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ハワイ ハワイ島 フリヘエ宮殿

更新日:2020年12月31日


こちらは、1838年ハワイ島の二代目の総監「ジョンアダムスクアキニ」によって、ハワイ王族の夏の離宮として建設された「フリヘエ宮殿」です!

「カイルア・ビレッジ(カイルア・コナ)」の中心、「アリイ・ドライブ」にある宮殿で、所有者がどんどん変わり、建物も所有者が変わるたびに、宮殿も建て替えられ、最終的に「カラカウア国王」によって、現在の宮殿の形に大改装が行われて、現在の宮殿になりました。

現在は、1925年に「ハワイ準州政府」が買い取って、女性団体の「ドーターズ・オブ・ハワイ」の管理によって公開されていて見ることができます。

「カラカウア王」と「カピオラニ王妃」時代に収集されたビクトリア朝の美術品やコアの木で作られた美しい家具や装飾品、美術品にハワイ王族の遺品も展示されており、毎月1回日曜日に無料でコンサートが開催されます。

【歴史・魅力】

ハワイ島「カイルア・コナ」にある「フリヘエ宮殿」は、ハワイ州に存在する王家の3つの宮殿の1つで、その中で最初に建設されました。

その次が「クィーン・エマ」の「サマーパレス」、そして「イオラニ宮殿」という順になります。

ハワイ島の「カイルア・コナ」は当時、王国の「アリイ達(首長)」が好んで住居を建てたことで知られており、この地に1838年に完成したのが「フリヘエ宮殿」になります。

建築者は「ジョン・アダムス・クアキニ」であり、ハワイ島の首長で、またハワイ諸島を統一しハワイ王朝を作った「カメハメハ1世」の従兄弟に当たります。

「フリヘエ宮殿」の築造工事に関する資料はほとんど残されてなく、確かな事は1837年に工事が開始され、まずは地下室を作った事、完成は1年後の1838年だったということが記録されているだけです。

「フリヘエ宮殿」は石造りの2階建てで、両階とも3つの部屋があり、内装は上質と評される「コア(ハワイの固有種)の木」をふんだんに使用しています。

当時の「クアキニ首長」によると、内装には多量の「コアの木」を使用したため、工事全額は建設費がそれほど高価ではなかったと述べたようです。

また、当時ハワイ諸島は「サンドイッチ諸島」と呼ばれていましたが、その中でも1番の建物であり、美しい柱廊玄関、根太や梁には「オヒアの木」を使い、はめ板には「コアの堅木」を使用するなど、今では希少価値のあるコア材を使用している内装は豪華なものとなっています。

「フリへエ宮殿」は「クアキニ」の死後、養子の「ウィリアム・ピット・レレイオホク」に受け継がれ、「レレイオホク」の死後は、妻であり「カメハメハ王朝」の末裔「ルース・ケエリコーラニ王女」に引き継がれました。

「ルース王女」は宮殿の裏に頑丈な草葺屋根の家を建て、寝室にし、また当時は宮殿を王家の一族などがハワイ島に来たときの別荘として使用しました。

「ルース王女」が「フリヘエ宮殿」を管理している間、「カメハメハ4世」と妻「エマ王妃」がたびたび訪れ、宮殿内には家具も調度品も数少なかったため、「エマ王妃」は写真、絵画、花瓶などを飾り、「カメハメハ4世」は「ホノルル」からダイニングテーブル、椅子、ピアノ、ソファーなどを送りました。

「ルース王女」が亡くなったあと、宮殿は「バーニース・パウアヒ・ビショップ王妃」が財産を相続しましたが、後、以前は訪問者であった「カラカウア王」が1885年に宮殿を購入しました。

「カラカウア王」は購入後、「フリへエ宮殿」の大きな改築工事に着手し、むき出しだった外壁が石壁だけではなく、宮殿内の塗装もされ、海側のラナイの部分も拡張、パビリオンを建築、炊事場などの配置を直したりと大掛かりな改装工事となりました。

世界外交を行った最初の王であった「カラカウア王」は、世界の文化の影響を受け、絨毯を敷いたり、日本式の湯のみを使ったり、サテンのクッション、ビクトリア調様式の装飾品などを取り入れ、豪華な王家の宮殿となりました。

現在の「フリヘエ宮殿」は「ドーターズ・オブ・ハワイ」が引き継いでから備え付 けた外の階段以外は、「カラカウア王」の大改修のままの状態で保たれています。

1891年に「カラカウア王」が亡くなると、宮殿の相続は妻の「カピオラニ王妃」になり、「カピオラニ王妃」の死後は甥の「デイビッド・カワーナナコア王子」と「ジョナ・クヒオ・カラニアナオレ王子」に相続されました。

2人は15年ほど宮殿の維持をしていましたが、「ホノルル」での仕事や生活に忙しく、1914年に「バスシェバ・アレン」に売られ、売却までには宮殿内の家具や調度品は処分されていたと言われています。

その後、1921年頃まで誰も住まない状態が続き、 宮殿は荒れ果て草木が茂るような状態になってしまうのですが、1924年に「ドーターズ・オブ・ハワイ」が宮殿を購入し、1927年から復興の為の工事管理が始まりました。

その頃のハワイは「歴史的文化財」の保存などには全く関心がないという状態でしたが、非営利団体「ドーターズ・オブ・ハワイ」の努力により、ハワイの貴重な教育機関となった博物館が維持され、「カイルア・コナ」に広大な公共用海岸が保存されました。

1953年には二度目の大きな改修工事が行われたり、たびたびの地震による津波などの被害にあったりしましたが、1973年には「国家歴史的保存物」として指定されました。

【フリヘエ宮殿の見どころ&イベント】

「フリヘエ神殿」の内部は現在博物館となっており、ハワイ王族の遺品などが多数展示されています。

また「カラカウア王」と「カピオラニ王妃」時代に収集されたビクトリア朝の美術品、建物の内部のウッド調の床や家具など、かつてのハワイ王族たちの優雅な暮らしが目に浮かんでくるような光景を楽しむことができます。

コアの木で作られた美しい家具、装飾品、美術品など、ハワイ王族の遺品を見学することができます。

宮殿のなかを歩き、19世紀のハワイ王室の人々の生活について知識を深めていくと、たくさんの興味深いエピソードに触れることができます。

例えば、凝ったつくりの「キャビネット」は、「アヘン」を密輸したかどで終身刑に服していた中国人の囚人が造ったものです。

「キャビネット」を目にした「カラカウア王」は、その匠の技に心を打たれ、それを制作した囚人に恩赦を与えたそうです。

また、毎月1回日曜日に開催される「フリヘエ宮殿・コンサート」では、「フリヘエ宮殿・バンド」と「メリー・モナーク合唱団」の音楽とパフォーマンスを無料で楽しめます。

「アリイ (王族)」の多くは、才能ある歌い手であり、音楽家や作曲家でした。

ハワイ王国最後の女王である「リリウオカラニ女王」は、ギターやピアノ、オルガン、ウクレレ、ツィターを演奏し、ハワイを代表する曲「アロハ・オエ」など、165を超えるチャントや歌を作曲しています。

「フリヘエ宮殿」では、毎月異なる王族や歴史上の人物に敬意を表するコンサートが無料で開催されています (草の上に座るのが嫌な人は椅子やビーチマットを持ってきても構いません)。

スケジュールは次の通りです。

1月:ルナリロ国王と有名なフラダンサー、イオラニ・ルアヒネ

2月:ルース・ケリコナリ王妃

3月:カアフマヌ女王とクヒオ王子

4月:アルバート・エドワード王子

5月:カメハメハ5世

6月:カメハメハ1世

7月:ハワイ島総督ジョン・アダムス・クアキニ

8月:カメハメハ3世

9月:リリウオカラニ女王

10月:カイウラニ王妃

11月:カラカウア王、レイ・コリンズ、宮殿楽団指揮者のチャールズ・“バド”・ダント

12月:バーニーズ・パウアヒ・ビショップ王妃

美しい緑の芝生の上で行われる開放的なコンサートは、とても特別な時間を楽しむことができますよ!

「フリヘエ宮殿」には「ギフトショップ」も入っており、ジュエリーや装飾品なども販売されており、ハワイのお土産にもとてもおすすめです!

【アクセス】

「フリヘエ宮殿」はハワイ島を代表するリゾート「コナ・コースト」の中心「カイルア・コナ」の「ダウンタウン」にあり、歴史ある「カイルア桟橋」から「ウォーターフロント」を10分歩いたところです。

ハワイ島に滞在するなら、このエリアのホテルに泊まる人が多いでしょう。

「カイルア・コナ」のランドマーク的存在の「モクアイカウア教会(ハワイ最古のキリスト教会)」のすぐ向かいにあるため、まず迷うことはないでしょう。

「フリへエ宮殿」は月曜日を除く毎日開館しており、「ギフトショップ」は日曜日休業になります。

1日中、ガイド付きツアーが実施されていますので興味のある方はぜひ参加することをおすすめします!

もちろん、パンフレットを見ながら単独で見学することも可能です。

博物館の見学には10ドル(大人)の入館料が必要ですが、「ギフトショップ」と「コンサート」の入場は無料です。

いかがでしたでしょうか。

「フリへエ宮殿」のある「カイルア・コナ」は、町全体が歴史上重要な意味を持っています。

「フリへエ宮殿」から道を渡ったところには、「モクアイカウア教会(1820年建築のハワイ最古のキリスト教会)」、「カイルア桟橋」の向こう側には「アフエナ・ヘイアウ(カメハメハ大王終の棲家)」があります。

緑豊かで都会といった雰囲気ではないですが、ショッピングセンターにレストラン、コンビニ(ABCストアー)なども多く、賑やかなエリアになります。

「カイルア・コナ」の街歩きのついでに立ち寄ることができますので、ハワイ島に旅行される際は、是非とも訪れてみて下さい!

【基本情報】

フリへエ宮殿

住所:75-5718 Alii Dr., Kailua-Kona, Hawaii

電話番号:(808)3291877

アクセス:「コナ国際空港(Kona International Airport)」から車で15分

駐車場:なし

営業時間:9~16時(日曜は10~15時)

※ガイドツアーは10時、13時

定休日:なし

休業日:元日、イースター日曜、感謝祭、11月第4木曜、クリスマス、他主要祝祭日

所要時間目安:1時間程度

入場料:有料

大人:10USドル、 子供:1USドル、 子どもは5~17歳、シニア8US (62歳~)

クレジットカード:Visa,JCB,Master,Other

公式サイト:http://daughtersofhawaii.org/2017/05/01/hulihe

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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