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ハワイ オアフ島 ハワイ州会議事堂

更新日:2020年12月31日


こちらは、上院・下院の議会が開かれるハワイ州の政治の中心「ハワイ州会議事堂」です!

「ハワイ州会議事堂」は、ダウンタウンの「イオラニ宮殿」の裏手にある建物で、ハワイ州の上院・下院の議会が開かれるほか、ハワイ州知事・副知事の執務室や議員オフィスなどがあります。

現在使用されている建物は、1969年に完成したもので、それ以前は「イオラニ宮殿」で州議会が開かれていました。

ガイドブックによっては、「ハワイ州政府庁舎」や「ハワイ州政庁」と紹介されているものもありますが、同じ場所同じビルになります。

 

【ハワイを象徴した建物】

 

「ハワイ州会議事堂」の建物の内部は、中央部が吹き抜けになっており、これはハワイの自然と一体化することと、ハワイ社会の開放性を意味しています。

また、上院・下院の議場部分は円錐形となっており、これはハワイ諸島を創造した火山をモチーフにしています。

周囲のリフレクティングプールは太平洋をイメージし、バルコニー部分を支える高さ18メートルの40本の柱は「ロイヤルパームツリー」をイメージしています。

更に、最上階のバルコニー部分には柱が8本ずつまとまっていますが、これはハワイ諸島の8つの主要な島を表しています。

つまり、この建物そのものがハワイを象徴しているというわけなのです。

 

【ハワイ州の紋章】

 

「ハワイ州会議事堂」の両側の入り口には、「ハワイ州の紋章」が掲げられていますが、この紋章にはハワイ語で、「UA MAU KE EA OKA AINA KA PONO」というハワイ州のモットーが記されています。

ハワイ王朝時代の「カメハメハ3世」の言葉から引用されたもので、公式には「The life of the land is perpetuated in righteousness」と英訳されています。

これは、「ハワイの地は正義とともに生き続ける」という意味にも思えますが、「IZ(イズラエル・カマカヴィヴォオレ)」の名曲「Hawaii`s78」の中でもこのフレーズが使われており、少し違った意味に解釈できるのも非常に興味深いところです。

 

【ダミアン神父像】・【リリウオカラ二女王像】

 

「ハワイ州会議事堂」の「ベレタニアストリート」側には「ダミアン神父像」が、「イオラニ宮殿」側には「リリウオカラ二女王像」がそれぞれ建てられており、記念写真スポットとなっています。

それぞれの人物について簡潔に説明しますと、、、

〖ダミアン神父〗

ベルギー出身の宣教師「ダミアン神父」は、本名「ジョゼフ・ドゥ・ヴーステル」。

1864年、病に倒れた兄に代わり、ハワイへ宣教師として派遣され、司祭となりハワイ各地で活動をしていました。

当時ハワイでは「ハンセン病」が流行しており、悪魔の病気として恐れられ、不治の病とされており、発病すると「モロカイ島」にある居住区「カラウパパ」に隔離されていました。

当時は衣服や食料のみを政府から与えられはいたものの、適切な治療を受けることも世話をするものもなく、生涯そこを出られずに死んでいくという状況でした。

「ダミアン神父」はその話を聞き、自ら出願し「モロカイ島」へ渡り、患者のケアに生涯を捧げました。

神父としての活動・生活環境の改善・患者のケアなど献身的に尽くしたのです。しかし、「ダミアン神父」は自らも「ハンセン病」にかかってしまい、1889年に多く司祭や患者たちに見守られながら没しました。享年49。

そして、2009年「ローマ法王」により「ダミアン神父」は聖人に列され、「聖ダミアン」となりました。

銅像は、「ハワイ州会議事堂」の他、「モロカイ島」や「合衆国議会議事堂」にあり、「ホノルル」には「ダミアン博物館」があります。「カラウパパ」は現在国立歴史公園とされており、ガイドツアーがあります。

〖リリウオカラ二女王〗

ハワイ王国最後の女王「リリウオアカラニ女王」は、ハワイアンと西洋の文化伝統を学びながら育てられ、ハワイ語と英語も堪能でした。

双方の文化に馴染んでいた「リリウオカラ二」は「アリイ」と呼ばれるハワイアンの高貴な女性としての立ち居振る舞いを身につけていき、当時西欧では音楽を学ぶことが上流階級の女性にふさわしいこととされ、この慣習が、のちに「リリウオカラ二」の優れた音楽の才能を伸ばすことになります。

歌、楽器の演奏のほか作詞作曲にも優れ、「アイナハウ」「クウイポ・イ・カ・ヘエ・プエオネ」など現代まで歌い継がれている数々の名曲を残した。

彼女はピアノなどの西洋楽器を用いて作曲をし、ハワイ語の歌詞を西洋の楽器で奏でるという、西洋とハワイアンが融合したスタイルを、「リリウオカラニ」は自然な形で生み出したのです。

彼女が作った歌で最も有名なのは、みなさんもよくご存知の、「アロハ オエ」。オアフ島・「マウナウィリ」で男女が別れを惜しむ姿を見た「リリウオカラニ」が、1878年にギターで作曲したと言われています。

ハワイ語と英語を使い、二人の愛を表現した歌となりました。しかし、20世紀に入るとこの歌は、旅立ちや別れの場で使われるようになり、「ホノルル湾」の港から船が出て行くとき、ロイヤルハワイアンバンドがこの「アロハ・オエ」を演奏したことから、別れの歌のイメージがさらに定着したと言われています。

実弟の「レレイオホク」が亡くなった後は、姉「リリウ」に次いで、王位継承権第2位の王女となりましたが、1887年、36歳で急逝。原因は今でもよくわかっていません。

 

【誰でも自由に見学可能!】

 

「ハワイ州会議事堂」は、一見すると入館するのに恐れ入りますが、実は見学自由でだれでも気軽に出入りができるのです。

最上階の5階にある「州知事執務室」も使用していなければ、アポなしで入室でき、秘書の方が手が空いている時はいろいろと説明までしてくれます。

とても開放的でハワイらしい温かい雰囲気です。また、建物全体をじっくりと見学したい人は、ガイドツアーもあります。

1月から5月は水曜日午後1:00、6月から12月は月曜日と水曜日の午後1:00。州の休日は除きます。

予約は不要なので、4階の「415」に午後1時までに行けば大丈夫です。尚、ツアースケジュールは州知事の公式サイト(英語)でも確認してください。

〖ハワイ州会議事堂・各階施設〗

5F:ハワイ州知事執務室、副知事執務室

4F:下院議員室、上下院議長室

3F:下院議員室

2F:上院議員室

1F:入口と傍聴席

B1:ハワイ州議会上院・下院会議場

 

【アクセス】

 

〖レンタカー〗

ワイキキ」から「ハワイ州会議事堂」まで「レンタカー」で行く場合、、、

「ワイキキ」から「アラワイブールバード(Ala Wai Blvd.)」を直進し、「カラカウアアベニュー(Kalakaua Ave.)」で右折、突き当たりの「ベレタニアストリート(S.Beretania St.)」を左折して約2km走った左側が「ハワイ州会議事堂」になります。

駐車場は「ダウンタウン」周辺の有料駐車場かパーキングメーターを利用します。

〖ザ・バス〗

ワイキキ」から「ハワイ州会議事堂」まで「ザ・バス」で行く場合、、、

「ワイキキ」のクヒオ通り山側から、「2番」・「13番」・「42番」のバスに乗り、「ベレタニアストリート(S.Beretania St.)」が「パンチボウルストリート(Puncbowl St.)」を超えたところで降ります。

「ハワイ州会議事堂」は左前方に見えますので、バス停の後ろの横断歩道を渡ってください。「ベレタニアストリート」は一方通行なので、帰りのバスは海側にある「キングストリート」から乗車します。

 

いかがでしたでしょうか。

「ハワイ州会議事堂」周辺のダウンタウンには、「カメハメハ大王像」・「イオラニ宮殿」・「カワイアハオ教会」・「ホノルルハレ(ホノルル市庁舎)」などの観光スポットがあるので、これらの場所も訪れてみのも良いでしょう!

きっとよりハワイをより楽しめると思います!

 

【基本情報】

ハワイ州会議事堂

住所:415 S. Beretania St., Honolulu, HI 96813

開庁時間:7:00am~6:00pm, 土日祝日は閉庁

電話:(808)586-0178

公式サイト:http://governor.hawaii.gov/

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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