私の旅行記
スペイン バルセロナ モンセラット:魅力・見どころ・アクセス方法・各スポットの基本情報まで徹底ナビ!

こちらは、上部に円筒型の岩がいくつも寄り集まる奇妙な形をした、カタルーニャで最も代表的な山「モンセラット(Montserrat)」です!
「モンセラット」の山は標高1241m。岩山のギザギザした鋸歯状の外観から、カタルーニャ語で「のこぎり山」という意味があり、あの「ガウディ」がモチーフのヒントを得た山とも言われています。ここへ訪れる理由は様々で、「モンセラット修道院」には様々な伝説がある有名な「黒いマリア像」や世界的レベルの少年聖歌隊が歌う「ミサ」も有名。更にはハイキングコースも充実しています。
今回はそんな、「モンセラット」の魅力・見どころ・アクセス方法・各スポットの基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!
【歴史・概要】

「モンセラット」の歴史は、「ラ・モレネータ」と呼ばれるマリア像が発見された880年頃まで遡ります。「モンセラット」にある「洞窟(サンタ・コバ:Santa Cova)」の中から「ラ・モレネータ」が発見され、その後4つの場所(Santa Maria・Sant Iscle・Sant Pere・Sant Martí)でこの「黒いマリア像」への崇拝が始まりました。
1025年に「サン・マリア・デ・リポイ修道院(Santa Maria de Ripoll)」の修道院長であった「オリバ(Abbot Oliba)」が、「モンセラット」に新しい修道院「サンタ・マリア・モンセラート修道院付属大聖堂」を設立。修道院はすぐに巡礼者や訪問者を受け入れ始め、聖母にまつわる奇跡などの物語の普及に貢献したと言われています。

その後1409年には「サンタ・マリア・モンセラット修道院」は独立した修道院となり、歴史を重ねていくのですが、1811年からわずか2年足らずの間に「ナポレオン」の軍隊による襲撃で2度も焼失したり、宝物の多くが略奪によって失われたりと、1835年までは大変革の時代となりました。
その後10年近く放置された時期があり、1844年に修道院の修復が開始。しかし、1936年~1939年までの間に起こったスペイン内戦により、23人の僧侶が殺害されるなど、再度僧侶たちは修道院を離れることを余儀なくされています。終戦と共に修道院の奪還はできものの、この内戦で勝利した「フランシスコ・フランコ(Francisco Franco Bahamonde)」による独裁政権が始まると同時に、この地で使われていた言語であるカタルーニャ語を禁止する言語政策がとられました。

「サンタ・マリア・モンセラート修道院」は、学者や芸術家、政治家、学生の聖域とされており、1940年以降「サンタ・マリア・モンセラート修道院」はカタルーニャのナショナリズムの象徴としてみなされていました。1947年4月27日、「モンセラート」の聖母の即位を祝う「ミサ」が開催され、10万人以上が参列したのですが、「ミサ」はフランコ政権によって禁止されているカタルーニャ語で公に行われました。
その後も「サンタ・マリア・モンセラート修道院」はカタルーニャ語で子供向けの出版物(L'Infantil、Tretzevents)や文化的・宗教的出版物(erra d'Or、Qüestionsdevida cristiana)などを出版し大きな注目を集めました。また、幅広い政治的害悪から知識人や政治活動家に避難所を提供することも積極的に行っており、1970年12月には300人の芸術家と学者が修道院で政権への抗議のため座り込みを行い、結果的にフランコ主義政権への終止符にも役立ったといわれています。

そして、数多くの歴史を乗り越え1000年以上経て、巡礼者のニーズに応え続けるために現在の近代化された「モンセラット」に変化していき、バルセロナの絶景が望める「カルメル要塞」もフランコ政権時代に戦争のために使用されていた場所となっています。また、日本人にとって興味深いのは、江戸時代の初めに九州のキリシタン大名達ががローマに送った「天正少年使節団」が1585年、更に1615年には独眼竜政宗として知られる「伊達政宗」がローマに送った「慶長遣欧使節」も道中立ち寄ったことでも知られています。
【バルセロナ市内からのアクセス方法】

「モンセラット」までは主に「カタルーニャ鉄道」を利用する方が多いため、以下では「スペイン広場(エスパーニャ広場)」から〖カタルーニャ鉄道+ロープウェイ利用(一番メジャーな行き方)〗と〖カタルーニャ鉄道+登山鉄道利用〗の2通りのアクセス方法を解説していきます。
〖スペイン広場からカタルーニャ鉄道+ロープウェイ〗
① :【スペイン広場駅➡カタルーニャ鉄道】

「スペイン広場」の地下鉄に着いたと仮定して、そこから「カタルーニャ鉄道(FGC)」へ乗り換えするのですが、その場合は「カタルーニャ鉄道」のマーク(オレンジと白のロゴ)が指す方向へ進みます。
② :【切符を購入】

4ヶ国語対応の券売機で「モンセラット」までの往復切符を購入しましょう。
※画面表示の言語をカタルーニャ語から別の言語に変える時は、画面左下の国旗のボタンを押します。以下では英語での案内を解説していきます。
購入画面①:Monserrat行の切符である青いボタンを押します。

購入画面②:「Tickets Train + Rack Railway(登山鉄道)」と「Tickets Train + Cable Car(ロープウェイ)」と書かれた2つのボタンが現れるので、「Tickets Train + Cable Car」を押す。

購入画面③:片道・往復切符など切符の詳細選択します。

①:Cable Car TransMontserrat:電車(往復)+ロープウェイ(往復)+地下鉄(往復)+ケーブルカー:31.80€
② :Cable Car TotMontserrat:電車(往復)+ロープウェイ(往復)+地下鉄(往復)+ケーブルカー+昼食+博物館:49.95€
③ :Adult Single Tiket,combined Train + Cable Car: 電車+ロープウェイの片道チケット:11.60€
④ :③の往復チケット:20.20€
⑤ :Child Single Tiket,combined Train + Cable Car:電車+ロープウェイの子供片道チケット):8.40€
⑥ :⑤の往復チケット:15.65€
⑦と⑧:年金受給者いわゆるシニアですが、スペイン国民のみで日本人は適用外で購入できません。
※②の全部入ったセットの昼食はビュッフェランチとなります。
※冬季のメンテナンスや、故障で山上のケーブルカーが動いていない時は①と②のチケットは販売されず、その場合は操作画面のボタンを押してもエラーが出ます。
以上のボタンのどれかを押すと、次に料金と枚数の確認画面(下の左画像)が現れます。
購入画面④:支払い

現金かクレジットカードのいずれかで支払いが可能です。
※注意事項※
自販機で注意が必要なのは「登山電車」や「ロープウェイ」とのコンビネーションチケットを選ぶ際の操作。基本は「登山電車」と「ロープウェイ」どちらの画面も③もしくは往復の④を選ぶと間違いがありません。①はモンセラット山上のケーブルカーが付いて来るチケットで、②は更に昼食と博物館まで全部が含まれるコンビネーションチケットになります。
① と②は一見すると、色々とセットになっていて少しはお得になるかと思われがちですが、観光の時間が押してケーブルカーにまで乗れなかったり、博物館や特に特徴の無いビュッフェ昼食などは「モンセラット」に着いてから、その状況により購入した方が無駄にならず、下手に時間に縛られないで良いかと思います。そのため、ここではシンプルにバルセロナからの「電車+登山電車もしくはロープウェイ」のチケット購入を想定に解説しています。尚、自販機の枚数の選択は1,2,4枚しか出来ません。もし、3人もしくは4人以上の場合は、2度に分けて購入する必要があります。枚数と料金の確認画面の下に「Recipt(領収書)」のボタンを押すとチケットと一緒に領収書のレシートが出てきます。その際に画面に使えない紙幣が表示されます。100、50の高額紙幣は通常使えませんが20€札以下も使えないときが稀にあるので注意が必要です。クレジットカードでの支払いは、必ず4桁の暗証番号の入力が必要となります。
③ :【R5号線・マンレサ(Manresa)行きの電車に乗る】

改札を通って「R5号線・Manresa行き」の電車に乗ります。大抵の場合、「R5号線」は改札を通って左手、一段下がっている「4番線ホーム」から出発します。念のため改札を越えた所にある出発ホーム案内モニターで確認してください。

電車は、基本的に1時間に1本(毎時36分発)ですが、それ以外の時間に出発する時間帯もあるので時刻表(PDF)で確認!(所要時間は1時間位)
※朝は、6:16発、7:16発、8:16発もあります。
④ :【Aeri de Montserrat駅で下車➡ロープウェイに乗車】

「ロープウェイ」を利用する場合は、「Aeri de Montserrat駅」で下車します。降りるとすぐ横に「ロープウェイ乗り場」があります。しかし、「モンセラット」へ向かう観光客が一斉に降り、ロープウェイへ移動しますので、タイミングが悪いと数分~数十分待つことになります。

あまり待ちたくないという方は、なるべく連結車両(通常4両)の真ん中辺りになる2両目の後方もしくは3両目の前方に乗りましょう。すると、停車の際に扉の位置が駅出口(地下道)に近いこともあり他の乗客より先にロープウェイ駅へ着けるので、待ち時間がその分短縮することができます。
⑤ :【ロープウェイ山頂駅到着】

乗車後はパノラマ絶景とともに空中散策の旅を楽しむこと5分で「ロープウェイ山頂駅」に到着します。そこから修道院入口までは徒歩で約10分です。
※帰りについて※
バルセロナから行く時は乗った電車は到着に合わせて運行しているため、特に考えることは何もありませんが、帰りの時間は電車が出た直ぐだと1時間近く待つことになるので事前に確認しておく必要があります。
〖スペイン広場からカタルーニャ鉄道+登山鉄道〗
「登山鉄道」を利用する場合、「ロープウェイ」と違うのは、「切符の購入方法・料金」と「下車する駅がAeri de Montserrat駅ではなくMonistrol de Montserrat駅」という点です。
① :【スペイン広場駅➡カタルーニャ鉄道】

「スペイン広場」の地下鉄に着いたと仮定して、そこから「カタルーニャ鉄道(FGC)」へ乗り換えするのですが、その場合は「カタルーニャ鉄道」のマーク(オレンジと白のロゴ)が指す方向へ進みます。
② :【切符を購入】

4ヶ国語対応の券売機で「モンセラット」までの往復切符を購入しましょう。
※画面表示の言語をカタルーニャ語から別の言語に変える時は、画面左下の国旗のボタンを押します。以下では英語での案内を解説していきます。
購入画面①:Monserrat行の切符である青いボタンを押します。

購入画面②:「Tickets Train + Rack Railway(登山鉄道)」と「Tickets Train + Cable Car(ロープウェイ)」と書かれた2つのボタンが現れるので、「Tickets Train + Rack Railway」を押す。

購入画面③:片道・往復切符など切符の詳細選択します。

① :Trans Montserrat Rock Railway:電車(往復)+登山電車(往復)+地下鉄(往復)+ケーブルカー:31.80€
② :Tot Montserrat Rock Railway:電車(往復)+登山電車(往復)+地下鉄(往復)+ケーブルカー+昼食+博物館:49.95€
③ :Adult Single Tiket,combined Train + Rock Railway(電車+登山電車の片道チケット):11.05€
④ :③の往復チケット:20.10€
⑤ :Child Single Tiket,combined Train + Rock Railway(電車+登山電車の子供片道チケット):8.40€
⑥ :⑤の往復チケット:15.65€
⑦と⑧:年金受給者いわゆるシニアですが、スペイン国民のみで日本人は適用外で購入できません。
※②の全部入ったセットの昼食はビュッフェランチとなります。
※冬季のメンテナンスや故障で山上のケーブルカーが動いていない時は①と②のチケットは販売されず、その場合は操作画面のボタンを押してもエラーが出ます。
以上のボタンのどれかを押すと、次に料金と枚数の確認画面(2つ下の左画像)が現れます。
購入画面④:支払い

現金かクレジットカードのいずれかで支払いが可能です。
※注意事項※
自販機で注意が必要なのは「登山電車」や「ロープウェイ」とのコンビネーションチケットを選ぶ際の操作。基本は「登山電車」と「ロープウェイ」どちらの画面も③もしくは往復の④を選ぶと間違いがありません。①はモンセラット山上のケーブルカーが付いて来るチケットで、②は更に昼食と博物館まで全部が含まれるコンビネーションチケットになります。
② と②は一見すると、色々とセットになっていて少しはお得になるかと思われがちですが、観光の時間が押してケーブルカーにまで乗れなかったり、博物館や特に特徴の無いビュッフェ昼食などは「モンセラット」に着いてから、その状況により購入した方が無駄にならず、下手に時間に縛られないで良いかと思います。そのため、ここではシンプルにバルセロナからの「電車+登山電車もしくはロープウェイ」のチケット購入を想定に解説しています。尚、自販機の枚数の選択は1,2,4枚しか出来ません。もし、3人もしくは4人以上の場合は、2度に分けて購入する必要があります。枚数と料金の確認画面の下に「Recipt(領収書)」のボタンを押すとチケットと一緒に領収書のレシートが出てきます。その際に画面に使えない紙幣が表示されます。100、50の高額紙幣は通常使えませんが20€札以下も使えないときが稀にあるので注意が必要です。クレジットカードでの支払いは、必ず4桁の暗証番号の入力が必要となります。
③:【R5号線・マンレサ(Manresa)行きの電車に乗る】

改札を通って「R5号線・Manresa行き」の電車に乗ります。大抵の場合、「R5号線」は改札を通って左手、一段下がっている「4番線ホーム」から出発します。念のため改札を越えた所にある出発ホーム案内モニターで確認してください。

電車は、基本的に1時間に1本(毎時36分発)ですが、それ以外の時間に出発する時間帯もあるので時刻表(PDF)で確認!(所要時間は1時間位)
※朝は、6:16発、7:16発、8:16発もあります。
④:【Monistrol de Montserrat駅で下車➡登山鉄道に乗車】

「ロープウェイ」を利用する場合は、「Monistrol de Montserrat駅」で下車します。道なりに進めば「登山鉄道」が見えてきます。改札の外へは出ないので、迷子になる可能性は低いです。改札からは出ませんが、登山鉄道に乗る時に購入したチケットを見せなければいけませんので、無くさないように気をつけてください!
⑤ :【登山鉄道山頂駅到着】

乗車後はパノラマ絶景とともに空中散策の旅を楽しむこと5分で「登山鉄道山頂駅」に到着します。登山鉄道は「モンセラット修道院」のすぐ下に到着するので、駅舎を出るなり大聖堂の姿を見上げることができます。

ただし、「モンセラット修道院」までは急な坂や階段があるので、なるべく身軽な格好で行くことをおすすめします!
※帰りについて※
バルセロナから行く時は乗った電車は到着に合わせて運行しているため、特に考えることは何もありませんが、帰りの時間は電車が出た直ぐだと1時間近く待つことになるので事前に確認しておく必要があります。
【ツアーを予約する】

個人での移動・観光が不安な方は、日本語予約できるツアー会社を利用するのをおすすめします!日本語で購入でき、サポートも日本語ですので安心ですし、またホテルまでの送迎もあるのも嬉しいポイントです!➡
【モンセラット:魅力・見どころ!】
〖モンセラット山・町の造形〗

「モンセラット」の町は山の中腹を削って造られており、山と一体化したこじんまりとした町は、日本では見られない不思議な光景が広がっています。建物は山にへばり付くように建てられていて、自然の山とうまく馴染んだ姿が見られます。
そして山の形も面白く、「美しい形は構造的に安定してる。」・「構造は自然から学ぶべきである。」と考えていた「ガウディ」は、「のこぎり山」と呼ばれる「モンセラット」から「サグラダファミリア」建築の構想を得たと言われています。

たしかに不思議な形で飛び出す岩々に囲まれたこの地は、どこか「ガウディ」の曲線美の建築を彷彿とさせ、都会・バルセロナ近郊でありながら、このような自然の美しさを感じられるのも「モンセラット」の魅力のひとつです。
またここには、カフェやレストラン、お土産屋さん、美術館などが密集しており、散歩しているだけでも十分楽しむことができます。歩き疲れたらカフェに寄って、景色を楽しみながらゆっくりするのもおすすめ!自然と人工の融合がとても興味深く、ついつい長居してしまうスポットです。
〖サンタ・マリア・モンセラット修道院付属大聖堂(Abbey of Montserrat)〗

「サンタ・マリア・モンセラット修道院付属大聖堂」は、「モンセラット」で最も重要な場所で、修道院の教会堂の祭壇上部には、洞窟で発見された「黒いマリア像(ラ・モレネータ)」が祀られています。

聖母の膝には「キリスト」が座っており、この「キリスト」は19世紀に復元されたものです。また、「マリア像」に触れながら祈りを捧げることで願いがかなうといわれており、大勢の人が触れながらお祈りしています。
※正確には「マリア像」には透明の囲いがしてあるため直接触れることはできませんが、この「黒いマリア像」が手にしている天球には直接触れることができます。

一説では、この像は12世紀頃に作られ、当初は白かったものがろうそくのすすで黒ずんでしまったとも言われていますが、いまだになぜこの地にあって、なぜこのように黒くなったのか、真相は不明のままとなっています。ちなみに、バルセロナを朝7時台に出発するとそこまで人のいない状態で観覧が可能ですので、なるべく早い時間に出発することをおすすめします!

その他にも、美しいステンドグラスやカラーキャンドルも見ることができ、聖堂の外壁はとても細やかな彫刻が施されており、神聖な場所として丁寧に造られたことが伺えます。特にステンドグラス下の12体の像は、表情も仕草も全て異なるように彫られ、1体1体見入ってしまいます。ここがスペインを代表する巡礼地であることも納得の美しさです。

更に、大聖堂の前にある中庭「アトゥリオのパティオ」はパワースポットとしても人気を集めています。中庭の中央で腕を広げて瞑想をすると不思議な力が宿ると伝えられており、実際に瞑想している方も多く見受けられます。シーズン外の観光客が少ない時に訪れるのであれば、せっかくですので瞑想してみてもよいかもしれません。
【基本情報】
開館時間:7:00~19:30
※黒いマリア像に触れられるのは7~10時30分/12時~18時15分
入場料:無料
公式サイト:Abadia de Montserrat
〖エスコラニア少年合唱団(Escolania de Montserrat)〗

修道院では1日に1〜2回、「モンセラット少年聖歌隊」が美しい歌声を披露します。ヨーロッパで最も古くからある「児童合唱団」で、その歴史は1223年からと言われています。
修道院に付属して建てられた「エスコラニア音楽院」では、難関試験に合格した9歳~14歳約50名の少年たちが音楽を学んでおり、この「エスコラニア少年合唱団」が修道院で平日はほぼ毎日演奏をしています。
通常は13:00~と19:00~ですが、演奏してない日もありますので詳細は下記公式サイトからご確認ください。演奏の始まる時間前になると修道院は人が溢れかえり、間際に行くと入れないなんてこともありますので注意してくださいね。
公式サイト:http://www.escolania.cat/en/news-and-concerts/when-do-we-sing/
〖モンセラット美術館(Museu de Montserrat)〗

「モンセラット美術館」は「サンタ・マリア広場」の下にあり、スペイン出身の建築家「ジュゼップ・プッチ・イ・カダファルク(Josep Puig i Cadafalch)」によって建てられた建物です。この美術館には「モネ」・「ピカソ」・「ダリ」などをはじめとする世界的にも有名な芸術家の作品が展示されています。
【基本情報】
開館時間:10:00~17:45
入場料:大人€8/学生・グループ(20人以上):€6.5/子ども(8歳~16歳):€4
※モンセラートの聖母の饗宴である4月27日は入場無料
オンライン予約:Montserrat, gestión integral de venta de entradas
〖天国への階段(Stairway to Heaven)〗

「天国への階段」は「Instagram」などのSNSで一躍有名となった場所です。「サグラダ・ファミリア」の「受難の門」の彫刻家「ジョセップ・マリア・スビラックス(Josep Maria Subirachs)」が作成したモニュメントで、9つの大きなコンクリートが螺旋状に配置されており、下から「石・火・植物・動物・人間・空・天使・神様」を表しているそうです。
※注意点※
現在では安全上、そして芸術を残していくなどの観点からフェンスで囲まれており入れなくなっています。このモニュメントに登ることは違法となっていますので、絶対に登らないようにしましょう。
〖サンタ・コバ(Santa Cova de Montserrat)〗

「モンセラット修道院」からさらにケーブルカーで3分程の所にあるのが「サンタ・コバ(Santa Cova)」です。「サンタ・コバ」は伝説では実際に「黒いマリア像」が見つかった場所であったと伝えられています。「黒いマリア像」が見つかった洞窟だったところには教会が建てられており、教会の中を見学できるようになっています。

「サンタ・コバ」に向かうにはケーブルカーを利用するか、徒歩でも向かうことができます。向かう途中には、スペインカタルーニャ生まれで建築家として大変有名な「アントニ・ガウディー(Antoni Gaudi)」氏の作品である「キリストの復活」や、スペインバルセロナ郊外で生まれた建築家「ジュゼップ・プッチ・イ・カダファルク(Josep Puig i Cadafalch)」氏の作品を見ることができます。
アクセス:
「モンセラット」の登山鉄道駅の近くに「Sant Joan Funicular Lower Station」というケーブルカーの駅があります。そこから「Santa Cova」行きと「Sant Joan」行きのケーブルカーが出ており、「サンタ・コバ」は下り方面に向かうケーブルカーになります。ケーブルカーを降りたらそこからは一本道になっていて約20分ほど歩くと聖なる洞窟:「サンタ・コバ(Santa Cova)」に到着します。
所要時間:1時間半~2時間
ケーブルカー料金:
大人:片道:€3.5/往復:€5.5
子ども(4歳~13歳):片道:€1.9 / 往復:€3
公式サイト:Timetable and prices | Montserrat Rack Railway and Funiculars
〖サン・ミゲル展望台(Creu de Sant Miquel)〗

「モンセラット修道院」から徒歩30分弱の所にある「サン・ミゲル展望台」は、巡礼者にとって「モンセラット」への最も重要なアクセスルートでした。巡礼の旅は山の麓にある「コルバト(Collbató)」の町から始まり、「サン・ミゲル礼拝堂(Ermita de Sant Miquel)」に到着します。