- 私の旅行記
ハワイ ハワイ島 アカカ滝州立公園
更新日:2020年12月31日

こちらは、「ヒロ」の北にある周囲を森に囲まれたとても気持ちのよいスポット!「アカカ滝州立公園(アカカ・フォールズ・ステートパーク)」です!
「アカカ滝州立公園」は、「ワイピオ渓谷」と並び、「ハマクアコースト(ハワイ島の東海岸)」で人気の観光スポットとなっています。
「ワイコロア」方面の乾いた空気からは全く想像できないほど水と緑が溢れていて、ハワイ島で一番有名と言われる滝「アカカ滝」があります。
ハワイには数多くの滝がありますが、大抵はアクセスが難しく、長時間ドライブの上厳しいハイキングが必要なケースがほとんどです。
その点、「アカカ滝州立公園」では、あまり時間や体力を使わずともハワイで最も美しく印象的な滝を見ることができます。

「ヒロ」の「レインボー滝」が横に広い大きな滝という印象を与えるのに対して、この「アカカ滝」は縦の長い印象が強いです。
「マウナケア山」の雪解け水が注がれている落差が135m(442 フィート)というダイナミックな滝で、周囲を森閑とした緑に囲まれておりマイナスイオンをたっぷり感じることができます。
滝までの道のりは、0.6kmの緑豊かなトレイルになっており、ワイルドな熱帯雨林を眺めながらのハイキングが楽しめ、野生のランや竹林などを見つけることもできます。
ここは「州立公園」に指定されており、駐車場も完備され「カフナ滝:高さ30.5 m (100 フィート) 」という滝も見ることができます。
更に天気の良い日には、駐車場の横で露天が出ていることもありますよ!
【トレイル:マイナスイオンとジャングルを楽しもう!】

「アカカ滝州立公園」内には0.6Kmのハイキングコースが設置されており、舗装されているので歩きやすくなっています。
シダや竹、ランなど、熱帯の植物が生い茂り、緑あふれるとても美しい公園です。
ハワイで最も有名な滝であるにも関わらず、トレイルが混雑することは滅多にありません。
また、トレイルの長さも熱帯雨林を散策してその美しさを満喫するには丁度良い短さです。

ゆっくり歩いても1時間もかからず、コースの最初に落差30.5mの「カフナ滝」があり、さらに進むと「アカカ滝」が見えてきます。
※トレイルコース(散策路)はループになっており、どちらから周っても同じ地点に戻ってきます。
「アカカ滝」・「カフナ滝」どちらの滝も、近づくにつれ多少の傾斜があるものの、トレイルそのものは非常に歩きやすく、世代を超えて誰でも楽しむことができます。
近道コースもありますが、できれば時間をとって1周することをおすすめします!

また、滝へ向かう「トレイル沿い」には、ハワイの熱帯雨林に自生する熱帯竹やシダ類について情報が書かれたパネルが数多くあり、トレイルを歩きながらこの熱帯雨林に生息する動植物について学ぶこともできます。
滝に辿りついたら、見晴し台 (ルックアウト) への階段を登りましょう!
最初の滝は「カフナ滝」!崖の表面を水が勢いよく流れおちてゆく様子を楽しんでください!
いくつかベンチも用意されているので、ここで一旦休止するのがおすすめです!
一息いれたら、終点の「アカカ滝」までもうひと頑張りで、青々と豊かに生い茂る渓谷に囲まれた「アカカ滝」では、135 m下の滝壺に水が勢い良く流れ落ちているのが見えますよ!

※料金※
遊歩道の入口に自動券売機が設置されており、車1台につき5ドル、徒歩の場合は1人1ドルの料金を支払います。
時間帯によってはスタッフがいるので、直接支払うこともできます。
※注意事項※
・印象的な写真を撮るために、私有地や立ち入り禁止エリアへ入る方も見られますが、立ち入らないようにしましょう。
・サンダルでも気軽に歩けるトレイルコースになっていますが、落石や土砂崩れもある場所なので、大雨の後などは注意が必要です。
【アカカ・フォールズの伝説】

昔、「ホノムの村」に「アカカ」という男性がいました。
彼には、良く尽くしてくれる妻がおり、ある日妻が留守の間に、「アカカ」は愛人の「レフア」を訪ねました。
また、もう一人の愛人「マイレ」も訪ねて会っており、外出から戻った妻は「アカカ」の服の香りをたどって、「アカカ」の名前を呼びながら戻ってきてほしいと叫びました。
その声を聞いた「アカカ」は、自分の行いを恥じて、崖から身を投げました。
そんな「アカカ」の死を嘆いた妻は、崖の上で涙を流し、その涙が崖を伝い、滝になったそうです。
涙を流し続けた妻は石になり、また愛人の「レフア」と「マイレ」も悲しみの涙を流し、「アカカの滝」の下流でふたつの小さな滝になったと言われています。
【ハワイアンソングのアカカ・フォールズ】

数々の著名ミュージシャンが歌っている有名なハワイアンソング「ワイレレ・オ・アカカ」は、この滝を舞台にしたものです。
フラソングとしても有名な曲で、原題は「Ka Wailele O ‘Akaka」。1934年ヘレン・パーカー作詞・作曲。
「アカカ・フォールズ」を題材にした歌ですが、先に紹介した神話とは関係はなく、初めてこの滝を見た時の感動を美しいメロディーに乗せて歌っているそうです。
【アクセス】
「州立公園」として整備されている「アカカ滝」へは、「レンタカー」なら「ヒロ」から約30分でアクセスできます。
「ヒロ」から「ハイウェイ19号線」を北上し、13マイルを過ぎたら「220号線」を左折、「Akaka Falls」の標識に従い小さな「ホノムの町」を通り過ぎ、約3マイルで終点「アカカ滝」にたどりつきます。
※19号線の交差点から駐車場までは3.75マイル(約6km)あります。
時間帯によっては駐車場が混雑しているので、すぐ手前の路肩を利用する方も少なくありませんが、どちらに停めるにしても貴重品は置いていかないようにしましょう。
行きか帰りに途中の「ホノムの町」にも立ち寄って、少し散歩してみるのもおすすめです!
本当に小さいのですが、ギャラリーやカフェなどが並び、ちょっぴりアートな雰囲気が漂うかわいい町です。

【入場に際して】
入場可能な時間は8:00~18:00。入口に精算機があり入場料を支払います。
料金は一人につき1ドル。車をゲート内の駐車場に止めた場合は1台5ドル、ゲート外に路上駐車した場合は無料です。
機械が「人数」・「駐車した場所はinside・outside?」ということを画面で聞いてくるのでそれに従って入力します。
時間帯によってはスタッフがいるので、直接支払うこともできます。
【ホノムの町】

「アカカ滝」への行き来には、途中で「ホノムの町」を通ります。
雰囲気や規模からすると町というより村に近いところで、のんびりとした時間が流れています。
「ホノム」はかつては「さとうきび産業」で栄えた町で、その当時の雰囲気を今も残した町並みが今でも「ホノム」には残っています。
「ホノム」とはハワイ語で「静かな湾」という意味があり、海からはかなり遠い奥まった土地ですが、19世紀初頭から激しく変化したハワイの町のなかでも、ここだけはなにひとつ変わることなく静かな佇まいを魅せ続けたことによると言われています。
また、「ホノム」は会津生まれの「ドクトル林」がアメリカに渡り医学を勉強し、帰国の途中でハワイに立ち寄り、苦労している移民を目にし、帰国を辞めて医院を開業した土地でも知られています。

メインストリートは1940年代当時「リトル・シカゴ」とも呼ばれていた町の雰囲気を今も残している建物やカラフルな可愛らしいショップが道路に沿って並んでおり、立ち寄って軽食やお土産を探してみるのもおすすめです!
とくに古い建物が印象的な「ISIGO'S」は、ベーカリーを併設しており、地元の方にも観光客にも人気のお店です!
店が並んでいるのは道の片側だけで、数も少ないためあっという間に見終わってしまいますが、近くには「HONGWANJI」等の昔の日系寺院もあり、見所は満載です!
いかがでしたでしょうか。
本格的なハワイの熱帯雨林を気軽に散策できるのが、ここ「アカカ滝州立公園」です!
「ヒロ」に出かけたら、壮大かつ神秘的な「アカカ滝」を楽しんでみてください!
なお道が雨で塗れていることがあるので、ヒールのある靴は避け、足元はできたら運動靴が安全です!
【基本情報】
アカカ滝州立公園
住所:End of Akaka Falls Road, Off Highway 220, Hilo, Hawaii 96728, United States of America
電話番号:+1-808-9746200
定休日:なし
アクセス:
「ママラホア・ハイウェイ」から「ホノムの町」へ入り、「アカカ・フォールズ・ロード(229)」を終点まで進みます。
・「ヒロ」から約30分,「ホノカア」から約50分、「コナ空港」から約2時間
駐車場:あり
予算:
車一台 5USドル
歩行者 1USドル
公式サイト:https://hawaiistateparks.org/parks/hawaii/akaka-falls-state-park/
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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