- 私の旅行記
ハワイ オアフ島 アリゾナ記念館
更新日:2020年12月30日

こちらは、我々日本人であれば知っているであろう、第二次世界大戦ハワイ・真珠湾攻撃の歴史施設「アリゾナ記念館」です!
最近では、2016年12月には、アメリカ合衆国第44代大統領「バラク・オバマ」氏とともに、日本の現職首相として初めて内閣総理大臣「安部晋三」氏が訪問したことでも注目されました。
また、2017年11月にはトランプ大統領がアジア歴訪の前に立ち寄り、「Remember Pearl Harbor」と自信のツイッターでツイートし話題となりました。
フォード島の近くに浮かぶ白い慰霊碑、それが「アリゾナ記念館」になります。
「アリゾナ記念館」の真下の海底には、 1941年(昭和16年)12月8日未明, ハワイ時間 12月7日・日本帝国海軍による真珠湾攻撃によって沈んでしまった「戦艦アリゾナ」がそのまま残されています。
「パールハーバー」は、ホノルル国際空港から約5km、「ワイキキ」から約18kmの位置にあります。
※アリゾナ記念館は現在補修工事中・パールハーバーのアトラクションは通常通り開館※

「パールハーバー」では「アリゾナ記念館」で船着場の補修工事が行われています。現在、工事は最終工程に入り、完成は2019年秋頃を予定しており、安全が確保出来るまでは記念館内への立ち入りできません。
「パールハーバー・ヒストリックサイト」のアトラクション施設は通常通り開館しています。「戦艦ミズーリ記念館」・「ボーフィン潜水艦博物館」・「太平洋航空博物館」へは「パールハーバー・ビジターセンター」よりアクセスが可能です。「The Road to War(戦争への道)」・「Attack(攻撃)」を含む資料館、売店、ブックストア、オーディオツアー、バーチャルリアリティ・センターなど、ビジターセンター内も通常通り営業しており、工事期間中も25分間のドキュメンタリー映画は通常通りご鑑賞いただけます。
また、専用ボートに乗って記念館の近くまで行き、「真珠湾攻撃」の際の8つの戦艦郡のエリアもご見学することが出来ます。乗船中は「アメリカ合衆国国立公園局(NPS)」のスタッフの英語によるご案内も行っています。
今後の情報更新に関しましてはこちらよりご確認ください。
アメリカ合衆国国立公園局ウェブサイトhttps://www.nps.gov/valr/index.htm
Facebookページ https://www.facebook.com/ValorNPS
【アリゾナ記念館の歴史】

1941年(昭和16年)12月8日未明, ハワイ時間 12月7日、日本軍の奇襲攻撃によって太平洋戦争が始まった歴史的な場所です。
「フランクリン・D・ルーズベルト」大統領は、真珠湾攻撃を受けた日を「後世に残る屈辱の日」と表現しました。
日本軍がこの日行った真珠湾攻撃で、停泊中の「戦艦アリゾナ」をはじめとするアメリカの主力戦艦が壊滅的な打撃を受け、多くの死者や負傷者を出しました。
真珠湾攻撃はアメリカ人にとって初めてのアメリカ領土への攻撃であり、これによりアメリカ合衆国民を一気に戦争へ駆り立てることになり、太平洋戦争開戦の引き金となりました。

1962年に開設された「アリゾナ記念館」は56メートルほどの長さがあり、撃沈された「戦艦アリゾナ」の真上にある白い建物は、乗組員の追悼施設になっています。
アメリカの「戦艦アリゾナ」は、その乗組員の大半が命を落とした場所です。「戦艦アリゾナ」とともに亡くなった1000名を超える人々の魂が今の眠っています。
1966年にはアメリカ合衆国国家歴史登録財に登録されました。1989年に「戦艦アリゾナ」が国定歴史建造物に指定されるなど日本やアメリカのみならず、世界的に重要な歴史施設なのです。
【アリゾナ記念館見学ツアー】

「アリゾナ記念館」はまず、「アリゾナ記念館ビジターセンター」へ行き、約20分程度の開戦当時のドキュメンタリーフィルムを鑑賞します。
こちらでは、当時の映像がそのまま映し出されたりと、涙を浮かべるご年配の方も見受けられました。
その後、記念館への時間が記載されている無料チケットをもらい、時間になったらボートで記念館へと向かいます。
記念館には、戦没者の氏名や遺品、写真のほかに広島の原爆投下の犠牲者の12歳の少女が祈った「祈り折り紙」が展示されています。

戦死した乗組員の名前が刻まれた大理石は、言葉では表せない気持ちになります。
「アリゾナ記念館」の真下にある「戦艦アリゾナ」からは今もオイルが流れだしており、「アリゾナの涙」と呼ばれています。

また、有料の日本語ガイド機器がレンタルされていますので、より詳しく当時について学びたい方は是非レンタルしてみて下さい。
ここ「アリゾナ記念館」は軍の施設であるため、荷物のセキュリティチェックがあります。
記念館に入場するには、荷物を有料ロッカーに預ける必要があります。
「アリゾナ記念館」に訪れる際は、なるべく余計な物は持って行かないようにしたほういいですね。
また、記念館まではボートを利用するため、1日の人数制限があり混雑時には2時間以上待つ場合があります。
〖おすすめの回り方!〗

おすすめの回り方は、まず最初に「アリゾナ記念館」・「アリゾナ資料館」を見て回り、次に「ボーフィンパーク」を見学します。
「戦艦ミズーリ」・「太平洋航空博物館」へは、「ビジターセンター」からシャトルバスに乗る必要があるので、上記3つを全て見学してから、見に行くことをおすすめします!
【真珠湾のハーバービューを楽しめるランチ!】

「アリゾナ記念館」の横にある「レインボー・ベイ・マリーナ」内のレストラン「604」では、爽快感と開放感溢れるオープンテラスが自慢の店内からは真珠湾のハーバービューを楽しむことができます。
こちらのレストランでは、地産の食材をふんだんに使用しており、肉料理だけでなく魚料理を楽しめるのも魅力的!
各施設内にもサンドウィッチやカキ氷などを販売する売店がありますが、ゆっくりとランチを楽しむのであれば、「604」がおすすめです!
【アクセス】
〖レンタカー〗
「H1」フリーウェイで「ダニエル・K・イノウエ国際空港」方面へ「パールハーバー(Pearl Harbor)」の標識に従い進みます。
しばらく進み、「アリゾナ・メモリアル/スタジアム(Arizona Memorial/Stadium)」と書かれた「15A」出口を出ます。
※「NAMAL BASE」の出口ではないので注意してください。
「パールハーバー・ヒストリックサイト(Pearl Harbor・Historic Sites)」と書かれた茶色の道路標識に従い進むと、「パールハーバー・ビジターセンター」へと到着します。
最寄りのフリーウェイ入り口から「H1 West」に進む。
「H1」を「Airport方面」に向かい、車を走らせる。
15A「Arizona memorial, Stadium」でフリーウェイを降りる。
そのまま真っ直ぐ99号「カメハメハ・ハイウェイ」を進む。
「kalaloa」の交差点を左折したところにビジターセンターがあります。
「レンタカー」を利用すると、約30分程度で到着しますので、「レンタカー」を利用した方が効率よく観光を楽しむことができます!
〖ザ・バス〗
〖ワイキキ〗から〖パールハーバー〗
「20番」または「42番」の西方面行きのバスを利用します。
このバスはフリーウェイには乗らずに「ダウンタウン」などを通りながら運行します。
1時間前後乗車の後、バスは「パールハーバー・ビジターセンター」の駐車場に入って停車するので、そこで下車します。
午後のバスの中には、「パールハーバー・ビジターセンター」敷地内に入らず一般道沿いのバス停にのみ停車するものもありますのでご注意ください。
バスの料金は大人$2.75、1DAYパスは$5.50です。バスには両替機がなく、お釣りも出ませんので運賃はきっちり用意しておきましょう!
「1DAYパス」を購入する場合は、料金ボックスにお金を入れる前に運転手に申し出てください。
「20番バス」と「42番バス」の違い、、、
「20番バス」と「42番バス」は基本的に「ワイキキ」から「パールハーバー・ビジターセンター」までのルートはほぼ同じです。
しかし「20番バス」は、途中「ダニエル・K・イノウエ国際空港」に寄るため「42番バス」よりも10分ほど多く時間がかかります。
〖アラモアナ〗から〖パールハーバー〗
「20番」または「42番」のバスをご利用する場合:
ご乗車の際は、海側バス乗り場を利用します。フリーウェイには乗らずにダウンタウンなどを通りながら運行します。
45分前後乗車の後、「パールハーバー・ビジターセンター」の駐車場に入って停車するので、そこで下車します。
午後のバスの中には、「パールハーバー・ビジターセンター」敷地内に入らず一般道沿いのバス停にのみ停車するものもありますのでご注意ください。
「40番」または「62番」のバスをご利用する場合:
ご乗車の際は、海側バス乗り場を利用します。フリーウェイには乗らずにダウンタウンなどを通りながら運行します。
45分前後乗車の後、左側に「パールハーバー・ビジターセンター」の駐車場が見えてきます。
「40番」と「62番」のバスは「パールハーバー・ビジターセンター」の駐車場に入ってこないため、一般道沿いのバス停にて下車してください。
「Kalaloa St」とかかれた信号を通過してすぐのバス停で、「アロハスタジアム」の手前になります。もし降りられなかった場合はすぐ次のバス停で降りて歩くこともできます。徒歩15分ほどの距離です。
〖エクスプレスバスA〗を使っても「パールハーバー・ビジターセンター」まで来ることができます。
※注意事項※
「ワイキキ」方面行きのバスは、「パールハーバー・ビジターセンター」駐車場内まで入ってこないので、ご注意ください。
市バスを使って「ワイキキ」に戻る際のバス停は、「パールハーバー・ビジターセンター」駐車場から市道に出て、左折したところ(海側)にあります。
〖タクシー〗

「タクシー」をご利用の際は、運転手に 「アリゾナ・メモリアル(Arizona Memorial)と行き先を告げてください。
「パールハーバー・ビジターセンター」敷地内に、タクシーの乗り降り場があります。
帰りのタクシーも降りた場所と同じ場所でご乗車になれます。料金はチップ込みで片道約40~50ドルです。
〖トロリー・シャトル〗

「ワイキキ」から「パールハーバー」まで乗り換え無しでお越し頂けるトロリーなどが販売されています。
詳細はオプショナルツアー会社、お近くのツアーデスクや販売窓口などでお尋ねください。
現地でも、ホテルのコンシェルジュやツアー専門のスタッフがサポートしてくれます。
【事前に知っておくべきこと!】
〖入場料〗
「アリゾナ記念館」・「ビジターセンター」への入場は無料です。(送迎ボートを含む)
※戦艦ミズーリ記念館は有料ですのでご注意ください。
金額は2019年7月現在のものです。
変わる場合がありますので、【公式サイト:https://www.nps.gov/valr/index.htm】も合わせてご確認ください。
〖予約について〗
予約がなくても当日空きがあれば参加することができますが、年間100万人以上が訪れる大人気の観光スポットですので、
予約して行くことをおすすめします。
せっかく「パールハーバー」まで来たのに、当日「アリゾナ記念館」には入れなかった、大混雑で長い時間待つ必要があったということもありますので、スムーズに観光するためにも予約はしていったほうが良いでしょう。
〖持ち物の注意点〗
「パールハーバー」では、鞄の持ち込みは禁止されており、入口横で預ける必要があります。(4ドル)
「アリゾナ記念館」の中には、お財布・小型カメラ(ケースから出す必要あり)・ペットボトルの水・携帯電話のみ持ち込み可能ですのでご注意ください。
【合わせて行きたい観光スポット!】
〖太平洋航空博物館パールハーバー〗

こちらは、歴史的にも重要な場所「パールハーバー(真珠湾)」内「フォード島」にある、1941年12月7日「真珠湾攻撃」時に実際に使われていた、158フットの赤と白の「フォードアイランド管制塔」・格納庫である「ハンガー37(本館)」と「ハンガー79(第2展示場)」を当時の建物をそのまま保存・改修し作られた博物館「太平洋航空博物館パールハーバー」です!
格納庫とそれを取り囲む駐機場には、弾痕、銃撃の跡、爆弾でできた凹みなど、当時の攻撃の傷跡が今なお残っています。
「ハンガー37(本館)」には、第二次世界大戦当時使われていた航空機などが展示され、「ハンガー79(第2展示場)」には、有名かつユニークな航空機が多数あります。
「太平洋航空博物館パールハーバー」は、アメリカの内国歳入法(IRC)の501条(c)号の第3項に規定されている非営利団体です。
また、世界最大のミュージアム「スミソニアン協会」の提携博物館に認定され、世界最大の旅の口コミ情報サイト「トリップアドバイザー」が選ぶ「米国の航空アトラクションTop10」にもランクインしています。
【基本情報】
住所:Hangar 37, Ford Island 319, Lexington Blvd., Honolulu, HI 96816
電話番号:808-441-1000
営業時間:8:00 a.m. - 5:00 p.m
※クリスマス、感謝祭、元旦は休み
入館料:大人$25、子供(4~12歳)$12
公式サイト:http://www.pacificaviationmuseum.org/jp/
アクセス:H1で15Bを降り、「アロハスタジアム」へ行く途中を左折。
〖ザ・バス〗:「20」」・「42番」。「アリゾナ記念館」で入館券を購入後「フォード島」行きのシャトルバスに乗車。
〖戦艦ミズーリ記念館〗

こちらは、オアフ島の「パールハーバー」に停泊している1944年1月29日に進水式を迎え、アメリカ海軍最後の戦艦として就役していた「戦艦ミズーリ」です!
「戦艦ミズーリ記念館」はオアフ島の「パールハーバー」に係留する歴史的な記念館です。
「戦艦ミズーリ(BB-63)」は、「マーティー・モー」の愛称でアメリカ民に親しまれており、アメリカにおいては最後に完成し、最後に退役したため「最後の戦艦」と呼ばれています。
降伏文書調印式の様子が船内の随所に展示されており、巨大な主砲塔やアンテナタワーは間近で見ることができ、戦艦から海を見渡せば、自身も乗組員の一員になったような気分を味わえます。
「戦艦ミズーリ記念館」の前では、「バトルシップ(お土産屋)」や軽食を提供するお店もありますので、「パールハーバー」を観光する際の休憩所として覚えておくと便利です。
「戦艦ミズーリ記念館」内部は非常に広大ですので、入る前に一息つくのも良いでしょう。また、「戦艦ミズーリ記念館」周辺は無料Wi-Fiもありますので、一息つくには持って来いです。
【基本情報】
住所:63 Cowpens St., Honolulu, HI 96818
:808-455-1600
営業時間:毎日 8am ~ 4pm (6月~8月は5pmまで)
※主要祝祭日は休み
入場料:大人$25、子供(4-12歳)$13 ガイド料含み
公式サイト:http://www.ussmissouri.com/
〖USSボーフィン潜水艦博物館&パーク〗

こちらでは、戦闘潜水艦として活躍したボーフィン号と資料館を見学することができます。
「アリゾナ記念館」から徒歩圏内にある「ボーフィン潜水艦博物館」の中は広々とした約930m²で、当時クルーを募集していた時のポスターから戦旗まで4,000以上にわたる潜水艦関連のものや、前方を見やすくカットし内部が全面的に見える「ポセイドンミサイル」などといったここでしか見れない展示物が満載です。
実際に潜水艦の中に入ると、その狭さに驚かされ、敷地内にはミサイルや魚雷の展示もあり、中でも人間魚雷「回天」の姿には衝撃を受けます。
戦時中はこの中に人が入り、死を覚悟して突撃していたのかと考えることで戦争の愚かさや惨たらしさを改めて実感させられますね。
【基本情報】
住所:11 Arizona Memorial Dr, Honolulu, HI 96818
電話番号:+1 808-423-1341
営業時間:7時00分~17時00分
※主要祝祭日は休み
入場料:大人$15、子供(4-12歳)$7
いかがでしたでしょうか。
「アリゾナ記念館」はもちろん、「太平洋航空博物館」・「戦艦ミズーリ」・「USSボーフィン潜水艦博物館&パーク」なども非常に興味深いスポットです。
ハワイはショッピングや食べ物、アクティビティなどたくさんの魅力があり、やりたいこと山積みだと思いますが、歴史的な面からも是非ハワイを感じ取ってみて下さい。
「パールハーバー」だけで丸1日滞在できるほど充実したスポットです。
一生の思い出に、そして人生の糧となること間違いなしです。
【基本情報】
アリゾナ記念館
住所: Arizona Memorial Place, Honolulu, HI 96818
電話番号:(808) 422-0561
FAX:808-483-8608
営業時間:毎日07:30-17:00
休業日:元旦(1/1)、感謝祭(11月第4木曜)、クリスマス(12/25)
クレジットカード:可
駐車場:有り
日本語:可
料金:無料※日本語ガイド機器は有料
公式サイト:https://www.nps.gov/valr/index.htm
その他の情報:時間制の無料チケットをもらう→映画を観る→ボートで慰霊碑のある記念館まで行きます。※セキュリティのため、バッグ類の持込みは禁止。財布とカメラ以外は荷物保管所に預けます($3)
アクセス:「ワイキキ」から車で約20分。「アロハスタジアム」から車で「カメハメハ・ハイウェイ」を東へ向かって約1分進み、「アリゾナ・メモリアル・プレイス」を右折。「パールハーバー・ヒストリック・センター」のサインが出ていますので、そこから中に入ります。
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