史博物館」は、14世紀のカタルーニャ・ゴシック建築の貴族の邸宅を利用しており、公衆浴場など当時の庶民の生活ぶりが再現されています。また、ローマ時代の遺跡も見どころ!


今回はそんな、「バルセロナ市歴史博物館」の魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!

 

【バルセロナ市歴史博物館:基本情報】

 

〖歴史・概要〗

「バルセロナ市歴史博物館」は、1492年にアメリカ大陸に到達した「コロンブス」が、パトロンであったカトリック両王「イサベル女王」と「フェルナンド王」に謁見したという歴史の舞台となった場所として有名な、「王の広場」の下にある地底の遺跡をそのまま展示した博物館です。


この遺跡が知られる様になったのはスペイン市民戦争の直前で、博物館として一般公開が始まったのは戦争終結後の1943年。建物は15世紀のゴシック様式の建物で「ライエタナ通り(Via Laietana)」を建設するにあたり、元あった場所(Carrer dels Mercaders)から、ひとつずつ石を移動(1930〜1931年)させたそうです。現在博物館が建つ場所は、1931年の修復工事の為に土台を掘り起こしたところ、ローマ時代の城壁が発見されたそうです。


バルセロナの他の博物館との大きな違いは、その地下遺跡を歩いて見て回れるというもの。日本の京都も平安時代の古都の上に現在の街があるわけですが、その地下に眠っている地下遺跡を実際に歩いてみて回れるのは、非常に貴重で興味深いものがあります。


王の広場について】

「王」というのは、12~15世紀のカタルーニャ=アラゴン連合王国時代の王のことを指し、この広場に面するようにゴシック様式の「古い宮殿(レイアール・マジョール宮殿)」が建っているのですが、この宮殿こそかつて王宮として使用されていたものになります。


カタルーニャの歴史や文化を語る際には、様々な場面でこの「王の広場」や「王宮」が登場し、新大陸を発見して帰ってきた「コロンブス」を王自ら出迎えたのもここであり、一時期は犯罪者の処刑を行っていた広場でもあります。


広場の三方を中世の重要な建物、「王宮」・「礼拝堂」・「副王」の館に囲まれており、ローマ時代の城壁や近現代のスペインを代表する彫刻家「エドゥアルド・チリダ」の作品も見られ、まさにバルセロナの歴史の縮図のような広場なのです。


〖住所〗


Plaça del Rei, s/n, 08002 Barcelona,


〖電話番号〗


+34932562100


〖アクセス〗

地下鉄4号線ジャウマ・プリメ(Jaume I)駅から徒歩3分。場所は「サンタ・エウラリア大聖堂」の斜め裏辺りに位置します。

入口が少々わかりにくく、博物館のエントランスは「王の広場」から「ヴェゲ通り(Carrer del Veguer)」を少し行った所にあるのですが、見通しそうなくらい地味な入口となっています。博物館がオープンしていない時は、鉄格子の扉が閉まって施錠されています。

中へ入ったら階段を登らず、奥にある赤い看板の所が歴史博物館の入口になります。


〖入場料金〗


一般:7.00€/シニア&28歳以下:5.00€

※日本語のオーディオガイド(無料)あり

※グエル公園の入場券を見せると50%引き

※無料日:毎月第一日曜日・それ以外の日曜日は15:00~


【入場から見学までの流れ】

博物館内へ入るとチケットオフィスがあり、ここでチケットを購入。同じエリアにはコインロッカーがあり、リュック等はここへ預け入れる様に指示されます。

ただし、出口から離れた所にあるため、見学が終わった後でまた荷物を取りにここへ戻ってくる必要があります。ですので、荷物を持っての来館はなるべく避けましょう。

チケットチェックを受けた先は、博物館の概要や出土した土器などの展示エリアがあります。その先へ進むとエレベーターがあり、地下の空間へ移動する流れになります。


〖営業時間〗


火曜日〜土曜日:10:00〜19:00

日曜日:10:00~20:00


〖休業日〗


月曜日・1/1・5/1・6/24・12/25


〖公式サイト〗


https://ajuntament.barcelona.cat/museuhistoria/ca

 

【バルセロナ市歴史博物館:魅力・見どころ!】

 

〖地下に広がるローマ時代の遺跡〗

地下へ降りると仕切りの殆ど無い一続きの大きな部屋に、ローマ遺跡の発掘現場が広がっています。ここは1931年、地上に建つ館の改修工事を行う際、土の中からこの様な遺跡が発掘された為、そのまま保存されて博物館として公開されています。

遺跡の隙間を縫う様にして歩道が張り巡らされているため、どの遺跡もかなり間近で見る事が出来ます。撮影も許可されていますが、フラッシュや三脚の使用はNG。ちなみに、この街の名前は「バルキーノ」といって、これこそが現在の「バルセロナ」という都市名の語源となっているのです。

遺跡は、古代ローマ時代の城壁とそこを中心に栄えた城下町の跡、また人々が残した私生活の跡も残されています。長い間地下にあった事で雨風に晒されていないため、とても良い状態で保存されているのだとか。

こちらのクレーターの様な場所はワインの製造所跡。10,000リットルは作れる言われ、新鮮な果物、酵母、はちみつ、シナモンが使用された形跡があるそうです。

こちらは「ガルム(garum)」という古代ローマで使われていた調味料を造る工場の跡。魚を綺麗に洗った後、タンクに移して塩漬けにして発酵させていたそうです。

こちらは5〜6世紀の冷水プール。作業場の跡地に建てられたようで、ローマ時代の公衆浴場と同じ、温水、ぬるま湯などと浴槽毎に温度が違っていたそうです。


【過去と現在が入り混じる空間】

見学途中に地下から地上への吹き抜けた場所があるのですが、そこからは現在のバルセロナの街がローマの遺跡の上に無造作に造られた様子がリアルに見る事ができます。


〖ティネルの間〗

「ティネルの間(Salo del Tinell)」は、かつて「コロンブス」が「カトリック王」にお目にかかったとされる、由緒ある場所。かなり薄いですが、壁面には当時描かれたとされる絵画も見られます。


〖サンタ・アガタ礼拝堂〗

「サンタ・アガタ礼拝堂」は14世紀初頭、バルセロナ伯の「ジャウマ2世(Jaume Ⅱ)」によって建てられた王室礼拝堂です。特別に大きな礼拝堂ではないですが、天井付近には盾の絵柄が入ったステンドグラスが見られます。

祭壇には、ポルトガル王の「ペドロ1世」を描いたとされる絵画もあります。だいぶくすんではいますが、金がふんだんに使われた贅沢な祭壇です。

 

【基本情報】

バルセロナ市歴史博物館(Museu D'Historia De Barcelona)

住所:Plaça del Rei, s/n, 08002 Barcelona,

電話番号:+34932562100

アクセス:

地下鉄4号線ジャウマ・プリメ(Jaume I)駅から徒歩3分。場所は「サンタ・エウラリア大聖堂」の斜め裏辺りに位置します。

入場料金:

一般:7.00€/シニア&28歳以下:5.00€

※日本語のオーディオガイド(無料)あり

※グエル公園の入場券を見せると50%引き

※無料日:毎月第一日曜日・それ以外の日曜日は15:00~

営業時間:

火曜日〜土曜日:10:00〜19:00

日曜日:10:00~20:00

休業日:月曜日・1/1・5/1・6/24・12/25

公式サイト:https://ajuntament.barcelona.cat/museuhistoria/ca


※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。



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