- 私の旅行記
ハワイ オアフ島 平等院
更新日:2020年12月31日

こちらは、1868年(明治元年)に始まったハワイへの日本人移民100周年を記念して、1968年に建立された寺院「平等院」です!
日本人である私たちには見覚えがある通り、10円玉に描かれている日本・京都にある「平等院鳳凰堂」を模して造られたレプリカです。
ハワイでロケが行われている「米ABCネットワーク」の人気テレビシリーズ「LOST」や2001年に公開された映画「パールハーバー」の撮影場所にもなりました。
「平等院」は、オアフ島の東ウィンドワードのカネオヘ地区にある、キリスト教から仏教まであらゆる宗教が混在する広大な公園墓地「バレー・オブ・ザ・テンプルズ・メモリアルパーク」の頂上に位置しています。
墓地の中ではありますが、背後にはコオラウ山脈がそびえ立ち、趣がある佇まいでまるで日本かと思ってしまうほど、「美しい景色。」「仏閣はゴージャス。」と、アメリカ人観光客に人気のスポットなのです。
【ハワイ平等院とは】
〖日系移民100周年を記念〗

1868年(明治元年)からハワイへの日本人移民が入り、現在ではハワイ島をはじめ多くの日系人を目にすることだと思います。
ハワイの「平等院」は、そんな日系移民100周年を記念して建てられました。
移民当初は、南北戦争の影響で南部の砂糖が手に入らなくなり、ハワイのサトウキビ農業が盛んだった時代に、農場労働者としてハワイに渡ったのです。
しかし、日系移民は過酷な労働条件に加え、生活習慣の違いや差別など第二次世界大戦中でもあったことから、多くの苦難を乗り越えることになります。
そんな歴史的背景もあり、ハワイの「平等院」は、その名の通り〖平等〗の精神・「平等院は人はみんな平等」という意味が込められているのです。
〖「Valley of the Temples」の中にある「Byo-do In」〗

「平等院」の建立は1968年ですからハワイの神社仏閣としても、まだ比較的新しく、3年の歳月と260万ドルの費用をかけて作られました。
本家の宇治の平等院より縮小して作られており、建立に賛同した多宗教のシンボルが飾られています。仏教はもちろん、神道の宗派やキリスト教の十字架も掲げられており、他者を受け入れ尊重するALOHAな精神がここにも生きています。
また、「平等院」は「バレー・オブ・ザ・テンプルメモリアルパーク」という施設霊園の中に建てられています。
これは1963年に開設された民営の公園墓地で、パーク内には「キリスト教(カトリック&プロテスタント)」、「仏教」、「神道」、「無宗教」など様々な宗教の墓地がエリアに分かれて存在しています。
「平等院」はこの敷地の一番奥にありますので、「レンタカー」で訪れるとそのほとんどを目にすることができます。
世界から集まった様々な移民により成り立っている、中々特殊な場所だと感じられることができ、もし訪れることがあればぜひ周囲の施設にも目を向けてください!
〖見どころ〗

「平等院」の内部には9フィート(約3メートル)にも及ぶ「阿弥陀如来坐像」が安置されています。
この「阿弥陀如来座像」は、日本人の「Masuzo Inui」さんによって制作されました。
また、本堂の壁には多くのキリスト教の十字架を含め、多くの宗派の紋が飾られいます。鐘つき堂もありコオラウ山脈に良い音が響き渡ります。
日本庭園もあり、「平等院」の前の大きな池には立派な鯉がたくさん泳いでおり、餌をあげると群れで集まってくるのでなんとも可愛らしいです。
鯉の餌は建物の左側にあるお土産店で買うことができますよ。その他、鳥・黒鳥・孔雀・カメなども住んでおり、餌を撒いていると近くに寄ってくる時があります。
お土産屋さんは、日本のティーハウスを転用したもので、ハッピ・一番のハチマキ・鐘・仏像などが販売されています。

【アクセス】
〖ザ・バス〗
「ワイキキ」からは 「8番」バスで「 アラモアナショッピングセンター」まで行き、「55番」バスに乗車し、途中「Downtown Bishop Hotel」 などで 65番に乗り換えます。
「Kahekili Highway & Hui Iwa Street East」の角(マクドナルドがあります)「Hui Iwa Street」 沿いの小規模ショッピングモール「Koolau Center(コオラウ・センター)」で下車します。
ただし、バスを降りてから「Kahekili Highway」を横切ってゲートを通って平等院までは20分以上歩きます。
1日券を(5.5ドル)購入すると便利です。「65番」線の本数は少ないのでご注意ください。
また、オアフ島1周バスとして有名な「52番」・「55番」バス、「コオラウセンター(Koolau Center)」を通りそうな気がしますが、通らないので注意してください。
「平等院」周辺は宿は確認できず、夜は真っ暗でもちろんタクシーも見かけません。
終バスが行ってしまったらかなり悲惨なことになってしまうので、個人的には「ザ・バス」でのアクセスはおすすめできません。「レンタカー」で行くことをおすすめします!
〖レンタカー〗
「ワイキキ」からは、「アラワイアベニュー」から「マッカリー」を北上し「H1」に入ります。
途中「21B」の出口から「パリ・ハイウェイ Pali Hwy」 に入るか、「20A」の出口から「リケリケ・ハイウェイ Likelike Hwy」 を使って「カイルア・カネオヘ」方面へ行きます。
83号線「カヘキリ・ハイウェイ Kahekili Hwy」 に入ります。「カヘキリ・ハイウェイKahekili Hwy」 と「 Hui Iwa St」の交差点左手に「VALLEY OF THE TEMPLES MEMORIAL PARK」という標識があるので、そこを左折して道なりに頂上までいきます。
ちなみに、看板は「VALLEY OF THE TEMPLES MEMORIAL PARK」で、「Byodo-in Temple」ではないので混同しないように気を付けて下さい。
駐車場は平等院の橋の手前にあります。
【おすすめ!周辺観光スポット!】
〖クアロアランチ〗

こちらは、ハワイ州観光局から「ハワイ50選」に選ばれ、ハワイ語で「長い峰」という意味を持つ雄大な山裾を頂く広大な牧場地帯の「クアロアランチ」です!
映画「ジュラシック・パーク」やキングコングなど数多くのハリウッド映画の舞台に選ばれており、「ロケ地巡りツアー」「四輪バギー」「ジップライン」「カネオヘ湾クルーズ」など、ご家族や友達同士で楽しめるアクティビティがとにかく充実しています。
「クアロアランチ」はオアフ島の北東部にある、「コオラウ山脈」に連なる山々や180°に広がる太平洋の眺望を楽しむことができる自然豊かで広大な牧場です。

「ワイキキ」からは車で40~50分の距離でそれほど遠くはありません。
また、「ワイキキ」までの送迎付きのパッケージツアーを利用することができますので車をレンタルする必要もありません。
「クアロアランチ」での体験はハワイに来て楽しかったことベスト3に入る。と断定してもいいくらいとにかく楽しい場所です!日本においても、アクティビティというのは楽しいですよね。
それを、ハワイオアフ島の最高の気候+目の前に広がる美しく広大な自然の絶景が広がって中でできるからなのです!
【基本情報】
住所:49-560 Kamehameha Hwy.
電話: (808) 237-7321
営業時間: 7:30-18:00
カフェテリア: 7:30-16:30
営業日: 毎日(クリスマス、元旦を除く)
料金:(ワイキキ送迎、ビッフェ付き料金 2歳以下無料):1日ツアー(アクティビティ4種選択+ランチ) 大人149ドル 13歳未満89ドル、半日ツアー(アクティビティ2種選択+ランチ) 大人109ドル 13歳未満69ドル、サンセット・エクスペリエンス 大人99ドル 13歳未満65ドル
※乗馬、四輪バギーなど一部のアクティビティは、現地での個別参加も可能です。
いかがでしたでしょうか。
「平等院」は、ハワイに多くの日本人が入植し、様々な人生を送り、そして現代に至るまで日本文化がこの地にはっきりと根付いていることを感じさせてくれる特別な空間です。
ハワイでも、こんなに和の雰囲気が味わえることにびっくりするはずです。
「カイルア」の町からも近いので、是非ともハワイの雰囲気と見事に調和した「平等院」を見に行ってはいかがでしょうか。
また、その他にもオアフ島には日本でよく知られている寺社仏閣があります。ハワイは、日本の寺社仏閣が多くあり、いかに日本と親密な関係にあることがわかります。
ハワイに訪れた際は、寺社仏閣巡りをしてみるのも良いかもしれません!
【基本情報】
平等院
住所:47-200 Kahekili Hwy, Kaneohe, HI 96744
電話:(808) 239-8811
営業日:無休
営業時間(入場時間): 9:00 - 17:00
料金:現金のみ
大人 :$3
65歳以上: $2
2 -12歳: $1
駐車場:無料
お土産売店:あり
トイレ:あり
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