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ハワイ ハワイ島 ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデン
更新日:2020年12月31日

こちらは、ハワイならではの熱帯植物に出会える植物園「ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデン」です!
ハワイで最も美しい地域として評価されることが多いこの植物園は、写真家と自然愛好者にとっては楽園のようなスポットです。
世界中から2,500種以上の熱帯植物、蘭の庭園を観賞でき、美しい「オノメア湾」に面しているため、海を眺めながらのウォーキングも楽しめます。
【ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデンの魅力・見どころ!】

「ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデン」は、南国らしい花がとにかくたくさん集まる植物園です。
125科・750属以上の植物は谷壁によって貿易風から守られ、豊かな火山性の土壌によって育まれています。
周囲は熱帯雨林の谷で、その自然と地形が上手に生かされ、ジャングルを探検するような気分にさせてくれる楽しいコースが作られています。

初めに「ビジターセンター」で受付をし、入場料を払いトレイルの地図をもらったら、虫除けをしておきましょう!
「ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデン」には「蚊」が多いため、「虫除けスプレー」は忘れずに用意しておきましょう!
忘れた方はスタッフに聞いてみて下さい!レジの辺りにも売られていますので、必ず購入しましょう。
また、トイレは出発前に済ませておくことをおすすめします!トイレは「ビジターセンター」から先は谷の下に1箇所しかなく、坂道なので途中で行くのは大変です。

そして、準備が整ったらいよいよスタートです!ガーデン内のトレイルの長さは約1.25マイル(約2キロ)で、約2時間で園内を回ることができます。
入口のゲートは道を挟んだ向かい側にあり、この植物園はセルフツアーですので、地図を見ながらマイペースで進むことができ、子連れファミリーにはちょうど良いスタイルです。

まずは木の板張りの散策路を150mほど下りますが、ここは雨が多い場所なので、サンダルなどではなく必ずスニーカーなどで行くようにしましょう!
周囲には圧倒されるほどの緑が広がり、呼吸するたびに体が浄化されていくような気分になります。

本格的なジャングルとあって、子供より大人のほうがワクワクしてしまうかもしれません!
木の板張りの歩道が終わると、舗装された平らなコンクリートの散策路に変わります。
ここからが本格的な展示エリアとなり、 椰子の木のジャングル、ヘリコニアの群生などがあり、オノメアの滝を見ることができます。

植物の前には植物名の入った看板もあり、とてもわかり易いですが、スケールの大きさに植物園ということを忘れてしまいそうになります。
また、名前がつけられた小道がいくつもあり、地図をよく確認しながら歩かないと見逃しそうになります。
※地図が少し見にくいのが難点です。

初めにに見つけた細い散策路を上っていくと、そこにあるのは優雅に流れる「オノメア滝」がありますよ!
ここには「ヘリコニア」の種類も多いですが、育ちすぎたような巨大な物や外来種が多くあります。
赤い看板は「ハワイ固有種」の植物なので、是非見つけてみましょう!

「ジンジャー」の群生には、「カヒリジンジャー」・「タヒチアンジンジャー」・「イエロージンジャー」・「トーチジンジャー」・「ビーハイブジンジャー」・「レッドジンジャー」・「ピンクジンジャー」・「インディアンヘッド」・「シェルジンジャー」・「ホワイトジンジャー」などがあります。

ちなみに「ジンジャー」は外来種なので、昔からハワイに生育していた植物ではないですが、「ハワイアンキルト」のデザインとしてはポピュラーです。
「オーキッド・ガーデン」と名付けられたコーナーでは、休憩しながら花をゆっくり眺められますよ。

木の表皮にはコケが生育し、雨が多いことを物語っており、「リリーレイク」には蓮の花も咲いています。
※水はあまり綺麗ではないので、水の中に手を入れないように気をつけて下さい。
近くの鳥小屋にはオウムが飼われており、そして海の方へ歩くと、目の前に「オノメア湾」を見渡せるスポットがあります。

天気が良い日はとても美しく、湾の中に2つの岩が見えます。実はこの2つの岩「ツインロックス」には「カハリイ」の恋人伝説があります。
この場所には昔、ハワイアンの「カハリイ村」があり、一説では海からやってくるカヌーに乗った侵入者を防ぐため、酋長が恋人達に村を守るように言い伝え、一晩経つと恋人達はいなくなり、その代わり湾の中には村を守るように大きな岩が2つ現れ、命を持って村を守ったと言い伝えられています。

雨の多い植物園ですが、晴れたりやんだりしますので、ゆっくり楽しみながら回ってみましょう!
ちなみに、傘は「ビジターセンター」で無料で貸し出してくれ、歩くのがつらい場合は有料のカートを利用できます。
【ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデンの野生動物】

緑に囲まれた庭園を散歩しながら、地元の野生生物に目を向けてください!
「Madagascar gold dust day gecko(ヒロオヒルヤモリ)」や「Indian mongoose(マングー)」を垣間見ることができます。
また、「ハチドリ」がいるところには、ハワイ最大の在来昆虫である「Sphinx month(スフィンクスモス)」が蜜を飲んでいるかもしれません。
池の周りや小川沿いには、魚を探している「アウクウ(ゴイサギ)」を見つけることができ、運が良ければ、海岸線で「モンクアザラシ」のお昼寝姿や、珍しいハワイの鳥「イオ」・「ハワイアンホーク(タカ)」を見ることが出来るかもしれません。
【アクセス&入園】
「ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデン」は、「ヒロ」から「19号線」を約7マイル北上し「4マイル・シーニック・ドライブ」の標識に従って右折、道なりに1.7マイル(約2.7km)進んだ左側が入口です。
「ヒロ・ダウンタウン」からは車で約15~20分になります。
「ホノカア」方面からは「19号線」を「ヒロ」に向かって南下し、11マイルマーカー先の「シュガーミル・ロード」を左折し、すぐ先の交差点を右折して「4マイル・シーニック・ドライブ(オールド・ママラホア・ハイウェイ)」に入ります。
約2.5マイル(4km)先の右手に「ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデン」があります。

「ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデン」は、感謝祭、クリスマス、そして元旦等の祝日を除いて、毎日オープンしています。
入園料は大人$15.00、子ども(6歳~16歳)$6.00。6歳以上のお客様は無料です。
※予告なく変更になっている場合がありますので、公式サイトから最新の情報をご確認ください。
「ギフトショップ」は園の歴史を説明した博物館にもなっています。
【注意事項】

「ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデン」を観光の際は、つまづいたり滑らないように足元をよく見るなど、慎重に歩くようにしましょう。
上からの落下物(大きな葉やフルーツ、ココナッツなど)や、荒天時の波、急激な川の増水に気をつけましょう。
また、植物には棘や毒を持つものがあるので触ったり食べたりしないこと。

沢の水には「レプトスピロシス」という細菌がいるため触らないように、またガーデン内のホースや蛇口から水を飲まないこと。
※レプトスピロシス(Leptspirosis):
この細菌に感染した野生動物の尿が流れ込むことにより、土壌や沢の水が汚染されます。それらに接触するとヒトも感染する場合があり、レストスピラ病を発症します。
いかがでしたでしょうか。
「ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデン」は、ハワイ固有種をはじめ、世界各国から集められた750属、2,000種を越える熱帯植物が栽培されています。
敷地内には4つの渓流が流れていて、美しい滝も点在し、またふたつの湾に面しているので、まるで緑と水の楽園のようです。
日本ではもちろん、オアフ島でも見ることのできない珍しい種の植物が数多くあり、通常約1時間で歩けるルートは、ゆっくりと時間をかけて散策してみましょう。
この機会にぜひ自然に癒される旅を体験してみてください!
【基本情報】
ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデン
住所:27-717 Old Mamalahoa Hwy., Papaikou, Hawaii
電話番号:(808)9645233
FAX:(808)964-1338
アクセス:ヒロ国際空港(Hilo International Airport)から車で約25分
駐車場:有(無料)
営業時間:9~16時(入場)閉園17時
休業日:感謝祭、クリスマス、元日、7/4
所要時間目安:2時間程度
入場料:有料
大人:20USドル、 子供:5USドル、 子どもは6~16歳、6歳未満無料
クレジットカード:Visa,JCB,Master,American Express,Other
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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