私の旅行記
スペイン バルセロナ バルセロナ現代美術館

こちらは、1995年にオープンした「コンテンポラリーアート専門」の美術館「バルセロナ現代美術館(Museu d'Art Contemporani de Barcelona)」です!
「バルセロナ現代美術館(通称:MACBA)」の外観から内装まで徹底的に白で統一された建物は、アメリカの建築家「リチャード・マイヤー」の設計によるもの。ファサードの大部分をガラス窓で占めているため、展示空間にはふんだんに外光が採り入れられています。

コレクションは20世紀半ばから現在までのカタルーニャやスペインのアーティストを中心に、世界各国の現代美術作品が幅広く収集されています。
今回はそんな、「バルセロナ現代美術館」の魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!
【バルセロナ現代美術館:基本情報】
〖歴史・概要〗

「バルセロナ現代美術館」の構想は、1953年にニューヨークの近代美術家の影響に基づいて、芸術家、批評家やファンによって形成された「現代芸術家たちの会(1956年から1965年)」の委員長「アレクサンドル・クリシ・ペリセア氏」によるものと言われています。
この時代の現代芸術形の展覧会は、当時5月のサロンと呼ばれていた場所で、毎年定期的に行われていました。しかし、アートと平和を表現する現代芸術の活動は、独裁者「フランコ」の時代にはなりを潜めなければなりませんでした。そのため、現代美術館の建設のアイデアは、1985年にカタルーニャ州政府とバルセロナ市役所が新しい美術館の建設を合意するまで、再び語られることはありませんでした。
その後、時を経て1985年にカタルーニャ政府の文化議員「ジョアン・リゴル」によってバルセロナ議会で現代美術館のアイデアが取り上げられ、「カサ・デ・ラ・カリタ」で美術館を建築することが決定しました。

美術館としての機能をもった建物は、いくつかに分かれて作られることが企画されましたが、メインの美術館の建築は、アメリカ人建築家であるリチャード・メイヤー氏に依頼されました。彼のスタイルは、フランスのルコルブジェのスタイルを周到するもので、白を貴重とした現代的な建築スタイルを持っています。
1987年には財団が設立され、1995年に正式にオープンすることになりました。「アレクサンドル・クリシ・ペリセア氏」の構想から実に30年以上の歳月が経っていましたが、こうして彼らの想いは現実に実を結んだのです。
〖住所〗
Plaça dels Àngels, 1, 08001 Barcelona,
〖電話番号〗
+34934120810
〖アクセス〗
最寄り駅は、メトロL1号線「Universitat駅(徒歩約3分)」と「メトロL3号線「Liceu駅(徒歩約8分)」になります。
〖入場料金〗
€10.00
※14歳以下は無料
〖営業時間〗

火曜日~金曜日:11:00~19:30
土曜日:10:00~21:00
日曜日・祝日:10:00~15:00
※図書館は10:00~19:00(月~木のみ)
〖定休日〗
火曜日(ただし祝日は営業)
〖公式サイト〗
【バルセロナ現代美術館:魅力・見どころ!】

「バルセロナ現代美術館」の展示の半分は美術館のコレクションとして常設展示され、残り半分は5ヶ月ごとに入れ替えが行われています。主なアーティストとしては「ミゲル・バルセロ(Miguel Barcelo)」・「ミゲル・アンヘル・カンパーノ(Miguel Angel Campano)」・「アントニオ・タピエス(Antoni Tapies)」などが挙げられ、期間限定の展示会では現代アートや文化に関連する作品が並びます。

また、企画展示と合わせて毎日美術鑑賞ツアーが行われているので、現代美術に関心のある方はツアーに参加するのもおすすめです!美術館の外には、スペインの有名な現代彫刻家「ホルヘオテイサ」の作品「波」と「エドワルド・チリーダ」の作品が掲げられます。
〖著名建築家によるデザイン〗

「バルセロナ現代美術館」の建物は、アメリカ人の建築家「リチャード・マイヤー」の設計で、白を基調とした建造物はバルセロナを代表する近代建築とも言えます。この建築デザインの基本は、中に展示される現代芸術の前衛的なデザインとこの地区の周りにある歴史的な形態をもつ建築物とをうまく融合させることでした。

建物は白を貴重とし、建物の中に光を取り入れるために、ガラスの天窓を多用、窓ガラスの素材を反射ガラスにするなどして、美術館内部に明るい光が取り込まれる、とても開放的な美術館を作り上げました。直線的に作られたスペースに、カーブを持った曲線、さらに外からの光が反射して作り上げる光と陰のラインが空間のなかに反映して、建物事態が中のスペースにいろいろなアートを繰り広げるようになっています。

メイヤーがデザインしたバルセロナ現代美術館の建物と空間は、暗いイメージのあったラバルの地域には光と広いスペースをもたらせました。今では若者が集まって、スケートボードをしたり、雑談する憩いの広場にもなっています。

いかがでしたでしょうか。
「バルセロナ現代美術館」の向かいにある中世からの教会とその建物には、「バルセロナ現代美術館」の一部として、大きな作品の展示や一部の作品の保管などに利用されています。
現代アートの美術館らしく、作品の展示のしかたも美術館内だけではなく、広場やその周囲のスペースを最大限に活かした作品展示も「コンテンポラリーアート」の発信地として申し分のない役割を果たしてもいます。
また、昼の光の中での美術館の美しさも見物ですが、ライトアップされた夜の様子もとても美しいです。バルセロナ中心街からそれほど遠くないところに位置しているので、機会があったら是非とも立ち寄ってみてください!
【基本情報】
バルセロナ現代美術館(Museu d'Art Contemporani de Barcelona)
住所:Plaça dels Àngels, 1, 08001 Barcelona,
電話番号:+34934120810
アクセス:最寄り駅は、メトロL1号線「Universitat駅(徒歩約3分)」と「メトロL3号線「Liceu駅(徒歩約8分)」になります。
入場料金€10.00
※14歳以下は無料
営業時間:
火曜日~金曜日:11:00~19:30
土曜日:10:00~21:00
日曜日・祝日:10:00~15:00
※図書館は10:00~19:00(月~木のみ)
定休日:火曜日(ただし祝日は営業)
公式サイト:https://www.macba.cat/en
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
#Spain #スペイン #Barcelona #バルセロナ #バルセロナ現代美術館 #MuseudArtContemporanideBarcelona #アート #歴史 #偉人 #建築 #美術館 #photo