- 私の旅行記
ハワイ オアフ島 ポハクロア・バースストーン
更新日:2020年12月30日

こちらは、前アメリカ大統領「バラク・オバマ」氏の出身校としても知られる名門私立校「プナホウ・スクール」の正門入り口に佇む「ポハクロア(Pohakuloa)」です!
「長い石」という名前の「ポハクロア」は元々マノア渓谷の山中にあったとされ、女性の胎内にいる赤ちゃんに力と智慧、祝福を授ける「バースストーン」としても有名です。
何度も場所を移動したことにより割れ、小さくなってしまっていますが、現在でも「プナホウ・スクール」の学生たちに智慧を与えていると言われます。
通りに面した位置にあるため、誰でもその姿を見て力を分けてもらうことが出来ます。
【ポハクロア(Pohakuloa)のバースストーンとは】

ハワイのパワースポットで「バースストーン」で有名なのは、オアフ島の中心部「ワヒアワ(Wahiawa)」にある「クカニロコ・バースストーン(KakanilokoBirthStone)」ですが、「ワイキキ」から近い「プナホウ・ストリート」にある「プナホウ・スクール」の正面にある正門の前にも、「バースストーン」と呼ばれる石があります。
この「ポハクロア(Pohakuloa)」の「バースストーン」は、産まれてくる子供が「健康で無事に生まれてくるように」「知恵と力を授かった賢者であるように」といった「安産祈願」・「子宝祈願」を願う、ハワイアン達の祈願のストーンです。
出産を迎える母親も生まれてくる子供も、そしてまたそれを迎える家族一家にも、その代々の家系・子孫まで、祝福と栄華、健康と知恵と力を授かるように、賢者の子孫を授かれるようにと、願いを込めて祈るストーンです。
そのため、賢く健康な子が授かるようにと、現在では「子授かり石(バースストーン)」として、「ワヒアワ(Wahiawa)」にある「クカニロコ・バースストーン(KakanilokoBirthStone)」と共によく知られているパワースポットです。
【ポハクロア(Pohakuloa)のバースストーンの歴史】

「ポハクロア(Pohakuloa)」とはハワイ語で、「長い石」という意味で、最初は「マノア渓谷」の山の中にあったとされ、別名「賢者の石」と呼ばれています。
ハワイ語で、「長い石」という意味からもわかるように、長方形に近い形をしたこのストーンは、最初は19世紀の半ばに「カメハメハ3世」により、「マノア渓谷」の山中からその当時の日本領事館の敷地内、庭園に移されたそうです。
そして、その後はこの「プナホウ・スクール(Punahou Schol)」の正面・正門前に移されたそうです。
「プナホウ・スクール(Punahou Schol)」の拡張工事の際に、ここに移動されたのですが、その縦長の石の上には「Punahou Schol」のサインが施されました。
古代ハワイアンの王族にとっても、「バースストーン」は大変大切な「Mana(マナ)」のパワーでした。
賢者の子供を授かることは、王族女性達の願いで、もちろん出産する母親達も無事に出産を終えるためにも、欠かせない祈祷のアイテムでした。
更に、出産の痛みや苦しみを和らげてくれるなどの効果もあるそうです。
しかしそれらは、王族たちだけのものであり、ハワイアンの庶民たちは一切立ち入ることができず、その場所に立ち入ると処刑されるという「Kapu(カブ)-英語ではTabu(タブー)」立入り禁止の聖地でもありました。
【アクセス】

「ポハクロア(Pohakuloa)」の「バースストーン」のある場所は、「プナホウ・スクール(Punahou Schol)」の正門前に置かれています。
この「プナホウ・スクール(Punahou Schol)」は、アメリカの「バラク・オバマ」前大統領の出身校でもあり、女子プロゴルファーで有名な「ミッシェル・ウィー」も通った学校で知られています。
ホノルルではハワイを代表する2大私立校の一つとして有名で、「イオラニ・スクール(Iolani School)」と並ぶ有名な私立校で、1841年に創立された「キンダーガーデンハイスクール」までの一貫教育で有名な私立名門校です。
現在では、日本の芸能人や著名人のお子さんも受験する位人気の学校でもあります。
〖レンタカー〗
「ワイキキ」からだと、「カラカウア通り」➡「サウス・キング通り」➡「プナホウ通り」で左折➡「Wilder Ave (ワイルダー・アベニュー)」と「Punahou Street( プナホウ・ストリート)」の交差点にあります。
駐車場はなく、周辺に「ストリート・パーキング (路上駐車)」があります。
〖ザ・バス〗
「ワイキキ」からの行き方: クヒオ・アベニューから4番バスに乗車。「ワイルダーアベニュー・プナホウストリートのアナウンスで降車。所要時間約2~30分。
「アラモアナ・ショッピングセンター」からの行き方:「ザ・バス」の「5」・「18番」で約15分です。
【クカニロコ・バースストーンについて】

「クカニロコ・バースストーン」は、オアフ島の中心に位置し、11世紀から18世紀までの700年間、かつてのハワイ王家が出産をしてきた場所です。
ハワイの霊力(マナ)が宿り、一歩足を踏み入れると、清々しい空気と爽やかな風、大地の良い香りが漂い、まさしく聖地の名にふさわしい土地。
入り口からの赤土の道が続いた後、門番をしているかのような大きな夫婦岩を越えると、大小さまざまな形のバースストーンが中央にひっそりと力強く置かれています。
太古の昔、この土地は王族以外立ち入ることが固く禁止されており、一般人が侵入することのない様に、常に見張りがおりました。
当時は、「ワイアナエ山脈」から「コオラウ山脈」一帯を含む、36000エーカーの広大なエリアが、「クカニロコ」としての王族の土地だったそうです。
出産に使われる様になってから、約800年もの間、王家の純粋な血統が守られ、保たれていたのです。

王女は出産のピークを迎えると、岩の上まで運ばれ、足を地につけないようにして岩の上で出産したそうです。
円を描くように周囲にも岩があり、こちらは出産を見守る王族や祈祷師、医師が座っていた場所と言われています。
また出産のない時期には、この場所が航海術などの学校としての機能も果たしており、王家の人たちの学びの場でもありました。
「クカニロコ」とは、王族を地に結びつける場所とされ、ハワイ語で「内部からの叫びを収める」という意味を持ちます。
神が王族の誕生を知ると雷が鳴り、風が吹き荒れたという言い伝えからこの一帯はハワイ語で「音のする土地」を意味する「ワヒアワ」と名付けられたそうです。
またハワイ語で、クカニロコの「クー」はしっかりと受け止める、「カニ」は産声、「ロコ」は子宮を意味するそうで、「クカニロコ」とは「内部からの叫びを収める」との意味があります。
岩の上で生まれた子供は神によって承認され、より高貴な存在になると信じられ、古来より王族を地に結びつける場所とされてきたようです。

ハワイアンにとって特別に神聖な場所で、当時は一般人が足を踏み入れると処刑されるほど、厳重に管理されていたとも言われています。
現在では「Kukaniloko Birthstones state monument」としてハワイ州に、5エーカーの土地が指定されています。
そして、4世代以上に渡り「ハワイアン・シビック・クラブ・オブ・ワヒアワ」の方々が管理、メンテナンスを続けておられます。
現地のハワイアンから一般公開を反対された過去もあり、あまりにもマナーがない観光客が多いと、閉鎖になってもおかしくない場所だと思っています。
現在もすでに「クカニロコ・バースストーン」中心の手前には、「ノー・パブリック・アクセス」と書かれた黄色い看板があります。
この看板の所に石が並べられており、このラインから向こうへは絶対に入ってはいけないとのことです。
ハワイアンにとってはご先祖様とつながり、気持を込めて大切にお参りする場所ですので、土地を尊重するようにしてくださいね。
【基本情報】
住所:Kamehameha Hwy, Wahiawa, HI 96786
営業時間:24時間営業
公式サイト:https://www.honolulu.gov/parks/
【基本情報】
ポハクロア・バースストーン(PohakuloaBirthStone)
1601 Punahou Street, Honolulu, HI 96822
プナホウ・スクール
1601 Punahou St, Honolulu, HI 96822
+1 808-944-5711
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
#usa #Hawaii #Oahu #オアフ島 #パワースポット #クカニロコバースストーン #ポハクロア #プナホウスクール #歴史 #photo