- 私の旅行記
ハワイ オアフ島 オロマナ
更新日:2020年12月30日

こちらは、オアフ島南東の風上海岸にある「カイルア」と「ワイマナロ」の町にあり、オアフ島の「マッターホルン」と言われている「オロマナ」です!
「オロマナ」は、急峻な3つのピークを持つ山で、これまでに多くの死者を出してきた大変厳しいハイキング・トレイルとして有名です。

山頂へは1.5キロの短いコースですが、489メートルの相当な急勾配です。しかし、高度501メートルの山頂からは360度のパノラマ風景が見渡せます。
今回はそんな、「オロマナ」の基本情報・アクセス方法・トレイル情報・注意事項などについて詳しくご紹介させていただきます!
【歴史・伝説】

「オロマナ」の伝説を紐どいていくと、ここには昔「クアロア」から「マカプウ」までの地域を支配している非常に強い戦士「オロマナ」がいたとのこと。「オロマナ」とは「母神・ハウメア」に仕えた巨人の名前です。
「アフアプア(Ahuapua)」とよばれたオアフ島の王が、自分の戦士の中でも一番強くて超能力を持つ「パリラ(Palila)」という戦士を送って、「オロマナ」を戒めようとしました。
結局「パリラ」は彼の持つ超能力で、「オロマナ」を半分に切ってしまい、上半身を「カネオヘ湾」近くの太平洋に沈め、下半身がこの「オロマナ山」になったと言われています。
そして「ピーク(山頂)」の1つ「アヒキ(Ahiki)」は、「オロマナ」お気に入りの「右腕」として選ばれ、もう1つのピークの「パクイ(Paku'i)」は池を守る人に任命されたという話もあります。

人によれば「Olo」とは「丘」を意味し、「Mana」は「超能力を持つ人」だという人もいますし、「オロマナ」は「台風」を意味するという人もいるようです。
ちなみに、オアフの東海岸沿いは風当りが強いことから、「ウィンドワード(Windward)」と呼ばれ、反対の西側は「リーワード(Leeward)」=「雨が少ない地域」と言われています。
また、「オロマナ」と言えば、ハワイアン音楽で「ジェフリー・サントス」を筆頭に1976年からスタートしたグループの名前で、現在は3人で活躍しているトリオとして名をはせています。
彼らは、この「オロマナ山」の崇高な姿から名前をとったとのことのですが、それにたがわず「ナホクハノハノ賞」をはじめとして数々の音楽賞を受けて、今ではハワイ音楽の重鎮といわれています。
【アクセス】
〖バス〗
「オロマナ」までは、「アラモアナセンター」から「56番」・「57番」・「57A番」のいずれかに乗り、「カラニアナオレハイウェイ」と「アウロアロードの」交差点で降ります。(コオラウ山脈の峠を越えて2つ目のバス停です。)
バス停を降りたら、まずは「カラニアナオレハイウェイ」のすぐ横を通るループロードを進みます。するとすぐに「オロマナ山」の「ファーストピーク」が見えてきます。

しばらく行くと「ロイヤルハワイアンゴルフクラブ」のゲートがありますが、「トレイルヘッド」はこの先にありますので入らせてもらいます。
さらに進みバス停から約1.3キロ進んだ左手に「オロマナ山」の「トレイルヘッド」が現れます。
〖レンタカー〗
「ワイキキ」から「1番」の「フリーウェイ」に乗って西に向かうと、10分ほどで降り口のサインが出ます。
この道は、西側である「ホノルル」から真ん中を走る尾根を通り抜けて、東側にでます。10分ほどで東側に出ると、「ワイキキ」の喧騒からほんの少し離れただけで、この景色に!
「パリ・ハイウェイ」で山を突っ切ると、晴れていれば、突如前方に「カイルア」・「カネオヘ」の青い海が見えてきます。
下りきって少しすると「Auloaストリート」のサインが出るので、そちらの方向へ行きましょう!少し先を行くと、公園が見えてきます。
そこからトレイルの登り口までは、けっこうな距離があるのですが、登り口近辺はすべて駐車禁止になってしまったので、公園に停めて20分ほど歩いていくのがベストです。
それではいよいよ「オロマナ山」へ挑戦です!まずは普通のトレイルを進みます。
【オロマナ・トレイルについて】

・難易度:難しい
・長さ:2.5マイル/4.0キロ
・時間:3時間
「オロマナ山」は3つのピークを持つフォークのような山と言われています。ここは、標高500m弱にもかかわらず、「オアフ島のマッターホルン」ともいわれるほど大変厳しいハイキング・トレイルを持つ山。
頂上の1つは数人しか乗れないという狭いものもあり、ハイキングには岩場をロープで登るコースが多々あるという大変きついもので、初心者にはおすすめできないと言われています。

その登山口は、昔は「ルアナヒル」、現在「ロイヤル・ハワイアン」と呼ばれるゴルフコースの中にあります。1つ目のピーク(山頂)が「オロマナ」で、2番目のピークは「パクイ(Paku'i)」またの名を「オロマナ・ピークNo.2」、そして「オロマナ・ピークNo.3」にあたる山頂の名は「アヒキ(Ahiki)」と呼ばれています。
最初のピークは1.5マイルの急なトレイルで、両側に危険なドロップオフがあります。2番目のピークは少し難易度が低く、3番目のピークは時々ロープが必要であり、経験のあるハイカー専用です。 合計で3つのトレイルの長さは約2.5マイルで、高度の向上は1,600フィート以上になります。

トレイルの入り口は、尾根の北側になるので、やや湿っぽく暗い森のよう。細い尾根に乗れば、予想通りひたすら登るだけ。
道中には、シダ科の植物がたくさん繁っており、登るにつれて岩場が何か所か出てきます。岩が丸くなってるので、降雨後などは泥で滑り易くなっている場合があるので十分注意しましょう。
トレイルから約1時間ほどで山頂直下の大岩に着きます。この大岩の上に出るとやっと展望が開けます。

しかし、「オロマナ」は両端がすっぱりと切れている縁にこういった岩越えがあり、恐怖感が大きくここを越えられなくて引き返す人も少なくないのです。そのため無理をせず、少しでも駄目だと感じたら引き返すようにしましょう。
山頂は、「カイルア湾」・「モーカプ半島」・「カネオヘ湾」など、オアフ島の北東部を見る絶景のスポット!

「オロマナ」から見る「コオラウ山脈」が素晴らしく、幾重にも続くつづれ折りのような、屏風のような山壁。大雨の後には、そこに何本もの滝が流れます。
ここから先の2峰・3峰は危険な上に体力も削られているので、行かないのが得策でしょう。1つ目のピークでも十分に満足感が得られます!

【オロマナ・トレイルのまとめ】
・「オロマナ・トレイル」は中級から上級者向け
・アクセス(登り口まで)が少し不便
・ロッククライミング・ロープ登り有り
・雨上がりは、晴天でも「ぬかるみ」が激しいので避ける
・1番目のピーク付近まで行ければ十分な満足感を得られる
・歩きやすい、滑らない靴で行くこと
〖持って行くもの〗
・タオル、ティッシュ、ウェットタオル、水、軽食、日焼け止め、虫よけスプレー
〖その他〗
できるだけ朝早くに出発して、無理をせず、体力に合わせて、素晴らしい思い出つくりハイキングに挑戦してみてください。
【「モケズ」でパンケーキ&ロコモコ!】

「オロマナ」で歩いたら、当然お腹が空きますよね?そんな時は、近くの「カイルア・タウン」に行ってランチをいただきましょう!
「カイルア」には様々なレストランのチョイスがありますが、特におすすめなのが、パンケーキが人気の「モケズ・ブレッド&ブレックファスト(Moke’s Bread & Breakfast)」!

大人気の「リリコイ・パンケーキ」は、2枚$8.95、3枚$9.95と値段もリーズナブルで、リリコイ風味が効いた、とろっとした甘酸っぱいソースが最高です!軽くてふわふわのパンケーキと良くマッチしていて、どんどん食べられてしまいます。
そしてこちらは「ロコモコ」$11.95。白いご飯の替わりにフライドライス(炒飯)をリクエスト(追加料金$1.50)することもできます。分厚いホームメードの牛肉パテに半熟の目玉焼き2個、そしてグレービーがたっぷり。

ボリュームたっぷりですがしつこくなく、あっという間に完食してしまいます!観光客からロコの方にまで人気のお店ですので、近くに立ち寄った際は是非とも訪れることをおすすめします!
【基本情報】
モケズ・ブレッド&ブレックファスト(Moke’s Bread & Breakfast)
住所:27 Hoolai St., Kailua, HI 96734
電話番号:(808)261-5565
営業時間:月曜日・水曜日~日曜日6:30-14:00
定休日:火曜日
公式フェイスブック(英語):https://www.facebook.com/MokesBreadandBreakfast/

【基本情報】
オロマナ
住所:2231 Kalakaua Avenue, Honolulu, Hawaii, 96815, Stati Uniti d'America
電話番号:+1 808 372 8666
アクセス:ワイキキ中心地からバスで約45分。
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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